07/10/11 11:31:44 O
そうだね
ミシェル時代の歌詞は全部チバアベかアベチバで萌えられる
ミシェル以外にも「これは右」と思ってしまう歌ある
312:名無しさん@ピンキー
07/10/11 12:00:47 O
>>311 kwsk
313:名無しさん@ピンキー
07/10/11 20:55:26 O
自分は吉/井のコールミーが合うと思ってた
314:名無しさん@ピンキー
07/10/11 20:59:14 O
>>314書き忘れた…鰓アベに合うと思ってた。
連続でスマソ
315:名無しさん@ピンキー
07/10/11 21:14:55 O
コールミー…切ないなorz
316:名無しさん@ピンキー
07/10/11 21:45:47 O
林/檎の「罪と罰」は鰓アベっぽいかな?
スレチだが「ここでキスして」はアベチバ気味に聞こえる。
317:名無しさん@ピンキー
07/10/11 22:45:45 O
>>312
結構ある しかおだけでも
エラ視点↓
イジメテミタイ 秘密
チバ視点↓
ルーム201 ストーリー アーケード
いいなり(アベチバアベ) 性的敗北(チバアでエラア)
本当にごめん
318:名無しさん@ピンキー
07/10/11 23:26:18 O
>>317
気になって全ての歌詞を検索して見てみたら萌えてしまった。
責任とってくれ。
319:名無しさん@ピンキー
07/10/12 00:22:54 0
コ/レ/ク/タ/ー/ズの「世/界/を/と/め/て」も鰓アベとして聞いていた
320:名無しさん@ピンキー
07/10/12 00:50:43 0
(*`皿´)y-~~<Xデー投下なかったね
321:名無しさん@ピンキー
07/10/12 01:09:48 O
>>318
よかった
責任はとれますん
322:名無しさん@ピンキー
07/10/12 01:15:04 O
投下予告していたmg9666…神は、もしや体調崩されたのだろうか
何もないことを祈る
323:名無しさん@ピンキー
07/10/12 02:29:18 0
─その信頼関係は音楽を作る上においてっていう事だけ?
「いや……まあ、いろいろあるよ。そりゃ口に出して言う事じゃないじゃん(笑)。
アベさんいろいろってなんですか?
何を思って笑ってるですか?
324:名無しさん@ピンキー
07/10/12 06:19:11 O
金とか女とか貸し借りできっかどーかだよ
とかかなぁ
325:名無しさん@ピンキー
07/10/12 07:11:15 O
[;=.・з・](`皿´)b<口に出された時はものは言えないよな
チョット…アベクン
[;=.‐з‐](`皿´)b<あといく時は一緒よ
326:名無しさん@ピンキー
07/10/12 07:44:20 O
アベwww
ロキノンでそんな事言ってたね
327:名無しさん@ピンキー
07/10/12 19:34:08 O
それいつ言ってたっけ?
二万字?
328:名無しさん@ピンキー
07/10/12 21:52:23 O
後者は2万字後の4人でのインタブでの発言。
他3人が「…………………………」ってなって、記者の人が「3万字以降壊れましたね~」ってフォロー入れてた。
口に出す~は知らない。
329:名無しさん@ピンキー
07/10/12 23:11:43 O
口に出して言うことじゃ~は二万字だとおも
チバにから頼まれた質問(チバのことをどう思ってるのか)に対する答えだったような…資料が手元にないので記憶のみだが
330:名無しさん@ピンキー
07/10/12 23:28:15 O
>>325の最初のフェラ話はネタだよね?
331:名無しさん@ピンキー
07/10/14 01:52:35 O
( `皿´)フェラ…
(*`皿´)……
332: ◆mg9666666Q
07/10/14 21:06:34 0
覿面に体調崩してました、4年経ちゃ平気だろとか思ってたのに
だいぶん遅刻ですがチバアベです、鬱め
指紋の跡ひとつないガラスの扉を押し開けて店に入った。がちゃん、扉が閉まると同時に
繁華街の喧騒がちいさくなって、世界がすこし遠くなった気がする。身体に絡みつく人工的な
冷気と焦茶色の匂い。ここに来るたびコーヒーメイカが欲しくなるんだけど、部屋でコーヒーを
淹れる自分が想像できなくて、たいてい店を出る頃には忘れている。そんなだからいつまでも
マンションの部屋は寒々しく殺風景なまま、俺の財産は多分ちいさなトランクひとつに充分
収まってしまう。たいせつなのは数枚のレコードと、ギター。それだけ。物のない部屋に特別
不便を感じたことはなくて、実際、生きていくのにどうしても必要なものなんてそうたくさんは
ないもんだ。
夕暮れを前に、冷房の効き過ぎた店内にはくらい顔をした中年の男女がいるだけだった。
ポケットの小銭をいじくりながらカウンタの前に立ったとき、女の方と目が合って、すぐに離れた。
次の瞬間には目が合ったことなんて忘れてる。そんな記憶は生きていくのに必要がないからだ。
かたちがあろうとなかろうと、背負う荷物はすくないほうがいい。店内のいたるところに配置された
くらいグリーンとオレンジの縞模様は冴えないトカゲの背中に似てるから、東京にはそぐわないって
いつも思う。静かな店内に低く淀む退屈な音楽。なんとはなし、一時期トカゲに随分と
入れ込んでたあいつを思い出した。些細なことをきっかけによみがえる記憶は破壊的な音を伴い、
思い出すって云うのもおこがましいくらいの頻度で膨れ上がる。あの頃を、振り返らない日はなかった。
鼓膜を劈く叫び声と絡み合う音の奔流。身体中の体液が泡立ち脈打ち逆流する感覚。
俺が手放してしまった全てのもの。今更、辛い、とは思わない。ちょっと鬱陶しいだけだ。
これから先どれだけ生きたって、俺はずっとこの記憶と付き合ってかなきゃいけないんだろう。
背負ってしまった重い荷物。振り解くことはできない。どれだけ、離れても。
333: ◆mg9666666Q
07/10/14 21:10:19 0
別れを、切り出したのは、あいつだった。もうやめよう。ぽつり呟いた、泣きそうな顔を覚えてる。
レコード会社を移籍してすぐの頃。忘れられるはずもない。スタジオからの帰り道、ふたり歩いた
真夜中すぎの国道。冷えた雨が止んだ後で、すこし空気が湿ってた。
別れを、切り出させたのは、俺だった。てめえじゃ云えないから、云わせた。身体に女や男の痕跡を
こびりつかせて。誰と寝ても、あいつは俺を責めなかったから。傍ら通り過ぎる車のライトが眩しくて
目を細めた。騒々しいエキゾーストノートも、吐き出されたことばをを掻き消してはくれない。
返事は決まってた。何度も繰り返し、想像した場面。呟いた後表情隠すタイミングで顔を伏せた
あいつに、そうだな、ってひとこと、待ち構えてたみたく。それで身体の関係は、終わった。
たったひとことで、繋がった部分をぶった切った。せめて卑怯者と罵ってくれればよかったのに。
ふかい匂いのするマグカップを受け取って、煙草マークの席に向かう。座る前に煙草を咥えたら
カウンタの女がわずか眉を顰めるのが見えた。いつだったか、セックスの後必ず煙草を吸う俺に
ムードも何もねぇのな、ってらしくないことばを吐いた不満げな顔が脳裏にうかんで、
火を点ける手が止まった。ついでに、くしゃり顔を歪めて無邪気に笑うあいつのざらざらした声まで
よみがえってきて、ああくそ、最低だ、あいつのことを想うたび、自分の影に唾を吐いてる
気分になる。冷え固まったどすぐろい熱は腐った蜂蜜みたく心臓の内側にこびりつき、
じくじく疼く感情はいっそ憎悪に近い。磨り減った想いを持て余しながら、俺はやけに苦い
液体を飲み下す。
どちらかの部屋で、ツアー先のホテルで、なんどもなんども抱き合った。セックスを覚えたばかりの
こどもみたく、あいつは俺を欲しがった。望まれるまま、身体を開いた。俺もあいつが欲しかったから。
何を棄てても、手に入れたかった。あいつの隣でギターを弾くことができるなら、他に何も要らなかった。
自然の摂理も男としての本能も。絶対的に俺を支配する、その声さえあれば。馬鹿げてる。自分でも
わかってる。俺は救いようのない馬鹿で、だけどそれはあいつも同様だ。騙してた、つもりだった。
騙されてやってる、はずだった。そう簡単に割り切れるもんじゃねえって、気付いたときには遅かった。
ほんとうにたいせつなものってのは、何を使ったって、繋ぎ止められるもんじゃねえんだって。
334: ◆mg9666666Q
07/10/14 21:12:10 0
思い出す遠い冬の日、いつものように気が遠くなるまで抱き合って、眠ってしまったあいつを背に
ベッドの上腰掛け、ぼんやり煙草を吸っていた。その頃にはもう眠れなくなってた。自分の想いに
気が付き始めてたから。目を閉じるたび、瞼の裏側のくらやみに押し潰されそうになる。
もうやめよう、なんども思った。近過ぎる距離を勘違いする前に。セックスが快感と欲望以上の
意味を持ってしまう前に。
灯りを消してカーテンを開け放った窓の外、くろく塗りつぶされた空に星は見えなかった。
床に置いた灰皿で煙草を揉み消せば、ぎしり軋むベッドの音。近づく気配に振り返ろうとした瞬間、
骨張った腕が背後から俺を抱き締めた。悪い、起こしたか、って云う俺に、眠れねぇの?
って返した眠そうな声。首筋にすり寄せられた鼻先がくすぐったくて肩を竦めた。
まるで匂いでも確かめるみたくなんども首筋を往復する尖った鼻はなんか頭の悪い犬みたいで笑えた。
ちょっと伸びた襟足を唇に挟んで引っ張る仕草も。うっかり、犬みてぇ、って呟けば、首筋を
べろり舐め上げられてとうとう俺は笑い出す。出逢ったときもそうだった、6月の終わり湿った空気の中
ふてくされた顔で上目遣いに俺を見上げた顔。まるで飼い主に待ちぼうけくらった犬みたいな。
ひねた雰囲気で斜に構えてた癖に、ギターを鳴らした瞬間目の色を変えて嬉しそうに笑って、こいつは
ほんとうにわかりやすい。今だって顔見なくてもわかるよ、下唇をちょっと噛んで笑いを堪えながら
満足した犬みたいな顔で俺を抱き締めてる。思った瞬間、心臓がひどく痛んだ。ああ、俺はいつまで
こいつを満足させてやれるんだろう、こいつの興味を惹きつけておけるんだろう。それから、
そんなことを考える自分に寒気がした。身体の内側に食い込んだ生々しい執着に吐き気がした。
こいつが、俺の想いに気付いたら、どんな顔をするのか。
俺は、こいつのギタリスト、でいなきゃいけないのに。
やめろって、犬嫌いなんだよ、平静を装って身じろいだ俺の耳元、低く喉を鳴らしてあいつは囁いた。
「宇宙に行った犬の話をしよう」
メロディに詩を載せる男のことばはいつも唐突で、ときに難解だ。
「宇宙?」
「にんげんが行くよりも前に、宇宙に行った犬がいるんだよ」
335: ◆mg9666666Q
07/10/14 21:13:28 0
それは寒い冬の日だったんだけど、ってまるで見てきたように云うもんだから、問い返す気にも
ならない。ゆっくり身体のちからを抜いて、きれいに張った肩に背中を預ける。うすい皮膚越し
骨と骨が触れ合って、馴れた感覚にどうしようもなく安心した。ちっこいキャビンに押し込まれてね
そいつはひとりで宇宙に行ったんだ、地球は見えたのかな。独りごとのように続けられることば。
ミサイルを歌う唇が犬の乗ったロケットを語る。こわかったろうな、にんげんを憎んだろうね。
穏やかな夜に水滴のように落ちることばは柔らかくまるい。しゃがれた声が音になるたびわずか
震える胸を背中に感じながら、窓の外を見た。
「どうなったんだ」
「何が?」
「犬」
「知らね」
ぶっきらぼうなことばとともに高い鼻が首筋につよく押し付けられたから、犬はにどと地球に戻って
来なかったんだろう、なんとなくそう思う。ふと、自分がせまい宇宙船に押し込まれひとり放り出された
気持ちになって、肩が震えた。くろい空に星は、見えない。
不意打ちのように上半身を引き寄せられて、抵抗する余裕もなくふたりベッドに転がった。
