06/09/09 09:42:25 XLNXosTbO
「ねえ・・・いいでしょ?」
頬を赤く染めて、あいつがベッドの上で誘っている。
あいつの裸身は透けるように白くて、見ているだけで抑えきれない劣情を抱いてしまう。
「・・・いや、ダメだ」
だが俺は何とか顔を背けると、きっぱりと言った。
「どうして・・・?何で抱いてくれないの?」
「どうしても何も、お前は家族だろ。今までも、これからだってそうだ」
「あたしは、お兄ちゃんに、一人の女として見て欲しいの!」
「そんなこと、できるかよ」
吐き捨てるようにいうと、俺は黙って部屋を出た。背後であいつが嗚咽するのが聞こえる。
俺はあいつに聞こえないように、小さく呟いた。
「抱けるわけ無いだろ・・・実の弟を」