07/03/29 00:15:07 Ah+BKIcM
職場の同僚でAという友だちがいる。
Aは料理が趣味らしくてお昼はいつもお弁当を作ってくるんだけど、これがおいしくて味見させてもらうのがみんなの楽しみになってるんだよね。
ある時、先輩のBさんがAの家に遊びに行き夕食をご馳走になった際、最後に玉子焼きが出てきたそうなんだわ。
その味をBさんは私たちに熱く語ってくれた(ちなみにAはその場にいなかった)。
「すごく甘いのにくどくなくて、食感は外側がふわっふわ中はとろとろ。下手なケーキより全然おいしい。一度食べたら忘れられない」
いやでも所詮は玉子焼きでしょ、それに甘いのより出汁巻きの方がおいしいと思う。と、みんなは半信半疑(私は甘い方が好きなんだけど)。
しかしとにかくBさんは「バカ。ホントにすごいんだってば。一回食べさせてもらいなよ」と譲らない。
後日、Aとたまたま二人きりになった時に私はそのことを思い出して、Bさんがこんなこと言ってたよ、私も食べてみたいと頼んでみた。
ところがAは「ダメ」と即答。
なんでって聞いたら
「あれは私のとっておきだもん。男でも女でも胃袋から捕まえるってのは使える手なんだよ、わりと。私の料理を毎日食べたいって思ってくれたらしめたもんなんだけどね。あのねー、Bさんには内緒だよ」
「あの玉子焼きは好きな人にしか食べさせないことにしてる」
ぐああっ、私も食べたいんですけど。Bさんウラヤマシス・・・