かさついたてのひらがゆっくり俺の腕を這い降りて手の甲を撫でる。
まるでたいせつにされてるみたいな気持ちになって苦しくなる。
初めて抱き合ったあの日、俺たちはセックスの真似事を覚えて真剣なふりで唾液を絡め
惨めたらしく互いの足りない部分を舐りあい、そうしてやっと、気が付いた。
身体の内側潜り込むあいつの肉の温度に、ああ俺たちは違うんだ、って。音楽を、やってるときは
いつもひとつだったから、気付かなかった、当たり前のことなんだけど。影になった顔の
わずか顰められた眉間を眺めながら、俺はふたつの心臓を隔てる皮膚と骨と肉と体液と粘膜の
存在を知った。多分それはあいつも同じだったと思う。どうしようもない距離、その実指先を
触れるだけで何もかもねこそぎ浚われるひとつ残らず搾り取られて何気ない温度だとか
肌を掠めるそいつの呼気のひとつひとつが、死にそうに、くる。先端からとろけはじめる神経に
全ての感覚が捩れ絡んで呼吸すらもままならず、
336: ◆mg9666666Q
07/10/14 21:14:10 0
「アベくん、泣いてんの?」
「泣いてねえよ」
肩を抱き締める腕を振り解き、ごろり身体を反転させた。ちょっと斜視気味の、どこか違う世界を
見てるようなあいつの目。たまらなくなって、筋張った首筋に顔を埋めた。俺はこいつを自由にして
やらなくちゃいけない、俺がこいつを手放せるうちに。貪欲な男は、帰れないと知っていても
新しい世界を目指すだろう。そのときに、こいつが決して躊躇わないように。
なめらかなカップの表面をたどる指が自分のものじゃない気がしてきつくきつく目を閉じた。
瞼の裏側にこびりついたハレーション。
あの日から消えないしろいひかりと曖昧な痛み。
血とか汗とかその他もろもろの体液にまみれどこからどこまでが自分なのか境目がわからないくらい
べたべたになって浅ましく喘ぎながら夜の海を泳ぐみたく頼りない気持ちで悲鳴混じりに名前を
呼べば湿った指先が頬を撫でて場違いにやさしいその仕草に俺の腕は自然そいつにしがみつく。
逃げたつもりで踏み込んだ場所はどうしようもなくふかかった、そう溺れ死ぬくらいに。不安定な足元を
ふたりして忘れてた、騙してるつもりで騙されてやってるつもりでいろんな本音を隠してたはずが、
いつのまにか。
ほら、生きていくのに必要なものはそう多くないんだけど、何がほんとうに必要なのか、見極めるのは
意外と難しいんだよな。
あの日、背中の荷物が増えてくことに気付かずふかみに嵌った俺たちは揃って距離感を見失い、
知らなくていいことまで知ってしまった。
俺はこいつじゃなくてこいつも俺じゃなくてここにはふたつの身体が存在し皮膚の表面に触れることが
できて体液を混ぜることができてほんのすこし手を伸ばせばそこには絶対的な安堵をくれる温もりがあり、
だからそうたとえば愛することも、
そんなだから、俺はあいつから目を逸らした。
剥き出しの神経で繋がりあう感覚を痛みに似た快感を、いちど知ってしまえばもう戻れない、
戻れないところに、俺たちは来てしまった。これ以上溺れるわけにはいかないから、生きてくのに
今より重い荷物は背負えないから、俺はあいつに別れを告げさせた。
337: ◆mg9666666Q
07/10/14 21:15:26 0
ゆっくり飲み干した苦い液体は冷えかけて泥水みたいな味がした。磨き上げられたガラス越し
東京の空が見える。赤味を帯びた夕暮れの色。聳え立つビルのシルエットは口かけた墓標にも似て
ぼやけた輪郭が秋の街を冷たく見下ろしている。今この瞬間混ざり合う赤と青を切り裂いて
ミサイルが降り注げばいいのに、とかくだらないことを思う。この先、俺は一生あいつを想いながら
生きていかなくちゃならない、要らないものを全部棄てても、あいつがこの世界のどこかで今も
呼吸をしてる、それだけのことで俺の脚は地面にめり込むくらい重くなる。まあでもそのぶん、
あいつの脚が軽くなるなら、それでいいんだ。
席を立って無駄に洒落た棚に半分くらい中身が残ったカップを置き、ありがとうございましたって
うすっぺらなことばを背中で受け止めながらガラス扉を押し開ける。がちゃん、扉が閉まり
俺の身体はすこし世界に近づいて、だけどまだこれじゃ駄目だ。行き交うひとの俯いた顔と
窄まった肩のライン、何かを拒むように全てから逃げるみたく。あいつと出逢うまで、俺も同じように
歩いてたんだろう。誰にも触れないように誰にも触れられないように。身体の内側に潜り込む
あいつの肉の温度。知らなければ、なんとかなったのかもしれない。誰かの体温を感じること、
それは生きてくのにどうしても必要なもので、だから寂しかったんだ本当は泣きそうなくらい、
身体を開いて繋ぎとめられるものだったら、それでも別にいいかなって思ってた。
4年前、ふたりきりのチューニングルームであいつは云った。
知ってたよ、アベくんが俺を愛してないってこと、俺の声が必要なだけだったってこと。
否定は、しなかった。視界の外で、テネシーローズがやさしく鳴く。ごめんな、でもさ、いつか俺を
愛してくれるんじゃないかって、ちょっとは思ってたんだよ、アベくんが、俺を愛してくれるんじゃないかって。
咄嗟、音になりかけたことばを、必死で呑みこんだ。あいつがずっと欲しがってたことば。いちども、
口にしなかった、口にできなかった、あのひとこと。抱え込んだ重い荷物。
口を閉ざしたままの俺に、わずか、あいつが笑う気配がした。
仕方ねえな騙されてやるよ、って声が聴こえた気がした。
338: ◆mg9666666Q
07/10/14 21:23:13 0
世界が遠いあいつと離れてからずっと。ゆっくり吸い込んだ秋の空気が癒えたはずの肺をぎしぎしと
軋ませる。ガラスを隔てた向こう側置き去りの感覚。煙草を咥えて俺はひとり慣れた道をたどる。
混ざり合う赤と青の向こう、この空のどこかを飛んでるミサイルが全て終わらせてくれる日を夢見ながら。
チバ、俺は未だに夢を見るよ。お前の隣でギターを弾いている夢だ。極彩色の音の海に溺れ
混ざり合う熱を切り裂く声に顔を上げれば、降り注ぐひかりの下でお前が歌っている。
お前は最後の天国を飛び立って、もう戻らないと知ってるのに。
見上げた空に宇宙船は見えなかった。
大真面目な顔でトカゲになりたいとか云ってた男は、今もステージの上、鮮やかな色を放っている。
それでいい、と俺は、思う。
なあ、チバ、俺はお前を愛してたよ。
逢いたいなんて思わない。注ぎ込まれた生温い体液はとうの昔に流れ出してしまったけれど
灼き尽くされた神経が未だあいつを忘れない。音のない宇宙でも、俺はあいつの歌を聴くだろう。
逢いたいなんて、思わない。この先も、どこにいても。
---------------------------
お粗末でした
>309
ミシェルだったら水色の水とかキングタイムとか
ミシェル外ならロソのブランコ、バスデの雷とオオカミのノド
339:名無しさん@ピンキー
07/10/14 21:46:16 O
ageますよ(^ω^)
340:名無しさん@ピンキー
07/10/14 21:53:31 0
>>338
ありがとう。これは沁みる…
体調大丈夫ですか
341:名無しさん@ピンキー
07/10/14 22:06:28 O
神キテタ━━(゜∀゜)━━!!
ああまた切ないよ
犬みたいなチバとか苦しみながら自分を抑え込むアベが目に浮かぶようだ…
これは前回投下された話の続きなのかな?
いや、違ったらごめん(´・ω・`)
やっぱり体調崩してたんだね神、無理しないで体大切にしてね。
342:名無しさん@ピンキー
07/10/15 03:20:37 O
投下読んで解散後にファンになった人かなと思った。
人物描写とかでなんとなく。あと若そう
こう思ってるの私だけ?
343:名無しさん@ピンキー
07/10/15 03:27:42 O
うん、結構冷たい感じがする。解散してるのが当然と言うか…
まぁひとそれぞれだとは思うけど。
344:名無しさん@ピンキー
07/10/15 03:47:09 O
職人分析はやめておいてほしい
345:名無しさん@ピンキー
07/10/15 03:57:30 O
うーん
実際解散しちゃってるしあれから何年も経つし、
それ受け入れて昇華してたら淡々と鬱々とした感じになる気がするけどな…
フラットじゃないアベってなかなか興味深いね
346:名無しさん@ピンキー
07/10/15 04:00:29 O
人それぞれと思うなら言わなきゃいいのに
347:名無しさん@ピンキー
07/10/15 05:59:39 O
どれ読んでも同じような描写と同じ鬱加減だよね
書かない方が病気のためだと思うけど
348:名無しさん@ピンキー
07/10/15 06:31:13 O
>>347
それは職人さんに失礼だろう。
349:名無しさん@ピンキー
07/10/15 07:25:16 O
気に入らなければスルー
職人さんだってプロじゃないんだから
350:名無しさん@ピンキー
07/10/15 07:39:46 O
この鬱加減、好きだな
体調気になりつつ投下楽しみにしてる
351:名無しさん@ピンキー
07/10/15 07:47:13 O
文字情報(ネットや過去の雑誌)だけでSS作ってるんだろうなとは前から思ってた
生っぽくないというか人間臭さがないというか
でもそれはそれでいいと思ってる
たまたま巡り会うのが遅かっただけの話だし、SS上手いから自分としてはむしろウエルカムだよw
ただ長年のファンを装わなくていいんじゃないかと…
見てる側は発言の端々ですぐわかるし…
352:名無しさん@ピンキー
07/10/15 08:06:19 O
各々職人さんへの想いはあるだろうが分析はこのへんで。
投下しづらくなるような状況は避けたい。
353:名無しさん@ピンキー
07/10/15 08:17:51 O
ずいぶん失礼な人たちがいるもんだ。
今やアベが喋ったり動いたりしてるのなんて、
2chの、いや、SSの中だけだってのに
それを書いてくれてる職人に文句つけるとはな。
354:名無しさん@ピンキー
07/10/15 08:39:03 0
>>353
そりゃまた言いすぎでしょ(汗
自分は嫌いじゃないよ>96氏
ぷ厨なんかはたぶん昔からのファンだろうとすぐ分かるよね
要するにそういう事がみんな言いたいんだろうけど、SSレベル高いから気にしてない
355:名無しさん@ピンキー
07/10/15 08:48:24 O
>>354
353はスルー汁
356:名無しさん@ピンキー
07/10/15 09:58:58 O
解散後ファンに雑誌の整理云々や「4年経ちゃ平気だろとか思ってたのに」などと長期ファン面されて言われるのは正直気分のいいものではない。特にこの時期は。
こんなこと思ってるのは自分だけだろうけど。ナーバスになっててスマソ。
357:名無しさん@ピンキー
07/10/15 10:29:53 O
ナーバスになるのも譲れない部分があるのも当然だし、悪いことでは絶対ない。
それこそ人それぞれで結構だと思う。
でもSSへの感想ならともかく職人さん本人をどうこう言うのはもうやめにしないか。
358: ◆mg9666666Q
07/10/15 11:14:03 0
分析悪いけど解散前から好きだよ
Mステ流れでもない
書いたもんをどうこう言われるのは構わないけど
そういうとこ腐されるのは気持ちのいいもんじゃないね
腐女子以前にファンだからさ
まあ、もう出てこないから安心してください
荒らしてごめん
では
359:名無しさん@ピンキー
07/10/15 11:27:36 O
せっかく投下してくれたのに嫌な思いさせてごめんねmg96氏
私はあなたの文章がほんとに好きで毎回投下楽しみにしてたから出来ればまた来て欲しいんだけど…
体調崩さないように気を付けてね
360:名無しさん@ピンキー
07/10/15 11:27:50 O
ネチネチと余計なことばっか言いやがって糞婆ども。
これでまたうまい書き手がひとり減った。
さあどう責任取ってくれるんだ?
