『バッキャロォー兄貴イィ…何しやが…っくあぁッ!』at 801
『バッキャロォー兄貴イィ…何しやが…っくあぁッ!』 - 暇つぶし2ch428:風と木の名無しさん
06/08/05 01:34:04 3fHlYLVx
>>425
「びっぷ」
玄関のドアを開けると同時に、兄は鋭く弟を呼んだ。
「また俺の本を捨てて、隣の恋愛さん達に迷惑をかけたそうだな」
リビングで座椅子に座りジャンプを読んでいたびっぷは、帰宅した兄の顔を見てこれ見よがしにため息をついた。
「実の兄をまっとうな道に返そうという努力は今回も実らなかったお…」
「人の趣味に口を出すな、それと恋愛さん達に謝ってこい」
スーツから部屋着に着替え、兄は弟からジャンプを取り上げ顎で玄関を指し示す。
「だってあいつら昼間からギシアンしてるんだお、迷惑wwwwwww」
兄弟の住んでいるアパートは古いながらもしっかりした造りで、音が筒抜けになることは殆どない。
明らかに目的を持って壁に耳でもつければ話は別であるが。
「…どうせ、”隣のギシアンに突撃してくる”みたいなスレを立てたんだろう?」
図星だったらしく、ぎくりとびっぷの体が跳ねる。
「そうだよな、前も”兄貴が腐兄だけど何か質問ある?””今から兄貴に怒られてくる”とか立ててたもんな」
びっぷがさらにひきつる。
「意地悪ktkr!知ってたなら言えwwwwwwwwww」
「全く反省してないみたいだな」
謝りに行くそぶりも見せず、叱ってもスレのネタが出来たとしか思わないびっぷの様子に、兄はすっと眼を細めた。
本気で怒ったのである。

「…ktkr」
今更のごとく逃げ出そうとするびっぷの首根っこを捕まえ、兄は耳元で囁く。
「vipにスレを立てろ」
「な、なんてスレタイで?」

「”今兄貴に掘られてるけどなんか質問ある?”」

429:風と木の名無しさん
06/08/05 02:34:33 3fHlYLVx
眼前のパソコンには見慣れたvip専ブラの画面が映っている。
「ほら、早くレスつけてやれ」
「は…ふっ、う…」
かたかたと弟の手は震え、レス入力画面に中々文字が書き込めない。

弟は後孔に根元まで兄の指を受け入れさせられているからである。
「あ、ああっ、や」
指は緩く動き、弟の体内をかき混ぜている。
しかし決定的な刺激を与えることはない。
「あにき、もっ…」
先を、もっと強い刺激を求めて、背面座位の体勢で自分を抱え込むようにパソコンデスクの机に座っている兄を見上げる。
しかし返ってきたのは、冷めた眼差しだった。
「ほら、レスつけないと」
震える弟の手に開いたほうの手で指を絡め、入力を促す。
指を絡められる感触にも反応してしまうが、ここで自慰をするとそれこそ兄に何をされるか分からない。


>>兄のスペック
>>アッー!
>>マジかよwwwwww体位うpwww
>>画像うp!

かなりの速度で付くレスにゆっくりと、最短のレスを返していく。

>>かいしゃいん
>>TDNwww
>>はいめんざい
>>むり

430:風と木の名無しさん
06/08/05 02:35:14 3fHlYLVx
「やれば出来るじゃないか」
スレが200を越えた時点で、既に朦朧としている弟の耳元で兄は囁き、ずるりと指を引き抜いた。
「は、ああッ、あにき…っ」
今まで放っておかれた前に緩やかな刺激が与えられ、ひくつく入り口に熱い塊をあてがわる。
いよいよ待ち望んでいたモノが手に入る、とカラダもココロも弛緩した。
が。

「1が挨拶なしで落ちるのはクオリティが低いよな?」

その言葉と同時に、兄の手は握りこんだモノを手荒く擦りたて、既に先走りでぐちゃぐちゃな先端を攻め立て始める。
「ぁあああああッ!か…は…っ!」
目が眩むような快感に耐えられず、キーボードに突っ伏し腰を突き出すような体勢をとってしまう。
後ろはあてがわれた熱を欲するようにひくひくと蠢いている。
しかし、根元を強く握りこまれているため達することはできない。
「もうっ、ゆるし…ごめんなさ…」
ぼろぼろと涙を零しながら兄に懇願するも、なお、スレへの書き込みを促される。

o t i m a s u

その七文字を打ち終わり送信し終わった瞬間、兄は弟の前の戒めを解き己の熱塊を弟の弱い部分を抉るように一気に打ち込んだ。

431:風と木の名無しさん
06/08/05 03:11:37 3fHlYLVx
弟の放った声は絶叫に近かった。
つま先までひきつらせ、喉をのけぞらせながらようやく与えられた質量をきつく引き絞る。

「ア―、うあ、あに…ッ」
ゆらゆらとじらす様な動きで、達した後の敏感な後孔をかき混ぜられる。
回転を加えられるとぴちゃり、と指を挿れられているときに流し込まれたローションが音を立てる。
「ん、大切なものを捨てられたオニイチャンに誠意をみせてくれないかなあ?」
「せいい?」
背面座位の体勢を力任せに対面座位へと変えられ、入り込んだままの欲望に内壁を抉られ、弟は体を震わせた。
「折角この体位だから、お前が兄ちゃんを気持ちよくさせてくれ」

兄の首に顔を擦り付け、腰を揺らして快楽を貪る。
最初はただ控えめに上下するのみであったが、弟の腰を支える兄の手の誘導により、
捻り、熱塊が抜け落ちる寸前まで離れ、飲み込む厭らしい動きに変わっていく。
「やだ、もうやだ、熱い――にいちゃん」
兄の耳元で囁かれた懇願は、この淫靡な空気にそぐわない―、自ら快楽を貪る姿とは遠く離れた
幼い頃、一心に自分を慕い雛のように付いてきた弟の声そのものだった。

互いの名前呼び、貪り合い、空白へと昇りつめ、そして

――――落ちる

432:風と木の名無しさん
06/08/05 04:43:27 JeDvTCac
>>425-431
ちょwwwwクオリティタカスな小説ktkr!!
キティークな兄テラモエスwwwww
続きを激しく希望するお( ^ω^)

433:432
06/08/05 04:44:26 JeDvTCac
うはwwwwアンカーミスwwww
正しくは
>>428-431


434:風と木の名無しさん
06/08/06 03:13:46 G8mEZfhJ
>>428-431
禿げ萌え
続き希望あげ

435:風と木の名無しさん
06/08/06 05:16:29 2hwQ1mF3
>>428-431
gj!
テラモエスwwww


436:風と木の名無しさん
06/08/07 01:34:40 HQPem5aR
兄は達した衝撃で身動きの取れない弟の熱い体を引き寄せ、表情を伺う。
頭に手を差し入れると、日に焼けて少しぱさぱさした髪の感触が気持ちいい。
弟が落ち着くまでゆっくりと、髪を梳いてやる。
「ん――」
「落ち着いたか」

落ち着くもなにも未だお互いの体は深くつながっており、弟がわずかに身じろぎする度に、
兄の放ったものとローションが糸のように溢れ出ている。

「兄貴…ぬいて」

じわじわと腰を這い上がってくる新たな熱に恐れをなし、懇願する。

「まだ仕置きは終わってないぞ。恋愛さんの所と運営さんに謝りに行かないと」
といいつつも、兄は一向に動く気配を見せない。
「謝りに行くから!抜いて!」
自分の髪をやさしく梳いていた兄の手を振り払うように頭を強く振り、きっ、と兄を睨みつける。
その弟の仕草が気に入らなかったのだろう、兄は笑みを浮かべ冷酷に言い放った。


「仕置きは終わってないと言ったろ?お前が自分で抜け、そんなことも出来ないのか?」

あからさまな釣り―挑発だが、そこはびっぷのサガ。
「なんだお!こんな粗チンさっさと抜いてやるんだぜwww」

兄の腹に手をつき、勢いよく腰を持ち上げようとした、が

437:風と木の名無しさん
06/08/07 01:56:54 HQPem5aR
「―――!!」

じわりと力を取り戻しつつある兄の欲望が思いきりイイところを擦ったため、弟は声にならない悲鳴をあげる。
体からは力が抜け、また深く兄を飲み込んでしまう。

「なんだ?自分から腰振って。抜くんじゃなかったのか?」
兄の挑発に又腰上げようとするも、ますます力を取り戻している兄の太い先端がいい所に引っかかり、
結果がくがくと淫らに腰を振ることとなってしまう。

「あ、ああっ、はぁ、」
兄はただ、ゆったりと事務椅子に座っている。
その体に跨り、腰を振り、どろどろになっている前を兄の腹筋で擦り、まるで――

「なぁ、俺が、犯されてるみたいだな」
「ん!いうなっ!いうなっ――あ、ひいっ!」

しかし、体は止まらない。
何度も何度も腰を振りたて、あさましく兄を貪る。
「―ン、そろそろ、か?」
耳元で囁かれる兄の声にすら反応し、体の奥がとろりと蕩けるような気がする。
「!―もっと、お、く―」

ねだったとおりに、ねじ込まれ身悶える体に震えるような快楽が走る。
「は―――ひっ――」

泣き声か安堵の声か、長く引く声が漏れる。
一瞬にして主導権を奪われ、何度も突き上げられる。
椅子が壊れそうな悲鳴を上げてきしむ音と、兄の荒い息遣いが聞こえ、
体の中をいっぱいにされる感覚に悲鳴を上げ――

438:風と木の名無しさん
06/08/07 01:59:49 HQPem5aR
今更ですが誤字訂正を。

>>429
パソコンデスクの机ではなく、パソコンデスクの椅子です。
椅子に座っています。

439:風と木の名無しさん
06/08/07 03:36:00 O/rzxug3
ちょwwwおまwwwwwwww

兄ちゃんキティーク!禿萌!gj!



440:風と木の名無しさん
06/08/07 05:31:17 ePX17qhn
続きキテル━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚  )━(  )━(  )━(  ゚)━( ゚∀)━(゚∀゚)━ !!

兄キティークすぎる(;´Д`)ハァハァ禿げ萌えた(;´Д`)ハァハァ
オヴァカなvip弟もテラモエス

441:風と木の名無しさん
06/08/07 07:30:58 Z0siqCFM
すげぇw
801兄の「犯されてるみたい」なのにめっさ余裕なところが
この板住人の漢前さを物語っているw
モエス

442:風と木の名無しさん
06/08/07 20:44:31 VSgoJ6XI
神が…神がいるw

443:風と木の名無しさん
06/08/07 20:56:26 Itf+5TDZ
801万回保存したwwwww

444:風と木の名無しさん
06/08/08 02:12:03 VyxwuBXF
砂糖菓子よりあまい声
狂ったようにピアノ
滔滔と流れるウッドベース

”おん…のこはい…もさがしてる…”
メイプルシロップにはちみつをまぜて粉砂糖を散らしたハニィトーストより甘く歌い上げる
”…つか幸せにして…れる人”
小柄でまあるい目、涼しげな甘い声の王子様
”ハン…ムでお金持ちな…なおさら”
くるくるとおどりながら、楽しそうにうたう

”ず…と幸せくれ…人”
無骨な太い指が奇跡のように鍵盤を滑る
”でも…かなか難…いわ”
雨粒がアジサイの葉に跳ねるように、軽やかに、奔放に、柔らかく
”恋を…たら何も見えな…なるから”
筋骨隆々、小山のような男がグランドピアノに屈み込んで奏でる

”だから女の子はい…も捜し…いる”
チェーンの巻かれた指で小気味よく弦をはじく
”誰が幸せくれる…しら?”
ウッドベースにそぐわないくずれたふうのやせっぽちが音をリードしていく

今日のバンドは素敵ね。
ホントホント、しかも歌ってるヒト超かっこいいし!ジャニ系王子様っているもんだね~
あら、わたしはピアノの彼のほうが好きよ。
あんたキアヌリーブスとか坂口憲二好きだもんねえ、確かにかっこよかったけど!
ウッドベースの彼はちょっと…
そーね、なんかちんぴらーーー!ってカンジ?
音はイイんだけどね。バンド名は何かしら?

ハニィな夜を貴方に”acer saccharum”

445:風と木の名無しさん
06/08/08 02:44:45 VyxwuBXF
「お疲れさま、今日もありがとうね」
バーのマスターが三人の前にアルコールを並べる。
砂糖菓子声王子様にはカルア・ミルク
無骨なピアニストにはグランマニエを効かせた紅茶
チンピラ風ベーシストにはハートランドビールの小瓶
三者三様、ごくごく飲んだりすすったり呷ったりしてマスターの厚意にあずかる

「っかーーー!うまいっ!しかも喉に優しい!マスターサイコーーー」
「やっぱり兄さんの声は最高だよ、もうホントいい、大好き」
紅茶を含みながらピアニストがうっとりとボーカルを見つめる。
その様子に呆れたように、ビール片手にべーシストが口を挟む。
「お前さぁ、かーっとかいってカクテル呷ってタオルで腋まで拭いている姿見てそんな台詞吐けるなァ…」
「だってほんとにかっこいいから」
「おうおう!何二人で話してんだ?」
「ああもう、腋拭いたタオル放るんじゃねぇ!!」

「全く、演奏が終わったらこれなんだから…、客には見せらんないわね」

”acer saccharum”
見た目も声も王子様だけど中身は超短気男前な兄
小山のような体格のワイルド系色男、しかし天然オトメな兄大好き弟
不幸にも兄にボコられ、むりやりベースを務める事となったチンピラ

三人は今日もハニィなサウンドとどつき漫才を奏でていく

と、いうことで>>408その1兄弟(+α)改変でした。

446:風と木の名無しさん
06/08/08 02:48:29 VyxwuBXF
伏せ忘れすみませんorz

447:風と木の名無しさん
06/08/08 17:30:41 9sLrmamK
801×VIPテラモエス(;´Д`)ハァハァ
こんなことされてもVIPは後日「腐兄の兄貴がガチホモだった」とかスレ立てちゃうんだろうなぁ…
兄ちゃん大好きな弟って(・∀・)イイ!!

