06/12/06 23:56:07 WLGhrmNT
「感じてる・・・でしょ?」
「そんな・・・」
腰に廻していた手をゆっくりと下に降ろしてお尻を柔らかく撫でてやる。
蒔穂はね、お尻をやさしく触られるのが好きなのよね。
そうしてやるとうっとりした顔しちゃっておとなしくなるの。じらしてやるとおねだりなんかしちゃう。ホント恥ずかしい女!
「嘘・・・蒔穂の匂いが甘くなってきたよ・・・感じてるのね?」
「ああ・・・」
小さく俯きながらイヤイヤと首を振る姉。
お尻、撫でるのをやめちゃった。だってはっきりしないんだもの。
「あ・・・」
とたんに顔を上げて私を覗き込んでくる。
これって人って言うより、犬よね?そうですよね?
「何?」
「あ・・・あ・・・」
潤んだ瞳が浅ましく媚びを売ってくる。
実の妹の私に・・・! フフフ・・・こいつ、どうしようもネェ!
「んん? だって感じてないんでしょ?」
私はゆっくりと半歩ずつ後ろに下がる。
51:名無しさん@秘密の花園
06/12/06 23:57:23 WLGhrmNT
姉との身体に隙間が生まれ、蒔穂はそれを埋めなおそうと必死で腰を突き出してくる。
今、自分がどんな格好でどんな"事"をしているのか?わかっていない。
なんてはしたない事をしているのか!!
「何よ?はっきりしなさいよ・・・口がきけなくなったの!?」
妹の私に罵られながら蒔穂はそれでも私を求めようとする。
「あの・・・気持ちよかった・・・気持ちよかったの・・・感じてたの!」
言いやがった・・・
カビた空気を震わせて小気味よい音が響いた。
思いっきり引っ叩いてやった。
「きゃうっ!!」
黄色い悲鳴を上げて蒔穂はぎゅっと眼を瞑った。
パンッ
もう一発
「あうっ・・・!」
見る間に頬が赤く火照ってくる。
52:名無しさん@秘密の花園
06/12/06 23:58:40 WLGhrmNT
なのに、姉は私に腰を突き出してくる
「ちょっと・・・見てるコッチが恥ずかしいんだけど」
ワザと冷めた口調で私の腰の部分に触れてくる姉の腰を突き返す。
「やめてくれない?」
乱れた髪を頬に張り付かせ、蒔穂は震えながら顔を上げた。
その瞳は怯えた子犬のよう・・・
肩も震わせちゃって・・・カワイ・・・ううん、何でもないです。
「い・・・や・・・」
は?
「何?」
「お願い、穂摘さん・・・嫌わないで・・・見捨てない・・・で・・・
穂摘さんにまで見捨てられたら・・・私、この家で一人ぼっちになっちゃう」
・・・あの、辛抱強くコレを読んでくださっている皆様に、くどいようですがもう一度言っておきますネ!
私達、この家の家族は別に姉の蒔穂を好きで虐めているんじゃなくて・・・この女の我儘が全ての原因なんです!勘違いしないで下さいネ・・・
尤も私だけは好き好んで虐めているんですけどw
53:名無しさん@秘密の花園
06/12/07 00:00:25 Z37fJ7Xw
「蒔穂・・・」
私は姉の細い顎を力任せに掴んで、逆にその顔を覗きこんでやる。
「う・・・」
とたんに眼を逸らそうとするこのバカ・・・
私に『見捨てられたくない』んじゃないのか!?
ああ!イラつく!
もう、いいや・・・言ってやろ・・・
「アンタ、この家の『道具』じゃないんだろ?
この家は『道具』じゃないアンタはイラナイんだよ・・・
分る? Do you understand?」
姉の瞳が大きく見開かれて、その濡れて定まらない焦点が宙をさまようのがわかる。
「お姉ちゃんは・・・
イ・ラ・ナ・イ・モ・ノ でぇす」
自分の言葉が姉の心を削ぎ落としていくのが手に取るようにわかる。
絶望・・・そんな顔・・・
おもしろいなぁ・・・何でそういうふうに真に受けちゃうのかなぁ?
54:名無しさん@秘密の花園
06/12/07 00:01:58 Z37fJ7Xw
ふと視線を落とすと薄いパープルの下着が姉の乳房にぶら下がっている。
「フン・・・」
乱暴にそれを持ち上げると控えめな蕾を載せた膨らみがまろび出る。
「・・・」
バスト86、ブラのサイズはCの70、スーラプ○―ジュのオータムコレクション・・・
「見せつけてくれるじゃない・・・」
下から手を伸ばし持ち上げてみる。
ほう・・・私には無い重量感・・・
それにしても蒔穂は私とこの蔵へ来るときにはいつも下着を替えてくる。
どうせ乱暴に扱われることがわかっているのだから安物にすればいいのに、逆に高い値段の物を身につけてくる・・・それも私への媚なのかな?
「 いらないもの なの・・・?」
搾り出すような声が聞こえてくる。
答える代わりに手にした乳房に爪を喰いこませた。
「うっく・・・」
「ま、そうね・・・はっきり言っちゃうとね・・・」
指先にそっと押し返してくる姉のおっぱいの弾力が感じられる。
55:名無しさん@秘密の花園
06/12/07 00:02:53 Z37fJ7Xw
親指を滑らかな肌に滑らせ、触れてもいないうちからしこり立っている乳首にかすらせる。
「ぅあっ・・・」
その刺激に素直に反応した身体が跳ね、手首の戒めが啼いた。
「あなたの今の存在意義は・・・」
ワザと口調を変えると顔をゆっくりと近づける。
怯えた瞳が大きくなって動揺して揺れる・・・
「私の気晴らしの道具かな・・・」
言いながら唇を奪う・・・
優しく唇を舌で愛撫してやりながら頃合を見計らって乳房を思いっきり捻ってやる。
「ギッ・・・!!」
さすがに悲鳴を上げそうだったので口を押し付けてやる。
いくら蔵の中でも、あまり騒がれると表に聞こえちゃうから・・・
ま、でも・・・この家で私に逆らうヤツなんていないから・・・大丈夫かなって思ったりするんだけど・・・でもトラブルなんて無いほうがいいですよね!