361:名無しさん@ピンキー
07/10/15 11:28:05 O
>>356
気持ちわかるよ
私も解散に立ち会ってない人にそうゆうレス書かれたらふざけんなって思う
職人がそれに当たるかはわからないけど
362:名無しさん@ピンキー
07/10/15 11:30:11 O
>>356
おまえが出てこなきゃいいだけの話。
自己判断の思い込みだけで職人さんを不快にさせるヤツは氏んでいいよ。
363:361
07/10/15 11:32:10 O
リロードする前に3つもレスがwww
吊ってくる
364:名無しさん@ピンキー
07/10/15 11:35:27 O
ナーバスを言い訳にして職人批判とはね。
いったい何様のつもりなんだか…
365:名無しさん@ピンキー
07/10/15 11:38:11 O
あーあ貴重な職人が…
確か腐女子デビューが遅かっただけじゃなかったっけ?記憶違いだったらごめんね
入退院繰り返すから雑誌の整理やPCの整理するんだなとも思ったよ
あと嵐てるのは9666氏じゃなくて職人分析をわざわざレスする方
366:名無しさん@ピンキー
07/10/15 11:40:14 O
勝手に分析なんかされて批判されたら、正直投下するのも躊躇する。
自分はアベ受け書いてるけど、しばらく投下は自重するお…
367:名無しさん@ピンキー
07/10/15 11:42:49 O
ああこうなるのが嫌だったから
職人本人の批判はやめてって言ってたのに…orz
投下してくれなくなるのが一番堪える…
368:名無しさん@ピンキー
07/10/15 11:43:20 O
ナーバスになってる古参腐人を装って
SS職人を駆逐しようとしてるように感じる
369:名無しさん@ピンキー
07/10/15 11:43:38 O
>>365
いや確かそう。
昔から好きだったけど、腐目線で見てなかったって言ってたよ。
そういうことも覚えてなくて俄か扱いするやつこそ嵐だ。
マジで氏んでいい。
370:名無しさん@ピンキー
07/10/15 11:46:04 O
96氏投下後毎の2~3レス
今の96氏登場後の加速するレスの数
自分は正確が悪いなあw www
>>366
じゃあ自分も投下自重するお
371:名無しさん@ピンキー
07/10/15 11:51:27 O
>>366-367
まさに職人潰し>>342の狙い通りかもしれない
投下ある度にageてくれる監視と同種
372:名無しさん@ピンキー
07/10/15 11:52:54 O
人生の目標年齢はクリアしたと言ってたから
じゃあ次は書きたいSSを全て投下することを目標にしてくれ、と言ったら了承してくれて
その後体調を見計らいながら続々と投下してくれていた人だったのに…
373:名無しさん@ピンキー
07/10/15 11:55:18 O
自演と思わせたいあたり、性格悪いというより>>370も投下阻止班にしか…
374:名無しさん@ピンキー
07/10/15 11:56:33 O
自分は書く
375:名無しさん@ピンキー
07/10/15 12:00:05 O
>>370
職人への萎えレス続いた結果、投下やめる宣言引き出されたら
ロムってばかりじゃいられないよ
376:名無しさん@ピンキー
07/10/15 12:14:15 O
職人も黙って消えればいいのに
こうなるのは目に見えてたはず
377:名無しさん@ピンキー
07/10/15 12:19:57 O
あれだけ好き勝手に分析されりゃ文句のひとつも言いたくなるだろ
378:名無しさん@ピンキー
07/10/15 12:27:52 O
( ´,_ゝ`)プッ
379:名無しさん@ピンキー
07/10/15 12:37:29 O
>>378
ちょwwwwww
まさかage厨に和まされるとはw
380:名無しさん@ピンキー
07/10/15 13:23:55 O
自分は前のスレによく投下してけど、やっぱりああいうレス
されちゃったら投下したくなくなっちゃうよ。
確かに長年のファンだから色々思うところあるかもしれないけど
ここで言うべきじゃなかったかもね。
偉そうにスマソ
381:名無しさん@ピンキー
07/10/15 14:02:48 O
思い込みの禿げしいネチネチ婆にあらぬ疑いをかけられるから、
右に投下する職人は誰もいなくなりましたとさwwwww
実際あんな不快な職人分析、他のお菓子スレで見掛けたことないよ。
いくらナーバスだからってわきまえろよ。
382:名無しさん@ピンキー
07/10/15 14:12:38 O
mg96氏本人と氏の話が大好きでかかさず保存してきた私に謝れ…orz
383:名無しさん@ピンキー
07/10/15 14:20:13 O
この余波が系列スレに及ばないことを祈る。
384:名無しさん@ピンキー
07/10/15 14:33:30 O
>>342
>>347
>>351
>>356
>>361
人の気持ちも空気も嫁ないならもう来るな
385:名無しさん@ピンキー
07/10/15 14:37:16 O
ムカつくけど>>353の言ってることは今の現実だ…
orz
386:名無しさん@ピンキー
07/10/15 14:46:44 O
あーあ…勘弁して欲しいマジで。
職人潰しの為のスレですかココは。最悪。
387:名無しさん@ピンキー
07/10/15 14:50:44 O
今回のことで余計に体調崩さないといいが>mg96氏
もし良かったらまたいつか戻ってきてくださいね…(ノД`)
388:名無しさん@ピンキー
07/10/15 14:54:19 O
>>383
ノブオやマターリはマイペースだから平気だろう。
真ん中はリアルでの今のスットコ自身がアホみたいに健康的ゆえに
住人が鬱になることは少ないし、若手攻め萌え住人もいるから大丈夫だろうwwwww
しかし左はここと体質が酷似してるから危険かもね。
389:名無しさん@ピンキー
07/10/15 15:00:25 O
新着レス数にwktkして覗いて見れば…なんだこりゃ(;∀;)
文句あんなら自分で投下しやがれ!
…orz
390:名無しさん@ピンキー
07/10/15 15:03:50 O
(´皿`)<…
(う皿´゚)
┃彡
391:名無しさん@ピンキー
07/10/15 15:11:21 0
いつからこんなスレになっちゃったんだよ
アベくん泣いちゃったじゃねえか!どうすんだよ
392:名無しさん@ピンキー
07/10/15 15:13:35 O
菓子スレに張り付いてる単独嵐と妙な分析厨が出てきてから。
フトツ泣かないでフトツ…
393:名無しさん@ピンキー
07/10/15 15:14:13 O
>>391
鰓さん乙
394:名無しさん@ピンキー
07/10/15 15:16:00 0
>390
ごめんね
395:名無しさん@ピンキー
07/10/15 15:16:47 0
萌える限りお菓子続けて再びmg氏や歴代職人さんたちを召還したいです><
396:名無しさん@ピンキー
07/10/15 15:17:15 0
分析厨ID見たら全員携帯だね
自演なんじゃないの
397:名無しさん@ピンキー
07/10/15 15:19:51 0
自分は読んでてファン暦浅いとは思わなかったけどな
チバとアベが会ったのが6月だったとか、ちゃんとポイントおさえてるし
分析厨は何をもってニワカと思ったんだ?
398:名無しさん@ピンキー
07/10/15 15:28:52 0
>身体に女や男の痕跡をこびりつかせて。
>誰と寝ても、あいつは俺を責めなかったから。
死ぬほど空気読まずにレスしますが
ここが気になったとです。誰と、何人と…(*´Д`)ハァハァ
399:名無しさん@ピンキー
07/10/15 15:32:30 O
>>398
ほんとに空気読んでないが、不覚にもちょっと和んだwww
400:名無しさん@ピンキー
07/10/15 15:34:58 O
>>398
GJwww
401:名無しさん@ピンキー
07/10/15 19:07:16 O
>>396
ここの住人は8割くらいが携帯だし、自演とは言いかねるとオモ
なんにせよ職人さんが投下しにくい状況になったのはセツナス
402:名無しさん@ピンキー
07/10/15 19:18:59 O
まさか右で職人分析&批判する輩が出てくるとは思いもしなかった…
403:名無しさん@ピンキー
07/10/15 19:25:36 O
職人が投下したくなくなる、最大にして最悪のパターンだよね
ほんとに分析とか批判とか何様のつ(ry
404:名無しさん@ピンキー
07/10/15 19:29:11 O
[=.・з・]y-~~<最悪だねえ
405:名無しさん@ピンキー
07/10/15 19:39:44 O
~且⊂(・ω・`≡´・ω・)つ且~
(´・ω・)<……
つ且と
(´;ω;`)ブワッ
┃彡サッ゜。・゚・
406:名無しさん@ピンキー
07/10/15 19:42:59 O
ああアベに引き続きキュウまで…
ごめんねごめんね泣かないでキュウ
407:名無しさん@ピンキー
07/10/15 20:36:43 O
______
/:\._____\
|: ̄\ミ∩`_ゝ´彡\<…ジーッ
|: |: ̄ ̄ ̄ U ̄:|
408:名無しさん@ピンキー
07/10/15 20:49:51 O
______
/:\._____\
|: ̄\ミ∩`_ゝ´彡\<…ら、ラブとピースは違うことなのさ
|: |: ̄ ̄ ̄ U ̄:|
409:名無しさん@ピンキー
07/10/15 20:51:03 O
どうしたwww
410:名無しさん@ピンキー
07/10/15 21:12:46 O
>>396
ひとりの仕業だと思いたい気持ちわかる
ガックリきた
411:名無しさん@ピンキー
07/10/15 21:40:26 O
(`皿´)
φ" と)カリカリ
 ̄ ̄ ̄ ̄
(`皿´)<……
φ / ̄O
 ̄ ̄
412:名無しさん@ピンキー
07/10/15 22:33:25 O
>>408
ゴミ箱の中…?何やってんだスットコwwwww
なんか久々にロデタン聴きたくなってきたおw
>>411
フトツなに書いてるのフトツ
413:名無しさん@ピンキー
07/10/15 22:36:51 O
エヘヘ
(*`皿´)<テクニシャン番付
φ / ̄O
 ̄ ̄
414:名無しさん@ピンキー
07/10/15 22:39:58 O
あーあ…
ココの平均精神年齢、かなり下がったんだね
皆で萌えて 平和だった初期が懐かしいよ
415:名無しさん@ピンキー
07/10/15 22:43:40 O
なんだか残念な流れになってますね
416:名無しさん@ピンキー
07/10/15 22:53:41 O
そうですね
417:名無しさん@ピンキー
07/10/15 22:54:16 O
>>41
そういう発言もいらんがな
418:名無しさん@ピンキー
07/10/15 23:00:53 O
|─⌒)
|(,,ェ)・)
|`_ゝ´彡.。oO(ナンカ スサンデルナー…ウタッチャオ)
⊂/
| /
|
(⌒─-⌒)
((( ・(,,ェ)・)
||l∩*`_ゝ´彡 トゥッルトゥルットゥットゥー♪
|| . |⊃
C:、.⊃ ノ
""U
(⌒-─⌒)
(・(ェ,,)・ )))
ミ`<_´*∩||| トゥッルトゥルットゥットゥー♪
⊂| . ||
. !, ⊂,,,ノo
U""
(⌒─-⌒)
( ;;;;;;)
| ;;;i .。oO(イケネ、カシワスレタ…)
. ∪ ;;;i
i ;;oi
(ノ''''''ヽノ , , , , ,
419:名無しさん@ピンキー
07/10/15 23:02:13 O
ありがとうスットコさん
荒んだ心が癒された
420:名無しさん@ピンキー
07/10/15 23:03:58 0
>>407
>>418
そのAA懐かしいwww
3年ぐらい前?
421:名無しさん@ピンキー
07/10/15 23:12:36 O
古参アピールなしでマターリと
422:名無しさん@ピンキー
07/10/15 23:15:23 0
>>414
初期はある人がいたから
わりとピリピリしてたような…
423:名無しさん@ピンキー
07/10/15 23:17:10 O
>>421
刺のある言い方は荒れる元
424:名無しさん@ピンキー
07/10/15 23:19:36 O
荒れたり精神年齢が~とかいう流れは度々ある
萌えながらもマターリ維持スキル磨き続けるしかない
425:名無しさん@ピンキー
07/10/15 23:26:04 O
職人の古参発言は確たる根拠なしに咎められる
みんな新参装って若輩者で済まんwて感じでいけばいいんじゃねーの('A`)
426:名無しさん@ピンキー
07/10/15 23:34:58 0
要するに解散後のナーバス時期
加えてアベだけ行方知れず
一番ピリピリしてただでさえ気分落ち込んでるところに
鬱満載SSを投下されたから空気読みやがれと
言われただけなんじゃないのw
それを職人つぶしだなんだと大げさなw
427:名無しさん@ピンキー
07/10/15 23:35:56 0
ぷぎゃがぬこふと投下したのはいつだっけ
秋だったよーな記憶あるけど
和ませてもらったよ 過去ログ読んでこようw
428:名無しさん@ピンキー
07/10/15 23:40:14 0
鬱系苦手ならほのぼのSSのログ読んでればいいのに
429:名無しさん@ピンキー
07/10/15 23:45:37 0
>>427
ベビーローションが淫らな液体に見えるようになったのはぬこふとSSのせいです
430:名無しさん@ピンキー
07/10/15 23:47:35 O
大げさだろうが何だろうが
実際に一人貴重な職人を失ったのは事実だ
431:名無しさん@ピンキー
07/10/15 23:48:58 O
>>426
ssには触れずに職人分析してたのが始まり
432:名無しさん@ピンキー
07/10/15 23:50:23 0
つか叩かれることくらい予想しといてほしかったな
体調のことも分かるけど叩かれるんじゃないかなーと
あれを読んだ時から思ってたよ
433:名無しさん@ピンキー
07/10/15 23:51:44 0
今までだってたくさんすごい職人いたけど
みんな黙って投下して黙って消えたじゃん
それが空気読んでるってことじゃないの?
434:名無しさん@ピンキー
07/10/15 23:51:49 O
なんで?
435:名無しさん@ピンキー
07/10/15 23:53:29 0
自分語りしなければ分析されないんじゃ・・・そこも分からないならしょうがないけど。
436:名無しさん@ピンキー
07/10/15 23:54:07 0
>>432
同意。理由がわからない人に説明しようとも思わないな。
437:名無しさん@ピンキー
07/10/15 23:55:34 0
自分たちで話大きくしてるところはあるよね
ノブオにも書いてあったけど
普段ロムってて職人の投下に何のレスも付けない人が
こういう時だけ出て散々罵ってるのもどうかと
438:名無しさん@ピンキー
07/10/15 23:57:20 0
肌に合わないSSの時はレスしないでスルーしてる人の方が多いでしょう
レスは強制ですか?
439:名無しさん@ピンキー
07/10/15 23:58:42 0
>>437
レスは書かないといけないの?
自分は何か違うと思ったら書かないし
萌えたら何レスでもするよ、いけないの?
440:名無しさん@ピンキー
07/10/15 23:59:22 0
>>435
静同
441:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:00:07 O
>>431
分析されるような事を書く職人も悪い
わかる?
>>435
そうそう
職人が淡々と投下だけしてれば問題なかったのにね
442:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:01:18 O
>>432
いずれこういうことになるんじゃないかって気がしてハラハラはして見てた
443:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:01:30 O
>>426
こう言っちゃなんだが…ほかの職人さんが書いてるSSも、
アベが登場する話はほとんどが鬱々としてるじゃん。
右に限らずほかのお菓子スレに投下されたネタでも。
それを職人さんのファン歴まで勝手に邪推して、
もう来ないとまで言わせてしまったわけで。
しかもほかの職人さんまで投下しにくい空気にしちゃってさ。
それってもう職人潰し以外のなにものでもないと思うよ。
444:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:02:09 0
どうも携帯から職人つぶしだ!ひどい!と連呼してる人が
実は職人さんじゃないかとか疑っちゃう私でごめんね
2ちゃんずれしすぎですね。
445:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:03:39 0
>>443
だからね、普通の職人さんは、
こういう事が起こらないように、
ファン歴を邪推されるような事は、
みんな「書いていなかった」でしょ?
分かるかな?
もっと易しく説明しないとまだ分からないかな?