448:408
06/08/08 22:30:43 Sk047vNd
>>444-445
素敵な改変ありが㌧!!
大変美味しく頂きました(*´Д`)ハァハァ
チンピラもメンバーに入っててワロスw

449:風と木の名無しさん
06/08/09 01:49:08 8H27K/w0

Be sure it's true            「愛してる」っていう時には十分気を付けな
when you say "I love you,"
It's a sin to tell a lie          嘘を吐くことは決して許されることのない罪なのだから

ピアノに寄りかかった兄が、鼻にかかった甘い声で歌いだす。
スタンダードジャズで、It's A Sin to Tell A Lie――嘘は罪。
ぎろりと睨まれて、伴奏を促される。

誰もいないジャズバー、深夜三時。
悪酔いして暴れる兄をどうにも押さえつけることが出来ず辟易しているうち、
マスターもべーシストも弟に鍵を預けて帰ってしまった。

Millons of heart
have been broken            「愛してるって、ホント、愛してる」
Just because
those words were spoken       その言葉でどれだけ沢山のココロが傷付いたことか
"I love you, yes I do, I love you"

弟が散らかった店内を逐一片付けているうちに、兄はぴたりと動きを止め歌いだしたのである。
音響施設も照明もすべて死んだ店内に、小気味いい鍵盤を叩く音と甘い声が拡散する。
ふと、弟が顔を上げると恐ろしいほどの真顔の兄と視線がかち合った。

if you break my heart I'll die     もしオマエがオレを傷付けたら即死んでやる

明るいメロディに乗せられた過激な歌詞に、心臓が跳ねる

So be sure it's true           だから「愛してる」っていう時には十分気を付けな
when you say "I love you,"     
It's a sin to tell a lie.            嘘を吐くことは決して許されることのない罪なのだから

450:風と木の名無しさん
06/08/09 01:52:42 8H27K/w0

心臓がばくばくして自分の弾いているピアノの音が聞こえない
まさか兄さんがこんな歌を俺に歌うとは
そりゃ俺は常日頃から、兄さんに愛してるの言葉を欠かさない
実際愛してるし、それはもう習慣のようなものだった。

兄はわかったわかった、とかいって
俺の気持ちを軽く受け止めていると思っていた

それが、嫉妬や猜疑心を生むほど深く思われていたなんて

「兄さん…俺、うれしい!!」
ジャン、と曲を切るとぎゅっと兄を抱きしめた


「おーおー、でっかい犬がご主人様に飛びついてやがる」
「まぁあ、危ない」
「あ、こけた。…酒瓶で殴るとは厳しいしつけだな」
「ああー、あれ、高いお酒なのよ!」
そして、忘れ物を取りに来たデバガメが二人。

451:風と木の名無しさん
06/08/09 04:17:22 cG0mP79x
>>449-450
gj!
雰囲気がすごい好きだ。続きwktkしてます

452:風と木の名無しさん
06/08/12 02:46:32 6SEF2Ew8
はめどりたんとピアスたんが忘れられないホシュ

453:風と木の名無しさん
06/08/12 21:36:33 dvFkBxP5
続々神が光臨する素敵スレに…!

ところでここの住人的に「兄・ふんじゃった」ってどう?
兄×弟的に美味しいとよく聞くんだが。

454:風と木の名無しさん
06/08/12 23:25:34 aV7q72gD
>>453
興味出たので読みに逝ってクルー!(゚∀゚)

具体的な萌え話だったら
サンデー801スレかこっちのスレ(↓)でも良いかも。
兄弟モノで801<2>(正確には3スレ目らしい)
スレリンク(801板)

455:風と木の名無しさん
06/08/15 00:44:43 2Hw2A1Tj0
保守がてらベタで厨なファンタジーものいくつか
※以下厨注意

没落王家の血を引く兄弟
血と肉の混じった泥でかりそめの父王の墓標を作り、兄弟は誓う。
兄「いつか恥辱を濯ぎ、祖国の復興を!」
弟「兄上なら出来ます。私は兄上を信じております」
途中で一方がもう一方を庇い瀕死か行方不明になって、
王家の血を欲しがる敵に洗脳されるといい。

半非人間の兄弟
兄(森から血の臭いがする…)
兄は羽を翻し、森へと滑降する。
弟「兄さん?あ、まって、まってーーー!」
鳥でも爬虫類でもケモノでも、兄弟で混ざり具合が違うとか。

スラム兄弟
兄の記憶は、幼い、ようやく言葉を解すようになった弟を連れ
比較的原型を留めている残飯を漁ったところから始まる。
兄「調子はどうだ。喋れるか?」
弟「…ん、今日は調子が良いんだ。客も取れそう…だし」
町を駆け回り、雑多な端仕事をこなしたり政府や金持ちの子飼い間謀として働くことの出来ない
虚弱な弟は生きる糧を自らの体で得ている。
弟「いつか、このスラムから出て暮らしたいね」
緩やかに笑ってみせる弟の頭をなで、兄は頷いた。
自分の失われた記憶と、自分達の行く末
それはまだ深い闇の中。

キーパーソン兄弟
”本当の秘密”を守り、伝承する砂漠の一族にいる兄弟
弟が”本当の秘密”に目覚め、砂漠から出て行く時に兄が護衛として付けられる。
常識人真面目武装商人兄と本当は誰より思慮深い癖にチャラい弟神官

456:風と木の名無しさん
06/08/17 13:05:41 f0CAWQ+b0
「あなたが僕の兄?」

ある平穏な夏休み、いつもの様に家事を済ませた所で大家さんが僕を呼びにきた。
僕に来客らしい。
実の祖母のように接してくれる大家さんは人の良い顔を曇らせて、なにやら不安そうな顔をしている。
「変な勧誘じゃないかしらねえ…気をつけてね」
「大丈夫ですよ、オレオレにも架空請求にもひっかからなったでしょう?」
大家さんに笑いかけて安心させ、ぼろい階段をきしませながら共同玄関まで歩いていく。

共同玄関には夏だというのに汗一つかかずピシリと有名私立校の制服を着こなした、涼しげな青年が立っていた。
彼は僕の姿を認めるなり一瞬驚愕しそして満面の笑みを浮かべる。
その急激な表情の変化に大家さんと二人で呆然としていると、
彼の唇が僕の運命を加速させる一言を、発した。

「はじめまして、俺は君の兄だよ。よろしくな」

457:風と木の名無しさん
06/08/17 21:06:04 6yWTL+ZaO
新作ktkr
続き楽しみにしております

458:風と木の名無しさん
06/08/18 12:38:03 V2Ty8sur0
「はぁ、兄…ですか」
我ながら間の抜けた返答だったと思う。
生まれてこの方、自分に兄弟がいるという話は聞いた事はない。
それに、今時珍しい風呂無し共同トイレのアパートで暮らす自分と
目に前にいるどことなく品のいい青年にはいくらの接点も見出せない。
「そうだよ。君は覚えていないかも知れないけど、俺が五つ、君が二つの時に生き別れたんだ」
僕から視線を逸らさず、彼はにっこりと微笑んで見せる。
その顔があまりにも―

「お父さんに似てるわねえ」

大家さんが思わず漏らした一言が全てだった。

「立ち話も何なので、どうぞ、上がってください」
信用したわけではないが、あまりにも父さんに似すぎている。
お邪魔します、と礼儀正しく靴を揃え、兄だという彼は粗雑さの欠片もない仕草で僕について来た。
大家さんに心配しないよう説得し、彼と二人きりで階段を上る。
どう、というわけではない。
具体的に説明しろ、と言われると困ってしまう。
しかし、階段を上る仕草、古いアパートを珍しそうに見渡す瞳の色、歩き方
全てが父さんに似ている。
男手一つで僕を育ててくれた父さんに。

やはり、僕と彼は兄弟なのだろうか。

459:風と木の名無しさん
06/08/18 13:31:13 V2Ty8sur0
「若様!若様、お爺様が!」

高校三年の夏、ついに祖父が弱った。
財閥を継ぐものとして俺を教育し監視し続けた祖父の入院は、生き別れの家族に会う最大のチャンスだった。

祖父のたった一人の愛娘を奪った下衆。
俺の父に対してそういった表現しかしない祖父は、駆け落ちし、貧しくも穏やかに暮らしていた俺達家族を引き裂いた。
母は祖父の下へ連れて行かれ、父と幼い俺達兄弟は全てを奪われ打ち捨てられた。

父が必死に働き、俺が幼い弟の面倒を見、悲しみの中なんとか平穏な生活を取り戻そうとしていた矢先
俺の前に再び祖父からの使者が訪れ、俺は見たことも無いような屋敷へと連れて行かれた。

そこには弱り果てた母の姿と、威厳溢れる老人の姿があった。
今でも謝り続ける母の弱弱しい声と、窓から入る光を背負い、こちらを睨む祖父の姿を鮮明に覚えている。
もう母の命は長くないこと。
財閥を継ぐ者は直系でなければならないこと。
立派な髭を蓄えた口が滔滔と、まるで事務連絡のように言葉をつむぎ続ける。
そして、俺の聡明さを見抜いていた祖父は最後に残酷な条件を出した。
「お前がこの家に入れば、今後父親、弟には一切の危害を加えない」

その日俺は一度死んだ。
そして、財閥の若様として生まれ変わり今まで生きてきた。

若様となってからの唯一の甘い思い出である母は、俺が10歳の時に死んでしまった。
いつまでも、俺と、弟と、父の名を呼び、謝り続けていた。

この、俺が初めて屋敷に連れて行かれた日とよく似た暴力的な日差しの先に見える木造のアパート
あのアパートには12年間想い続けた弟と父がいる。
俺が守り続けた二人がいる。

はやく、逢いたい。

460:風と木の名無しさん
06/08/18 22:02:34 QQrJ7IhVO
新作wktk!(・∀・)

461:風と木の名無しさん
06/08/20 18:38:26 ziO6o63xO
スレ趣旨とはそぐわないかもしんないけど、プラトニックな兄弟もいい
お互い想い合ってて、それもお互い分かってて、でもギリギリで行為は耐える。そんなん

462:風と木の名無しさん
06/08/20 22:29:03 ADjMblIP0
プラトニック兄×弟もゆる。
弟を心配するも偽悪者ぶって憎まようとする兄と
そんな兄の本音を知ってボロ泣きの弟な自カプ…。

463:風と木の名無しさん
06/08/23 16:09:17 JRR95/DP0
ここでいつも禿げ萌えさせて貰ってるので保守も兼ねてせめてもの恩返し。


兄(優等生タイプ)×弟(チョイ不良タイプ)
秘めた想いを弟に打ち明けようとしていたその矢先、弟はいつもつるんでる
(弟の)悪友に一方的に想いを打ち明けられ更にレイープされてしまう。
怒りに燃える兄は一人彼等の所へ乗り込み、相手を病院送り一歩手前に
してしまい停学なり停職なりの処分をされてしまう。
弟は兄のキレっぷりに驚くんだけど、同時に自分への想いも知り喜んで
自分も兄が好きだ愛してるとそっと兄に告白する。

464:風と木の名無しさん
06/08/24 02:14:07 Ad+NNNib0
>>463
ソレイイ!以下のような場面妄想した。暴力表現注意。

そこにあるのはただ圧倒的な暴力だった。

怒りが飽和しているのだろう、兄は限りなく無表情だ。
しかし、その拳は恐ろしいほどの速さで弟の悪友の腹にめり込み、その動作の反動で悪友の仲間の顔面を砕く。
嘔吐し涙を流して悶える者や鼻を潰されうずくまる者、腕と足をへし折られ痛みに泣き出す者がうめく中、
兄は傷一つ無く無表情で弟をレイプした主犯人のもとへと歩み寄る。
腹を押さえ、嘔吐物と血を顔にこびりつかせて恐怖に打ち震える主犯人を蹴り上げ、髪をわしづかみ無理やり目線を合わせる。
「おまえが、弟を傷つけた主犯人だな」
うっすらと笑みさえ浮かべ、穏やかな声音で問う。
主犯人は怯えきり、がくがくと何度も首を縦に振る。
「そうか、会えて嬉しいよ」
そういうや否や、兄は顔面に拳を繰り出す。歯が折れ、鼻が潰れる感触が兄の拳に伝わる。
甲高い悲鳴をあげ、涙を流し逃れようとする主犯人の首を絞めてより顔を近づける。

「ああ、君は弟の一番の仲間だよな。何度か見たことがあるよ。
私はあの子の幸せをいつだって願っているんだ、君といることであの子が幸せならそれで良かったんだ。
別にセックスだってあの子が了解したんならいくらでもしたらいいさ。
幸せの形は人それぞれだろう?男か女かなんてそんなの二の次だ。
それなのに君は、君は何をした?」

兄は手に力を込め、ギリギリと主犯人の首を締め上げる。
「きみは、あのこの、きもちを、むしして、―――何をした!!!」

主犯人は既に泡を吹き、白目を剥いて気を失っている。
周りの仲間達はあまりの恐怖に腰が抜けているもの、何とか抜け出そうとするもので混乱していた。
仲間が、それもリーダー格が殺されかけている。
いつものケンカとはちがう、圧倒的な暴力に。

「兄貴!やめてくれ!」

465:風と木の名無しさん
06/08/24 06:01:28 vtezCBG2O
>464
朝から禿萌えた

466:風と木の名無しさん
06/08/24 18:34:01 QIfkUD3fO
兄「もっと大きく開いてよく見せるんだ」
弟「だ、だめよ兄貴!恥ずかしい…」
兄「おいおい、それじゃ見えないだろう。その中身を、俺によく見せてごらん」
弟「いやだよ!俺、婿に行けなくなっちゃう!」
兄「よく聞くんだ。これは大人になるためには必要なことなんだよ。そんなことじゃいつまで経っても子供のままなんだ」
弟「うう・・・俺、初めてなのに・・・」
兄「いい記念日じゃないか。今日でお前は大人の階段をまた一歩上るんだ。どうだ、素晴らしいことだろう?」
弟「ま、ママには秘密だよ?」
兄「ああママには秘密だ。さあ、それを開いて俺だけに見せておくれ。






その通知表の中身を!!」


467:風と木の名無しさん
06/08/24 21:50:10 aUourLlL0
warotawww

468:風と木の名無しさん
06/08/25 02:10:42 8oBfw5Go0
ワロタ

んでこの時期は
弟「…キツ…イ、もう…やだぁ…」(宿題やるのが)
兄「…やめていいのか?」(宿題やるのを)
弟「―!いじわるっっ!やめれないのっ…知ってるくせに!」(提出しないと成績ヤバいから)

となるわけですね。


469:463
06/08/25 07:39:38 WPvYQRJ60
>>464
ウホ!これはいい復讐兄
テラモエますた、ありが㌧!

>>466>>468
(・∀・)イイヨイイヨー!