「っぐ・・・ぅ・・・」
暴れる蒔穂を押さえ込むようにして、していたキスをやめてやるとバカな姉は苦しそうなうめき声を洩らした。
白い乳房に私の爪の痕がくっきりと赤く刻印されている。
56:名無しさん@秘密の花園
06/12/07 00:03:53 Z37fJ7Xw
「・・・痛かった?」
しばらく痛みに耐えるセミヌードの姉の姿を愉しんだ後、私は聞いた。
蒔穂の答えはわかっている。
その答えしかないわ・・・。残念だけど・・・でもそれは自分が蒔いた種。
「い、いいえ・・・大丈夫・・・です・・・だから・・・お願い、嫌わないで・・・」
そう、その答えしかない。あなたの蒔いた種は私が摘み取ってあげる。
ちゃんと・・・残さず・・・ネ
「お願い・・・お願いよ、穂摘さん・・・私を捨てないでっ」
しばらく遊んだ後、姉を半宙吊りから解放してやる。
崩れ落ちるように床にヘタレ込むその姿を見ていると、あの状態がどれだけ苦しいものかがわかる。
絶対に自分では味わいたくはないですネ
57:名無しさん@秘密の花園
06/12/07 00:04:56 Z37fJ7Xw
「それじゃ・・・」
私はもう一つのいつもの場所へ・・・
蔵の本当の奥に置かれていた長いすにまで移動し、腰を下ろす。
「いらっしゃい」
「う・・・」
もうボロボロって感じの姉がゆっくりとこちらを見上げる。
ブラも途中で引きちぎっちゃったし・・・ショーツも膝まで下ろしてある。
その身体は汗にまみれ、私の爪の痕からは血がにじみ、そして今の今までいじっていたソコからは蜜が一筋、内腿を伝っている。
手首を振って指先にこびり付いた蒔穂の蜜を飛ばしながら、ノロマを促す。
「ほら、いらっしゃいよ・・・ココ!」
パンパンと膝を叩いた。
「そのままの格好で来るのよ! いい?」
いちいちこんな分かりきった事まで言ってやらないとわからない。
結構苦労するんですよ、この姉を相手するっていうのは!
「うう・・・」
何か呻きながらw 蒔穂は四つんばいでこちらに寄ってくる。
ヨロヨロとしたその姿が蔵の中の薄闇の中で次第に輪郭の線がはっきりと見えてくる。
58:名無しさん@秘密の花園
06/12/07 00:05:53 Z37fJ7Xw
「あらあら・・・」
蒔穂の顔はもう疲れきっていた。
身体の運びも危なっかしい。
「大変ねぇ!キャンプにいくのも・・・」
私の声が聞こえたのか、聞こえないのか・・・全く無視して蒔穂はヨタヨタと進んでくる。
生意気・・・まっいいか・・・
荒く息をつきながら姉はようやく私の足元にたどり着いた。
「おっそ~い!!」
頭の上から叱りながら、組んでいた足のつま先で姉の顔を持ち上げる。
「そんなにダラダラやってたんじゃ、キャンプに行っても皆の迷惑だよ!」
「ゴメンなさい・・・」
「・・・しっかりしなきゃ駄目だよぅ・・・!」
パンパンとまた膝を叩く私。
「はい・・・」
と返事をしてその膝に身を投げ出す姉。
さて、太腿の上を乳房が通り抜け柔らかい腹が乗っかってきたところでお仕置きタイムです!
59:名無しさん@秘密の花園
06/12/07 00:07:04 Z37fJ7Xw
自分勝手で我儘で、お爺ちゃんの言うことを聞かないクセにキャンプに行きたがってる、このどうしようもないダメ女をお仕置きしちゃいましょう!
お仕置きの仕方は? そう!お尻ペンペン!!
「ほらっ!」
パシィッと頬を打つより鋭い音が鳴り響いた。
「アゥッ」
「声を出さないっ ホラ・・・ほらっ!」
左手で背中を押さえつけ、右手で膝の上の無防備なお尻に平手を降ろす!
「あっ・・・痛っ・・・ああっ!」
叩くたびにお尻の肉がプルンと震え、谷間がきゅっとすぼまる。そして白い肌に面白いように楓痕が貼りつく。
「フフ・・・ホラッ! 悪い娘ね!これは? これは!?」
調子に乗りすぎると私の掌までお尻に負けないくらい赤くなってしまう。気をつけなくちゃと思いながらも・・・ついつい楽しくて力を込めてしまう。
「ああうっ ひっ! ヒィ・・・ アひぃんっ・・・」
左手の向こうから蒔穂が洩らす泣き声が聞こえてきた。
「アハハ・・・何ソレ! 姉さんブタみたいよ!! ホラ鳴いて! 豚さん、鳴いてよっ」
気が付けば私の心臓!
すごいドキドキしてる!今日の姉はいつも以上に艶っぽく虐め甲斐があるの!
ああ、どうしよう! 楽しすぎて死んじゃいそうです、私!!
60:15
06/12/07 00:09:12 Z37fJ7Xw
今夜はここまでです。
続きはなるべく近いうちに投下したいと思っています。
61:名無しさん@秘密の花園
06/12/08 10:12:18 q0haI39T
スゴイッ!スゴイ、スゴイ、スゴイィーーーッ!神ーッ!
GJッスよ!あ~、待ってたカイありました、
続投、禿しく希望します。
62:名無しさん@秘密の花園
06/12/11 10:23:23 smIVKJO8
キター!素晴らしい!
63:名無しさん@秘密の花園
06/12/12 09:15:13 +mdaNuwt
保守
64:名無しさん@秘密の花園
06/12/13 00:01:43 SgknBVcU
「そぅれっ!」
ピッシィイ!
「アヒッイイィイ・・・ッ」
うわ・・・スッゲ お尻、真っ赤! マジ痛そ…
「いいわぁ姉さん!最高・・・」
「ヒッ アヒッ! あ・・・」
姉の泣き声が私の中に心地よく染み入ってくる・・・悔しいけれどこの女、イイわ・・・
「もっと・・・もっと・・もっと聞かせて!聞かせなさい!!聞かせなさいよっホラァ!!!」
想いっきり振り上げた手を今にも破裂しそうなお尻に振り下ろす!
当たった瞬間、掌に吸い付くようなその感触!!素敵・・・
素敵・・・もっと、もっと味わいたい感触です、コレ!
押さえつけている左の掌から姉の身体が痙攣を起こし始めている事が伝わってきた。
ちょうど私も手が痛くなってきたし・・・
お尻ペンペンはこの位にしてやろうかな・・・
え?
何ですか? え・・・違いますよ?別に蒔穂の事なんか心配してませんよ?
「あ・・・う・・・」
放心したかの様にうめき声をあげる姉を見下ろしながら、林檎のように赤く腫れ上がったお尻を撫でてやる。
65:名無しさん@秘密の花園
06/12/13 00:02:45 SgknBVcU
力は入れてはいないのだが、肌同士が擦れる微妙な感覚まで痛みに化けるのだろう。
時折ピクンとお尻が跳ねる。
「ふふ・・・」
このオモチャはですね・・・いたぶる以外の愉しみ方もあるんですよ・・・
私は右手の人差し指と中指を揃えて口に含むと、たっぷりと唾液を染み出させた舌でまんべんなく濡らした。
「・・・」
口から引き出し、かすかに蔵の中に差し込んでくる光りの筋に照らしてみると、二本の指はねっとりと滑光り、広げてみるとその間に透明の淫らな橋が渡った。
ゴク
我知らず口の中に溢れてきた唾を飲み込むと、私はまた右手を振り上げた。
そして今度は力を抜いて姉の尻に落とした。
「きゃうっ!」
それだけで背を引きつらせ悲鳴を上げる姉を無視し、振り下ろした右手をそのままに先程湿らせた指を進ませる。
谷間から奥へ
私の指がその柔らかく温かく分厚い、その間を広げると腫れていない純白の肌が現れ、その奥にいかにもいやらしい色素が香った。
66:名無しさん@秘密の花園
06/12/13 00:03:50 SgknBVcU
ツンとする匂い
アネノニオイ
「濡らしてたのね・・・私にお尻をぶたれながら!」
信じられない!
何てはしたない女なんだろう!!