ほんと疲れるわ・・・
446:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:06:12 O
は~…萎えた。
もう右には二度と投下しない。
職人に何を求めてんの?
447:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:07:07 0
>>443
あの職人さんが好きだった人は残念だろうし
肌に合わなかった人はフーンとしか思わない
2ちゃんはそういう場所ですよ
私設サイトじゃありませんよ、ここは。
448:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:07:26 O
>>444
実際投下し辛いから仕方ない
449:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:07:29 0
>>438-439
肌に合わないSSの時はスルーすればいいと思ってるよ
ただ「この職人が好きだったのにー」みたいな人のレスがたくさんあったから
その人達宛に言いました
450:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:08:09 O
というか今回のは
SSの雰囲気や描写からしてなんか新参っぽい
っていう謎の分析から始まったんじゃなかっっけ
451:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:08:25 0
>>444
いろいろ話をそらそうとしてる人がいるのに
その度に強引に話を職人つぶしに
持って行きたがる空気の読めなさは確かにゴニョゴニョ
みんな相当気を遣ってずばりとは言ってないのにね
わかってよいい加減・・・
452:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:08:58 0
>>444
ナカーm(ry
453:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:09:12 O
>>445
本当に嫌味しか書けない人なんだね。同情するわ。
お前みたいなのがのさばってるうちは投下もないだろね。
454:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:09:27 O
>>446
職人に求めてるのは単純にSSのみ
455:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:10:13 0
つか96さんの体調話も私は話半分だけどな
メンヘラさんだろうとは思ったけど
みんなそんなに信じてるのにびっくり
456:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:11:29 O
>>445
すんげー上から目線だな。
何様?
他人の書いたものじゃなく、自家発電でハァハァしてれば?
457:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:11:30 0
>>453
横レス申し訳ないけれど、445さんは当然の事を言ってると思うよ。
今までの職人さんが自分語りをしなかったのは、
こうやってスレが荒れる原因を作らないように空気を読んだまで。
458:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:11:37 0
体調をやたら気遣ってる人は と思ってたけど
459:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:14:03 0
>>455
ドジンHP管理人によくいるタイプだなとは思ってました
メンヘラ系の。だから一歩引いてみてたよ。
レスもしなかった。でもSSは一定水準以上のレベルだった。そこは評価してる。
460:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:14:47 O
>>455
そういうことも含めて職人や職人の背景なんか
敢えてスルーが暗黙の了解だと思ってるよ
人の分析始めるとろくなことないよね
461:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:15:44 O
新規と言い当てられて逆切れ&自演タプーリに思えてしまう自分はネラー歴長いですスマン
462:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:16:07 0
>>461
ノ
463:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:17:37 O
…あーこんなんじゃ投下したくもなくなるわ
納得
464:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:17:59 0
自分語りとさよなら発言はかまってちゃんの典型
465:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:18:35 O
もう職人分析いいって
466:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:18:45 0
>>463
この雰囲気今回が初めてだと思ってる?wwww
467:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:19:23 0
もういいだろ
アベくんが泣き止まねえじゃん 泣き顔かわいいけど
468:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:19:54 0
携帯の人、そろそろ引き際を見極めた方がいいと思う。
あなたが思ってる以上に、たくさんの人が「・・・なるほど」と思ってますよ。
469:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:20:26 O
自分語りする職人なんて、今までもゴマンといたわけだが?
ウザけりゃスルーすればいいだけの話なのに、分析したり批判したり…
そんな簡単なスルーさえできないくせにデカイ口叩くなよ
ずいぶんエラそうな住人ばっかだったんだな、ここって…
470:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:20:27 O
おまえら進歩しないな
と思ってる
471:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:21:20 0
>>463みたいな人は、今まで神職人と言われた人達の
なにを見てたのか不思議。誰かここまで自分語りした人いたっけ?
472:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:22:43 0
96Q氏云々はともかく、ここを投下しにくい雰囲気にするのは
どうかなとも思った…
ここには96Q氏以外にも職人さんいるんだし。
473:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:22:56 O
>>467
鰓乙。
…と言いつつ実はスットコだったりしたらかなり萌え
474:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:23:52 0
>>469
>自分語りする職人なんて、今までもゴマンといたわけだが?
ここにはそんな人いません
ゴマンといた本巣があるならそこに戻れば?
475:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:23:57 O
パソコンの方。
ひとりで頑張ってるようですが、すでにウザイ婆の典型になってますよ?wwwww
476:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:24:26 0
>>472
普通にSSだけを投下してる人達は別に気にしないと思うけど。
477:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:25:08 O
>>471みたいなのが一番ウザス
478:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:25:11 0
>>472
他の職人は自分語りしてないから叩かれたりしないでしょ
…たぶん
479:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:25:19 0
>>475
一人に見えるなら眠剤投入して横になった方がいいと思うけど。
ベゲAでもあげようか?
480:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:27:20 0
特徴的な反応と口調で携帯の人は かなあ?
481:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:27:22 O
パソコンの方。
ひとりで頑張ってるようですが、すでにウザイ婆の典型になってますよ?wwwww
482:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:27:46 0
>>475
ちょwwwww一人って
経験値浅過ぎ
483:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:28:36 O
パソコンの方。
ひとりで頑張ってるようですが、すでにウザイ婆の典型になってますよ?wwwww
484:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:29:29 0
>>475
人って、誰かをけなす時は、自分が言われて一番嫌なことを言うってね。
「ひとりで頑張ってる」
485:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:30:25 O
普通にSSだけ投下してきた他の職人も何人か
これからの投下自重すると発言してたけどな…
職人いなくなるのかな
486:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:30:41 O
ひとりでとは思わないけど、ひとりだけ必死な人はいますねwwww
487:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:32:07 O
最初に分析しちゃった人が最も空気読めなかったんだよ
今までいい感じにスルーしつつSSだけは有り難く読めてたのに
ノブオに投下されたやつなんか禿萌えたよー
488:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:32:43 0
なにこのメンヘラ自爆のマニュアル通りの反応・・・
489:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:33:16 0
>>485
自重するって言ってた職人のうち何人が本物か…
口だけ職人もいるだろうしw
490:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:33:50 O
>>485
自重?自重どころかここにはもう落とす気ないね
やだよこんな陰険な住人がいるとこ
491:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:35:08 0
>>488
今後のいい教材になったと思えばw
492:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:35:34 0
>>488
ニラニラヲチすればいーかとw
493:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:36:27 0
>>487
遅かれ早かれこうなってたとオモ
494:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:37:30 O
はいはいわかりますた
勝手にやってろ
495:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:38:02 0
亀ですが>>432さんと>>459さんに同意
いつかこうなるだろうと思ってたから、やっぱりねという感じ
496:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:38:57 0
>>490
てかとっくにさよならしたんでしょ?
なんでまだいるの
497:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:40:18 0
みんな県下しないでよー仲良くしようよー
498:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:41:53 0
県下→喧嘩orz
499:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:42:20 O
つかホント陰険だね・・・
歪んでる。
500:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:43:04 O
旦 旦 旦
( ( )
旦⌒,∩ ∩、⌒旦
⊂(゚`皿´゚)つ
旦⌒"ミ∪≡つ彡"⌒旦
) ) (
旦 旦 旦
ゼェゼェ…
(;皿;) ̄)
しーJ(_⊃
501:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:43:37 O
>>500
ごめんね…
502:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:43:37 0
>>499
名無しで自分擁護してるほど歪んでませんが何か
503:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:44:45 O
今日はPCの人多いな
504:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:45:40 0
かまうと居つくよ
スルー推奨
505:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:46:40 O
>>502
┃皿´;)
┃;`皿´)つ旦~
506:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:47:02 O
>>503
本来はねPCの人が多いんだよ...
過去ログ見ればわかる
507:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:47:10 0
>>488
バレバレすぎて萎えた
SSは割と良く書けてたのに残念
508:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:50:02 0
>>507
引き際がまずすぎて「あーあ」と思ってる人はいそうだよね...
509:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:51:35 0
会話は雑談程度で自分語りはしない
これができてればいい職人さんだったのに
510:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:52:15 O
寝る前に覗いてるから最近はほとんど携帯から
(`皿´)は携帯持ったままかなー
エラの番号やメアドが登録されてたらと思うだけで萌える
511:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:57:36 O
>>509
腐デビュー遅かったみたいだから
そのあたり揉まれてなかったのが不運といえば不運
もったいない
512:名無しさん@ピンキー
07/10/16 00:58:14 0
ぶっきらぼうに「ウエノ」とだけ登録されてるのか
フルネームカタカナで登録されてるのか
フルネーム漢字で登録されてるのか
そんな些細なことが気になって夜も眠れませんハァハァ
513:名無しさん@ピンキー
07/10/16 01:01:42 O
>>511
ミセルのSSデビューが遅かっただけで、腐デビューは早かったと思ってる
514:名無しさん@ピンキー
07/10/16 01:05:19 O
>>512
ひらがなで登録されてるかもしれないよ(*´∀`)
515:名無しさん@ピンキー
07/10/16 01:05:39 O
カレーっイギリス料理だって
ウエノ~、お前知ってた?
516:名無しさん@ピンキー
07/10/16 01:06:55 0
┃]つ<´皿`)つアアン
┃≡サッ
517:名無しさん@ピンキー
07/10/16 01:17:04 0
>>511
別に腐デビュー遅くたって
ミセルスレで散々揉まれてれば
空気くらい読めるようになるよ・・
518:名無しさん@ピンキー
07/10/16 01:21:15 O