470:風と木の名無しさん
06/08/25 09:08:01 mSSQ7c4W0
亀だけど腐兄×ヴィp弟…
禿萌えて死ぬかとオモタ

471:風と木の名無しさん
06/08/25 18:00:40 NbqtfPSgO
>470
ハゲドウ(´Д`*)ハァハァ

472:風と木の名無しさん
06/08/25 22:43:20 8oBfw5Go0
育児板よりコピペ。えらく萌な兄弟が二つもあった。

------------------------------------------------
244 名前:名無しの心子知らず[sage]
ダンスィ次男(小4)は男子長男(小6)が大好き。
なぜなら、次男の脱力するような質問にも一生懸命お兄ちゃんは考えて答えてくれるから。
そして先ほども昼食中に次男が長男に突然質問。

次男「世界で一番最初に産まれた人間ってだれ?」
長男「うーーん・・突然産まれたわけじゃないからさ。生物の始まりは海からで」
次男「人間って昔は海に住んでたの?!すげー。浦島太郎だ!」
長男「じゃなくて、細胞の元が海にあって、それが進化して陸に上がって・・・」
次男「ごちそーさまーーー!!!兄ちゃん早く食べてプール行くぞ!」
長男「あはは。4時から塾だから3時半までなぁ」

お兄ちゃん、いつもありがとう。その心の広さ、惚れそうです・・・
そして次男、いい加減にしろ。
------------------------------------------------
真面目包容系兄×やんちゃ弟
------------------------------------------------
230 名前:名無しの心子知らず[sage]
兄ダンスィ「駒大苫小牧?駒大こまこまい?とまだい?あれ?とま・・・」
弟ダンスィ「駒大!駒大とまとまい!あれ?駒大・・・」
兄&弟ダンスィ「こ・ま・だ・い・と・ま・こ・ま・い」
兄ダンスィ「駒大とまとまい」
弟ダンスィ「とまだいとまとまい」

うるせえ!はやく宿題終わらせろ!
今年の優勝は早実だろうが!
------------------------------------------------
仲良し馬鹿兄弟

473:風と木の名無しさん
06/08/25 22:59:38 W55Uu2fxO
かわいい(*´∀`*)


474:風と木の名無しさん
06/08/25 23:13:00 +Dj8HD500
>>470
同じく禿げたwww
|д゚)続編ナンカマッテルワケジャナイカラナ!

475:風と木の名無しさん
06/08/26 00:11:55 5XOOE7TL0
馬鹿兄弟良いなw
こういうのは小さい子ならではの会話だよなー。
リアルでいい大人兄弟がやったら、どうみてもただの(ry 
フィクションだからこそ萌えるのもあるね。
敵役・悪役の三下っぽいのとかドリフのコントのやつとかw

476:風と木の名無しさん
06/08/26 02:30:02 e2MFmyfS0
日付変わったがもう一つレス改変。萌/え/父スレの流れより。

「これ、好きだろ?」
そういって兄貴がいぬ茶のマスコットを見せてきた。
「昼休みに買ったペットボトルについてたんだけど…」
抹茶をイメージした深緑色の眠たそうないぬのマスコットが、兄貴の手の平にちょこんと座っている。
「いや…別にそこまで好きじゃないけど」
ちょっと考えたそう答えると、しょんぼりした顔をして兄貴は「そうか、ごめんな」といった。

(しまった、ここは「可愛い!もらう!」とかいったほうが良かったか!)

その後、あの兄貴の表情がちょっとひっかっかてたからいぬ茶の行方を聞いてみた。
そしたらなぜかにこにこしながら兄は携帯をとりだし、なにやら操作しはじめた。
「実はな…」

携帯の画面には兄貴の職場での机…に、
あのいぬ茶がたくさんの仲間と一緒に透明ケースに入っている!様子が映されていた。

「いや、捨てるのもかわいそうだな、と思って机に置いておいたらな、
派遣の女子社員の方々が友達を置いていってな~、かわいいだろう?」

兄貴…一応アンタ若手のホープなんだろ?
いいのか?つーかその透明ケース自分で買ってディスプレイしたのか?

ちょっとなんか俺が知らない兄貴の可愛い部分を、他人(しかもおそらく若い女性)に発見させられて、ムカついた。
ムカついたから…。
わがままを言ってみる。

「いいなあ、俺もこれ見たいな!今度ちょっと職場に行っていい?」
それに快諾した兄を見てちょっと笑う。
その派遣社員とやらに甘えてコビ売って、このムカつきを発散してやる!

477:風と木の名無しさん
06/08/28 00:09:41 ceYkyiCFO
太陽父に惑星兄弟


冥「今までお世話になりました」
海「やだ!冥と兄弟じゃなくなるなんてやだ!!」
冥「…海兄ちゃん…」
木「海、やめるんだ」
海「離せよ木兄貴のバカ!なんだよ木兄貴は平気なのかよ!?」
火「海、木が平気なわけないだろ?よく見ろ眉間の縦ジワ」
土「辛いのはみんな一緒なんだよ、海…」
海「め、冥はっ、たった一人の弟なのに…っ」
天「泣くなよ海っ、オレまで泣けてくんだろ!?」
水「冥、例えお前の名前が一族の中から抜けても、お前は私たちの弟だ。それを忘れるな」
冥「兄ちゃんたち…ありがとう。凄く短い間だったけど…兄ちゃんたちと家族になれて良かった。兄ちゃんたちと一緒に僕の名前が並んでるの、嬉しかった」
海「ひっく、なんで笑ってんだよっ、バカ冥!」
冥「海兄ちゃん…泣かないで」
金「そうですよ、海。家系から名前が消えても、冥はいつも海の隣にいるんですから」


太「…これで本当によかったのか、地?」
地「…間違いは…正さなければ、ならない。…俺は、俺は…っ」


なんてな。

478:風と木の名無しさん
06/08/28 01:28:42 zKoQ0DiBO
切なモエス・・・!!

479:風と木の名無しさん
06/08/28 03:50:13 Uy5U1J2Y0
九人それぞれ性格の違いが出ててスゴス

水金地火木土天海冥の順に兄弟なら
熱血短気系長兄水×おっとり敬語系美人次男金に萌

冥は歳不相応に物分りのいい子なんだろうなあ…

480:風と木の名無しさん
06/08/29 14:40:58 CReqBWVU0
泣き虫海テラモエスwww。「俺がお兄ちゃんなんだぞ~!」と冷静な冥
あちこちひっぱりまわして、他の兄弟につっこまれてたんだろうな。

この騒動事態、他にも隠し子がいっぱい出てきそうになったのを
打ち切るための、冥除籍陰謀っぽいしね~。地が仕組んだのか…。
じゃもともとは父ちゃんが悪いのか!Σ(゚Д゚)

481:風と木の名無しさん
06/08/29 21:05:49 XpuYTtod0
お兄ちゃんボク男の子だよ?
の次スレでいいんかな?

482:風と木の名無しさん
06/08/29 21:16:08 i3IK7aOg0
>>481
確か、まだそのスレもあった時に立ったと思った。
自然と差別化されたのか、弟はやんちゃっぽいのが多かった。
今は単なる兄×弟スレだね。

483:風と木の名無しさん
06/08/30 01:43:28 W/I9BGCI0
夏の最後っ屁でプールいいなあ、海も。
体育会系兄弟でバカみたいに遠泳しても良いし、非体育会系で押さえ気味でもいい。

上の惑星兄弟萌で。

夏休みも後数日となったある日。
太陽系一家は、年少組の大暴れで今日もにぎやかです。
「おい、プールの優待券貰ったからあのうるさいのをつれだせ」
仕事休みの父、太陽がうんざりした表情で長男、水星に命じました。
「了解。おい!お前達、プール行くぞプール」
水星がそう叫ぶと地火土天海、といった騒がしさの元凶は大喜びでプールの準備を始めました。

残りの金星、木星、冥王星はというと…

「私は遠慮しておきます…」
金星はもともとインドアなタチで、色素が薄く、日焼けすると真っ赤になってしまいます。
しかし、
「あいつらを俺のみで抑えるのは無理だ。お前も来い。日焼け止めでも何でも塗ってやるから」
と長兄に言われれば、行かないと大変な事になりそうな気がしてきました。
「確かに…、でも私は水着を持っていませんよ?」
「俺のをはけ」
いくら兄弟でも、成人過ぎの男が下着同然の物を共有する事は繊細な金星には耐えられませんでした。
「嫌です!行きがけに買います!」
(いいじゃん別に…、洗濯してるんだし)
水星はなぜかちょっとショックを受けました。

木星「受験のゼミがあるんだけど…行きたいなあ、プール」
地球「どうしても行かなければならないのか?」
木星「いや、テストとかじゃないからそこまで…」
(ぷっぷっぷ)火星「あ、○○予備校ですか?今日木星はお休みします(がちゃ)さ、行くぜ!」
木星・地球(…ま、いっか)

484:風と木の名無しさん
06/08/30 02:29:04 W/I9BGCI0
冥王星「ぼくも行っていいの?」
海王星「?みんなでいくんだろ?」
天王星「冥は大型プール行ったことなかったよな!楽しいぞー!おっきいすべりだいとかあるぞ!」
冥王星「…おっきいすべりだいはちょっとこわいな…、ぼく、およぐのにがてだし」
海王星「おれがおしえてやるよ!おれは泳ぎの天才だからな!」
水星・金星(プールにとっちゃ天災だがなあ)

かくして当日。燦燦と日光が降り注ぐ好天に恵まれ、兄弟は揃ってプールへとやってきました。

==============以下兄弟内カップリング要素、若干の年齢制限DQN表現があります=========================
水金
「ふう、来るだけでも一苦労ですね。兄さん」
金星は、金星地球お手製の弁当と水筒、それに年少組の着替えとタオルを入れた巨大なバックをドスンと落とす。
ばたばたと着替えた年少組の監視を地球と火星に任せて、水星と金星は木陰にレジャーシートを広げていた。
「いやでもあいつらめちゃくちゃ喜んでたし、そんなに苦労でもないさ」
にこりと笑って、クーラーボックスを置いた水星はレジャーシートにごろりと横になる。
そんな兄の様子を見て、くすくすと金星は笑う。
「兄さん。そんなに寝転がっていると家族連れのお父さんみたいですよ」
「じゃあ、お前は家族連れのお母さんだ」
その返答にくすくすと笑い続ける金星を、水星は寝転がったまま見上げる。
金星の項や腕が、既にうっすらと赤みを帯び始めているのに気付き、その肌に手を伸ばす。
「もう赤くなってきてる」
触れられてかすかに痛みを感じたのか、ぴくりと金星の体が跳ね、水星の腕から逃れる。
「お弁当つくったり用意したりで、日焼け止めを塗る時間がなかったものですから…」
「じゃ、約束通り俺が日焼け止め塗ってやるよ、ほら、脱げ」
若干の躊躇のあと、金星はパーカーを脱いだ。
兄の手が丁寧に、日焼け止めを塗りこんでいく。が、徐々にその手つきが妖しくなっていく。
「…、っ、もういい…ですから、自分で、やります!」
「いいっていいって、遠慮すんなって、な?」
「中身まで親父趣味ですか!大体ココ人がいつ来るか分からないの…にッ!」
「まあまあ、ウチ、大所帯だから人に迷惑かからない外れに場所とったし大丈夫だって」
「最初っからこれが狙いだったんですか!この…、あ…!」

485:風と木の名無しさん
06/08/30 03:18:37 W/I9BGCI0
火木
「ひょー!流っがれッるぜーー!」
「ごぼッ、がぜい、にいじゃん、止まって!」
「ちょ、火兄、木兄が溺れてる!」
イン、流れるプール。
天海冥の年少組を地球に押し付け、火星は木土を引きずり回していた。
火星は至ってハイテンションで弟達の面倒を見るというより、自分のペースに弟達を巻き込んでいる。
「わりいわりい、大丈夫か木星」
恐らく水が肺や鼻に入ったのだろう、木星は激しく咳き込んでいる。
プールサイドに上がり、暫く背中をさすってやすと次第に木星は落ち着きを取り戻したが、顔色が悪くなっていた。
「木兄、大丈夫か。」
「…酔った…」
ゆれる浮き輪という不安定な乗り物で流水プールを引き回されたので、すっかり乗り物酔いをしてしまったらしい。
「ごめん、木星。救護室行くか?」
「大丈夫だよ、ちょっと休憩…ッ」
木星の胸から喉が、怪しい動きをする。嘔吐の兆候だ。
「土星、悪いけど地球んとこ行っててくんね?おれ、木星の面倒見るから」
「了解」

火星は今にも吐きそうな様子の木星を、とりあえず最寄の男子トイレに連れて行く。
「ごめんな、おれ、お前がそんなに具合悪くなるなんて思ってなくて…」
苦しそうに喘ぐ弟に水を含ませ、やさしく背中を撫で続ける。
何度か唾液を吐き出すと、木星は落ち着きを取り戻していった。
「ほんとごめん。せっかく遊びに来たのに…、」
「っけほ、ら、大丈夫、だよ」
謝り続ける火星の言葉をさえぎるように、掠れた声で木星は言った。
「火兄は、僕に受験の息抜きをして欲しくて、休みをとってくれたり、遊んでくれたりしたんだから」
それに僕も勉強勉強で体力が無くなってたし――、と続け何度か口をゆすぐ。
「でも―――!?」
なおも言い募ろうとする火星の唇に、木星の唇が重なる。
「僕の事心配してくれてありがとう、火兄。もっとあそぼう?」


486:風と木の名無しさん
06/08/30 04:04:38 W/I9BGCI0
地・土+幼年組
浅いプールに、動物型噴水やアスレチックが設置された子供用スペース。
そこで海王星が冥王星に熱血水泳指導をし、それを地球が面白そうに見物している。
「こうだよ、こう!プカーって浮いて、がっと蹴って、腕をばーんとまわすんだ」
「え…?こう…?」
あまりのおおざっぱな説明に、地球は笑いを堪えるのに精一杯になっている。
「ちがうちがう。よく兄ちゃんをみてな」
そう言って、ざぶんと波を立て海王星は泳ぎ始める。
さすがに夏休みに毎日毎日プールに通っていただけはあり、実に上手いクロールを披露して見せた。

「地兄貴、見ているだけじゃなく教えたらどうだ?」
「あの海の説明じゃ解るもんもわかんないよ~」
アスレチックの高難易度コースをクリアしてきた土星と天王星があきれたような視線をくれる。
「しかしおもしろいぞぉ。海は語彙が貧弱なんだよなあ~」
けらけらと笑う地球にあきれたのか、土星が弟達に声をかける。
「アスレチックに行かないか?やさしいのは冥もできるぞ」
「「行く!」」
冥王星と海王星は声を揃えて良い子のお返事をした。
「兄ちゃんも行くぞー!」
地球がそういうと土星は半眼でその兄を見返した。
「く・れ・ぐ・れ・も・冥と海を焚きつけたり、天と無茶な競争をするなよ」
「全く…、お前と話してると~、どっちが年上かわかんねーなぁ?」
そう二人が話している間にも、小さな弟達はころころと子犬のようにかけて行く。
「あ!天、海、冥!待て!」
土星は三人を追いかけようとして、走り始める。
「あ、土ぉ?足元、気をつけろよ」
「わかって、る? !!!」
地球の言葉に返事をいた瞬間、土星は置いてあったビート板にけつまずいて、子供用プールに落下した。
「気を付けろって言ったじゃあないか」
土星を引き上げながら、含み笑いをした地球がしゃあしゃあと言ってのける。
(それなら、ビート板があるぞ!とか言え!ワザとだな!コロス!この兄貴はコロス!!!)