「とても藍澤の血を引いているとは思えないわね・・・アンタと同じ血が私の中に流れていると思うとゾッとするわ!!」
「・・・」
返事は・・・ない。
あ~あ・・・
ごめんなさい、皆さん。何か・・・泣いちゃったみたい。
「ひど・・・い・・・」
太ももの上に載せた姉の身体が小刻みに震えている。
そりゃあここまで言われればキレるか泣くかのどちらかなんだろうけど・・・
でも、ね・・・ 見ててネ
ヂュク・・・
私の指先がたどり着いた場所は、何故か濡れていたの・・・
67:名無しさん@秘密の花園
06/12/13 06:26:07 rx+GzmS1
(*゚∀゚)-=3
68:名無しさん@秘密の花園
06/12/18 00:19:25 Oz5eq4Rb
イイ!!
69:名無しさん@秘密の花園
06/12/20 02:09:26 kwcnlczR
ry
70:名無しさん@秘密の花園
06/12/21 21:24:06 zxts/mVX
…次、まだかにゃ~。
71:名無しさん@秘密の花園
06/12/21 22:58:41 GNCY83yD
ごめんなさい 土日にはなんとかうpできるかと思います・・・
72:名無しさん@秘密の花園
06/12/24 01:00:49 P3+YzZ8j
うPうPー!!
うPうPうPうPうPうPうPうPー!!
73:名無しさん@秘密の花園
06/12/24 22:55:57 Gqg4rl+f
「ンっく・・・」
途端に何かを喉に詰まらせたような声を上げる蒔穂。
ソコは熱い!
熱くて・・・熱くて溢れて・・・いるの・・・
「・・・コッチでも泣いていたの?姉さん・・・」
「そんな・・・やめて・・・そんな事言わないで・・・」
「お尻をぶたれすぎると痛くなくなって感じてきちゃうんでしょ?
腰、くねらせちゃったりして・・・」
私は指を姉の蜜の中で軽く泳がせた後、滾々とそれを湧き出させる源泉へ侵入させた。
「はぅっ・・・」
蒔穂の身体が大きくたわみ、私の太ももに指を立てた。
同時に潜り込んだ指に柔襞がまとわりつき、それ以上の侵入を拒むかのように細い括約筋が私の指を締め付けた。
「あら?食べられちゃった・・・私の指・・・」
74:名無しさん@秘密の花園
06/12/24 22:56:54 Gqg4rl+f
「ん・・・っく・・・」
キュッ キュッ と心地よい締め付けを楽しみながら、手首を返す。
「ヒッ!」
跳ね上がる姉の頭を力任せに押さえつけながら、人差し指の先を軽く曲げて爪を立てないように気をつけながら柔らかく撫でてやる。
「あ・・・っあっ!! はぐっう!」
この体勢でGスポまで指を伸ばすのは結構キツイです。しかもコイツ暴れるから・・・
「あ・・・ギッ! 痛いっ!!」
「ああ、ホラ・・・蒔穂が暴れるから爪が当たっちゃうんだよ!?人がせっかく優しくしてやってるのに・・・」
ゴンと軽く頭を小突く。
「じっとしてなさい・・・よ!」
グイと押さえつけた頭がイヤイヤと振られ情けない泣き声が聞こえてくる。
「お願い・・・やめて・・・もう・・・」
ハイハイ
「いやよ・・・大体、キャンプに行きたいんでしょ?誰と行くのか知らないけど・・・何が楽しみなのかも知らないけれど」
「ちがう・・・そんなんじゃない・・・」
グチュ
「うぁうっ!」
いやらしい音・・・はしたない
75:名無しさん@秘密の花園
06/12/24 22:58:02 Gqg4rl+f
滴ってる・・・私の指を伝って掌まで滴が流れてくる
ヂュ・・・ヂュク グチュ チュ・・・
ホラ・・・何この・・・音
「やっ・・・ヤ・・・あぁ・・・あっ・・・」
ホラ・・・何この・・・声
左手を滑らせて苦しげに喘ぐ蒔穂の口元に指を押さえつける。
「ん!」
「咥えなさい・・・咥えろ」
生意気な姉はぎゅっと唇を締めてそれを拒む。
それなら・・・
指を一本増やしてあげるね
「 ひっ・・・んぐ! ぐむ・・・っ」
僅かに開いた口の端から無理矢理指を押し込む。
右手とはまた違った滑りが私の中を突き抜ける・・・
76:名無しさん@秘密の花園
06/12/24 22:58:59 Gqg4rl+f
はぁ・・・いい・・・ いいよ・・・お姉
「歯を立てたら絞め殺すわよ 舌で優しくしゃぶりなさい」
指に触れる姉の舌は口の奥に縮こまってしまっている。
無理矢理に指を口の中に押し込んで吐かれてもイヤだから無茶は出来ないのよね・・・
でも、こっちの指は別
「! む・・・」
ちょっとリズムを変えてあげる
静かに・・・優しく・・・そっと・・・
自分にやるような感じで・・・ ナ~ンテ・・・
「・・・ん 」
蒔穂のお尻がプルルっと震えて腰がゆっくりと左右に振られる。
「大人しくしなさいよ・・・また爪が当たるわよ」
その言葉が聞こえたのかどうか?
気が付けば左手の指に生暖かく分厚い感触がまとわりついていた・・・
ようやく蒔穂がしゃぶりだした
77:名無しさん@秘密の花園
06/12/24 23:00:02 Gqg4rl+f
「そうよ、いい娘ね・・・蒔穂・・・」
少し指を早める
「んふぅ・・・」
泣き声の中に今までと違う響きが混ざり始めた。
フフ フフフ・・・
「 気持ちイイ? 答えなさい、蒔穂 」
指を姉の口の中から抜き出すと、その唾液まみれの指で頬を撫でてやる。
「はぁ」
聞こえてきたのはうっとりとした女の吐息・・・
そして
「気持ち・・・イイです・・・」
それだけじゃ、足りないなぁ
「それで?」
「あ・・・」
78:名無しさん@秘密の花園
06/12/24 23:00:53 Gqg4rl+f
指を・・・止める
「・・・ん い やぁ・・・」
いやならお願いすればいいの
「・・・・・・お願ぁい 穂摘さん…指を・・・頂戴・・・」
まだ、足りない
「指で・・・どうしたいのか・・・わからないなぁ・・・」
再び吐息が蔵の中に零れ、膝の上の姉の身体が身悶えし始めた。
ほら、言いなさい
「・・・穂摘さん・・・もう、ダメなの・・・イかせて・・・指でイかせて下さいっ!」
そう・・・! そう、コレ・・・ コレを言わせるのがダイゴミって奴なんですよw
コレだから、蒔穂を虐めるのはやめられない!
79:名無しさん@秘密の花園
06/12/24 23:02:02 Gqg4rl+f
そう、コイツは飽きるまで私の玩具!
そうすれば、コイツも堂々とこの家に居られるんだから・・・
それが一番。
それがBest ・・・ 私の玩具 ・・・ それが私たち藍澤の姉妹の正しい姿・・・
そうですよね?