腐スレはまた独特だからなー
519:名無しさん@ピンキー
07/10/16 01:23:07 O
∥´_ゝ∥
520:名無しさん@ピンキー
07/10/16 01:28:07 0
>>426
>>432
>>441
同意。
521:名無しさん@ピンキー
07/10/16 01:44:46 O
いやいや
鬱展開でも投下だけならいけた気がする>>426
しかし凹む展開の妄想をしやすい季節&現状だ
元気でいるんだろうけどね…アベ……
522:名無しさん@ピンキー
07/10/16 01:47:31 O
zzz(´皿`)[・ε・=*]y-~~
523:名無しさん@ピンキー
07/10/16 02:05:05 O
今北
嵐も過剰擁護も一気に引いてるんだ
ふうん
524:名無しさん@ピンキー
07/10/16 02:33:28 O
平日の夜だもの
525:名無しさん@ピンキー
07/10/16 03:03:23 0
>>519
いらっしゃいw
526:名無しさん@ピンキー
07/10/16 03:22:22 0
空気死ぬほど読まずに投下
鰓アベ
――――――
メールで一方的に指定された、もうすっかり見慣れたはずのホテルに着いたのは
日付が既に変わろうとしている頃だった。
俺はタクシーから降りて、早足で入り口からロビーを通り過ぎ、エレベーターの
のろのろと動く数字を苛付きながら眺め、ようやく部屋にたどり着いた時には
すっかり息が上がってしまっていた。
走ってきたわけでもないのに。
早く、早くと焦らす心と、でも、と躊躇する身体が反発しあって言う事を聞かない。
僅かに震える指で扉をゆっくりを開けると同時に、俺の心臓は大きく一つ、鳴った。
狭いホテルの一室。
どこにでもあるような風景の中、ベットに座って煙草を吹かしながら、ゆっくりと向けられる
視線。
固い絨毯を、鉛のような足で踏みしめながら、俺は言うべき言葉を探していた。
言ってやりたい文句なら山ほどあった。
囁いてやりたい言葉も山ほどあった。
でも、それを目の前にした瞬間俺の理性だとか感情だとか、そんなものは砂のようになって
消えて、わけもわからずに無我夢中でその身体をしっかりと抱き締めていた。
527:名無しさん@ピンキー
07/10/16 03:23:06 0
「アベくん」
気のせいなんかじゃない、最後に会った日からまた痩せてしまったその身体は、
記憶の中にしか存在しないそれよりも、もっとずっと胸に迫るような温かさがあった。
骨の感触や、心臓の音、匂い、体温、全部、本物なんだと確信するまで少しの時間
がかかって、本物なんだと言う嬉しさとか、込み上げる愛おしさをどうするべきか
探すのにもまた少しの時間がかかった。
長い時間、俺はその身体を抱き締めていた。
そうするより他に術を知らない馬鹿みたいに。
そうすること以外に何も出来ない子供みたいに。
アベくんは何も言わなかった。
何も言わずに、骨が軋むんじゃないかと思うくらいの力で抱き締めてくる俺の背中や髪を、
ゆっくりとその細い指先で撫でていた。
大丈夫、大丈夫とあやすように。
もうどこにもいかないから、というように。
「アベくん」
そのまま俺は何も考えることが出来なくなり、ベットにもつれ合うようにして倒れ身体を繋げた。
互いの、というか、俺の気が済むまで。
何度も何度も、離れそうになる体温を引き寄せては口付けた。
そして、名前を呼んだ。
何度も何度も。
カーテンを引き忘れたホテルの窓から、ぼんやりとした月明かりが漏れて絨毯の上を濡らしていた。
――――――――
528:名無しさん@ピンキー
07/10/16 03:23:53 0
アベくんと連絡が付かなくなったのは、もう半年以上も前のことだった。
せっかく新しく始めたバンドも無くなって、これからさぁどうすると言った話をしていた矢先のこと
だった。
何度電話を掛けても、どんな内容のメールを寄越しても連絡が付かないことに妙な不安を
覚えて、アベくんのマンションまで行ったらそこは既に空き部屋となっていた。
チバもキュウも、その他、アベくんと親しそうな人(と言える人は数少ないけど)や、そうでなさそうな人
にも聞いてみたけど、誰もかれも口を揃えて「最近会ってない、見ていない」と言うばかりだった。
失意の余り失踪、という風には見られなかった。
ギターを弾く場所を失ったことに対して心配していたのは本人よりもむしろ俺のほうで、
「どうすんの?」と尋ねても、アベくんは「どうにでもなんだろ」と言って曖昧に笑う
だけだった。
その裏に、実は大きな不安を抱えてましたなんてことは有り得ないと思う。(アベくんほど
素直な人間は、数多い俺の知り合いや友人の中をどんなに探してもいない)
そんな人が、どうして急に、誰にも、俺にさえ何も言わずに消えてしまったのか。
どうしてもわからなかった。
わからない自分に、何も言わずに消えたアベくんに、身体の奥を焼き尽くすような苛立ちを
覚えた。
それと同時に、胸をすっぽりと覆い尽くす不安に襲われた。
今まで、どこにいたって連絡が取れない、行方がわからないなんてことは無かったのに。
最初の1週間は、寝る間も惜しんで探し回った。
次の1週間は、声を漏らさず少しだけ泣いた。
その次の1週間は、何か事情があるのかもしれないから、向こうから連絡が来るまで待とうと
思って普通に暮らした。
それから先は、この三週間やってきたことの繰り返しだった。
アベくんが居ないのが日常になるのが嫌だったから、一日に一回は必ずアベくんのことを考える
ようにしていた。
仕事やら何やらで思い出す暇が無くても、夜、眠りに落ちる直前のまどろみの中に、いつも
アベくんは居た。
心配、というよりは、焦がれていた。
その肌に触れたくて、存在を、確かめたくて、抱き締めようとする俺の腕はいつも空を描いていた。
529:名無しさん@ピンキー
07/10/16 03:25:21 0
そんな日々を繰り返していた俺に、一通のメールが来た。
何の前触れもなく、事件(というと大袈裟かもしれないが、俺にとっては重要なんだ)は一気に
解決した。
アベくんからのメールだった。
何時に、いつものホテルのいつもの部屋で待ってる、という、何事も無いようにいつも通りに俺を
誘う内容に、身体の力が一気に抜けたのを覚えている。
それから、ここに来るまでのことは正直良く覚えていない。
俺も、必死だったから。
アベくんがいるんだってことを確かめたくて、必死だったから。
「ウエノ」
その名前を呼んでくれる声が懐かしくて、それだけで俺はすっかり嬉しくなってしまう。
「何?」
汗ばんだ肌のまま、後ろからアベくんを抱き締める腕に力を込めた。
「もう離せって」
苦笑混じりの声でそういうアベくんは、確かにさっきから窮屈そうにもぞもぞと動いていた。
嫌だよ、俺、どんだけ探したと思ってんの。
そう言うとアベくんは、堪えきれず笑い声を零しながら「ごめんごめん、悪かったって」と言った。
実際の所俺の気持ちは、怒り半分嬉しさ半分。
どちらにせよ、本当に久々に会ったこの人への愛しさは変わらない。
きつい抱擁からようやく開放してやると、アベくんは起き上がって煙草を吹かし始めた。
その、痩せてしまったけど端正な横顔を見るのはいつぶりだろうと思いながら、俺は情けない子供
のような声で「心配したのに」と小さく漏らした。
530:名無しさん@ピンキー
07/10/16 03:26:30 0
「寂しかった?」
そんな俺をまるで茶化すみたいにアベくんは言う。
ムカついたから、返事はしなかった。
俺を見下ろすアベくんの視線を避けるかのように背を向ける。
寂しかったよ、なんて、正直に言いたく無かった。
こんな、本当にいつも通りに、まるで半年以上の空白が無かったかのように振舞う
目の前の我侭で身勝手で、子供みたいな年上には、絶対に。
「ごめん」
甘えるみたいな声を出して謝るな、と思った。
そんな声出されたら、何でも言う事聞いてやりたくなるから。
甘やかしたくなるから。
「悪かったって思ってるよ」
アベくんに背を向けて寝転がっている俺の肩に額を乗せて、アベくんは、今度は本当に
申し訳無さそうに言う。
骨ばった肩で感じる低い温度と、降りかかる髪の感触に胸の奥が締め付けられた。
俺、やっぱりこの人のことが好きだ。
どうしようもなく。
起き上がって、その華奢な身体を今度は優しく抱き締めながら、俺は耳もとで呟いた。
「もういいよ」
今、こうして、俺に会おうと思ってくれたんだし。
そう言おうと思ったけど、もう言葉に出来なかった。
もういい、と、それしか言う事が出来なかった。
いつもそうだ。
俺はこの人の前だと、何にも出来ない子供のようになってしまう。
“何にも出来ない子供みたいに”甘えてくるアベくんの前だと、俺は、何でも出来る大人みたいな
振りをした何にも出来ない子供みたいになってしまう。
531:名無しさん@ピンキー
07/10/16 03:27:16 0
抱き締める腕をほどいて、触れるだけのキスを何度か繰り返して、ようやく俺たちは離れることが
出来た。
灰皿に一時避難させていた煙草はすっかり吸えない短さになっていて、それを押しつぶしたアベくん
はまた新しい煙草に火を付けた。
「アベくん、今までどこ行ってたの?」
自分のぶんを服から取り出すのが面倒で、アベくんから一本拝借しながら俺は聞いた。
「広島」
ぶっきらぼうに一言だけで告げるアベくんの言葉に驚きながら、紫煙をゆっくりと吐き出す。
てっきり、ふらっと海外にでも行ってしまってるもんだと思ってたのに。
まさか故郷に帰ってるだなんて予想もしなかった。
今思えば、少し考えればわかりそうなもんなのに。
自分がどれだけ取り乱していたかということを思い知らされたと同時に、飛行機の
顧客名簿まで調べた方が良いんじゃないかとか思ってたことがひどく恥ずかしく思えた。
「今更里帰り?」
笑いながらそう聞き返すと、アベくんはふざけて
「自分探しの旅」
と言ってきた。
俺はその言葉の響きとアベくんとのギャップが何だかおかしくて、シーツに顔を埋めて
声を押し殺して笑った。
似合わねーと呟きながら。
「うるせーな!」
アベくんも、笑いながら俺の背中を叩く。
それでも俺が笑ってるとアベくんは俺の指から煙草を取り上げて、灰皿に押付けた。
「笑いすぎ」と艶を帯びた声で囁きながら。
そして、その声に反応して顔を上げた俺に唇を寄せて、そのまま深いキスを交わした。
唇を合わせながら仰向けになった俺に跨って、舌を絡ませながら髪をかきまぜる。
俺の手もまた同様に、アベくんの豊かな黒髪や敏感な首筋を撫で続けていた。
会えなかった時間の隙間を縫うように、長い時間、ずっと。
―――――――
532:名無しさん@ピンキー
07/10/16 03:27:56 O
キタ━ヽ∥*´_ゝ∥ノ━!!!!
533:名無しさん@ピンキー
07/10/16 03:28:13 0
それからまた一回身体を繋げて、全部が終わった後、アベくんはすぐに眠ってしまった。
流石に疲れたんだろう、久しぶりだったしな。
俺はというと、疲れているはずなのに中々寝付けずに、腕の中で寝息を立てるアベくんの顔をじっと
見つめていた。
出会ったときよりも痩せてしまった顔が、何だか胸を苦しくさせる。
近くに存在を感じられたときにはなんとも思わなかったけど、この人は、あんなに力強い音を出す
くせに、人が思うよりもずっと儚い。
一本の蝋燭の火みたいに、目を離したら消えてしまいそうなほど。
だから、俺は、目を離したくなかった。
目を離したら、この人消えちまうよって思った。
自由でいたがるこの人を、縛り付けておきたいって何度思ったかわからない。
拘束することは出来ないかも知れないけど、それなら、せめて。
「…ウエノ?」
腕の中の身体がもぞもぞと動いて、薄く目を開いたアベくんが俺を見上げながら言った。
「ごめん、起こした?」
アベくんは頭を横に振って、俺に回していた腕に力を込めた。
胸の中にじわりと、温かい感触が広がる。
これを幸せと呼ばずになんて言おうか。
「アベくん」
ずっと縛りつけておくことは、出来なくても。
せめて。
「何」
ずっと見ている、それだけでも、させてはくれないだろうか。
534:名無しさん@ピンキー
07/10/16 03:28:46 0
「“自分がいなくなっても平気だ”とか、思わないでよ」
ずっと、傍で見ていて。
たまに抱き締めて。
「少なくとも俺は、全然平気じゃないから」
消えたりなんてしないように。
「もしいなくなっても、探すから。見つかるまで、探すから」
アベくんは、一瞬驚いたように目を開いて、それから優しく微笑んだ。
それは嬉しそうな表情にも見えた。
「俺が逃げたら?」
黒く艶やかな髪を、痩せた頬を、顎のラインをゆっくりと撫でる。
撫でながら、俺ははっきりとした声で、言った。
「それでも追っかける」
その言葉に、アベくんは口元に薄く笑みを浮かべながら俯いた。
呆れて笑ってるのか、その子供みたいな物言いが可笑しくて笑ってるのかもうわからない。
535:名無しさん@ピンキー
07/10/16 03:29:46 0
「お前、それ、何て言うか知ってる?」
ストーカー、と付け足すように言いながら、アベくんは僅かに肩を揺らして笑った。
俺の腕の中で。
「うるせーな」
俺も笑いながら、その華奢な肩を力強く抱き締める。
「ストーカーでいいよ、もう」
アベくんはもう抵抗しなかった。
どんなに力を込めて抱き締めても、耳もとで何か囁いても、髪に頬に瞼に悪戯のような軽いキスを
落としても。
俺の体温の中で、ゆっくりと笑っていた。
カーテンの引かれていない窓の外は俄かに明るく、夜が去っていく足音が、深い眠りに付く前の
耳に聞こえたような気がした。
薄いシーツに包まりながら、良い歳した男が2人、ぴったりと身体を寄せ合いながら、朝を迎えようと
していた。
これからどうなるかなんて知らない。
でも、不安なんて無かった。
こうしてたまに抱き合っていられれば、何でもできると思った。
それは、底知れない不安と隣り合わせなのかもしれないけど、
信じられないくらいに、穏やかな。
―――――
【終】
536:名無しさん@ピンキー
07/10/16 03:32:56 0
空気嫁なくてスマソ
書き上がったから投下した。でも悪気はない。
これから寝ますノシ
537:名無しさん@ピンキー
07/10/16 03:42:13 O
ありがとう
おやすみー
538:名無しさん@ピンキー
07/10/16 03:56:08 O
・・・・・・・・・・
・・・・・
539:名無しさん@ピンキー
07/10/16 03:56:32 0
>>536
おやすみなさい
ウエノかわいいよウエノ
540:名無しさん@ピンキー
07/10/16 05:44:00 O
( ´_ゝ`)フーン
541:名無しさん@ピンキー
07/10/16 06:59:12 O
あげ厨の偽物?w
542:名無しさん@ピンキー
07/10/16 07:24:04 O
( ´,_ゝ`)プッ
543:名無しさん@ピンキー
07/10/16 07:50:51 O
sky
544:名無しさん@ピンキー
07/10/16 08:13:39 O
要するに
アベオタへの精神的配慮もできないど素人のくせに、古参ぶってミッセル語ってんじゃねーよ
まぁSSは上手かったけどね
てこと?
545:名無しさん@ピンキー
07/10/16 08:21:10 0
SSが鬱なのは問題無いと思うけどな。
冒頭に書いてるから鬱が嫌ならスルーできる。
>>536
乙です。
何と言うかありがとう。
546:名無しさん@ピンキー
07/10/16 08:26:46 O
自分語りに配慮がないって事でしょ?
SSは評価してるみたいだし
547:名無しさん@ピンキー
07/10/16 08:36:57 O
↑
× SSは評価してるみたいだし
○ SSは上手いと評価してるみたいだし
548:名無しさん@ピンキー
07/10/16 09:18:47 O
いつまでもうだうだ言ってないでね
549:名無しさん@ピンキー
07/10/16 10:03:09 O
まあ何にしろアベくんのエロさは異常
550:名無しさん@ピンキー
07/10/16 14:13:04 O
ほんとにしつこいねアベヲタって…
だから嫌われんだなwwww
551:名無しさん@ピンキー
07/10/16 14:36:46 O
↑しつこいなw
552:名無しさん@ピンキー
07/10/17 20:08:33 O
またーり汁
姉妹スレw
ふ菓子
URLリンク(orz.2ch.io)
553:名無しさん@ピンキー
07/10/17 22:07:04 O
あ、巡回スレのひとつだ
554:名無しさん@ピンキー
07/10/18 00:31:15 0
ハァハァ▼*´_ゝ▼(`皿´*)ヨシヨシ
555:名無しさん@ピンキー
07/10/18 20:34:09 O
▼;´_ゝ▼ヾ[・ε・≡.・з・]人(`皿´*)
556:名無しさん@ピンキー
07/10/18 23:19:41 O
▼:´_ゝ▼ヾ[・ε・=]人(*`皿´) _Д_⊂(・ω・`)
557:名無しさん@ピンキー
07/10/21 23:37:38 O
▼*´_ゝ▼ヾ[・ε・=]人(*`皿´) _Д_⊂(・ω・`) |<_´彡
558:名無しさん@ピンキー
07/10/22 20:07:42 O
今度はノブオを荒らしてるじゃん。
勘弁してくれよまったくよ。
559:名無しさん@ピンキー
07/10/22 21:06:12 O
ここで叩かれた腹いせでしょ
笑えるほどマニュアル通り
560:名無しさん@ピンキー
07/10/22 21:17:48 O
職人から荒らしになるなんて
悲しい…
561:名無しさん@ピンキー
07/10/22 21:22:55 O
あの職人さんがやってるとは思えないけどなあ…
562:名無しさん@ピンキー
07/10/22 22:15:22 O
決めつけイクナイ
荒らしは過ぎ去るのを待つのが吉
563:名無しさん@ピンキー
07/10/22 23:34:31 O
ほんとにね。なんで決めつけるのかね?