487:風と木の名無しさん
06/08/30 11:04:16 z5MJz9X/0
正直冥王星関連はもういい
人間でお願いしたい

488:風と木の名無しさん
06/08/30 12:36:48 jvJMBKff0
それくらい自分で変換しる

489:風と木の名無しさん
06/08/30 14:00:27 cbvTUzElO
水金モエス…
>>483gj!

490:487
06/08/30 18:21:46 z5MJz9X/0
ごめんね、訂正する
冥王星でもいいからエロくて萌えるのお願いします

491:風と木の名無しさん
06/08/30 22:02:40 dwDcIvPk0
>>487-490
自分で書けば?

>>483-786
惑星兄弟テラモエス!
惑星かわいいよ惑星www

492:風と木の名無しさん
06/08/30 23:04:44 NbcqBlSPO
>491
786まで惑星ネタを?w

>483
地土に言葉にならない萌えが来た。ありがとうありがとう。

493:風と木の名無しさん
06/08/30 23:22:21 VXScQ2VuO
確かに無機物だか非生物だかのスレの方があってるんじゃないかとは思う〉太陽系惑星
「自分で変換すれば」じゃ何でもありになっちゃうんじゃない?

兄弟とは関係ないレスを改変して兄弟萌え話にして貼るのもなんとなく違うんじやないかと自分は思うよ。

494:風と木の名無しさん
06/08/31 00:48:01 NeL5Q0G90
『バッキャロー兄貴イィ…何しやが…っくあぁッ!』

1 名前:風と木の名無しさん[age] 投稿日:2005/11/07(月) 01:07:05 ID:cR+x3JzT
どうぞ

だけで始まったスレだからカオスでマターリ当たり前。
何でもあり上等、その中で自分に合うレスに萌えればいいんじゃない?

で、
三人以上兄弟内カップルが好きだーーーー!でもなかなかないんだ!
>>483
ありがとう!!

495:風と木の名無しさん
06/08/31 00:58:51 M52MyuuM0
>494
スレタイと1を見た時はてっきりVIPPERが立てた駄スレだと思った

>8,>17を見て1がマジだったと知ってちょっと驚いたw

496:風と木の名無しさん
06/08/31 01:21:38 dSwp0kF30
一歩間違うと兄襲い受スレになりかけていたんだよなあ
この流れに萌え萌えな自分としては先人たちに感謝だ

vipper弟は今頃宿題追い込み中で、手伝ってる腐兄をまた
煽ったりして宿題の出来ない体にされてる頃だろうか

497:風と木の名無しさん
06/08/31 11:52:14 sz+qMWXPO
腐兄の観察日記とか作成してばれて怒られたりするといい

498:風と木の名無しさん
06/08/31 19:18:31 ksvWB6OYO
お手伝い料を文字通り身体で払ってるわけか…


499:風と木の名無しさん
06/09/01 00:43:16 gyfAmQY/0
可愛いあの子はどこの誰?
高嶺の花、皆の憧れ、ハーレムカサブランカ・リリィ…

ステージ上でアメリカン・シネマミュージックを歌い上げるのは、
見事な金髪に褐色の目をしたスレンダーな美しい女だ。
薄く華奢な体に透けるスリップドレスをまとい、ピンヒールで優雅に歩き、極上の笑顔で巻き毛を揺らして男を誘う。
まるで、ステージ上が'50ニューヨークになったようだ。

このジャズバーで常演を行う三人は、その新入りのステージに見入っていた。
「マスター、あんな知り合いいいたんだ~」
グラスの氷をがしがしつつきながら、王子様系の兄がマスターに話しかける。
「むこうから歌わせてくれってお願いされたのよ~、いい拾い物だったわ~」
常演とは全く趣を異とするステージが成功しつつあることに、マスターは喜んでいるようだ。
「にしても色っぺーな…」
チンピラなベーシストはタバコが燃え落ちるのもかまわず、ステージ上の女を凝視している。
「…、ちょっと、マスターあの子もしかして?」
ピアニストの弟が疑問を口にした所で、ステージがはねた。
拍手と、客の移動でバーが騒がしくなる。

閉店後。
「改めて紹介するわ~、今度からちょくちょくステージをお願いするリリィちゃんよ~」
バックステージで新人と引き合わされた三人は、ある事情により三人三様の反応を返す事となる。

「よろしくな!リリィは」
「やっぱり…あなた」
「――――うそだろお?こいつ、」
「「「男だったんだな」」」

「ヨロシクお願いします!センパイ達?」
着替え途中のリリィの裸は、間違いなく男のものであった。


500:風と木の名無しさん
06/09/01 01:39:53 gyfAmQY/0
ハーレムカサブランカ・リリィ 女よりも男を惑わし、男よりも女を惹きよせる
高嶺の花 あなたの心には誰がいるの?

「うう…、あれが男かよ…反則じゃねえか…」
ショックを受け、うずくまるチンピラを弟が慰める横で兄とリリィは楽しそうに話している。

「―――リリィ」
がちゃりとバックステージのドアが開き、スーツをピシリと着こなした長身の男が入ってくる。
ブルネットの髪に剃刀のような印象を受ける整った顔、しかしノンフレームの眼鏡の奥の瞳はリリィと同じ色だ。
マスターと長身の男が親しげに挨拶を交わす間に身支度を整えたリリィは、嬉しそうに男に駆け寄り、腕を組んだ。
「お兄ちゃん!」

「「「お兄ちゃんん!?」」」
またしても三人は驚く羽目になる。

その三人の上げた素っ頓狂な声で三人の存在に気付いたのか、男が歩み寄り、会釈をした。
「申し遅れました、リリィの兄です。弟をよろしくお願いします」
渡された名刺には、国際弁護士事務所所属、と明記されている。名前は外人名だった。
「あ…こちらこそよろしくお願いします…」
長身を自負する弟は、自分より高い所から降ってくる声にどぎまぎしながら名刺をおしいただく。
「あんたリリィの兄ちゃん?似てないねーー?」
ちょっと、兄さん!、と弟がたしなめる間もなくけらけらと兄が言い放った声にも、気を害する様子もなくリリィは答える。
「よく言われるんだけどねー、僕とお兄ちゃんはハーフブラザー…イボキョウダイってやつ?
でも、仲のいいトモダチとかパパやママ達からは似てるって言われるよ」
ひとしきり雑談を終えた後、三人とマスターに見送られリリィ兄弟は帰路に着いた。

ポールスミスのモデルのような兄と、華奢で金髪巻き毛にファージャケット、デニムにロングブーツを履いたリリィが
夜の繁華街を歩く姿は映画のワンシーンのように映えた。

「~Oh, Pretty Woman …てか」
「兄さん、悪趣味だよ?プリティーウーマンだなんて」
「あれが男…、あれが男…」

501:風と木の名無しさん
06/09/01 19:58:26 A/iHzDF60
国際弁護士というとどうしてもゆあさが出てくる



でもそれはそれで萌える罠

502:風と木の名無しさん
06/09/01 20:53:21 bSFeiYaN0
おお!兄弟&チンピラバンドの続きがキテルー!
新たな兄弟登場でつね。

503:風と木の名無しさん
06/09/03 03:41:41 goZQgCtg0
兄弟ものおばか変身もの妄想がぐるぐるしてる 昭和的な
変身ものはご・レンジ・ャーとかファ・イブマンをむかーし見た程度なのに…

あかが長男 あおが三男 ももが次男 きいろが末弟
で ノウテンキな科学者おとうさん
あかは熱血・感動屋・いまいちぬけてるリーダー
あおは冷静でクールな頭脳は が、虚弱 
ももはかわいくてしっかりもの そして最凶 妄想癖あり
きいろはばか 身体能力が異常に高い ももの犬

小規模なしょうもない犯罪テロをおこす敵集団から町を守るのだ!

「うおおおおおお!やるぜええええ!で、なにをどうすればいいんだ?あお」
「にいさん、私の計算によると次の被害者は三丁目のジロです!
…げほぉっ(喀血) どうやら私はここまでのようですね…」(計算しただけ)
「あおーーーーーー!!だいじょおぶかああ!」
「三丁目…?遠いなあ きいろ いっておいで?」
「うん、ジロのようすを見てくればいいんだね~ いってきまーす」

なんか書き出してみたらスレ違いになったような

後半いきなり敵が本気出してシリアスな展開になったら倍率ドンだ
実は戦隊のお父さんは昔敵の組織にいて その流れで隠し子とか出てきてもいい
その隠し子が改心して 黒とかになるといい

504:風と木の名無しさん
06/09/05 18:27:13 oqKA1bgf0
謂われ無き罪に問われて逃亡中な兄弟も好きだ。
忍者モノでも良い。
父親でもある忍びの頭領が何者かによって殺され
その罪を兄弟達が問われて里を抜ける逃亡劇とかあると禿げ萌え。
頭領を殺したのは実は兄弟達の叔父だったりすればもっと良いよ。

505:風と木の名無しさん
06/09/06 23:32:10 gl1qdSlsO
逃亡兄弟、いい(*´Д`)
自分は、横溝や乱歩な感じの村の因習とか土俗宗教とかを絡めて、
ホラーかつ淫靡に展開して欲しい

「お前が居なくなってから10年、ずっと探してたんだ……!」
「……本当に、……兄さんなのか?」
「当たり前だろう!? さあ、もうこんな暗い所にいる必要なんかない、一緒に逃げよう」
「やめ……、やめてくれ兄さん!」

そう言って兄を振り解いた弟の足元には大量の……みたいな。
でもそんなことは奴らの自業自得なんだとか言って
弟を連れて逃避行してくれたらごはん3杯いける。

506:風と木の名無しさん
06/09/06 23:35:17 kY/UhvFJ0
>>505
そこで兄が連続殺人するですよ。
弟にはばれないようにして、弟を汚した男たちを次々に。
で、かねだ一にカンパされて、二人で儚くも散ってしまうとご飯6杯いける

507:風と木の名無しさん
06/09/07 00:43:10 DgtGLcXi0
>>504 『脱五区』とか『フ。りヌ゛ソ』とかでググると、似た?ようなのが
あるよ

508:風と木の名無しさん
06/09/07 02:47:59 ipRPt7WA0
>>504
叔父と父親の間に愛憎劇があれば更に美味しく頂けますな。(´д`*)
戯れに弟を抱いた兄を殺したい程憎しみ愛する片思いな弟とか

509:コピペ
06/09/09 09:42:25 XLNXosTbO
「ねえ・・・いいでしょ?」
頬を赤く染めて、あいつがベッドの上で誘っている。
あいつの裸身は透けるように白くて、見ているだけで抑えきれない劣情を抱いてしまう。
「・・・いや、ダメだ」
だが俺は何とか顔を背けると、きっぱりと言った。
「どうして・・・?何で抱いてくれないの?」
「どうしても何も、お前は家族だろ。今までも、これからだってそうだ」
「あたしは、お兄ちゃんに、一人の女として見て欲しいの!」
「そんなこと、できるかよ」
吐き捨てるようにいうと、俺は黙って部屋を出た。背後であいつが嗚咽するのが聞こえる。
俺はあいつに聞こえないように、小さく呟いた。
「抱けるわけ無いだろ・・・実の弟を」


510:風と木の名無しさん
06/09/10 13:14:47 jIsohFa90
>>509
オチがそうきたか。

だが乙女受けは苦手なのだ…

511:風と木の名無しさん
06/09/12 05:34:04 /HgEhuXC0
犬畜生よりも私を嫌悪していた筈の兄上が、私を抱くという。

誰も来ないから、と選んだ場所は地下の座敷牢。
隅に積んであった饐えた臭いのする布団を乱雑に広げ、その上に弟は突き倒された。
黄ばんだ布団に艶やかな黒髪が散り、はだけた着物と襦袢の下からは艶かしい太ももが覗いている。
「舐めろ」
人に命令する事に馴れた冷酷な声が響き、口腔に兄の性器が押し込まれる。

里の外の売女から生まれ、お情けで屋敷に飼われている身分の弟に兄の命令を覆す権利があるはずがなかった。
この極端に女が少ない奇妙な里で、母と同じく男の欲望を満たす存在になれと命じられたときも反抗しなかった。
12の歳から男の相手をしてきた。

「ん…む」
もう、習い性となっている男を誘う仕草で兄の性器を吸う。
わざと舌先でくすぐるように舐め、袋も愛撫し、ぴちゃぴちゃと音を立て丹念に舐める合間に上目遣いで顔を伺う。
これだけで並の男なら達しているはずだ。
しかし、兄は呼吸すら乱さずじっと弟を見下している。

どうして、どうしていまさら兄上は私を抱くというのだろうか。
私は別に兄上を憎んではいないし、むしろ尊敬し、憧れている。
そして近いうちに、兄上は里の頭領の座を継ぐことになっており、兄上の二人の息子達も元気に育っている。
幸せの絶頂にあるはずの兄上が、なぜ?

「もういい」
ある程度の硬さを持った兄の性器がずるりと口から引きずり出される。
「あ…」
いきなり引き抜かれたため、はしたなく開いた唇と性器の間に糸がひく。
ぼうっとその糸を眺めていると、強く顎を掴まれ上を向かされた。
「ああ済みません、すぐに用意をしますので少々お待ちください」
兄が先を急かしている、そう思い、弟は自分の指をねぶり、後孔に手を伸ばした。
胡坐をかいた兄の股間に顔を埋め、腰だけを高く上げた格好で襦袢を捲り、受け入れることに慣れすぎた後孔に指を突き立てる。
入り口をもむ様に広げ、熟れた柔肉を割り開いて行く。

512:風と木の名無しさん
06/09/12 06:42:31 lalhPotnO
ネ申キター…!!(*´Д`)
続きを心からお待ちしてます

513:風と木の名無しさん
06/09/13 01:59:45 1E5V4cF+0
排泄器官であるはずの後孔は、すでにもう一つの性器となっている。
「く…ふぅん…っ、は」
女よりも良い締め付けだ、と夢中になる男までいる孔を自ら穿ち、緩く身悶える。前も熱を持ち始めている。
その浅ましい弟の姿に、兄は嫌悪を露にしているだろう。
その兄の表情を閉じたまぶたの裏側に描くだけで、弟の性感はどうしようもなく高まってしまう。
指先にぬめりが足りなくなりもう一度口に含もうと孔から引き抜くと、その手を兄に捕らわれた。
思わず上半身を起し、その様子を覗う。
兄はまるで大切なものでも扱うかのように、弟の白い手に口付けていた。

「あにうえ――!?そんなこ…と」
弟は全身を羞恥に染め、振りほどく事の出来ない手にただ力を込める。
兄はそんな弟を一瞥し、さらに指を一本一本丁寧に舐め始めた。

514:風と木の名無しさん
06/09/13 03:14:27 Gy4wXx220
続きキテル*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
禿げしくGJ!!
続きをwktkしつつ待ってます!

