【SS】安室タン×BoAタン【カポー】at LESBIAN
【SS】安室タン×BoAタン【カポー】 - 暇つぶし2ch216:アール子
07/02/03 23:18:52 SCcb9qZr
ではでは。

217:名無しさん@秘密の花園
07/02/03 23:34:15 GV5riBfH
ヤバ…(゚∀゚)
ソフトな感じが萌え~です。。続きwktk!

218:アール子
07/02/04 01:15:30 qcMKqM0F
>>217
萌えでつかw㌧くつです。

えと、少々多めになりまつが、完成いたしましたので一気に。

では、投下!

219:アール子
07/02/04 01:16:58 qcMKqM0F
次のアトラクションへ向かっているとき彼女がボソボソと話す。

「奈美恵さん・・・なんであんな事するの・・・?」
「だって我慢出来ないって言うから」
「かも。って言っただけじゃん・・・」
「そうだっけ?それにさ、なんかBoAちゃん可愛いんだもん」
「かわいい・・・?」
「うん、可愛い」

さっきまで少しだけ元気がなかった彼女がすでに笑顔になっている。
ほら、そーゆーとこも全部可愛くてたまらないんだってば。

「私可愛い?」
「うん、可愛い。」

ホント、こーゆーやり取りしてる時のあたし達って、
我ながらバカップルだと思う。

220:アール子
07/02/04 01:17:56 qcMKqM0F
「どこが可愛い?」
「顔」
「えー?何それ」

どうやらご不満らしい。

「他には?」
「体」
「顔と体だけ?」

まだ納得いかないみたい。

「性格」
「なんかさっきから大まか過ぎる!もっと、性格でもどこが可愛いとかあるでしょ?」
「顔と体と性格が可愛いって言ってるのに不満?」
「だからもっと細かく言って欲しい・・・」
「言ったら調子に乗るから教えない」
「え~?乗らないよ!」
「それに、顔と体と性格が可愛いって事は、全部可愛いって事なんですけど」

彼女の顔がパッと明るくなる。

「分かった。許してあげる♪」

はい、ありがとうございます。
って、許してもらうような事してないんだけどなぁ・・・


221:アール子
07/02/04 01:19:45 qcMKqM0F
とゆう事で、バカップルぶりを発揮しながらも次のアトラクションへ到着。
実を言うとこれは避けたかったんだけど、彼女がどうしても行きたいって言うから。

やっぱり当然の如く混んでるわけで。
アトラクションを楽しむよりも、待ち時間の方が長いってゆう。
まぁ、どこの遊園地も比較的そうだけど・・・

「奈美恵さん!」
「ん?」
「見て!心臓の弱い人はダメだって!」
「え~?大丈夫だよ。」
「さっき、心臓が・・・とか言ってた気がするんですけど?」
「あれは、心臓の浮く感じが嫌だったの。久しぶりに乗ったから・・・」
「なにそれ?」
「まぁ、これとさっきの心臓がどうこうってゆうのは意味が違うって事」
「ふ~ん、変なの」

いや、変じゃないって。でも、“心臓の弱い方”の下に、“自信のない方”ってゆうのが
あって、個人的にはこっちの方がよっぽど該当してるんですけど。
まぁ彼女は気付いてないみたいだけど。

222:アール子
07/02/04 01:20:52 qcMKqM0F
ようやく入ることが出来て、係員の説明を受ける。
なんかこの段階で、病院のニオイが変にリアルで、正直、もう嫌・・・

恐い気持ちを抑えながら、あたしは彼女の服をしっかり掴んで進んでいく。
前のグループから、早速“ぎゃー”だの“うわー”だの聞こえてきて、
それが更にあたしを不安にさせる。

「待って・・・BoAちゃん・・・歩くの速い・・・」
「奈美恵さんが遅いって」

よっ!ごもっとも。
なんて、こんな事思ってる場合じゃないわけで。

「BoAちゃん、平気なの・・・?」
「ん~まぁ。はい!」

差し出された手をこれでもかって位しっかりと握った。
だって、ホントに恐いんだもん・・・

大体どこから人が出てくるかってのは分かるんだけど、
やっぱり急に生身の人に驚かされるのは、ホント、心臓に良くない・・・

半分位来たところで出口があって、これで解放される・・・なんて考えは甘かった。

223:アール子
07/02/04 01:22:13 qcMKqM0F
「あと半分だから。」
「え~やだ、もう出たい・・・」
「私が付いてるじゃないですか。」
「わかりました・・・」