ノブオスレのあれ、嵐というより因縁つけてるっつーか陰湿さを感じる…
564:名無しさん@ピンキー
07/10/22 23:41:10 O
へんなのきてるね
565:名無しさん@ピンキー
07/10/23 07:48:23 O
擁護班ktkr
この流れ、ハルキスレを思い出すなあw
職人詮索された後の自演には陰湿さを感じましたが何か?と思ったのは自分だけ。
そして「メンヘラは恐いな」と思ったのも自分だけです。
_¢(。。*)
566:名無しさん@ピンキー
07/10/23 08:11:35 O
右住人の思い込みの激しさと決めつけって、キャロ噂住人にそっくりだね。
ほんとにキモイししつこいし歪んでる。
アベなんかもういらないから、このスレともどもあぼんしてくれよ。
567:名無しさん@ピンキー
07/10/23 08:44:41 O
>>566様はキャロ噂住人なのか
なるほどな
568:名無しさん@ピンキー
07/10/23 08:53:34 O
ちょwwwwww
禿ワロス
569:名無しさん@ピンキー
07/10/23 09:01:28 O
490 名無しさん@ピンキー sage 2007/10/16(火) 00:33:50 O
>>485
自重?自重どころかここにはもう落とす気ないね
やだよこんな陰険な住人がいるとこ
494 名無しさん@ピンキー sage 2007/10/16(火) 00:37:30 O
はいはいわかりますた
勝手にやってろ
こう言っていた君がなぜまだここにいる?
570:名無しさん@ピンキー
07/10/23 09:04:54 O
構ってくれるから去りがたいんだよね多分
571:名無しさん@ピンキー
07/10/23 09:18:08 O
あっちに顔出してるのがこの構ってちゃんのようで恐い([牛]除く)
572:名無しさん@ピンキー
07/10/23 09:28:04 O
似てるね
アベヲタへの恨みが滲んでる
573:名無しさん@ピンキー
07/10/23 09:30:18 O
(`皿´)<かくれんぼしようぜ!
574:名無しさん@ピンキー
07/10/23 09:59:47 O
お前はそれ以上隠れなくていい
早く出てきてくれ…
575:名無しさん@ピンキー
07/10/23 10:48:20 O
(`皿´)b<じゃあ我慢大会。家から出たら負け
576:名無しさん@ピンキー
07/10/23 14:48:14 O
我慢大会とかやんなくていいから出てらっしゃい
577:名無しさん@ピンキー
07/10/23 16:02:35 O
[*=.・з・]どんなに上手に隠れても~
∥´_ゝ∥ゴボウみたいな
[*=.・з・]かわいいあんよが見えてるよ~
578:名無しさん@ピンキー
07/10/23 17:27:54 O
∥;´_ゝ>⊂(`皿´#)
579:名無しさん@ピンキー
07/10/23 18:48:25 0
(;゜ё゜)<しんどん本当のこと言っちゃらめぇ
580:名無しさん@ピンキー
07/10/24 01:05:59 O
鰓もおめーもゴボウ
581:名無しさん@ピンキー
07/10/24 01:09:27 O
(`皿´[=.・з・]<俺はゴボウなんて言ってないよー
582:名無しさん@ピンキー
07/10/24 01:24:09 O
鰓さんの脚もゴボウってことだよ
583:名無しさん@ピンキー
07/10/24 19:03:51 O
ゴボウ4本が絡み合っ…ハァハァ
∥*Φ_ゝ∥
( ∪∪
と_)_)
584:名無しさん@ピンキー
07/10/24 20:21:04 0
うっかりスーパーにも行けない妄想族
585:名無しさん@ピンキー
07/10/27 00:47:48 0
どうしてこんなことになってしまったんやろう。
きつく目を閉じて、ぐるぐる俺は考えていた。
鼓膜をくすぐる衣擦れの音、かすかな息遣い、そして粘ついた水音。
何をしてるのか、目を開けなくてもわかってしまう。
どうしたって耳を塞ぐことはできない。なにせ俺は「眠っとる」んやから。
拷問のような空気をやり過ごしながら、俺は数時間前の呑気な自分を静かに呪った。
============================
レコーディングの帰り道、たまには二人で飲もうか、というウエノさんの誘いに
乗ってしまったんが始まりやった。酒が飲めない俺やけど、大好きなウエノさんの
誘いとなれば断るわけもない。手近な飲み屋にでも行くんやろうと、促されるまま
タクシーに乗り込んで、やけど、着いたんは見慣れないマンション。
戸惑う俺を尻目に、ウエノさんは慣れた手つきでインターフォンを操作した。
「ウエノさん、ここどこですか?」
慌てて訊けど返事はない。たまに性質の悪いイタズラをする年上のリーダーは、
インターフォンが繋がるのを待ちながら、俺に目配せして無言のままにやりと笑う。
586:名無しさん@ピンキー
07/10/27 00:49:19 0
いや、そんな意味ありげな顔されても、さすがに知らん人の部屋で飲むんは
気が引けるんですけど。その不安を口に出されへんかったんは、
大人っぽい色気のあるウエノさんの表情にちょっと見蕩れてしまったから、です、はい。
やって、仕方ないやん、ウチのリーダーほんまかっこええねんで?
そんな言い訳をしとるうちに、ぶつ、とかすかな音がして、インターフォンが繋がった。
「俺。開けて」
ぶっきらぼうに、ウエノさんが言う。名乗りもせずに。相当親しい人なんか。
まだ誰かもわからない相手に俺はひそかに嫉妬する。と、同時に、女の人とかやったら
困るなぁって不安が少し大きくなる。普通に、カップルプラスワンって結構辛い状況やん?
それに、ウエノさんが女とべたべたしてるとこ、あんまり見たないし。
やけど、ここまで来てしまったら今更帰るとも言えない。かすかな音を立てて
自動ドアが開く。不安でいっぱいの俺は、迷いのない足取りでエントランスを横切り
エレベータに向かうウエノさんの背中を追いかけるしかなかった。
「誰の家なんですか?」
エレベータの中、尋ねる俺に、やっぱりウエノさんは返事をくれない。
着いてからのお楽しみ、と言わんばかりに、上機嫌な顔で俺の肩を引き寄せる。
気安いスキンシップに、単純な俺はさっさと不安を手放した。そうや、たとえ女の人
やったとしても、バンドマンの絆はそうそう負けへん。いや、もしかしたら逆に
嫉妬させてまうかもしれんなぁ。呑気な俺はそれ以上の質問を飲み込んで、
ウエノさんに導かれるまま、マンションのドアの前に立っていた。
587:名無しさん@ピンキー
07/10/27 00:50:22 0
そのとき俺はすっかり、部屋の持ち主は最悪でも女の人やろうと思い込んでいて、
もう一つの可能性に気付かんかった。ほんまやったらもっと早くに思いついてよかった
はずの、可能性。家族のように親しい間柄の人間が、ウエノさんには他にもおるってこと。
ベースの弦を弾く長い指がインターフォンのボタンに伸びて、やけど、
呼び鈴を鳴らす前にドアノブががちゃりと音を立てた。ゆっくりと開かれる鉄製のドア。
その向こうから現れた人の姿に、俺はぽかんと口を開けた。
「久しぶり。元気だった?」
底抜けに明るいウエノさんの声。ドアを手で押し開けたまま、その人は俺を見てほんの少し
目を見開く。額の真ん中で分けられた長い前髪、鋭くつりあがった細い目、
かたちのいい鼻筋と、薄い唇。やたらと冷たい印象の顔立ちに、乏しい表情。
無言のまま見詰め合う、いや、睨み合う俺たち二人を見比べて、
笑い混じりの声でウエノさんが言う。
「あれ、前に会ったことあったよね?」
ウエノさん、なんであんたそんな楽しそうなんですか!
「・・・あるよ、『楠部真也』君」
逆に、テンションが明らかに低い、その人の声。最強レベルの居心地の悪さに
挨拶の言葉まで飲み込んでしまう。ウエノさんが家族のように付き合ってる相手、
そう、部屋の持ち主は、ウエノさんの前のバンドのギタリスト、アベさんやった。
588:名無しさん@ピンキー
07/10/27 00:51:30 0
珍しく、俺は飲んだ。やって、飲まんとやってられんやん?
俺たち二人を迎え入れてそれきり、ソファに腰掛けたままのアベさんは
物凄く機嫌が悪そうやった。もともと人付き合いが苦手そうなイメージがあるし、
一緒にバンドやっとった仲間が、今のメンバーを連れて遊びに来よったら、
そら気分がいいはずがない。俺やったら戸口で追い返しとる。
それなのに俺を部屋に上げたアベさんの態度が、逆に二人の仲の良さを証明しとるようで
無性に腹が立った。今ウエノさんとバンドやってるのは俺やのに。しかも、ウエノさんがまた、
細々とアベさんの世話を焼くわけや。冷蔵庫から冷えたビールを出してきて、
それを飲み終わったら赤ワインをグラスに注いで。アベさんと飲むんが楽しゅうて
仕方ないって感じ。ありあわせのもんで手早くつまみまで作らはって、
あー随分アベさんちの台所使い慣れとるんですねー。
ソファに並んで腰掛けた二人を上目に窺いながら、俺は味もわからないビールを飲む。
ウエノさんはアベさんへの好意を全く隠そうとせんかった。ことあるごとに髪に触れて
肩を抱いて、もうほんま好きでしゃあないって全身で表現しとる。俺たちと飲むときも
ようスキンシップはしてくれるけど、ここまで無邪気になれるんは、やっぱりアベさんが
ウエノさんよりも年上だからなんやろうか。
なんかえらい疎外感やわ・・・。
質の良さそうな青いソファの上、寄り添った姿は流石にしっくり、くる。
そらなぁ、10年以上も一緒にやっとたんやから、並んで座るのも慣れとるよなぁ。
俺なんか、未だにステージ外でウエノさんと並ぶとちょっと緊張するのに。
しかし、図体デカイのはようわかってますけど、それにしたって距離近すぎちゃいます?
589:名無しさん@ピンキー
07/10/27 00:53:38 0
「シンヤ、随分飲むじゃん、珍しい」
アベさんの肩に寄りかかるようにしてビールを煽っていたウエノさんが、にっこり笑って
俺に言う。大好きな優しい口調。几帳面な気遣いをいつものように無条件に喜べないのは、
ウエノさんの「隣」に座ってるアベさんと、「向かい」に座ってる自分を比べてしまうからや。
うわ、もう、なんか俺女々しいわ!
一方的な敗北感に自棄になってビールを一気に飲み干した俺は、みっともなくむせ返る。
息苦しさに前かがみになって、その途端ぐらりと揺らいだ視界に、長い指が映った。
「お前、大丈夫か?」
気遣わしげに頭を撫でられて、ウエノさん、と思ったら、違った。ウエノさんより少し高い、
アベさんの声。そうか、ウエノさんもアベさんも痩せとるから、指のかたち、ちょっと似とるんやな。
それに、意外と優しいところ、あるんや。
熱に浮かされたような頭でぼんやり考えとると、不意にふわり身体が浮いた。
「こりゃダメだな、寝かしてやっていい?」
「いいけど布団ないぜ」
「雑魚寝は慣れてるって。掛けるもんくらいはあんだろ?」
ウエノさんに抱き上げられてるのはわかったんやけど、失礼を詫びるだけの余裕が
俺にはなかった。脳味噌がミキサーにかけられたようになって、とりあえず
口を開いたら吐きそうやった。ドアを開く音がして、多分寝室なんやろう、
毛足の長いラグの上に寝かされるのがわかった。
「こいつ、酒飲めないの?」
「ん? いや、たまに飲むけど、すげえ弱いの。しかしすっかり寝てるね」
寝てません。言おうとしたけどできんかった。何か言ったら絶対吐く。飲み屋なら
ともかく、アベさんの部屋で吐くんは死んでも嫌や。神経が切れたように手足の
感覚がない。きつく目を閉じてぐったりした俺は確かにはたから見たら寝とるように
見えるんやろう。ふわり、体に柔らかい布が掛けられる。
590:名無しさん@ピンキー
07/10/27 00:54:36 0
「どうする? もう少し飲もうか」
「どうせ泊まってくんだろ」
しかし、目を閉じて聴いとると、なんかほんま、声とか口調が親しげなんよ、二人とも。
話し方、微妙に似とるしな。そういえば出身もおんなしやったっけ、この人ら。
あーもう寝てまおう。性懲りもなくふてくされた俺は酔っ払いの思考回路で開き直る。
これ以上仲の良さを見せ付けられるんは御免や。
やけど、アルコールと親密な空気から逃げるように睡眠に落ちかけた俺の意識は、
続いて聴こえてきた音にあっさり引き戻された。
ぎしり、軋むベッドの音。
あら、飲み直すんちゃうんかい。
一人ぶんにしては大き過ぎる軋み音の意味に気付かんかったのは
酔っとったせいだけやない、と思う。やけど、ひそめられた声の意味に気付けんほど
酔っ払ってはいなかった。幸か、不幸か。
「ちょ、待てよ、何・・・」
「静かにしろって。シンヤ起きるぜ」
ウエノさんの声が、低い。今まで聴いたことがないような声色。まるで女に甘く囁く
ときのような。
気分の悪さも忘れて、俺はそっと息を呑む。何、しとるんや、この人たちは。
目を閉じたままの俺には勿論、何も見えない。音の感じから、ベッドのある方を
向いて横になっとるから、目を開けたら眠ってないことがばれてまう。寝たフリを
するつもりはなかってんけど、目を開けていい状況やないってことはもうわかっとった。
591:名無しさん@ピンキー
07/10/27 00:55:49 0
「何週間してないと思ってんの」
腰のあたりに響く、ウエノさんの声。してない、何を。そら、ナニ、やろうな。
体に掛けられたタオルケットを、俺はこっそり握り締めた。
心底尊敬しとるバンドのリーダーが、前のバンドのメンバーとできてました、って、
どういう冗談やねん、笑えんわ。しかも男同士やで?ありえんて。
ぎしぎしとベッドの軋む音が響く。さっきまで俺を苛んでたはずの
酔いも睡魔もすっかり吹っ飛んでしまっとった。
え、しかもここでする気?いや、確かにアベさんちの寝室なんですけど、
俺すぐそばで寝とるんよ?ええの?