515:風と木の名無しさん
06/09/14 01:08:33 xie0aDVe0
コネタ

秋冬、それは兄貴と歩くのが嫌になる季節。
俺の兄貴は美形だ。断言できる。
で、何が問題なのかというと…

兄貴はドSなのだ しかもそのドSっぷりを隠そうともしない そりゃもうSオーラ全開だ
しなやかで、しかしきちんと鍛えられた体に上等なコートをまとい
細身のレザーパンツにブーツを履いて、その美しい顔に酷薄な印象を与える微笑でも浮かべ町を歩くと
100m置きに男女問わず
「踏 ん で く だ さ い」
「な じ っ て 下 さ い 」
どこからともなくMが寄ってくるのである

春夏はまだいい
服装がそこまでそれっぽくないから

しかも、M共は兄弟である俺にまでそのマゾっけムンムンの視線を向けてくるのでたちが悪い
俺も多少は顔が良い方だと思うし、S気質であることは認める
が、俺は兄貴のようなどんなMの相手でもする博愛主義者ではない
気の強い女をねじ伏せてMっ気を引き出すとか、ノンケを喰っちまうのが好きなのである

兄には沢山のドレイがいる事も知っているし、俺にも何人か関係を持っているMがいる
しかし、兄と二人っきりでいるときは誰にも邪魔されたくないのだ

そんなこんなで、秋冬は俺にとって憂鬱な季節なのである…。


S×Sは難しい

516:風と木の名無しさん
06/09/18 07:55:29 1AqGZXNcO
朝からどんだけ萌えさす気だ、フジ…_ト ̄|○


>513
続きはいったいどうなるんディスカー!?

517:風と木の名無しさん
06/09/18 14:38:33 O2zJ43LJO
>>516

一体富士で何があったんだ!?

518:風と木の名無しさん
06/09/18 17:52:27 56qKtG3c0
「なあ、貸してよー。いいじゃん減るもんじゃないんだしさー」
「うるせえ! いい加減しつけーよこのバカ兄貴!」
とある一家の夕食前のひととき。トイレに行ったりテレビを見たり。
夕飯までの空腹しのぎや飲み物を調達するために台所とリビングを
往復する弟の後ろを、兄はかれこれ10分近く追い回している。
しつこいと弟が怒鳴ろうと足蹴にして追い払おうと、兄は全く
動じることは無い。
「ちょ、本当に俺疲れてんだって…」
サラリーマン生活もようやく半年。今日も重い教材カタログを手に、
1日中歩き回ってきたのだ。重い足取りでようやく帰宅し、未だ
慣れないスーツやネクタイを弛める間もなく今度は兄に追い回され
ている弟はさすがに泣きそうな声で冷蔵庫の前にしゃがみ込んでし
まった。そうする事で、ついには腰にしがみ付いていた兄と目線の
高さが同じになった。黒目がちの真っ直ぐな瞳に見つめられて思わず
目を逸らす。
そんな弟の態度を気にするでもなく、兄は逸らした目線の先に回りこ
むとポンと弟の両肩に手をかけた。
「疲れてるならなおさら、兄ちゃんにさっさと貸しちゃおう、な?」
「…お、鬼か!」
「そうだ、オニいちゃんだ」
「さぶ!」
「…まあそこは否定できないけど」
否定しろよ! と突っ込むことで弟が元気を取り戻した途端、2人の
頭上で何かを激しく叩き付ける音がした。

519:風と木の名無しさん
06/09/18 17:54:07 56qKtG3c0
「うるっさいわね! 2人ともいい年してみっともない! 喧嘩すんなら
2階行ってやんなさい!」
見上げると、天辺に深々と包丁を突き立てられたカボチャ越しからまさに
鬼のような表情で母親が見下ろしていた。喧嘩じゃねえよと反論しかけたが
炊事中の主婦の気迫に圧倒され、弟は素直に口を噤む。しかし、
「分かった。じゃあ続きは2階で」
兄はバカ正直に頷くと、母親の剣幕に大人しくなった弟の隙を突いて
その手からコップと牛乳パックを抜き取る。そのまま両手が空になった
弟の腹部に正面から左肩をはめ込んだ。
「…え? なにちょ、兄…」
兄貴、と呼び終わらないうちに弟の視界が鉄棒の前回りのようにぐるんと
半回転した。
「なになになに…おい! 下ろせバカ兄貴!」
中途半端な高さで台所の床を見下ろしている体勢に、視界の反転から一瞬
遅れて担がれているのだと悟り弟は慌てて足をばたつかせた。しかしある
程度身長もある弟の長い足に狭い台所で暴れられては、作りかけの料理や小
物が被害を被ってしまう。母親は慌てて担ぎ手である兄を廊下へ追いやった。
「もう! 埃がたつからバタバタしないで! ほらそこお皿があるからね!」
なおも暴れる弟を抑えながら、兄は母の手助けもあって器用にドアをくぐる。
「あ、ゴハン出来たら呼んでね」
少し息を切らしながらも笑顔で振り返って母親に告げると、そのままずんず
んと階段を昇りはじめた。

520:風と木の名無しさん
06/09/18 17:55:00 56qKtG3c0
「いーやーだー…っ」
いくら兄相手とは言え、成人した大の男が黙って連れ去られるわけにはいかない。
不安定な体勢ながらも必死で腕をのばし、リビングのドアに両手をかけた。
腹が圧迫されてそうとう苦しいが、今は兄の腕の中から逃げ出すことが先決だ。
何とか指先でドアの両端を掴み渾身の力で、地面に垂直ではなく平行という恐らく
Sランク越えであろう難易度の懸垂を試みる。
「降ろせ…よ、バカああ…っ!?」
突然、震えながらも必死でドアにしがみ付いていた弟がビクリと身体を硬直させた。
その瞬間に両手が外れ、弟の身体は再び洗濯物のように兄の肩に戻った。
どすんと弟からの衝撃を背中に喰らって兄がよろめく。しかし咄嗟に手すりを
掴むと、動かなくなった弟を担ぎ直し階段を昇っていった。
「…ロス。ぜってーコロス…」
スーツの上からとは言え、暴れる弟を制止するためとは言え、何の前触れも
無しに後孔に指を挿しこんできた兄の背中に弟は悔し涙を浮かべ爪を立てた。
弟の呪う声を文字通り背中に受けながらも兄は黙って足早に自室に弟を連れ込むと、
荷物のように弟をベッドに下ろした。
そのまま、鋭い目つきで睨み上げてくる弟に覆い被さると兄はもう一度にっこり
と微笑んだ。
「乱暴にしてごめーんね」
「ごめーんねで済むかアホ兄貴!」
拳を握り締め、涙目もそのままに怒鳴りつけるがやはり兄には全く効果が無いようだ。
愛しそうに弟の怒り顔を眺めていたが、やがて真摯な顔つきになり、声も無くゆっく
りと近付いて来た。

521:風と木の名無しさん
06/09/18 17:55:31 56qKtG3c0
その微妙な雰囲気の違いを瞬時に察し、弟が戸惑うように口を閉じ俯いた。睫毛の先
に、兄の薄い唇が近付いてくるのが見えて思わず眼を閉じる。
その直後、自分の心臓の音より小さく水音がした。瞼の感触に、唇で涙を吸い取られ
たのだと分かる。細く視界を広げると、軽く笑みをかたどった唇が少しだけ濡れてい
て弟は慌てて顔を背けた。
「…約束でしょ?」
顔を背けた代わりに兄に近付いた耳元で、囁くような声がした。
「家に”トモダチ”を呼ばない代わりに、お前がカラダを貸してくれるんでしょ?」
だんだんと囁きが近付き、やがて生暖かくて柔らかい塊が弟の耳を塞いだ。さっき
とは比べ物にならない大きな水音が直に体内に響く。
弟は閉じたままの唇の奥でぎしりと歯を食いしばると観念した風に、無意識に詰めて
いた息を細く吐いた。
「…母さんが呼ぶまでに済ませなきゃね」
溜め息を受諾のサインと受け取った兄が、さらに身体を押し付けてくる。そのまま
体重をかけられ、弟は後ろ手についていた両腕を崩しベッドに全身を預けた。
兄は笑っているようだったが、顔を背けている弟にその表情は見えなかった。
その容姿や頭脳、性格からか誰からも愛され認められてきた優等生の兄。
そんな彼にただ一人反発しながら、しかし他の誰よりも尊敬している兄の、情欲に
醜く歪んだ表情を見たくは無かった。
乱れたワイシャツの襟元からネクタイを引き抜く、兄の長くて白い指だけを他人事の
ように見つめて、やがて弟は堅くその両目を閉じた。

522:518
06/09/18 17:57:55 56qKtG3c0
こういうドタバタした兄弟が好きなんだが…
最後は変に湿っぽくなってしまったorz
やっぱり読んでる方が気が楽だな
今は後悔している。

523:風と木の名無しさん
06/09/18 19:49:01 J88TSc280
>518
GJ!!
私も同士です
続編キボン

524:風と木の名無しさん
06/09/18 22:44:31 PYuSYuNt0
>>518
GJ!!萌えました(;´Д`)ハァハァ

自分はそれで更に弟が兄貴を大好き(要するにツンデレ)なのがツボだ。

525:風と木の名無しさん
06/09/18 23:52:19 1AqGZXNcO
>>517
幼少時、弟がピアノに通い始め、兄はそれに付き添っていた

兄もピアノを始める

兄、外国の音楽学校へ

弟、同じ学校へ

2人でピアノの連弾開始

弾いてる2人がどんな雰囲気だったかは、兄弟スレで。


>>518
GJ!テラモエス…!

526:517
06/09/19 09:27:13 ougDXZ5KO
>>525
トンクス。その流れだけでご飯3杯いけそうだよ!

>>513>>518
GJ!禿モエス



527:風と木の名無しさん
06/09/19 09:40:11 K/tvKJK6O
>>518
萌えました…

若干歪んだ日常っていいなあ
兄のトモダチがどういうものなのかも気になります

528:風と木の名無しさん
06/09/22 03:25:07 PGW2aP0w0
保守がてら しりとり
参考 しりとり板各位

腹黒兄弟
兄「しりとり…か、リンパ節」 弟「ツムラ」 
兄「ラ・カンパネルラ」 弟「ライブラ」 
兄「ラッパカズラ」 弟「ライブカメラ」
兄「ライラ」 弟「ライラってなんだ?ねた切れか?」
兄「アラビア語。お前こそねた切れか」 弟「ラジオネラ」
兄「ラフォーレ小倉」 以下延々と続く 途中でるにシフトする

自由人兄常識人弟
兄「しりとりするの?んー、リッツ」 弟「ツタ」 
兄「退屈だからやろうぜ!」 弟「え、あ?なに?」 
兄「退屈だからやろうぜ!ぜ、しりとりするんだろ?」 弟「ぜ…、ゼナ」
兄「舐めていい?」  弟「い、って、ちょっと兄さんどこ触ってるんですか!しりとりは!」
兄「してるじゃないか、い、思いつかないのか?」 弟「インク!」
兄「口でしてあげるね」 弟「あ―は、真面目に、考えてたのに…ッ」 思う壺

甘やかし兄ワガママ弟
兄「しりとりですね、わかりました。りんご」 弟「ゴリラッパンダンスイカイジュウメボシカ!」 
兄「…そんなに一気に言わなくても…」 弟「ふん!まいったか」 
兄「まいりました」 弟「…、終わり?違うよね、まだするよね?」
兄「はいはい、カウボーイ」  弟「イスタンブール」
兄「よく知ってたね、トルコの首都なんて」 弟「知ってるよ!馬鹿にすんなよ」
兄「ごめんごめん、そんなにふくれるな。お詫びに俺のおやつやるよ」 弟「やった!」 続かない

ばか兄弟
兄「しりとーり!行くぞ弟よ!リラ!」 弟「承知したぞ兄よ!ラッコ」
兄「コアラ」弟「ラッコ」兄「コアラ」弟「ラッコ」兄「コアラ」弟「ラッコ」兄「コアラ」弟「ラッコ」
兄「コアラ!」弟「ラッコ!」兄「コ!ア!ラ!」弟「ラ!ッ!コ!」兄「コウァアアアアルゥアラ!!!!」弟「ンルゥアアアアッッコゥ!」
そして伝説へ…

529:風と木の名無しさん
06/09/22 20:32:35 WsmLdiaQ0
いま電車のなかでにやにやしてる人いたらそれわたしですよ・・・ばかン!



530:風と木の名無しさん
06/09/23 15:45:20 yQx0zguA0
相互依存兄弟妄想 多少えげつない表現注意
ハリウッド映画に良くあるような、プール付き白亜のお家でぼっちゃんぼっちゃんしていた兄弟が
家が強盗に襲われてから一転辛く厳しい人生を歩むようになって、信じられるのはお互い兄弟のみ、そんな状態に追い込まれる。

①強盗に襲われた後も、家は存続してそのまま生活レベルは変わらないルート
②強盗で両親が殺害され、悪い親戚に全てを奪われて孤児ルート
③強盗に誘拐されるルート

①兄は家を継ぐべく必死に努力し、トラウマに囚われた弟を守ろうとする この場合、逃げ遅れた弟と母が強姦されたか殺されかけたエピソードがあってもいい。
家族にはやっと慣れたが、未だ他人に触れられたり接近するとパニックを起こす弟
(B級映画となると、弟が強姦されているシーンを見て性的に興奮してしまった事に、兄は物凄く罪悪感を持っていて
それが隠れたトラウマとなっている) 弟と兄、それぞれの心の傷からの脱却を描く

②誰も信じられなくなった兄と絶望した弟の復讐劇
兄はダウンタウンを駆け抜け、銃・女・麻薬・犯罪とあらゆる事に手を出し一瞬も無駄にせず自分を強化していく
弟はそんな兄を横目で見ながら、本を読んだりして無力感の中で成長する
兄が唯一熟睡できるのは弟の傍にいるときだけ 他人はどんなに優しい顔しても裏切るという親戚からのトラウマ
弟はそんな兄を哀れに思いつつも、自分の代わりに兄に寝床を提供できる女性が現れるといいと思っている
体力ぎりぎりまで女の所や溜まり場で過ごし、限界寸前で弟の所へ帰ってきて倒れこむように眠る兄
ウラに顔の利く悪辣弁護士になり、親戚から奪われた白亜の家を取り戻した兄
目標を達成し、一気に気力を無くす兄を支えたのはやはり弟しかいなかった…、という感じ

③だと、コメディ調もいい 組織で可愛がられて育つ幼い兄と弟
強盗犯は組織だったもので、聡明な兄と身体能力の高い弟はそれぞれ
組織の貿易担当とヒットマンになり世界を股にかけ、一台犯罪組織をさらに発展させていく
育ての親である組織のボスが亡くなる直前、誘拐の真相を知る
(兄弟の護身のため、実は白亜の家の両親はニセモノでで本当の親はボスの娘だった、とか)