「妹に・・・何て言ったの?姉さん・・・
私にイかせて欲しいってオネダリしたの?蒔穂・・・」
「お願いっ じらさないで・・・下さい 指ぃ・・・欲しいんです」
「いつ?」
「今・・・今すぐ・・・イかせて!」
手首を軽く引いて人差し指を抜くと、そのすぐ上のすぼまりに軽く触れさせる。そこは・・・
「あひっ・・・ダメ・・・!」
「あら、イかせて欲しいんじゃないの?」
80:名無しさん@秘密の花園
06/12/24 23:03:09 Gqg4rl+f
そう簡単に望み通りにさせてやるものですか
「そう・・・そうだけどソコはダメっ」
「ソコって何処? ドコならイイの?
蒔穂がはっきり言ってくれないと、どこを触ってイかせてあげればいいか分からないわ」
「そんな・・・」
必死にこちらを見上げる瞳は悲しく、そして妖しく暗闇の中で揺らめいている。
なんだかんだと口答えしながら、この女は真性のMです。 うわぁ・・・ヤダあ・・・
「困ったわね・・・ちゃんと教えてよ、蒔穂」
「うう・・・」
もう片方の指を頬から下らせ、私の膝から零れ落ちている乳房に這わす。
優しく、そして徐々に力を込めて爪を立てていく。
「う・・・ん」
痛みを感じているのに蒔穂の口から洩れる喘ぎは紛れもなく快感の波に酔っている。
「教えなさい、ドコがダメでドコがイイのか・・・言わなければ、ヤメル」
81:名無しさん@秘密の花園
06/12/24 23:05:00 Gqg4rl+f
ガクっと力なく首を落とした姉の身体は痙攣が続き、やがて身体のうずきに押し出されるようにして言葉が響いた。
今まで死んでいたこの古臭い麹倉の空気にその言葉は燃えるように熱く侵食しながら私の耳に届いた。
「後ろは嫌・・・アソコでイかせて・・・」
「後ろって何?アソコって!?」
ああ、私ってもしかしてSかも知れない・・・今、気づいた・・・
「お、お尻の穴・・・肛門は嫌なの・・・ちゃんと・・・おマ○コでしてっ
お○ンコぉ おマン○がイイのぉ・・・」
「恥しらず」
「ハうっ!」
「なんて恥ずかしい女なの!」
「ああ・・・ぁあっ」
「よくそんな言葉を口に出来るわね!? しかも妹の私にっ!」
「あ・・・もっと・・・もっと虐めて・・・なじって!!」
もうコイツ、人として・・・^^;
私の言葉に鞭でも打たれたかのように首とお尻を振りたくりながら蒔穂は夢中で私の足に吸い付いてくる。
82:名無しさん@秘密の花園
06/12/24 23:06:03 Gqg4rl+f
なんかいやらしいっていうか・・・タコ、思い出しちゃったんですけど・・・
あ!これ確実にキスマークついたな・・・後で蹴りいれてやる!
「ったく・・・しょうがないお姉ちゃんだネ、蒔穂・・・」
指を再び動かす。
奥へ・・・奥へ
そして激しく・・・優しく・・・激しく・・・激しく
そして、嫌だと言うトコロにも、時々・・・
「あっ ヒッン! ダメぇアナル駄目って・・・ヒィ・・・! ひゃうっ!」
「そう? 結構気持ちよさそうジャン?」
幾ら否定しようとそれは事実だった。
姉の"後ろ"は私の指が訪れると、戸惑いながらも迎え入れてくれるようになった。
また、今度・・・ココを使えるようにしてやるのも面白いかも・・・
でも基本的に、私スカトロはNGですから・・・
83:名無しさん@秘密の花園
06/12/24 23:07:19 Gqg4rl+f
「ん・・・はぁっ おねがっ! あはっ はぐっ!! あ・・・お願い・・・ いっ あぐ」
その声が激しく、大きくなっていく
比例して姉の蜜の粘着音もヤケに倉の中に響く。
その淫らなハーモニーの中、私を雌の臭いが包んでいく・・・
ああ、私も・・・濡れて・・・る お尻の方まで染みてる・・・
「ひグっ アヒィッ あ・・・あっ はっ・・・ あああっ」
「イくなら・・・イくって言いなさい」
だらしのない股間だけではなく、全身汗にてかっている蒔穂の身体が小刻みに震えだした。
中も溶け出してるのではと疑うくらいに熱い。
もう、さすがに限界ですね・・・
じゃ、皆さん。イかせちゃいますよ~
「は・・・あっ あっ はぁ はぐっ ふっ あぁ あっ」
次々と溢れ出してくる蜜を跳ね飛ばしながら抽出していた指を止め、そしてまたあの場所を・・・
「ヒ!!?」
84:名無しさん@秘密の花園
06/12/24 23:08:32 Gqg4rl+f
ビクンと姉の頭が飛び上がった。
「ほら・・・もう・・・」
「あ゛っ! あっ!! あっっぐ・・・ あっ・・・はぁっ・・・ イ・・・イクっ!」
「ん?」
「イグっ・・・ はぁイクっ イクゥ あっあっあぁ っくぅん イクいくイくゥ・・・」
蒔穂の指が私の太腿に食い込んでくる。
そして・・・
「いっちゃ・・・!! !!! んっ~ っくっ・・・・・・んんぅ!!」
「お・し・ま・い」
「ああああぁあああっ!!」
薄闇の中、背を仰け反らせ、汗を飛び散らせながら絶頂を迎える蒔穂・・・
お姉ちゃんのこの姿を見れるのは私だけ・・・
こんなどうしようもない、人に頼りっぱなしで、Mで、淫乱で、馬鹿な女だけど・・・
それでも藍澤 蒔穂は、私の女
85:名無しさん@秘密の花園
06/12/24 23:09:38 Gqg4rl+f
この様を見れるのがその証。
カワイかったよ、 お姉ちゃん
「あ・・・あ・・・」
エクスタシーの絶頂を乗り越えた蒔穂は力なく私の膝の上に崩れ落ちている。
「・・・」
満足そうな顔をしちゃって・・・
「・・・」
「きゃ・・・!」
いきなり私が膝を広げたので、支えを失った姉の肩から下が無様に土間に落下した。
「あ・・・?」
左の指は蒔穂の唾液。右の指は蒔穂の蜜。どちらもベトベトに濡れた指で姉の顔を挟むと、引き寄せる。
膝と膝の間へ・・・
「あ・・・」
そう、今度は私の番。
ホットパンツに顔を押し付けさせる。
86:名無しさん@秘密の花園
06/12/24 23:10:55 Gqg4rl+f
自分では気が付かないけど・・・私も臭いを出してるのかな? 雌の臭い・・・ヤダ・・・
「脱がしなさい、蒔穂」
哀れな姉は私の股間で固まっている。
「私は指よりも舌がイイな・・・ネ、分かる?蒔穂・・・」
静かに両手を姉の頭から離す。
蒔穂はおずおずと・・・頷いた。
そして、上がってきた指が私の身体にまとわりついてくる・・・
でも残念でした~!