「静かにしてれば起きねえって、シンヤ酔ってるし」
ああええんですね、はい。
そうして俺は、地獄のような時間を過ごす羽目になったわけや。
くちゅり、淫猥な音が鼓膜を侵す。かすかに響く息遣いが早くなる。多分、アベさんの。
あー、アベさんが、女役、なんか?なんか想像できへんけど。つーか、アベさんも
喘いだりするんか。なんか女としてても無表情でがんがん腰つかってそうなイメージやけど。
無意識に息をひそめながらそんなことを考えて、あまりの下世話さに、あかん、と自分に
喝を入れる。しっかりしろ、俺!AVちゃうねんぞ。
聴いたらあかん、と思うんやけど、耳を塞ぐわけにもいかんし、
クソ、もうどうしたらええねん!
俺に届く情報は、音だけ。しかもあれから全く言葉を発しないもんやから
今どういう状況なんかがいまいちわからん。いや、わかっても困るんやけど。
592:名無しさん@ピンキー
07/10/27 00:56:37 0
せめて寝返りうつフリをしてベッドに背中向けてまおうか。そうや、目と鼻の先で
ウエノさんとアベさんが抱き合ってるっちゅう状況がまずあかんやろ。
思い立って、タイミングを計ろうとしたときだった。
「シンヤ」
え?
名前を呼ぶ声に、反射的に目を開けて、俺は自分の愚かさを心底呪った。
明々と電灯に照らされたベッドの上、絡み合う二つの体。
裸のアベさんと、服を着たままのウエノさん。
アベさんが、下。うつぶせになって膝を付き、腰だけを高く上げている。細い両腕は
黒いシャツで後ろ手に縛り上げられていた。俺の視線から逃げるように
ベッドに顔を埋めたアベさんの体は、想像以上に痩せて華奢やった。
「やっぱり起きてたな」
ウエノさんが、にやりと笑う。どの段階で、気付かれとったんや?
もしかして、寝てへんことを知っとって始めよった?
頭は混乱しとるのに、俺の視線は自然と一点に吸い寄せられる。
二つの体が繋がり合った部分。思ったより、グロくない。もっと凄い気持ち悪い
もんかと思っとった。いや、男と女でもありえるやり方やって知識はあるんやけど。
まじまじと見詰める俺に、不意にウエノさんがふきだして、
そこでようやく状況のありえなさに、顔に血が昇るのがわかった。
「な、何しとるんですか!」
「見てわかんだろー」
いや、わかりますけど!
ラグの上に体を起こして、俺は口をぱくぱくさせる。間抜けやって笑うとええ。
やけどこの状況で冷静でいれる奴がおったらそいつは神や、俺が保証する。
ウエノさんの長い指がアベさんの背中をくすぐるように逆撫でて、
その刺激に細い体がぴくりと跳ねた。
593:名無しさん@ピンキー
07/10/27 00:57:47 0
「見んの初めて?」
男同士の行為を、という意味なんやろう。見たことある奴のが珍しいわ、そら。
言いたいことは山ほどあるのに、言葉がまるで出て来ない。目を逸らすことも
でけへん。今更目ぇ逸らしたとこで、見てもうたもんは消えへん。見たゆう事実も
消えへん。そもそもおんなじ部屋の中や。目を逸らしたとこで何も変わらん。
俺明日からどういう顔でウエノさんとおうたらええの?というかこの
状況、どうしたらええねん。ぐじゃぐじゃに混乱しつつも、
とりあえずウエノさんの質問には素直に答えてしまう
習性の俺は、何も言えないままこくりと頷いた。
「アベ君、シンヤ見たことないんだって」
ゆっくり、ウエノさんがアベさんの上に身を屈める。
アベさんの中に突っ込んだまま。
角度が変わって苦しいのか、アベさんが細く息を吐いた。
顔は見えない。けど、その息遣いの淫靡さで、感じてる、ってことはわかった。
気持ち、ええんやろうか、あんなとこ。やって、性器やないやん。
挿れる場所ちゃうやん。
俺の疑問を汲み取ったわけでもないやろうけど、舌先でアベさんの
耳を舐めながら、ウエノさんが信じられない言葉を口にした。
「せっかくだし、もっとよく見せてあげようか」
「ちょ、ウ、エノッ!」
「ウエノさん!?」
俺の声とアベさんの声が重なって、ウエノさんがちょっと笑う。
「いいじゃん、減るもんじゃねえし」
笑いながらウエノさんが、アベさんの胸に腕を回して、痩せた体を軽々と引き起こした。
そのまま腰をずらして、俺の方を向く。勿論、アベさんごと。
594:連投規制ウザス
07/10/27 00:58:34 0
目の前に晒された、アベさんの体。肋骨の浮いた薄い胸、無駄な肉のない
平らな腹、張り詰めて反り返った、性器。
ごくり、喉が鳴った。何で男の体に反応しとるんや、俺は。頭ではおかしいと
わかっとってんけど、視線を引き剥がすことができんかった。それどころか、
ありえへんわ、俺、もっと見たいと、思っとる。ああ俺どうしてもうたんやろ。
ベッドに腰掛けるように脚を投げ出して、アベさんの肩越しにウエノさんが笑う。
「恥かしがんなよ、アベ君、同じ男じゃん」
「い、嫌だ、ウエノ」
弱々しいアベさんの声。顎が胸に付くくらい深く俯いて、緩く頭を振る。
さらさらの髪が電灯の光を映しながら柔らかく揺れる。女の人の髪みたいや、
と思ってしまった自分に突っ込みを入れるんは、もう諦めた。
見せ付けようっつーんやったら、見てやろうやないか、酔ってるんや、俺は。
破廉恥やって責めるんやったら、そもそもウエノさんが悪いやろ?
つーか、仕方ないやん、ここまで来たら開き直るしかないやん。
俺の視線を楽しむように、ウエノさんの左手がアベさんの片膝を
後ろから掬い上げた。
軽く体を持ち上げるように脚を開かれたせいで、ウエノさんのモノを
咥え込んだ箇所が俺の目の前にさらけ出される。
「・・・よお入りますね」
率直な感想に、ウエノさんが低く声を上げて笑った。それから、
脚を開かせてるのとは逆の手で、アベさんの顎を持ち上げた。
強引なウエノさんの手に、アベさんが抗うように首を振って、やけど、
抵抗する力は明らかに弱い。
595:名無しさん@ピンキー
07/10/27 00:59:23 0
「ウエノ、嫌だ・・・」
仰向けられたアベさんの顔。きつく目を閉じて、汗ばんだ頬に黒い髪が
幾筋か貼りついている。犯されてるのに欲情しとる、男の顔。ウエノさんが
緩く腰を遣う。アベさんの骨張った体がちいさく跳ねて、啜り泣きめいた呼吸音に
ぞくり訳のわからない感覚が背骨を駆け上がった。
「もっと近くに来いよ、シンヤ」
ウエノさんの言葉に、抗えない。引き寄せられるようにベッドの傍ににじり寄って、
繋がり合った体を見上げた。俺はもうはっきりと欲情しとった。異常な状況に
煽られたと言えば簡単なんやろうけど、それ以上に飲んでたときとウエノさんに
抱かれてる今の、アベさんの変化が欲望を掻き立てた。忌々しいくらい
澄ましとった顔が性欲に塗れて歪んでいる。声を出すまいと唇を噛みしめて
必死で快感に耐えている。
「触っていいよ」
淫靡な誘いに、躊躇ったのは一瞬やった。
「やめろ、ウエノッ!」
アベさんが呼ぶ名前は、ウエノさんだけ。それやったら俺が何したって
ええですよね。
ゆっくりと手を伸ばして、勃起したアベさんの性器に触れた。
先端から溢れ出した体液で、幹はべっとり濡れている。
「お前ね、そっから触るか、普通」
「いや、触って欲しそうやったんで」
俺の返答がおかしかったのか、ウエノさんが、ふっと目を細めた。血管の浮いた
陰茎に指を絡めると、アベさんが信じられない、という顔で目を開く。
普段やったら直視するのが怖いつりあがった目を、俺は下から覗き込んだ。
596:名無しさん@ピンキー
07/10/27 01:00:09 0
「アベさん、気持ちええんですか?」
「ッ、てめ・・・」
脅しの色を含んで低められたアベさんの声は、最後まで言葉を吐き出す
ことができなかった。ぬめりを絡めて幹を扱き上げた俺の手に、アベさんが息を
呑んで体を逸らす。しとどに濡れた性器は抵抗なく掌を滑った。
ぐちぐちと濡れた音が響くのに合わせて、ウエノさんがじわり腰を遣い始める。
胸を逸らして仰け反ったアベさんがいやいやをするように頭を振るのが見えた。
ウエノさんに掴まれてない方の脚がもがくように空気を蹴る。
「んっ、う、ああッ、嫌だ、ウエノッ!」
裏返って震える声に、かっと頭が熱くなった。恐らく明確に欲情しとるやろう俺の顔を
見て、ウエノさんが笑うのがわかった。
「アベ君、可愛いだろ?」
可愛い、という形容詞がこれほど似合わん人もそうおらんと思うんやけど、
なぜか俺はウエノさんの言葉に頷いていた。
「こんな顔、しはるんですね」
俺の呟きに、ウエノさんがまた笑う。
「ウ、エノ、てめ、やめろ、って・・・」
弱々しく抗うアベさんの耳元に唇を寄せて、ウエノさんが優しく囁く。
「何が嫌なの」
「あ、嫌だ、ぁああっ!」
「嫌じゃないでしょ、アベ君、感じてんじゃん」
口調と裏腹の、残酷な言葉。綺麗なウエノさんの指がアベさんの細い首を
滑り降りて鎖骨を辿り、肋骨の浮いた胸を撫でる。指先がはっきりと勃ち上がった
乳首に触れた途端、アベさんががくりと首を傾けて大きく喘いだ。
細く開いた唇の隙間から、飲み込みきれなかった唾液が溢れてこぼれる。
淫靡を絵に描いたようなアベさんの顔に見蕩れとった俺は、陰茎を扱き
上げてた手をウエノさんに握りこまれて我に返った。
597:名無しさん@ピンキー
07/10/27 01:00:47 0
「まだイっちゃダメだって、アベ君」
俺の手ごと幹を締め付けられて、アベさんが悲鳴じみた声を上げる。
掌に脈打つ性器の感覚。強引に吐精を阻まれたアベさんの閉じた目から
一粒涙が零れ落ちた。
「何で止めはるんです?」
欲望に荒くなった息を整えながら問う俺に、ウエノさんはにやり人の悪い
笑みを浮かべる。瞬間、股間を撫で上げられて俺は喉を詰まらせた。
ウエノさんが長い脚を伸ばして、爪先で俺の股間に触れたのだと理解するのに
少し時間がかかった。
「俺はいいんだけど、アベ君だけイったらお前つまんないだろ」
囁きながら、アベさんの陰茎から俺の手を引き剥がし、ウエノさんが慎重に体を
傾けた。ぐったりと力を失ったアベさんの上半身がベッドの上に崩れ落ちる。
薄く開いた目は焦点がぶれていて、多分何も見えていないんやろう。
そんなアベさんの髪を愛しげに撫でて、ウエノさんが一度性器を抜き、
慣れた手つきで細い腰を抱え上げた。長い脚をちょっと苦労してベッドの上に
引き上げて、俺にもベッドに乗るよう、目顔で示す。
今度は何をする気なんや、この人は。戸惑いながらベッドに這い上がって、
俺は指示を待つ犬のようにウエノさんを見上げた。
「アベ君、苦しい?」
最初と同じようにうつぶせて腰だけを高く上げた姿勢のアベさんに圧し掛かり、
囁くウエノさんの声はこんなときやのに、ほんま怖いくらい優しくて柔らかい。
虚ろな表情のまま、アベさんがかすかに頷く。耳元に落とされる声の響きにまで
感じるのか、開きっぱなしになったアベさんの唇からまた透明な唾液が溢れた。
598:名無しさん@ピンキー
07/10/27 01:01:25 0
「イきたい?」
ウエノさんの言葉に、アベさんがまた頷く。無意識に、口に溜まった唾液を
飲み込んでいた。普段手の届かないところでクールに澄ましとる人がどうしようもなく
乱れる姿、っていうんは、これほどまでに淫猥なもんなんか。
「じゃあ、舐めてあげてよ」
続けて囁かれた内容に、さすがに俺はぎょっとしてウエノさんの顔を覗き込んだ。
俺の視線を受け止めて、ウエノさんは体を起こしにやりと笑う。ベーシストらしく整った指先が
アベさんの背中を滑り降りて、肉の薄い尻の間を割り、さっきまでウエノさんの
陰茎を埋め込まれてた場所に潜り込むのが見えた。湿った音がかすかに響いて、
アベさんがびくびくと痩せた背中を震わせる。
「アベ君ばっかり感じてちゃ、シンヤが可哀想だろ?」
理不尽なことを言わはる。けど、俺やって限界や。確かめるようにもう一度
ウエノさんの顔を覗き込んだ。返事は、ほんの少し傾けられた首と、笑いを崩さない唇。