どのルートでも、ふと幼い頃の“幸せなおうち”の記憶に苦しめられたり、それにすがるといい

531:風と木の名無しさん
06/09/23 20:19:14 VbGH7riuO
3人兄弟 死ネタ注意


長兄→次兄→末弟→長兄の片思いループを前提に

お彼岸、花を抱えて墓前に現れた長男と次男。
「…お前があいつを抱いてたの、俺は知ってるんだ」
次男を断罪するも、どこか苦しげな長男と。
「俺は兄貴の代わりだったんだ。あの子は本当は兄貴に…」悔しげに涙ぐむ次男。

「代わりだなんて言い訳して、お前が抱きたかっただけだろう…」
「…違う…」
後ろから抱きしめてくる長兄、その腕から逃れようとするが
兄の体温の温かさに心のどこかで安堵して、力が抜けてしまう次兄。


という夢を見た記念真紀子

532:風と木の名無しさん
06/09/24 01:19:52 2zaWFba9O
保守あげ

533:風と木の名無しさん
06/09/26 23:07:08 RC5VwwIIO
保守age

534:風と木の名無しさん
06/09/27 02:51:31 ss/JgorD0
ちゃらんぽらんだった兄が、ようやく就職した。
どうやら玩具メーカー兼商社らしい。
若干怪しいな、と思ったものの祝杯ムードの家族に水を差す訳にもいかず素直に祝ってやった。

「で、ナニコレ」
祝宴が終るなり引っ張り込まれた兄の部屋には、一目では何だかわからない―しかし危険な匂いのする物で溢れていた。
モコモコしたファーのブレスレットのようなものをつまみ上げたかと思うと、兄はそれを素早く弟の手首にかけた。
「な、!手錠!?」
豹柄の可愛らしいファーで装飾されているものの、ずっしりとした鎖と革の感触はまさしく手錠であった。
「そうだよー、かわいいだろ?うちの会社の売れ筋商品なんだって」
喋りつつも驚くほどの手際のよさで、弟の首に手錠とお揃いのファーで出来た首輪をはめる。
「うん、かわいい。似合ってるよ―商品名は“キューティブレス・パンサー”だって」
その聞くだけで赤面するようなネーミングから察するに、やはり兄が就職したのは…
「やっぱり“おとなの”おもちゃメーカーなんだな」
「だいせいかーい。つーことで新人研修付き合って」
「こういうのは女にした方がいいんじゃないか?」
ため息混じりに突っこんだ瞬間、首輪につけられたリードを強く引かれ兄の胸中へ引き寄せられる。
「女の子には出来ないよ?痕が着いたらかわいそうじゃん。それに…」
強い力で引き寄せられ続けて、首輪が食い込み息苦しさを覚える、眩暈もしてきた。
「オマエは結局俺には逆らえないみたいだしなー?つか逆らわせないし?」
耳元で残酷に囁かれて、急につき離され弟は尻餅をついた。
「っけほっ、―あーもう、 何なんだよ」
悪態をつく弟を軽く無視して、兄は絵の具箱のような物を覗き込んでいる。
どうみてもいかがわしいグッズに見えないソレに興味を引かれて、思わず注目してしまう。
その弟の視線に気付いたのか、兄が絵の具風のチューブを並べ始める。
「これさ、ローションのテスターなんだけど」
イカスミ、チョコバナナ、強催淫、温感、まだまだある。
豊富なラインナップに弟は感心と呆れが半々のため息を吐いた。
「凄いな、こんなにあるんだ」
「キョーミしんしんみたいだし、全部試そうか?」
ぎくり、としたときには既に遅く、恐ろしいほどに甘ったるい兄の指が口内にねじ込まれた。

535:風と木の名無しさん
06/09/27 03:16:06 +dZrAiSG0
新作キタ━━(゚∀゚)━━!!!!
続きwktk(*´Д`)ハァハァ

536:風と木の名無しさん
06/10/02 18:28:18 2YV3hkqC0
ホッシュ

537:風と木の名無しさん
06/10/02 19:09:25 4jEprbT/O
(*´д`)wktk

538:風と木の名無しさん
06/10/03 01:39:33 PXBykviy0
日本の三大奇祭「西大寺会陽」
裸人がぶつかりあう熱い男の祭!
そうだ、岡山へ行こう!

はだかまつり(西大寺会陽)
 平成19年2月17日(土)
 西大寺観音院はJR西大寺駅から南に徒歩10分。
会陽の見物料は指定席が5000円、立見席が1000円と500円。
URLリンク(www.asahi-dengyo.co.jp)
URLリンク(www.saidaiji.jp)

URLリンク(photos1.blogger.com)
URLリンク(photos1.blogger.com)

西大寺観音院会陽の当日は、鈴なりの列車を運行することで有名であった。 屋根まで人があふれている。
URLリンク(www.rrr.gr.jp)

ショタはこちら

少年はだか祭り
 平成19年2月17日(土)会陽当日
 午後6時00分~7時30分(受付午後5時~5時30分)
URLリンク(www.optic.or.jp)
URLリンク(www.jrx.jp)

539:風と木の名無しさん
06/10/03 18:42:22 EJSy9PQT0
就職して家を出た兄がしばらくぶりに戻ってきて、家で兄弟二人きり。
話のネタがなくて妙な沈黙。
たまたま目に入った昔背を比べた柱の傷跡を弟が話題に。
身長伸びたな、測ってみるか、のノリで弟が背を柱に当てて立たされる。
兄が弟と向き合う形(腕で囲むように?)で柱に傷をつけていると、
ふと目が合い一瞬躊躇った後、兄が弟の額にキス。
なーんてな、とか冗談めかして去る兄を見ながら
弟は口でも良かったのにと呟く。
兄は兄で荷物だらけになってる自室で悔しがる。


何か自分で書くと変なんですが、一線を越えられないでいる兄弟萌えです。

540:風と木の名無しさん
06/10/03 19:57:08 zGruJ15r0
>>539
(´д`*)モエス

541:風と木の名無しさん
06/10/04 05:00:42 DMUrXiiNO
>539
明朝からものっそ萌えました
今日はとても良い目覚めです(´Д`*)ハァハァ

542:風と木の名無しさん
06/10/04 11:24:15 3kEpOpYv0
>539
いいなー。焦れったい感じで。

543:風と木の名無しさん
06/10/07 13:12:56 whCuX1J/0
保守

544:(その1)
06/10/07 23:41:14 F5HkjNGfO
「予定ないだろ?ちょっと付き合え」
それだけ言って、弟を連れてきた場所は
それなりに風情のある旅館の離れ。
「何で俺なわけ?彼女つれてけば?」
支度をするよう言い付けると問われた当然の疑問は、
淋し気に口元だけで笑ってみせて封じておいた。
先月顔を合わせた時にちょうど彼女からの着信があり、
好都合と目の前にいた弟にも判るほどにそっけなく切った。
成人してから何かと逆らってみせる弟。
不在がちな両親に変わって年の離れた私が育ててきたようなものだから、
遅すぎる反抗期なのか。
だが、根が正直で優しい弟は家族といえ
語りたくなさそうなプライベートに触れようとはしないのだ。

専用の露天風呂で月見酒を酌み交わす。
口当たりの良いものを厳選しておいた成果か、普段飲まない日本酒を過ごしたせいで、わりと短時間でふにゃっとしている弟……苦もなく計画は進んでいく。きっと、こうなるのが当然だからだろう。
ざっと水気をぬぐって、上掛けを剥いだ布団に転がし、俯せにさせる。
幼い頃、秋口をすぎると乾燥して痒がる肌に
クリームを塗ってやったことを思い出す。…あの頃からもう、この尻が
とてつもなく可愛く思えていたんだ…。
そして、しっかり青年のものへと成長を遂げた今でも、
この弟と、この尻が一番愛しい。
なのにどうして、親友面して虎視眈眈と狙っている
あの男なんぞにくれてやれるだろうか。

545:(その2)
06/10/07 23:55:30 F5HkjNGfO
ほとんど意識のなかった弟も、潤滑剤に浸した指を
挿入すると、さすがに覚醒した。
「ばかやろっ…何してんだよっ!ヤメロよっ」
暴れそうなので、止むなく片手を前に延ばし、
急所を強めに握り込む。俺の本気を感じ取ったか、
身を竦める弟の耳元に宣言する。
「おまえよりも可愛がっていきたいと思える人間が見つからないんだ。
これ以上無駄に我慢するのはやめることにした」
「我慢じゃなくてコレを止めろってん…っ…ぁあっ」
なるほど、ココか。
予想していたよりもかなり早くに、
弟のイイ場所を見つけることが出来た。
ずっと焦がれ続けていた彼の美尻は長湯と酔いに
ほんのりと赤らみ、これまで想像したこともなかったであろう快感に、
微かに震えている。
けれど甘さを含んで漏れ始めた声と
増やした私の指に纏いつくかのような内壁の動きは
絶対の拒絶をしていないことを表している。
きっちり事前学習はしておいたといえ
実際に男を相手にするのはこれが初めてなのだが。
この順調さ…やはり運命だ。
物事はあるべきようになろうと移ろってゆくものだし、
私もそのための努力の一切を惜しまない。
尻は勿論、弟の全てが愛しい。
これまで押さえてきた情熱全てで、それを伝えよう。
多分コイツも、この連休中…
いや、今宵の内には必ずや分かってくれることだろう。
(完)

思い込み激し目な強引兄×普段やんちゃで実は兄スキーな弟。
勝手に投下、スミマセン。。

546:風と木の名無しさん
06/10/08 00:24:10 UW29ZCqlO
ウホッ
酔っ払いながらのぞいといてよかった!

547:風と木の名無しさん
06/10/08 10:08:03 4+rX0x5hO
朝から禿萌えたwww
姐さんGJ!!!

548:風と木の名無しさん
06/10/08 14:53:45 cWU3IZ950
ここにいらっしゃる方たちは
皆 様 ネ申 で す か?
萌えました。ありがとうございます。しばらく生きていけそうですww

549:風と木の名無しさん
06/10/08 21:00:45 cvtUYgoAO
>>548に激しく同意!!

こんなすてきスレ発見できて幸せすぎ…(*´д`)アヘアヘ


550:風と木の名無しさん
06/10/09 03:24:50 90KguDij0
今更>>513の続き

細く、しかし節だった指を丁寧に舐めてやると、弟の肢体が小刻みにおののく。
軽く歯を立ててやると耐えられないといった風に手を逃そうと試みる様子が可笑しい。
先ほどまで目も当てられないような淫猥な行為をしてみせた指が、ただ子供のするように舐めしゃぶるだけで逃げを打つ。

「もう…もういいですからっ…兄上!」
弟の切羽詰った声に顔を上げる。
全身を薄紅に染めた弟は、自由な方の腕で兄の体にしがみ付こうとしている。
「もう―」
挿れて下さい。終らせてください。
そう言おうとした弟を制して、兄は一本一本の指を丁寧に自分の指と組み合わせた。
「指が、好みなんだな」
弟の性器を膝で押さえ、同時に指も軽く握りこんでやる。
「やめ…ひっ…っ」
びくり、びくりと体をはねさせ、弟は悶える。
自分の快感は二の次として人と交わってきた体には、強すぎる刺激だった。
「あ…ああっ…!」
じわり、と膝に生暖かい感触を得、兄は弟が達してしまった事を知る。
「す、すみません…!」
「そんなに良かったか」
耳元に唇を寄せて囁いてやる。
許可なく達してしまいさらに兄を自分の体液で汚したに事に恐れおののいていた弟は、意外なその言葉に瞠目する。
「ええ…」
俯き、羞恥と共にそう答えると、兄は今までに見せた事のない優しげな表情を弟に向けた。

551:風と木の名無しさん
06/10/09 03:54:05 90KguDij0
「本当に、お前には取り返しのつかない事をさせてしまったと思っている」
黄ばんだ布団に力なく横たわった弟に覆い被さり、体中に口付けを落しながら兄は告白を続ける。
「お前の母の出自がどうであれ、お前は俺の血を分けたたった一人の弟だ」
くすぐったいような、しかし熾火のような快感を散らされて弟は僅かに身じろぐ。
と、同時に余りにも唐突な兄の吐露に紗の掛かったような不安も生まれた。
兄は――何が言いたいのだろう?
「兄上?どうかなさったんですか…」
つと、兄は弟の瞳を見詰め、そして深く口付けた。
全て奪いつくすような口付けに眩暈を起こしそうになりながらも、兄が何か重要な事を告げようとしているような気がして
弟は必死になってぐらつく意識を保とうと兄の頭を抱きかかえた。

永い口付けの後。
額を触れさせたままの至近距離で、兄は何かを決意したように瞳をすがめた。

「俺は、この里を潰すつもりだ」
「――何と、今何とおっしゃいましたか?」
「俺は、この里を、潰すつもりだと、いった」

「もうこの里は、上様に見放された里だったのだ。そもそも、男娼なんてものが必要とされる隠れ里など可笑しいとは思わぬか?」
そう、言われればそうだ。隠れ里と言えども一つの族となるほどの人数はいるのだから、自然な環境であれば男娼なぞ必要ないはずだ。
「上様に…見放された?」
話の芯が掴めず、瞳を何度か開閉させ問うた。
「そうだ」

それから紡がれた話は、弟の想像を絶するものであった。
合間に優しい口付けが与えられなければ、最後まで正気で聞けたかも怪しい。

552:風と木の名無しさん
06/10/09 07:04:01 nPYWlUdFO
ネ申様、素敵すぎです…!
ツボど真ん中な上、普通に面白いよ!
続きが気になる。一体どんな理由が…

あぁもうこれが本なら10冊買うのにorz

553:風と木の名無しさん
06/10/09 14:08:36 Tm5ATWRW0
つ、続きを・・・
続きを下さい・・・・

554:風と木の名無しさん
06/10/09 14:30:11 hiE1SsMa0
♂×♂を表す花って何?