私のは見せないよ~!! 冗談じゃないw 恥ずかしい・・・
「ほら、さっさとしなさいよ、蒔穂・・・」
「あ、はい・・・」
ゆっくりとジッパーが下ろされ、ひやりとした空気が下着越しに染み入ってくる・・・
「そのまま・・・パンツも下ろすのよ・・・」
「・・・は・・・い・・・」
フフ・・・さ、これから・・・もう一つのお愉しみが始まる・・・
87:名無しさん@秘密の花園
06/12/24 23:32:59 P3+YzZ8j
イ…イイ!!
88:名無しさん@秘密の花園
06/12/25 00:31:02 MZEyeaRZ
麹 倉 の 姉 妹 エピローグ
私と蒔穂の二人だけの世界を提供してくれる倉と外界を繋げる裏手の引き戸を開けるにはちょっとしたコツがいる。
コツって言うか・・・ま、思いっきり腰をいれて真っ直ぐに引け!って言うだけなんだけど。
「ん~!」
ぐっと伸びをすると少し肌に冷たい新鮮な空気とコンニチハをする。
気持ちいい!
この倉は、まあ私と蒔穂にとっては重要な遊び場なんだけど・・・
決定的に空気が悪すぎる。
あのカビ臭さだけでも不健康だ。
「ふう・・・」
柔らかく降り注ぐ日光の温かさを楽しみながら引き戸を閉めなおしている蒔穂の方へ振り向く。
下半身を包むジーンズは先程まで置かれていた土間の上に薄くコーティングされた埃がこびり付いている。
「・・・」
余りに汚らしく見えたので、無言のまま近づきパンパンと手でお尻をはたいてやる。
「きゃ!・・・え?」
飛び上がった姉は両手でお尻を押さえながら、怯えた目で身体ごと振り向く。
「ああ、違うよ・・・ただ汚れていたからさ・・・」
89:名無しさん@秘密の花園
06/12/25 00:32:15 MZEyeaRZ
過剰な姉の反応に苦笑しながら、手をヒラヒラさせる。
ホンの数分前にこの姉の舌によって絶頂を味わった身体は何処となくダルさを引きずり、恥ずかしながら股間の熱は冷めやっていなかった。
「 あの・・・穂摘・・・さん?」
所在なさげな姉の声がトントンと背を叩く。
「何?」
「う・・・あの・・・」
あからさまに眼を反らす姉に嘆息しながら口を開く。
「なぁに?約束は守るわよ」
「・・・」
地面と睨めっこしていた姉の顔がしばらくして上がった。
私の顔を真っ直ぐに見ている。歯を食いしばって・・・
え?ちょ・・・ 私ってそんなに怖い?
「どうして?」
「え・・・何?どうしてって・・・?」
「・・・」
「・・・」
90:名無しさん@秘密の花園
06/12/25 00:33:21 MZEyeaRZ
時間にして数秒なのかな。
その時無言で見つめ合っていたその時間・・・
でもなぜか・・・とても長くて重い時間だった・・・
『どうして?』
何?『どうして』私が虐めるのか?
『どうして』私が助けてあげるか?
「何?」
「・・・ううん・・・なんでもない・・・おじいちゃん達のところに行く」
「ん?そ、そう・・・」
おかしい
何?
いつもの蒔穂とは全く違う・・・
この強気は何なの?
っていうか・・・私が押されている?蒔穂に!?
「私は口添えするだけだからネ・・・話はちゃんと自分でしなよ」
「うん・・・アリガト」
91:名無しさん@秘密の花園
06/12/25 00:34:19 MZEyeaRZ
短く返事をするだけで蒔穂は私の方を見向きもしない・・・
私たちは倉が立ち並ぶ中庭を抜け、母屋の渡り廊下を歩いていた。
後から取ってつけたその狭い廊下を渡るとホン廊下へと繋がる。
ここからは、お爺ちゃんとお婆ちゃんのテリトリー
藍澤の家を仕切っている先代の領地・・・聖域・・・
うまく説明できないけれど、明らかに変化する空気。
それを胸いっぱいに吸い込むと、私たち姉妹は足を踏み出した。
「う・・・」
途端に顔をしかめる蒔穂。
でも、私も余裕ぶっこいてはいられなかった。
空気、違・・・う
何?コレ?
空気が違う!
張り詰めた・・・肌を刺すような鋭い空気・・・異様に済んだ空間・・・
「お婆ちゃん?」
92:名無しさん@秘密の花園
06/12/25 00:35:17 MZEyeaRZ
私は思わず独り言を言っていたらしい。
「お婆ちゃんが・・・キれているんじゃ…?」
それを判断する材料は廊下の奥からやってきた。
「うわっ あわわわっ!」
どたどたと廊下をけ躓きながら、お爺ちゃんが逃げてくる。
「何?どうしたの!?」
「お爺様・・・!?」
私も蒔穂も一瞬あっけにとられて立ちすくんでしまう。
「ひぃいい! おたっお助けぇええ!!」
時代劇のような台詞を吐きながら、この家の頂点に君臨するお爺ちゃんは半べそだ!
これは・・・やはり!
「あっ!?」
隣で姉の驚愕の声があがり私もそれを見た。
無様に逃げてくるお爺ちゃんのその向こう・・・
その向こうに鬼がいた。
「お、お婆ちゃん・・・!」
93:名無しさん@秘密の花園
06/12/25 00:36:14 MZEyeaRZ
普段と変わらぬ物静かな穏やかな姿・・・
でも違う! 全然違うっ!!
誰もかれも逆立った心を癒してくれるような、何もしていなくても感じ取れてしまうほどの優しさなんてない!
もうホント怖い! 殺気っていうの?アレですアレ!
猫背のせいで小さな小さな立ち姿が今、マジに鬼みたいです!
「待って・・・待ってくれぇえい!!」
ヒィヒィいいながらお爺ちゃんは鬼から逃れようと死に物狂いだ。
あんまり死に物狂いなのでマトモに走れず、3歩ごとに廊下に転がってしまう。
「ああっ」
お婆ちゃんが動いたのを見て蒔穂が小さく悲鳴をあげる
「うわっ!お爺ちゃん!!」
私も叫ぶのが精一杯! ゴメン、お爺ちゃん!今のお婆ちゃんは止められない!!
お爺ちゃんに比べてお婆ちゃんの走りはひとつの無駄もなく、一直線にお爺ちゃんの元へ!
ああ、いつもはチョコチョコとしか歩かない癖に何であんなに速いの!?
お婆ちゃんが手にした朱塗りの杖に右手を迸えらせる!
「きゃあ!!」
「ううっ」
94:名無しさん@秘密の花園
06/12/25 00:36:55 MZEyeaRZ
私たち、顔そむけちゃいました!この次にどうなるかを知っているから!
「ぎぃやああああああ!!」
鈍い音と共にお爺ちゃんの絶叫が家中に、いや隣近所中に響き渡る。
この家、いやこの村の公然の秘密なんだけど・・・ウチのお婆ちゃんの杖は仕込み杖になっているの!
そして私たちの足元に吹き飛ばされてきたお爺ちゃんの作務衣の背中がパックリと斬り裂かれ、そこから黒っぽい血が・・・心臓の鼓動に押し出されるように流れ出ていたの・・・
95:名無しさん@秘密の花園
06/12/25 01:20:06 qY9oqXNu
コ…コワイ…
96:名無しさん@秘密の花園
06/12/25 01:47:08 xE1Pl9ri
爺婆の話は一体…?
