07/11/14 03:11:50 0
「まあ、あんま考え込むなよ?」
そう囁きながら肩をぽんぽんっと叩いて、俺の顔を覗き込んでにこーっと笑う。
ふわん、とウエノさんの匂い(殆ど酒の匂いやけど)が鼻をくすぐった。
……………いやこれはあかんやろ。あかんて。
そんな顔してそんな近づいたらあきませんて。何か体熱うなってきますわ。
こっちの気持ちもちょっとは考えてくださいよ…て、ウエノさんはこっちの気持ちなんか知らんのやけど…
「ちゃんと寝ろよ?おやすみー」
するっと腕を離すと、ウエノさんは自分の部屋へと向かってった。
ドアの鍵を開けて、その向こうに消えてく後ろ姿を見ながら、携帯にキスしてた時の幸せそうな顔を思い出した。
心臓がちりちりと疼いて、体温はますます上がってく。
いるはずもない電柱の姿が何でか、ウエノさんの部屋ん中にあるような気がしてどうしようもなく苛ついた。
もうあかん。我慢出来ひん。
(*`皿´)<お前を(ry ってうっさいわぼけ。
独り占めなんて許さへんぞ電柱め。俺かてウエノさん好きやー言うねん。
負けへんぞ。負けてられるか。
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