555:風と木の名無しさん
06/10/09 15:07:40 /qYihnDQO
>554
スミレだよ、元ネタは歌舞伎の演目から。
分かったら、もうこんな所で人に物聞かないでね。んで、人を疑うことを知って、自分で調べる努力を身に付けてね。


これだけじゃなんなので、
ピアスさーん!脳内補填しながら続き待ってるよー

556:風と木の名無しさん
06/10/09 15:55:42 90KguDij0

      ./       ;ヽ            /  ...::::::::::::::::;ヽ
      l  _,,,,,,,,_,;;;;i            i;;;,_,,,,,,,,_::::::::: l
      l l''|~___;;、_y__ lミ;l          l;ミl __v_,;;___~ |''l l
      ゙l;| | `'",;_,i`'"|;i |              |i; |`'"i,_:,`'" | |;l"
     ,r''i ヽ, '~rーj`c=/           ヽ=c`rーj~ ',/ i``ヽ、
   ,/  ヽ  ヽ`ー"/:: `ヽ,            /'::::::ヽ`ー"ノ /::::::::ヽ,  
  /     ゙ヽ   ̄  i::::: ゙l丶        ,l゙:::::::::/  ̄  /:::::::::::::::::丶 < 薔薇と答える奴は801スキーだ!!
 |;/"⌒ヽ,   \__/ ヽ: _l i     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ ,/"⌒"丶;|   菊と答える奴は時代がかった801スキーだ!!
 l l    ヽ         |__i    /         / /::::::::::::::::::l゙l 
 l゙l,     l,    兄    | i     /   FMJ   ./::,l:::::::::::::弟:::l l  <さすがだぜマイブラザー!
 | i_,,,,---' ヽ       / i   ./         /:::::l,,___;;:::::::::::/;:|    ひとつ賢くなったぜ!!
 /"ヽ     'j_/ヽヽ, ,,,/"''''⊃./______./::::::イ    ̄了::::|
/  ヽ    ー─'''''"(;;)`゙,j __(==)_∞_丿::::::,l     .,l:::::|

 って、>>555が答えてるな 出遅れた

557:風と木の名無しさん
06/10/09 18:45:38 qeyv3Ocl0
ワロタ

558:風と木の名無しさん
06/10/10 00:44:43 9JT5BRKh0
俺と5つ違いの兄は今年大学を卒業する。
早いうちから内定をもらい卒業単位も取得していたので、大学に行くのは週に2、3日程度だ。
同じ家に住んでは居ても生活パターンが違うので、ここ1ヶ月まともに顔を見ていない。
俺は高2で部活があって、朝練やら強化練習やらで家には寝に帰っているようなものだった。

その日もいつものように練習でヘトヘトの体を引きずって家に帰った。
弟「ただいま」
兄「おかえり」と返ってきたのはいつもと違う声。兄の声だった。
リビングに行くと兄がソファに寝そべりながらテレビを見ている。

兄「めしは?」
弟「いる・・・母ちゃんは?」
兄「あ?なんか知り合いが亡くなったんで親父と一緒に法事?」
弟「そ。めし何?」
兄「カップラーメン」
弟「は?そんなのメシじゃねーし!」
兄「・・・・」
いきなり無言になった兄はじっと弟の方を見ている。
弟「・・・なんだよ」
兄「・・・・」
テレビの音だけが虚しく二人の間に流れる。
いたたまれなくなった弟はため息をつき、カップ麺が置いてある場所に向かおうと後ろを向いた。
―ガシッ―
弟「わっ!」
腕を捕まれソファに押し倒される。
弟「てぇな!(痛いなぁ)何すんだ!コラ!」
顔を上げるとそこには兄の顔。兄は相変わらず弟を見つめたまま。

弟「おい!兄貴、どけよ。邪魔」
兄「・・・・」

559:お目汚し②
06/10/10 01:26:44 9JT5BRKh0
>>558
弟「なんなんだよ!さっきから!何黙ってんだよ!言いたい事があるならはっきり言えよ!!」
部活での疲れと空腹についに弟がキレた。
しかし、兄は依然として押し黙ったまま・・・弟の目をまっすぐ見つめる。

弟「おい!聞いてんのか?」
兄の顔を下から覗きこむように見ようとした途端、兄が顔を近づけた。
弟「?!?!?ん?!あ?!」
口付けは時間を追うごとに深くなっていく
弟「は・・・ぁん・・・ぉい・・・やめ・・ん・・・ろ・・・」
弟の言葉など耳に入らないかのように舌を口の中へ進入させる兄。
舌を絡め、唾液が溢れている事など気にせずに深いキスは続いた。

ようやく口を開放されたかと安堵したのもつかの間、今度はシャツの中に手を入れられ、胸の飾りに触れる。
弟「おい!!兄貴!!何してんだよ!やめろよ!おいって!」
必死の抵抗と訴えにようやく兄は、手を離した。
兄「・・・・わりぃ・・・」
そういうと兄は弟の上から退いきソファに座ると頭を抱えるようにして俯いた。
弟「兄貴、飲みすぎじゃねーの?」
弟は兄と距離をとってソファに腰をかけた。
兄「あぁ、悪かった・・・」
弟「俺を彼女と勘違いするなんて相当飲んだろ?」
兄「すまない・・・」
弟「俺って、そんなに女顔かな?」
兄「許してくれ・・・」
弟「・・・なんだよ!なんなんだよ!さっきから謝ってばっかで。どうゆうつもりだよ!」
兄「すまない・・・許してくれ・・・悪かった・・・許してくれ・・・」
その後も何を言っても「すまない。許してくれ。悪かった。」の言葉ばかりだった。



560:風と木の名無しさん
06/10/10 15:19:43 yeMgXtciO
都市を襲った 魔法が落ちる十秒 白い火の向こう 憧憬の家が見えた
雲を呼び 雨のように白い雷を落とし 熱波が這う様に地表にあるものをなぎ払い
十秒で都市は滅びた
この強力な魔力現象を起こした男は 都市を見下ろす崖の上で雷雲が霧散していくのを眺め
がくりとひざをついた
「これで、よかったんだよな…」
完全なる管制都市、全て内部で生産し消費し完結する―擬似ユートピア
完結した、人類のひとつの憧れである閉じたメビウスの輪に、なるはずだった
都市を襲った 魔法が落ちる十秒 白い火の向こう 憧憬の家が見えた
雲を呼び 雨のように白い雷を落とし 熱波が這う様に地表にあるものをなぎ払い
十秒で都市は滅びた
この強力な魔力現象を起こした男は 都市を見下ろす崖の上で雷雲が霧散していくのを眺め
がくりとひざをついた
「これで、よかったんだよな…」
完全なる管制都市、全て内部で生産し消費し完結する―擬似ユートピア
完結した、人類のひとつの憧れである閉じたメビウスの輪に、なるはずだった
しかし、人身の醜さもまた完結させなければならなくなったとき都市の完全さは歪んだ
人々のガス抜きに、優越感を満たすという方法を選択した都市は、市民を断絶する
上級市民・下級市民、そして市民としての権利をほぼ剥奪された人々が誕生した
それまで公平に分担されていたはずの仕事も自然に分たれるようになり
権利を持たない人々は都市の外殻近くに追いやられ、立場を弱くしていった
今でもありありと思い出すことが出来る最大の悔恨
「兄ちゃん!母ちゃん!助けて!」

561:風と木の名無しさん
06/10/10 15:23:36 yeMgXtciO
書き損ないました…すみません。
9行目から読んで頂ければ。

562:風と木の名無しさん
06/10/10 15:30:17 yeMgXtciO
強大な魔力を持ち、本来ならば最上級市民であるはずの一家
しかし、都市管制者たちとの確執により最下層のまで落とされ暮らしたいた
だが、優しく働き者の母と強い力を持ちながらも人格者の父、そして素直で可愛い弟にかこまれ
楽しく暮らしていた―のに
「離しなさい!その子をはな――」
母親が額から赤い筋をしたたらせ、崩れ落ちた
唐突に家族の家へ押し込んできた都市管制局の職員によって
弟が、連れ去られようとしている
父はその力を封じられ、撃ち殺された
母も、今同じ目に逢い、事切れた
「―あ」
物陰に隠れ、その一部始終を目を閉じることも出来ずに兄は見つめていた
恐怖に股間を濡らし、腰を抜かした子供はさぞ惨めな見物だったであろう
一家の家に火を放ち麻酔を打たれた弟を荷袋のように担ぎ上げ、職員たちは去っていった
それからしばらくどこをどう生きてきたのか記憶にない。
気付けば都市の最外殻で物乞いに混ざり、命を長らえる生活を送っていた
この都市は、完全完結したユートピアを前提としており出入り口は存在しないそのことを実感した

―ある日、兄は熱を出した―
―他の物乞い達に看病されたが―
血の涙を流し、鼻、歯茎、肛門、あらゆる粘膜からの出血が止まらないという奇なる症状に
たちまち都市管制局上層が現われ、兄を都市の外へと棄てた。


563:風と木の名無しさん
06/10/10 22:10:31 H+L4JW4lO
お目汚したん続きが読みたいですよ

564:お目汚し③
06/10/11 00:19:16 86Drx5VS0
ま、まじですか?!ウレシイ(*´∀`*)エヘヘ
↓続き
リビングに兄だけを残し、弟は自室へ帰った。
体は疲れているはずなのに、中々寝付けない。それどころか頭は冴えていてさっきの出来事をリプレイしてしまう。
なぜ兄は自分にあのような事をしたのか?何故、言い訳もせずただ謝ってばかりなのか・・・。
答えの出ない質問ばかりが後から湧き出してくる。

弟「(明日もう一度、聞いてみよう)」
そこで考えるのを止めた。

次の日、いつものように起き朝練へ行ったが頭は兄のことで一杯だった。授業中も上の空だった。
ようやく放課後になり、カラオケに行こうと言う仲間の誘いを断り、急いで家へ帰ると母親が驚いた顔をして立っていた。
母「今日はやけに早いわねぇ」
弟「あぁ。まぁ・・・。兄貴は?」
母「居ないわよ」
弟「何時くらいに帰るの?」
母「何言ってるの?帰ってこないわよ。アンタ、お兄ちゃんから聞いてないの?」
弟「何を?」
母「お兄ちゃん、今日引越しだったのよ?」
母親の言ってる事が理解できない。
弟「引越し?居ない?なんだよ・・・それ・・・」
弟はただ立ち尽くすしかなかった。

565:お目汚し④
06/10/11 00:39:22 86Drx5VS0
その後のことは、記憶が曖昧だった。母親の話も夕飯のメニューも何もかもよく覚えていない。

弟「(兄貴は何考えてんだ?意味分かんねー。引越し?何それ。聞いてねーよ。なんで俺には何も言わねーの?)」
湯船に浸かりながら、同じ言葉ばかりが出てくる。これもまた答えの出ない質問・・・。
昨日からモヤモヤして落ち着かない。とにかく弟は「答え」が欲しかった。

自室へ帰る途中、兄の部屋のドアを開けると何もなかった。昨日まで合ったであろうベットもテレビも何もかも・・・
リビングへ降りていき、洗い物をしている母親に兄の住所を聞いた。

次の日、初めて部活を休み兄の住むアパートへ向かった。自分の家(実家)から電車で約1時間半の場所。
何度も迷いながらようやく目的の兄の部屋に着いた。あたりはすっかり暗くなっていた。

深呼吸をしてチャイムを鳴らすと中から「はい」と声がしたが、中々ドアは開かない。
痺れを切らした弟はドンドンと音を立てて中に居るであろう兄に声をかけた。
弟「おい!いるんだろ?早く開けろ兄貴。」
しかし、ドアの向こうから帰ってきたのはたった一言「帰れ」の声だった。
弟「ふざけんな!俺は兄貴に話があんだよ!ここ開けろ!」
兄「帰れ!ここにはもう来るな!」
弟「何でだよ!理由を言え!」
兄「・・・・傷つけたくない・・・」
それは、搾り出すような兄の声だった。
弟「なんだよ!全然話が見えねー!ここ開けろ!」
ドン!とドアを蹴る弟にさすがの兄も観念したのかようやくドアを開けた。



566:風と木の名無しさん
06/10/11 01:47:54 C2GtF3amO
兄貴に激しく期待(;´Д`)

567:風と木の名無しさん
06/10/11 15:19:59 Zxqk8jWD0
放り出され、冷たい大地に伏した兄は何故か弟の気配を感じ、霞のかかった意識で必死にその気配を?もうとした。
「―どこにいるんだ―返事を―」
――兄ちゃん、僕はそこにはいないよ――
頭蓋に直接響く弟の声に、それがテレパスである事を悟り兄は失望する。
――兄ちゃん、しっかりして、死なないで…――
そんなことをいっても、もう体のどこも冷たくて動かないんだ
――僕は生きている、だから兄ちゃんも生きて―そしていつか――
生きているのか、良かった。お前だけでも生き延びてくれ
――だめだよ!しっかりして!―もうすぐ人が来るよ―もう少しだけ耐えて―
もし人が来た所で、こんな臭く全身を血でどす黒く染めた人間に構うものか
――いいや、その人は助けてくれる――
――兄ちゃん、僕は都市の真ん中で、この都市を守るための結界を張っている。
だから、こうして兄ちゃんが結界にさわったから、こうしてお話できるんだ――
弟の声が遠くなる。何も聞こえなくなっていく。
――生きて―また――

568:風と木の名無しさん
06/10/11 15:31:00 Zxqk8jWD0
意識を投げ出そうとしたその瞬間、頬に温かいものが触れ兄は現実へと引き戻された。
「都市から出てきたのか」
低く、しわがれた声が問う。
恐らく、頬に触れている人物の声だろう。
かさぶたと血の塊で殆ど塞がった耳から聞こえる音だ。
僅かに覚醒した意識で周辺が荒涼としている事に気付く。
この人物に助けを求めなければ、間違いなく死に至るだろう。
――弟は俺に、生きろといった――
全身の力を振り絞り、長い時間をかけて兄は顎を上下させる事に成功した。
俺は、都市から来た。その意思が頬に触れる人物に届くように、出来うる限りの動作を繰り返した。
「解った。とりあえず、今は眠れ」
その言葉と共に、全身の痛みが和らぎ、冷えた体にじんわりと痺れを伴った熱が戻ってくるのを感じた。
初めて体験するが、おそらく治癒の力であろう。
心地よい熱が頭に達したとき―兄は、意識を手放した。

569:風と木の名無しさん
06/10/11 17:37:52 r8uD2ScMO
お目汚したん来てたー(*´∀`*)
弟可愛いよ弟
続き!続き!