しかし超GJ!
97:名無しさん@秘密の花園
06/12/25 01:48:30 Dcdi8w/2
何この急展開w
98:名無しさん@秘密の花園
06/12/25 02:58:36 GfuMzQUd
姉妹のどっちかが死ぬとかいうのはやめてくれよ…
99:名無しさん@秘密の花園
06/12/25 21:54:14 Zifw+rO+
…ちぢんだ。
100:名無しさん@秘密の花園
06/12/26 00:19:16 Ys+oD3Dr
「お、お爺ちゃん!!」
足元でのたうちまわっているお爺ちゃんは見る間に自分の流した血で真っ黒に染まって・・・
真っ黒? 真っ黒だ・・・
「これ・・・お醤油・・・」
生意気にも蒔穂の方が私より一瞬早く事実に気づいたようだ。
確かに、この鼻を突く香り。この黒味・・・ウチの醤油だ。
「この・・・!」
思いっきり苦しみもがいているお爺ちゃんを踏みつけてやる。
「グェエエ・・・」
蟇蛙のような声を上げ、口をパクパクさせながらお爺ちゃんは私に何かを訴えかけている。
が、その前にここで言っておきたいことがある!
「お爺ちゃん!『醤油は藍澤の魂じゃ!』とかいつもぬかしてるクセに!
見本用のパックね、これ!? 背中に仕込んでおいたんでしょ!!」
「あ、当たり前じゃ!
命は魂に勝る!!
死んでしまったら元も子もないワイ!」
実質上、今のウチのトップに君臨するお爺ちゃんは私に踏みにじられ、目を白黒させている。今まで考えないようにしてきたけれど・・・結局コイツもダメ人間じゃないの!?
101:名無しさん@秘密の花園
06/12/26 00:20:30 Ys+oD3Dr
「は、離せ! 蒔穂、背中が痛い・・・!!
ワシャぁぶった斬られとるんじゃ!」
何か・・・情けない・・・
「嘘!斬られたのはパックでしょ!」
「嘘じゃないワイ!!
あの糞婆あ!・・・本気で踏み込みやがった!!
オオ!醤油が沁みる~っ!!」
どうやら、防弾チョッキ代わりに背中に仕込んでおいた醤油パックを切っ先は突き抜けていたみたい・・・
「でかした、穂摘・・・」
音もなく降り積もり・・・罪もない大地の草花を無言の内に殺していく純白の雪のような冷たい声が奔った。
「お婆さま・・・」
怯えきった姉の声
圧迫される空気・・・息が・・・できない
「そのまま踏んでなぁ・・・
今、引導を渡してやるよぉ・・・」
初めて人を斬ったのが花も恥らう乙女の頃だという・・・
未だに手首に返ってくるその感触が忘れられないのか、ヤッパを抜くとお婆ちゃんは私たちのお婆ちゃんでなくなっちゃう・・・
102:名無しさん@秘密の花園
06/12/26 00:21:28 Ys+oD3Dr
「お婆ちゃん・・・今回は何?」
苦しい息を何とか整えながら、私はお婆ちゃんに話かけた。
何とか気をそらさないと・・・もう蒔穂の話どころじゃない!
事と次第によっては蒔穂も私も勢いで叩っ斬られちゃうかもしれない!
ああ、最悪・・・
「お爺ちゃんが悪い事したの?」
私の胸の辺りまでしか身長のないカワイイお婆ちゃん・・・今は違う・・・
「・・・」
淡い午後の日差しに卑しく照り返る線のように細い白刃を、お婆ちゃんは鞘に納めた。
ヤッバ~イ・・・
え?鞘に収めたんならイイじゃないって?
ううん、この人・・・居合いだから・・・
今、ガチやってるから・・・
「永眠(エイミン)・・・」
お婆ちゃんの口から抑揚のない声が呪文のように吐き出された。
「隣町のキャバレー『終着駅』の永眠とかいうホステス・・・」
下を見るとお爺ちゃんは固く目を瞑りお婆ちゃんの声を鼓膜から追い出そうとしているみたいだった。
「そのしなびたタクアンみたいな逸物ぶら下げて・・・ようも宿へ連れ込めた!」
103:名無しさん@秘密の花園
06/12/26 00:22:30 Ys+oD3Dr
「ゲッ!マジ!?」
「・・・最低」
お婆ちゃんと私達の声に、カッと見開いたお爺ちゃんの瞳は涙に濡れていた。
「う、うるしゃいっ!永眠チャンはワシに優しいんじゃ!」
だから、何?
「たまにはこの家の麹ぐさい空気から逃げ出したりしたいんじゃ!」
「それなら・・・」
お婆ちゃんが一歩踏み出した。
ヤバイ
小さい頃から何度もぶった斬られるお爺ちゃんは見てきたけど、コレはヤバイ!!
「ワザワザ逃げ出さなくともエエようにしちゃるワ…」
その右手がゆっくりと鞘に伸びる・・・
ダメ・・・私にはどうすることも出来ない・・・!
「待って 待って、お婆ちゃん・・・」
蒔穂!?
私の視界を横切り、姉は祖母の前に立った
104:名無しさん@秘密の花園
06/12/26 00:23:19 Ys+oD3Dr
「私・・・私は・・・この家ではイラナイ人間です・・・そうなんでしょ?お婆ちゃん」
「・・・」
「でも・・・それでも私・・・言いたい事があるんです・・・」
ドクン
嫌な予感に心臓が震えた。
締め付けられるような胸の痛み・・・吐き気
「・・・何が言いたい? 蒔穂・・・」
氷のようなおばあちゃんの声
「あのね・・・」
ダメ・・・!言うな!!
殺される
「この家ってお爺ちゃんとお婆ちゃんの所為で・・・息苦しいなって・・・
いつも押さえつけられてて、お父さん達もかわいそう・・・」
105:名無しさん@秘密の花園
06/12/26 00:24:18 Ys+oD3Dr
どういうつもり? 死にたいの!?
私を置いてっちゃうの!!?
「ほう・・・」
普段から細いおばあちゃんの眼の奥がギラリと光る。
「・・・それでね・・・」
もうやめて!
お姉ちゃん!!
「今度、キャンプに行きたいなって・・・お友達に誘われているし・・・
・・・・・・せっかくの週末にこの家に居るのもイヤだし、気晴らしに・・・」
「蒔穂っ!!!」
この時のお婆ちゃんは、私の目には人ではなく・・・
何か猛禽類っていうの?ワシだか鷹だか・・・そんなイメージに見えました。
106:名無しさん@秘密の花園
06/12/26 00:25:07 Ys+oD3Dr
お婆ちゃんの右手が動く瞬間
お爺ちゃんの怒鳴り声
動かない馬鹿姉・・・
飛び出した自分・・・熱い感触・・・
斬られて・・・そう、斬られたんです・・・
姉の声が遠くに聞こえて、何か抱きしめられちゃって・・・
何なのかな?
何やってんだろな?
ああ・・・
「バ~カ」
「・・・」
「バカ馬鹿ばかBAKA・・・」
蒔穂は俯きながら私の声を聞いている。
「・・・」
107:名無しさん@秘密の花園
06/12/26 00:26:17 Ys+oD3Dr
「馬鹿・・・」
皆さん、聞いて下さい!