手早くベルトを引き抜いてジーンズの前を寛げる。取り出した俺の性器はもう
びんびんに勃起しとって、それを見たウエノさんが驚いたように目を見開いた。
「お前、マジで男もいけるんだ」
「今更何言わはるんですか」
男とやれる、と自分で思ったことはなかった。けど、この状況で否定するほど馬鹿でもない。
「やって、ヤバいっすよ、アベさん」
「何が」
「エロ過ぎですって」
そら男に興味なくたって勃ちますわ。
599:名無しさん@ピンキー
07/10/27 01:01:55 0
やけくそ気味に呟いて、アベさんの頭に手を伸ばした。さらさらと細い髪に指先が触れた
途端、どこもかしこも薄い体が怯えたように竦み上がるのがわかった。構わず両手で
かたちのいい頭を掴み、嫌がる顔を仰向かせる。さっきよりも少ししっかりした
アベさんの目が、ぎり、と俺を睨み上げた。普段やったら何もなくても土下座して
謝りたくなる目付きやったけど、快感で潤んどるもんやから、いっそう、なんちゅーか、
泣かせたくなる、ゆう感じ。俺、Sの気はないはずなんやけど。まあそれを言うたら
ホモの気もない。けど、欲望に崩れかけたアベさんの姿は、どうしようもなく
俺の劣情を煽る。
「アベ君、舐めてあげなよ」
「い、やだ」
「シンヤ待ってんじゃん」
「ウエノ、嫌だ・・・」
「ほら、イきたんだろ」
ウエノさんの指がいいところに触れたのか、アベさんが小さく咳き込みながら身を
捩った。ああ、もうあかん。頭を掴んだ手を滑らせて、薄く開いたアベさんの唇を指先で
抉じ開ける。
「噛みつかんといてくださいね」
自分でも驚くくらい低い声が出た。さしたる抵抗もなく開いたアベさんの口に、濡れはじめた
先端をゆっくりと押し入れる。顔を逸らそうとアベさんが首を竦めるのを無視して、
強引に腰を進めた。熱く濡れた粘膜の感触に腰が砕けそうになる。奥まで突っ込み過ぎ
たんか、肩甲骨の浮き上がったアベさんの背中が苦しげに波打った。
「ほら、アベ君、いつも俺にしてくれるみたいに、舐めてあげて」
優しい口調を保ったまま、崩れかけたアベさんの腰を抱え上げて、ウエノさんが言う。
「シンヤがイけないと、アベ君もイけないよ」
念のため片手で細い顎を掴んだまま、試すようにじわじわと腰を遣った。
見下ろした視界に、すっと通った鼻筋が映って、堪えきれない欲望に細く息を吐く。
あぁ、俺、今アベさんの口に突っ込んどるんや。さっきまで普通に話しとった
アベさんの口に。
600:名無しさん@ピンキー
07/10/27 01:02:37 0
「舌、遣ってる?」
ウエノさんの声に、はっと顔を上げて、なんて質問しよるんやこの人は、と思いながら
俺は素直に首を振る。
「いや、まだ・・・」
「あー、仕方ねえな、一回抜いてあげて」
事務的な指示と裏腹に、ウエノさんの声には愛しさが溢れてる。なんとなく腹が立った。
ウエノさんは、何してもアベさんに嫌われん自信があるんやろう、きっと。やから俺を
誘ったんやろう。思いながら、俺はアベさんの口から幹を引き抜いた。息が上手く
できてへんかったんか、アベさんが苦しげに咳き込んで喉を鳴らす。
両腕を背中で戒められて上体を支える術もなく、強引に口を犯されたら
そら苦しい。常識的な気遣いすら忘れとった自分に驚いて、ちょっと呆然とした。
「アベ君、口ですんのあんまし得意じゃねえんだよ」
息できなくなって、すぐむせんの。
ウエノさんの言葉に、アベさんが僅かに肩を強張らせる。
「ウ、エノ、てめぇ・・・!」
「まあ、そこが可愛いんだけどね」
そうですか。気遣いを意識した自分が情けなくなるくらいの惚気っぷりに、呆れ半分
苛立ち半分で俺はふてくされる。もう一回無理矢理突っ込んだろかと思ったけど、
アベさんはウエノさんのものなんやから好き勝手するわけにもいかん。相当恨めしい顔を
しとったんか、俺を見てウエノさんが小さくふきだした。
「ちょっと待っとけよ」
囁きながら激しく上下する肉の薄い背中を労わるように撫でて、ウエノさんがアベさんの
穴にゆっくり性器を押し付ける。慣れた様子でアベさんの中に陰茎を埋め込むウエノさんから、
視線を逸らせなくなった。意外と、簡単に入るもんなんやなぁ、痛くないんやろうか。
小刻みに抜き差しを繰り返しながら、ウエノさんが全てを収めるのにそう時間は
かからなかった。シーツに頬を擦り付けるようにアベさんが身を捩る。
顰められた眉間は苦痛なんか快感なんか。
601:名無しさん@ピンキー
07/10/27 01:03:50 0
何度か軽く突き上げてから、ウエノさんが手を伸ばして、細い腕を戒めてたシャツを解く。
一瞬暴れ出すんちゃうかと危ぶんだ俺の予想は外れた。
戒めを解かれたアベさんの手は力なくシーツを握り締めただけで、抵抗の意思は全く
窺えない。唾液で濡れた唇は忙しなく息を吐き出して、時折混ざる掠れた声が
アベさんの官能を明確に示していた。ウエノさんにはアベさんの感じるところが
全部わかっとるんやろう。ほんの僅かウエノさんが腰を捻るだけで、アベさんの
声は高く掠れた。煽るだけ煽ってウエノさんが動きを止めると、アベさんの細い腰が
物欲しげにゆらゆらと揺れた。
「体起こせるよね、アベ君」
子供をあやすようなウエノさんの言葉に、アベさんがのろのろと肘を付いて上体を擡げる。
綺麗に爪の切り揃えられたウエノさんの指が、褒めるように白い背中を撫でた。
「じゃあ、シンヤに続き、してあげて」
促す声は蕩けるほど甘い。アベさんが、命じられるまま細い首を伸ばす。ベッドに
座り込んだ、俺の脚の間に。頭を少し傾けてるせいで、その顔がはっきりと見えた。
薄い唇が躊躇いがちに開いて、隙間から赤い舌が覗く。視界の端で、
ウエノさんがまた、ゆっくり腰を遣い始めるのが見えた。突き上げる動きに合わせ、
勃起した俺の陰茎を掠めるアベさんの息遣いが弾む。
舌先が、先端に触れた。
「・・・っ」
獰猛な熱が腰の奥で深く蠢く。仔猫がミルクを舐めるような不器用さで、
アベさんの舌が裏筋を舐め上げた。いい子だね、と、ウエノさんが優しく囁く。
その声に押されるように、アベさんがぎこちなく、濡れた亀頭を口に含む。
突き入れたい衝動を堪えて、俺は柔らかなアベさんの髪に指を絡めた。
小さく震えるアベさんの睫を眺めながら、深く息を吐いて快感を逃がす。
602:名無しさん@ピンキー
07/10/27 01:04:40 0
技巧的には、正直、今までやった相手の中でも最低レベルやった。躊躇うように
ときどき動きを止めては、ウエノさんのほらもっと舐めてとかそういう言葉に
促されて舌を遣う。それやのに、俺の中の欲望ははちきれそうに膨らんで、
腰が蠢くのを止められへん。
「シンヤ、どう?」
「・・・すっげ、気持ち、いい、です」
「イける?」
ウエノさんの問いに、頷くことしかできんかった。アベさんが苦しげに一度
口を離して大きく息を吐く。陰茎を掠めた熱い吐息の感触に、堪らず
俺はアベさんの頭を掴み、狭い口の中へまた強引に幹を突っ込んどった。
「ん、んんっ!」
喉奥まで捻じ込まれた苦痛からか、アベさんがくぐもった呻き声を零す。
けど俺にはもうアベさんの事情を斟酌しとる余裕はなかった。
欲望のままに腰を遣って、熱い口腔の感触を思うさま味わう。
高く上げられたアベさんの腰を両手で掴み、ウエノさんが突き上げる
動きを早めるのが見えた。
「ぁ、ん、んッ・・・!」
アベさんはときおり苦しげに呻くだけで、もう舌を遣ってへんかった。
けど、そんなことは全く気にならんかった。背骨を灼熱が駆け上がる。
「アベ君、イっていいよ」
初めて聴く、ウエノさんの少し上擦った声。甘く湿ったその声に
煽られたようにアベさんの喉を深く犯し、俺は溜め込んだ熱を放つ。
ほとんど同時にアベさんの背中が不規則に痙攣して、呻き声が高く掠れた。
603:続くかは知らない
07/10/27 01:05:10 0
狭い喉に全てを吐き出してから、ゆっくりと腰を引く。
口腔を犯す質量から解放されたアベさんの唇から、唾液と精液の
混ざったものがどろり糸を引いて垂れ落ちるのが見えた。
ぐったりと上体をベッドに伸ばし荒く息を吐くアベさんの体を、ウエノさんが
容赦なく揺さぶる。ぐちぐちと淫猥な音が大きくなって、アベさんが
苦しげに身を捩る。なんとなく思い立ってシーツを掴んだ手に触れると、
細い指が縋るように俺の手を掴んだ。
「あ、ぁあ、ウ、ウエノ、ウエノッ・・・!」
アベさんの喘ぎ声に誘われたように、ぐ、と深く腰を突き入れて、
ウエノさんが小さく呻いた。骨張った指が俺の手をきつく握り締める。
ウエノさんの指もええけど、アベさんの指も負けず劣らず綺麗やった。
やってるときにこの手で縋られたら堪らんやろうな、と思うと、放ったはずの
熱がゆっくりとまた燻り始める。
数度搾り出すように緩く腰を遣って、ウエノさんがアベさんの中から性器を抜き、
身を起こす。支えを失ったアベさんの体がぎしりベッドを軋ませて俺の目の前に
横たわった。忙しなく上下する薄い胸と腹。色気とは無縁なはずの骨っぽい体が
やけに欲望を誘う。白い肌にさした血の色だとか、そこらの女より華奢な肩とか。
ウエノさんがそっと手を伸ばして、俺の精液で汚れたアベさんの口元を拭った。
優しい指の動きをぼんやりと眺めとった俺は、小さく笑ったウエノさんの声で
我に返る。
「シンヤ」
「・・・な、何ですか」
最後、欲望にまかせ無理矢理アベさんの口に突っ込んだことを咎められるのかと
身構えた俺は、続いたウエノさんの言葉にしっかり間抜け面を晒した。
「お前も、挿れてみる?」
604:名無しさん@ピンキー
07/10/27 02:17:51 O
おいおいおいおい∥*´Д`∥ハァハァハァハァハァハァ
605:名無しさん@ピンキー
07/10/27 02:28:08 O
こここれはエロ過ぎるハァハァハァハァ
続き正座して待ってますハァハァハァハァハァ
606:名無しさん@ピンキー
07/10/27 03:32:19 O
ええええエロス…!
何という萌え3P…ハァハァハァ
続きwktkで待ってます!
607:名無しさん@ピンキー
07/10/27 09:39:35 O
( ´,_ゝ`)プッ
608:名無しさん@ピンキー
07/10/27 09:51:08 O
(*`皿´)wktk
609:名無しさん@ピンキー
07/10/27 10:26:33 O
ぐはぁッ!俺のアベがーーーーー!!!
なんという淫猥な(;´Д`)
俺を過呼吸で殺す気か!?
603よ、続き書かないとヌッ殺す
610:名無しさん@ピンキー
07/10/27 11:21:22 O
午前中からハァハァした
職人たんGJです
611:名無しさん@ピンキー
07/10/27 12:14:23 O
>>609
[=.・з・]`_ゝ´彡´_ゝ∥´ー`∬´・ω・)<誰のアベくんさんだ、誰の
612:名無しさん@ピンキー
07/10/27 13:37:47 O
奪い合いwww
613:名無しさん@ピンキー
07/10/27 15:13:48 0
これはけしからんだろ常考
∥*Ф_ゝФ∥=з=з
( ∪∩∪
と_)_)
614:名無しさん@ピンキー
07/10/27 16:01:22 O
おやつを食いながらおやつを作ってみた@喘ぐアベgif動画
一部の携帯はきっと動かない
URLリンク(imepita.jp)
615:名無しさん@ピンキー
07/10/27 17:34:28 0
<∥`_ゝ∥>
この口にぶち込んだ俺は勝ち組やな
616:名無しさん@ピンキー
07/10/27 17:34:28 O
>>611
(゜ё゜)ノシ
617:名無しさん@ピンキー
07/10/27 19:23:58 O
>>614
消すのはやいわー
618:名無しさん@ピンキー
07/10/27 22:20:23 O
反応薄い=お気に召していただけなかった
と解釈し消しましたw