ここじゃ、最初から最後まで彼女にくっつきっ放しだった。
BoAちゃんも少しは驚いてたけど、あたしなんかに比べたら全然大した事無くて。
彼女とじゃなかったら確実に途中でリタイアしてたと思う。

「はぁ・・・・」
「奈美恵さん・・・・」
「なんでしょう・・・」
「うふふ・・・・アハハ!」
「なに・・・?」
「いや、さっきの奈美恵さん、可愛かったなぁと思って」
「もうこれは来たくない・・・」
「え~?ヤダ」
「こっちがヤダ」
「だって、堂々とくっつけるし」

“なんだそれ”なんてあたしの言葉を気にせず、彼女はずっと笑顔だった。
こんなたわいのない会話でも、彼女となら特別なものに変わる。
彼女とずっと一緒に居られたら、どんなに幸せだろう。

224:アール子
07/02/04 01:23:38 qcMKqM0F
その後、いくつかのアトラクションに乗って、あっとゆう間に楽しい時間は過ぎた。
閉園時間が間もなくらしく、園内にいる人達もまばらになってきた。

「BoAちゃん、そろそろ帰ろっか?」
「うん。はぁ・・・でも、もう少し遊びたかったなぁ・・・」
「まぁまぁ。また今度来れるんだし」

そう言うと彼女も納得して、出口を後にした。
駐車場に着き、車に乗り込む。

「あー、明日仕事ヤダー!」
「こら、そーゆー事言わない。」
「ゴメンナサイ・・・」

素直に謝る彼女が可愛くて、そっと手を握る。

225:アール子
07/02/04 01:24:51 qcMKqM0F
「それに、今日はまだまだこれからだよ?」
「これから?」
「そう。だって、この後BoAちゃと二人でご飯食べるでしょ?」
「うん・・・」
「ご飯食べる前と食べた後、二人で車でドライブでしょ~?」
「うん。」
「で~、BoAちゃん今日うちにお泊まりでしょ~?」
「うん、二日連続」
「で、最後にあたしがBoAちゃんを沢山愛してあげる。」

彼女が周りを確認するようにキョロキョロして、あたしの耳元でつぶやく。

「私も奈美恵さんの事、いっぱい愛してあげる」

そしてあたしに優しくキスをした。

「BoAちゃんのえっち」
「奈美恵さんのえっち」

おかしくなって二人とも吹き出す。

「じゃ、行こっか!」
「うん!」

沈み掛けた夕陽が、あたし達二人を優しく照らしていた。


                          ~終わり~


226:アール子
07/02/04 01:27:07 qcMKqM0F
とゆう事で、第8話完結でございまつ。
おそまつさまでございますた。

次回9話でございまつ。

6時起きなので、本日はこれにて。
おやすみなさいませ。

227:名無しさん@秘密の花園
07/02/04 03:40:47 hbLclygT
GJ!!
(*´Д`)=з凄い良かったすよ!
次回作もwktkしてます!

228:名無しさん@秘密の花園
07/02/04 08:53:54 5LfcXQ2E
GJ!(゚∀゚)
次回作もwktk!

229:名無しさん@秘密の花園
07/02/04 09:46:25 rv12dZdJ
GJ!!
今回もよかった!

アール子さんの睡眠時間が短いようなので躰壊さないか心配です(´Д`;)

230:アール子
07/02/05 01:14:26 x3Aei4tE
>>227
>>228
ども、㌧くすでつ。
今日はいわゆる冠婚葬祭的な物に(ずばりは避けまつ、念のため)出かけて
おりまして、更新がおそくなってしまい、私もウズウズですたw

>>229
お~、なんと優しいお言葉。㌧でつ!
わたくし、あまり睡眠しなくてもそんなに平気な方なのですが、
さすがに昨日と今日、早起きのせいか、先ほど帰宅してSS製作中の
今さっき、ちょっとウトウトしておりますたw

とゆう事で、今回は両者目線のSSで進行でつ。

では、投下!