この馬鹿、キャンプに行かなかったんです!断ったんです!!
何か・・・私の看病するって・・・
ったく!私が何の為に・・・!!
ホント、どうしようもない馬鹿!! そう思いませんか!?
ああ、もう・・・なんでこんな奴の妹なんかに生まれてきたんだろう!?
最っ悪!
「ね・・・」
「あ?」
「・・・」
「何?」
「大好き・・・」
ハァ?
「何?お姉、何言ったの?今・・・」
「ありがと・・・」
108:名無しさん@秘密の花園
06/12/26 00:27:19 Ys+oD3Dr
「何?とうとう頭にキちゃったワケ?」
呆れた事に顔を上げた蒔穂は笑顔だった。すこしはにかんだ・・・
「・・・嬉しそうじゃない・・・私が怪我をしたのがそんなに楽しい!?」
蒔穂は慌てて両手と頭を振った。
「違うよ!! そうじゃなくて・・・嬉しかったのは・・・私を・・・」
「ああ、もう!」
その先の言葉を聞きたくなかったので、私は声を荒げながら乱暴に寝返りをうった。
「あ・・・果物剥こうか?」
「・・・・・・朝から何個フルーツを食わせるつもり!?
お腹、下っちゃうでしょ?」
「そうでした」
そうでしたじゃネェっ!
だいたい、何で絶対安静なの、私!?
あ、皆さんにも御心配かけちゃったかも知れないけど、左腕を3針で済みましたから・・・
で、
「何で絶対安静なのよっ」
「だって・・・何かあるといけないし・・・」
「何もないわよ!」
109:名無しさん@秘密の花園
06/12/26 00:28:18 Ys+oD3Dr
あ~この会話を何度繰り返したんだろう?
みんな心配性すぎるんだから・・・
「あのね、穂摘ちゃん・・・さん・・・」
「何よ?」
「キャンプ行かなくてごめんなさい・・・」
「全くよ・・・」
すうっと蒔穂の唇が降りてきた。
「何?」
その瞳は何のふざけもなく、熱かった。・・・マジ?
「何なのよ?」
蒔穂の指が頬にかかる。
近い・・・お互いの吐息が感じられるほどに・・・
「私の事・・・」
掠れた息だけの声で蒔穂は言った。
「かまってくれて・・・見ててくれて・・・ありがとう」
「私はただ虐めて遊んでるだけよ・・・」
「じゃあ・・・」
もっと近づく唇・・・
「これからも、ずっと私を虐めて・・・」
110:名無しさん@秘密の花園
06/12/26 00:28:55 Ys+oD3Dr
キス、された・・・
生意気!蒔穂のクセに!!
後で、どんなお仕置きをしてやろうかしら!?
もちろん、場所はあの倉で・・・
麹倉の姉妹 ~完~
111:15
06/12/26 00:32:21 Ys+oD3Dr
最後の最後に好き放題やらせていただきましたが、蒔穂と穂摘の物語はこれで完結です。
今回、全く計画性なく書き始め、書き続けていったのでかなりだらしのないうPになってしまいました。
反省しています。
また機会があれば、再び蒔穂と穂摘の話を考えてみようかなと思っております。
それでは、ありがとうございました。
112:名無しさん@秘密の花園
06/12/26 00:45:32 b5cCvpU4
イイよ~*
えがったよ~*
作者~愛してるよ~*
113:名無しさん@秘密の花園
06/12/26 01:49:07 TYW4vSon
妹 は ツ ン デ レ
ってことでおk?てかgj過ぎです登場人物達愛おし過ぎです爺ちゃん婆ちゃん含めて
114:名無しさん@秘密の花園
06/12/26 20:02:47 9jNE8Mjh
…ちっと…ホロッと…。
ありがとござりますた。
115:名無しさん@秘密の花園
06/12/26 23:39:20 aJIGU4ww
大学に入りたての頃、四つ下の妹とケンカして泣かされた後、お尻の穴吸われたことがある。
死ぬほど屈辱だったのに忘れられなくなって結局ビアンに目覚めちゃった。
116:名無しさん@秘密の花園
06/12/27 03:31:16 ZHJK36Sz
↑ネタにも程がある
117:名無しさん@秘密の花園
06/12/27 19:14:09 xN6VKTPL
>>>116
広いココロで…
…長~い目で見まもってやるべ~よ~
…な~んも期待せんでよ~。
118:名無しさん@秘密の花園
06/12/28 16:56:57 6b2dENB+
うむ。ネタかそうでないかより、萌えるか萌えないかで判断するのがたしなみというもの
119:名無しさん@秘密の花園
06/12/29 15:45:18 mbwJDRtZ
妹に物投げつけられた
妹にノート落書きされた
妹に指を噛み付かれた
妹は1歳(*´Д`)カワユス
120:名無しさん@秘密の花園
06/12/31 16:42:21 7LRCSWzN
保守
121:名無しさん@秘密の花園
07/01/13 23:59:35 5DOGkEg5
age
122:名無しさん@秘密の花園
07/01/14 00:07:56 TE1l3miY
>>119 いいなー。妹とは何歳差?
123:名無しさん@秘密の花園
07/01/14 20:44:24 7UwvGk6F
小学生の時2つ下の妹と毎晩乳揉み合ってた
今考えるとヤバイだろw
124:名無しさん@秘密の花園
07/01/16 17:04:36 304YBBp3
>>122
20と少し違うな
妹は父親が再婚したあと生まれた
再婚相手は私と10歳しか違わない
ちなみに父は40代、元気あるなーww
妹ちょおおかわいいいい
125:15
07/01/23 23:29:54 OtjIvxqe
保守がわりで投下
前の続きです
126:名無しさん@秘密の花園
07/01/23 23:32:19 OtjIvxqe
「いやっ! いや~!! 穂摘っ 穂摘ちゃん!! 穂摘ぃ!!」
「騒ぐな!蒔穂・・・腕をかすめただけじゃっ 落ち着け!!」
「嘘・・・嘘!! こんなに血が出てる 血が止まらないよ!!
お婆ちゃんのバカァ!!」
「・・・ちょっと・・・お姉・・・大丈夫だから・・・」
「どけというのに!蒔穂!!止血できんじゃろうが!!!」
「やだぁ・・・!!」
麹倉の姉妹 野良猫、再び
「はぁっ!!」
夢の中の自分の悲鳴に驚いて眼が覚めちゃいました・・・。
胸が・・・痛い
何かに引き裂かれるように・・・
あれから一月も経つのに・・・
まだ、あの穂摘ちゃんの姿が忘れられない・・・
127:名無しさん@秘密の花園
07/01/23 23:33:30 OtjIvxqe
皆さま、お久しぶりです。
覚えておいででしょうか?
私、藍澤 蒔穂です。
・・・相変わらず、この藍澤の家では私の居場所は猫の額ほどしかありませんが^^;
でも、生きてます。
あのキャンプの際には、いろいろとお騒がせしてしまって申し訳ありませんでした。
大丈夫・・・ではないですけれど・・・以前よりは大丈夫です。大丈夫になりました!