570:お目汚し⑤
06/10/11 20:59:08 VrhRoMq00
ありがとうございます(yωy*)ハズカシ >>565続き
兄の部屋に入って約30分・・・。目の前に出されたコーヒーも冷めている。
二人の間に会話はない。その無言の空間にテレビから野球中継が流れてくる。
聞きたいことは山ほどあるのに本人を目の前にすると何から話していいのか分からない。

弟「なー」
兄は弟の目の前に座って居るが背を向けテレビに見入っている。弟の声にただ声で返事をするだけだった。
弟はどうにかして自分の方へ向かせようと兄に何度も声をかけるが一向にこちらを向く様子はない。
ついに弟は強硬手段に出た。テレビと兄の間に入りテレビのコンセントを引き抜き兄のほうへ顔を向ける兄は驚いた顔をしたがまたすぐに顔を背けた。

弟「聞きたいことがある。ちゃんと答えろよ」
兄「なに?さっさと言え。」
ふてぶてしい兄の態度に腹が立つが、堪えて質問をすることにした。
弟「なんで、いきなり引越しなんてしたの?」
兄「もうすぐ社会人だし、自立しようと思っただけ。・・・そんなこと聞きにわざわざ来たわけ?」
勿論、そんなことを聞きに来たんじゃない。一番聞きたいのは・・・
弟「じゃあ・・・なん・・・なんで、あんなことした!」
無意識に握った拳が震えている。

兄「・・・・あー、あの事は・・・忘れろ」
弟「忘れられるわけねーだろ!!ふざけんな!!なんなんだよ!なんで俺のこと見ねーんだよ!!」
弟は兄の胸倉を掴んだ。あのキスをされた日から何度も何度も忘れようとした。気にするなと自分に言い聞かせてきたがその度に、頭を抱え泣いているように見えた兄の姿が浮かぶ。
その姿は自分の知っている明るい兄とはまるで別人のように弱弱しく見えた。その度に、胸が締め付けられる。
兄は相変わらず、弟と目を合わそうとはしない。

弟「・・・なに・・・そんなに・・・俺のことが嫌いなのかよ!!!」
仲のいい兄弟だったはずなのに・・・いつから兄に嫌われていたのか・・・そんなことを考えていたら自然と涙が溢れてくる。

兄「ごめん・・・」
弟「!!」
兄の謝罪の意味は、自分のことが嫌いだと認めた証拠なのだと弟は思い、年甲斐もなく涙を流した。

571:お目汚し⑥
06/10/11 22:37:03 OLO1TLj80
兄「ごめん・・・もう・・・無理だ・・・」
―ガタン―
と言う音と共に悲嘆にくれている弟はいつの間にか兄に押し倒されていた。

兄「ごめん。泣かせるつもりなんかなかった。でも・・・無理だわ」
訳も分からずただ、呆然としている弟。涙が頬に伝いそれを拭おうともしない弟に兄は微笑んだ。そして、あの日のように唇を重ねる。その口付けはまた深くなる。

弟「・・・ん・・・ぁ・・・」
弟の口の中を思う存分味わい、兄はようやく弟の唇を解放した。

弟「・・・は・・・ぁ・・・なんで?俺のこと・・・嫌い・・・」
兄「嫌いじゃないよ。そんなことある分けない。」
そう言うと、今度は首筋に口付け、舌を出し舌先で舐め、愛撫する。
弟「ん・・・じゃ・・あ・・・なんで・・・」
舌先の愛撫は首筋から耳に移り始める。
兄「・・・好きだから・・・」

耳元で囁く兄の低音の声は、別人のように聞こえて、ドクンと心臓に響く。
弟「・・・や・・・はっ・・・あっ・・・」
兄「気が狂いそうなくらいに・・・好きだ」
そういい終わると兄は体を起こし、弟の顔を覗きこんで言った。「引き返すなら今しかない」と・・・
しかし、初めての快楽に酔いしれる弟にその最終警告は届くはずもなかった。
兄は制服のシャツの下に手を滑り込ませ、胸の飾りに手をかける。

弟「な・・・やだ・・・」
兄「もう遅い」

いつの間にかシャツのボタンは外され、上半身が露わになっていた。華奢とは言えないその体にそっと触れ、膨らみのない胸に口付け、舐め上げる。

弟「・・・や・・・あっ・・・はぁ・・・」
兄の口が動く度に声を上げて反応する弟は、妙に艶と色気を放ち容赦なく兄の欲を煽る。

572:お目汚し
06/10/11 23:05:40 OLO1TLj80
―カチャカチャ―

金属音と共に制服のズボンが脱がされ、下着姿の弟の下半身はすでに熱を持っているようだった。
そっと弟の中心に触れると少し硬くなっているように感じる。

「あっ・・・やめ・・・だ・・・」
兄「感じてる?」
わざと耳元で囁くと弟の中心は増々強度を増す。
兄「クスッ・・・耳元で喋られるの好き?」
弟「や・・・喋んな・・・」
兄「その顔・・・すんげぇクル・・・ここに」
弟の手を自らの中心に触れさせると弟は、顔を真っ赤にした。
兄「お前と同じ」
弟「(兄貴の・・・勃ってる・・・。)」

兄は弟の下着を脱がすと自らも服を脱ぎ、もう一度、弟の中心に触れる。
兄「嫌なら、好きな女の事でも考えてろ」
そう言うと、兄は弟のモノを口に含み、音を立てながら舐め始めた。

弟「あっ・・・なに・・・すんだ・・・ん・・あっ」
淫靡な水の音が容赦なく耳に届き、自分のモノが今、どう言う状態なのかを想像してしまう。快感に溺れそうになりながらも、兄の様子が気になり兄のほうを見ると自分のモノを愛おしそうに口に含んでいた。実の弟のモノを口に含んだ兄は、とても色っぽく卑猥に見える。

弟「あ・・んぁ・・・兄・・・貴っ・・・」
限界が近づいてきたらしい弟は必死で兄を呼ぶ。
弟「兄・・・貴っ・・・もう・・・はな・・・して・・・出ちゃ・・・」
兄は弟の声に耳を傾けるどころか、増々自分の口内で弟のモノを弄ぶ。
弟「も・・・あっ!兄貴!もっ・・・や!・・あぁ・・・」
弟は兄の口の中に精を吐き出した。



573:風と木の名無しさん
06/10/11 23:41:45 XOnfSbyA0
おぉぉ(*´Д`) 弟タソ危うしー!
兄貴ガンガレ、この際鬼畜攻でも襲い受でも超ガンガレ

そして次なるモエを投下してくれる勇者も待ってるぞ!

574:お目汚し(ラスとまでもう少しなんで)
06/10/12 02:03:08 Ru3ouiGG0
兄はそっと弟の蕾に触る。「あっ」と声が上がるが、視点が定まらない弟は抵抗はしなかった。兄は唾液で自分の指をたっぷりと濡らし、蕾を刺激していく。
ゆっくりと円を描くように蕾を触っていくと弟から甘い声が漏れ始める。

弟「あっ・・・あぁ・・・んあ・・・」
これから自分がする行為で大切な弟が傷つかないように・・・と兄は、はやる気持ちを抑え慣らしていき、蕾が柔らかくなったのを確認して、第一関節まで入れてみる

弟「ああ!・・・や!やぁああ!」
弟は拒絶とも取れる声を上げたが、次第にその声は元の甘い声に変わっていった。
それに従って、兄の指はより深く弟の蕾に挿入され、今度は本数を増やされる。
兄の指は何度も出し入れされ、その度に弟には深い快感が与えられていく。
弟の中心はまた勃ちあがり、先端からは先走りが垂れてくる。

弟「ん・・・ああ・・・はぁん・・・あっ・・・」
兄「嫌じゃない?」
兄の問いも弟には聞こえていないのか、口からは甘い声が漏れ続けるだけだった。

575:お目汚し・連レスすいません!!
06/10/12 02:04:37 Ru3ouiGG0
兄「痛かったら言って」
そう耳元で囁くと弟の内部から指を抜き、自分のモノに手を添えながら、ゆっくりと弟の中に進入する。
弟「あ・・・なに・・・や・・・痛い」
兄「力抜いて・・・肩で大きく息して」
兄の言葉通り懸命に力を抜こうとするが、中々抜けない。弟の目に涙がたまる。
兄「ごめん・・・少し・・・我慢して・・・」
と言って深い口付けをするとようやく力が抜けてきた。それと同時にゆっくりと腰を押し進めて行き、全てが弟の内部に納まると、腰を動かしながら弟の前を扱いてやる。
兄の腰と手の動きに合わせ、弟の甘い声は艶を増し、兄を魅了する。

兄「・・・ごめん・・・余裕ねーや」
呟くような声で言い、弟の腰を掴み先ほどよりも激しく腰を打つ。
弟「あぁ!ああ・・・んあ・・・はあ・・ああ」
兄「あんま・・・クッ・・煽んな・・・」
次第に激しくなっていく腰使いに弟は兄にしがみつき、ただ喘ぐしかなかった。

弟「あん・・あ、兄貴・・・んっ・・アツ・・・あっ・・・はんっ・・・や、あ、あああ、兄貴・・・す・・好きぃ・・・」
兄「・・・ンック・・・」



576:お目汚し(ラスト)
06/10/12 02:06:49 Ru3ouiGG0
兄は弟の中に精を吐き出し、弟は自分の腹の上に吐き出しそのまま意識を手放した。

弟が気づいて真っ先に目に入ってきたのは、兄が心配そうに自分の顔を覗きこむ兄の顔。

弟「兄・・・ちゃん?」
兄「気づいた?大丈夫か?どこか痛いか?・・・ごめん・・・な」
弟「・・・・あっ!!・・・・」
兄「ど、どうした?どこか痛いか?」
弟「夕飯!今日カツ丼だったんだ!!」
兄「・・・ははは」

兄の心配をよそに、弟は色気よりも食い気らしくカツ丼を気にしている。
兄「おい。カツ丼はいいから、どこか痛いところとかないの?」
弟「ケツの穴と腰」
兄「うっ・・・」
ストレートな弟の表現に言葉を失うしかない兄に構わず、弟は兄に文句を言う。

弟「あー、誰かさんのせいでケツが物凄く痛いんですけど?どーすんのこれ?しかも、誰かさんに襲われたせいで、カツ丼は食い損ねるし?もーサイアク~」
兄「襲われ・・・って・・・」
さっきまで、明るかった兄の表情が曇った。
確かに、体を交えたがそれが合意の上であったかと言うと怪しい。それどころか、兄は弟の気持ちすら聞いていないのだ。
弟「・・・気にしてんの?だったら、・・・次からは、ちゃん・・・と優しくしろよ・・・」
兄「は?」
状況が飲み込めていない兄に弟は抱きつき、耳元で囁いた。
弟「俺も、兄貴の事好きっぽい・・・」

その一言で、朝まで喘がされた挙句、学校を休む事になり母親に怒られる事を弟はまだ知らない・・・。


連文失礼しましたorz
初めて文章を書いたので、変なところが沢山あると思いますが、見逃してください。
それでは、以後名無しに戻ります。

577:風と木の名無しさん
06/10/12 07:32:43 xQ/6elEqO
お目汚したんお疲れ様でつ(*´∀`*)萌えた


578:風と木の名無しさん
06/10/12 07:45:45 df2W0l8F0
お目汚したん乙!
朝から萌えさせてもらったよ(*´Д`)
色気より食い気な弟カワユス。
仕事行くのウトゥだったけど元気でたw

579:風と木の名無しさん
06/10/12 23:45:57 Lbd/fWf/0
ありがとうお目汚し氏!何かもやもやが色々吹っ切れた!ムハー

580:お目汚し
06/10/13 17:07:04 7Nt78DL60
>>577-579
こちらこそ、萌えていただいてありがとうございました。


581:風と木の名無しさん
06/10/13 17:15:54 1ZBjAsvPO
>>1から読み直して来たんだけど、完結してなあ話が多くて切なす(´Д`)

582:風と木の名無しさん
06/10/14 00:41:19 QZ1B3yx7O
完結はしなくてもいいけど、続きは読みたい

583:風と木の名無しさん
06/10/14 15:41:31 HogSQSzfO
腐兄×びっぷに期待

584:風と木の名無しさん
06/10/14 15:57:42 zFN2knyy0
>>583
びっぷが調教されてると良いと思った

585:風と木の名無しさん
06/10/14 23:47:42 lVkBrWVhO
腐兄×びっぷはココロのど真ん中ストレートだった…

586:風と木の名無しさん
06/10/15 13:06:06 vd/MYT1Z0
びっぷの中の人は女だから

587:風と木の名無しさん
06/10/15 20:11:17 hLx1uYSLO
>>586
萎えた
酷いなお前ってヤツは

588:一人暮らし開始前日とか
06/10/16 05:52:17 d7Gc6wZUO
「にい、ちゃん…?」
寝ぼけ眼の弟が、緩慢に口を開いた。
今となっては、もう随分と懐かしい呼び方だ、と思う。
「ん、何?」
シングルのベッドに二十歳近い男が二人並んでいる。ぎゅうぎゅうと詰め込められているよう。
端から見ると滑稽な姿であろうことは重々承知である。それでも二人並んで横たわっている。
(あの頃は、これでもまだ余裕があったのに、な)
どこか焦点の定まらない瞳の弟の髪の毛を優しく梳く兄の指。
「泣くなよ、なぁ」
弟の口がゆっくりと動いた後ににんまりと笑った。
それはこっちの台詞だと言うものだ。
二段ベッドの上からわざわざ降りて来たのはお前じゃないか。
小さな子供みたいに、小さな子供の時みたいに俺の布団に潜り込んできたのは。
不安を分け合うみたいに指を絡めてきたのは。
文句の一つでも言ってやろうと思ったが、それは叶わなかった。
-…一言でも口を開こうものなら、鳴咽が漏れてしまう。
再び夢へと落ちていった弟の頭を掻き抱いて、兄は静かに涙を流した。

明日からは一人で眠るんだ。
一人きりの部屋で。一人きりのベッドで。




甘ったれ兄萌え、とか早朝から呟いておく。

589:風と木の名無しさん
06/10/16 12:53:05 CoQ2CBBK0
なんなんだこの動悸は・・・こ、これが萌えと言うやつなのか?!


590:風と木の名無しさん
06/10/16 13:06:23 JKPmGTKoO
セックルしなくても禿しく萌えた

591:風と木の名無しさん
06/10/17 04:04:57 FafM8E5a0
トリックアンドトリート!と間違えて言ってしまったがために、今弟は大変な目にあっていた
「お菓子も欲しいし、いたずらも欲しいって?」
意地悪く笑った兄はちゅっと弟にキスをして抱きよせた
「いや…あのね、言い間違えたの」
弟の言い訳を一切聞かずに、弟の手を引いて兄は玄関を出て何処かにむかい始める
「欲張りな子にはとっておきのいたずらをしてあげるよ」

「うそっ…やだ、やだあっ」
着いた先は大きなゲーセンのプリクラコーナー
貸衣装なんかも揃っていて、女の子達がきゃあきゃあさわいでいる
男のみの入場は禁止されているはずなのに、あっさり入れてしまったのはやはり弟の中性的な容姿のおかげだろう
「さあ、着替えておいで?」
兄の有無を言わせない視線と、店員さんのニコニコ顔に強制されてハロウィン限定の魔女コスプレをする羽目になる
いいことかわるいことなのかは別として、魔女の服は単純なつくりで弟一人でもカンタンに着替える事が出来た
「うわーーーちょうかわいーですー!」
「うん、よく似合ってるよ」
恥ずかしくてたまらないのに、口々に褒められてますます俯いてしまう
「ねー?もっとかわいくしていいー?」
ハイテンションな店員に兄が笑顔でうなずく
「ちょ、ねえ、もういいよう」
「可愛くしてもらいなさい」
ここでも弟の意見はスルーされてしまった



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