231:アール子(今回のネタは・・・
07/02/05 01:16:38 x3Aei4tE
母国でのレコーディングを終えて、私は日本へ戻ってきた。
今の正直な気持ちとしては、しばらく日本へは戻って来たくなかった。
理由は、愛するあの人に・・・奈美恵さんに、逢いたくなかったから・・・

悪いのは全て自分だとゆう事は自覚してた。
でも、しばらく母国にいる事で時間が解決してくれたら・・・なんて少しだけ期待もしてた。
だけど、もちろんそんな都合のいい話はないわけで、私は重い足取りで
奈美恵さんの家へ向かった。

母国でレコーディングの最中、奈美恵さんからメールが来た。

「こっちに戻ったら、すぐにうちに来てください。」

このメールを最後に、奈美恵さんからのメールがパッタリと来なくなった。
原因は、一つしかない・・・

日本に戻ったその日に、奈美恵さんと逢う約束はしてた。
けど、奈美恵さんの家に直行とゆう話ではなくて、戻ったら決めよう。
そーゆー予定になってた。

それに、奈美恵さんはこんなメールの送り方絶対にしない。
怒っているのが文面からも明らかに分かって、喧嘩になることは
避けられないと分かってた。だから・・・奈美恵さんには逢いたくなかった。
でも、逢いたくないと言って逢わなかったら、奈美恵さんが怒っている事を
私自身が肯定してる事にもなりかねない。そうすれば、喧嘩どころじゃ済まないと
思った。だから、私は・・・奈美恵さんに逢いに来た。

232:アール子(ずばり“あれ”でつ・・・
07/02/05 01:18:53 x3Aei4tE
インターホンを押すと、“はーい”と元気に迎えてくれるいつもの奈美恵さんの姿は無かった。

「はいって」

奈美恵さんは静かに私を中へ入れた。

正座をする奈美恵さんの前に私も続いて座る。
いつもなら、“お疲れさま”だとか、そうゆう言葉を掛けてくれるのに、今日はそれも無い。

奈美恵さんの顔をなんとか見上げると、口元は笑っているのに、目は全くピクリともせず、
ただ私をじっと見つめていた。

「私があなたを呼び出した原因は分かる?」

名前すら呼んでくれないのは、本当に初めてだった。
私は真実を話そうと決めていた。
けど・・・・・・・
奈美恵さんは私の言うことに耳を傾けてはくれなかった。

233:アール子(バレバレでつかね(;^_^
07/02/05 01:23:29 x3Aei4tE
全て悪いのは私。簡単に許してくれるなんて思ってなかった。
それもすべて覚悟した上で、ここへやってきた。

今までに奈美恵さんに怒られた事はある。けれど、怒られてもその場限りで終わらせて、
私をすぐに優しく受け入れてくれた。そんな奈美恵さんが私も大好きで。

だけど、今の奈美恵さん私に対する怒りは、今までのどれとも違うものだった。
私は気付くのが遅かった・・・怒らせてはいけない人を、本気で怒らせてしまったんだ・・・

それでも、話を聞いて欲しくて、奈美恵さんの手を掴んだ。
その手はただただ冷たくて、決して握り返してはくれなかった。

そして、一番聞きたくなかった言葉が、奈美恵さん自身の口から発せられた時の
奈美恵さんの目は、まるで感情がないかのように冷たかった。

私は自分がしたことの不甲斐なさに涙が出て、奈美恵さんをここまで怒らせてしまった
自分が悔やんでも悔やみきれなくて・・・なんてバカな事をしたんだろう?なんて、
そんな言葉では収まりきらない事を、私はしてしまった・・・

泣けば済む。許してくれる。なんて、そんな事みじんにも思ってない。
だけど、涙が溢れるのを抑えきれなかった・・・

私は、逃げるように部屋を飛び出した。

                       
                     ~奈美恵サイド(10話)へ続く~

234:アール子
07/02/05 01:24:17 x3Aei4tE
とゆうわけで、おやすみなさいませ。

235:名無しさん@秘密の花園
07/02/05 02:06:35 fRRKUjO/
丸∥*・ω・)wktk

236:名無しさん@秘密の花園
07/02/05 04:03:01 D+VAcaNT
…!?(゚∀゚)wktk


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