何か・・・あの時から、穂摘ちゃんとの距離が縮まってきたような・・・
あの、ですね・・・前よりもっと・・・優しく虐めてくれるようになったんです・・・
あ・・・のろけてますか?私・・・
「お姉ちゃん・・・」
「あ、穂摘ちゃん!」
廊下の向こうから穂摘ちゃんがやってくる! 今日も可愛いナ
「おはよう、穂摘ちゃん!」
「あのさ、着物で廊下に寝ないでくれない」
あれ?穂摘ちゃん、機嫌悪い・・・
「あぁ・・・ごめんなさい・・・でも、何だかとっても温かくて・・・おなかの辺りとか」
「・・・天然の湯たんぽを抱いてんだから、当然よね」
湯たんぽ?
そういえば膝の上に・・・
「ニャ??」
「ぅわっ 右京之介忠益!」
びっくり! 視線を落とすと、私の膝の上で愛猫の右京之介忠益がゴロゴロと!
「いつの間に・・・温か~い」
ふぅと穂摘ちゃんが何時もの溜息をつくと、無造作に右京之介忠益の首根っこを掴んで庭に放り投げちゃった!
128:名無しさん@秘密の花園
07/01/23 23:34:20 OtjIvxqe
「あ!そんな・・・」
「大丈夫よ・・・アイツも猫の端くれなんだから」
冷たく言い放つと、穂摘ちゃんが私の着物の襟首を掴んで無理矢理に引っ張ったんです。
「痛っ 穂摘ちゃん・・・」
「昼間からトんでんじゃないよ!そろそろ…野良猫がやって来る時間だよ」
「野良猫なんて・・・叔母様だよ!」
「あんなヤツ!・・・」
吐き捨てるように言うと穂摘ちゃんは私を廊下の壁に叩きつけるように手を離して、わき目も振らずに歩いていってしまいました。言葉だけを残して・・・
「あんなヤツ、野良猫で充分でしょ!」
「穂摘ちゃん・・・」
それから40分も経たぬ内に私たち家族は居間で久しぶりの来客を迎えていました。
藍澤 刈穂さん
母の妹で私と穂摘の叔母様です。アメリカのノースカロライナ州に住んでいらして、お会いするのは2年ぶりなんです。
しかも、今回は旦那様候補のジェームズさんも御一緒に。
私、初めてお会いするんです。大きな方・・・素敵です!
129:名無しさん@秘密の花園
07/01/23 23:35:32 OtjIvxqe
「オウ、ジェームズゥゥゥ! ぬる燗かぁ?熱燗かぁ!?
おおうっと!冷と来やがったか!! イケるねぇ」
お爺ちゃんなんか、もう大騒ぎ!ジェームズさんと真昼間から一升瓶を抱えてる^^
ホント、仕方ないなぁ・・・
「蒔穂」
不意に耳元で声がしたんです。
「ひゃ」
ビックリして振り向くと、刈穂叔母様が・・・何か、私に寄りかかるような格好で唇を近づけてきたんです。
「え?叔母様・・・」
「シッ・・・ どう?最近・・・ つらい?」
ドクン
何、この言葉? 何、この声・・・ なんの抵抗もなしに私に染み込んでくる・・・
私の身体に
私の心に
「え、何ですか?」
聞き返す私に戻ってくる声は異様に濡れているように感じます。
「相変わらず、虐められている? 私みたいに・・・」
130:名無しさん@秘密の花園
07/01/23 23:36:24 OtjIvxqe
「!!」
そう。刈穂叔母様も私同様、お婆ちゃんからの受けが悪いです。理由はわからないけれど穂摘ちゃんも刈穂叔母様を野良猫扱いして・・・嫌っているの・・・
「・・・叔母様・・・」
「ふふ・・・なんでだろうネ・・・私たち、何も悪いことしてないのにね・・・」
寂しそうに微笑む叔母様・・・
気が付けば、お婆ちゃんもお母さんも、穂摘ちゃんまでもがいなくなってる。
黙って出てっちゃったんだ・・・ ひどいな・・・
「叔母様・・・」
「ううん・・いいのよ私は・・・慣れてるから。・・・慣れちゃったから・・・でも」
叔母様は両手で私の手を握り締める。きつくは無く、そっと・・・
肌と肌のふれあい・・・その隙間の空気までもが暖かい・・・
叔母様の優しさが空気を通じて伝わってくる。
「蒔穂は・・・どう?」
「叔母様・・・」
不意に胸の奥がキュンとうずいてしまいました。
この人は・・・こんなに私を心配してくれている!
穂摘ちゃんとも違う・・・真正面から、ストレートに私を見てくれている!
131:名無しさん@秘密の花園
07/01/23 23:37:58 OtjIvxqe
ああ・・・叔母様・・・
「私・・・私ね・・・」
「うん? 言ってごらんなさい、蒔穂・・・誰にも言わないから・・・」
優しくて、どことなくココナツのように甘い声が私を包んでくれる・・・
あ・・・
ああ・・・ 嬉しい・・・
「で?」
「・・・」
「あの野良猫は何しに戻ってきたワケ?狙いが見えないんだけど・・・」
「所詮、野良・・・何も考えてなぞ・・・おらぬ・・・」
「んなワケないじゃん・・・何?あのデッカイお兄さんは?」
「知らぬ・・・が、この家で妙な動きはさせぬ・・・」
「だと、いいけど・・・」
「穂摘」
「何、お婆ちゃん」
「蒔穂を刈穂に近づけさせるな・・・」
132:名無しさん@秘密の花園
07/01/23 23:38:56 OtjIvxqe
「懐かしいな、ここ・・・」
叔母様に誘われるままに、私は今「あの倉」へ来ています。
「懐かしい?」
叔母様は、ん~と背伸びをすると薄暗い世界の中で私に微笑んで見せる・・・
「昔はね、貴女のお母さんと此処で遊んだの!」
「え?」
此処で?
この倉で・・・遊ぶ? それって・・・
「蒔穂も穂摘に此処で遊ばれているんでしょ?」
ゾク
不意に走った寒気は、この倉の中の温度だけじゃないはず・・・
「叔母・・・様?」
叔母様の線の細い身体が急に大きくなったように見えて・・・
一歩・・・二歩と・・・
気が付けば後ずさりしている私・・・
133:名無しさん@秘密の花園
07/01/23 23:39:51 OtjIvxqe
トン
と背中が何かにぶつかった・・・とそれを認識する前に、もの凄い力が私を襲ったんです!
「きゃッ・・・ あぐぅっ」
信じられないような力で"何か"が私に絡みつき・・・それがグイグイと締め上げてくるんです!
「苦しっ・・・! 助け・・・お・・・叔母様ぁ・・・」
息を吸えずにもがく私の耳に、叔母様の声が入ってきました。
先程とは打って変わって、乾いた・・・冷たい声が・・・
「大丈夫よ、蒔穂。ジェームズよ」
「ジェ・・・ジェームズ・・・さん・・・?」
あまりに強く締め付けられて、首も動かせないけれど・・・私の身体に巻かれているのは間違いなく・・・ジェームズさんの丸太のように太い腕だった。
「どうして・・・ジェームズ・・・さん・・・はなし・・・てぇ」
苦しい・・・息ができないよ
「蒔穂ぉ・・・」
叔母様の声はいつの間にか百足のような触れるだけで肌に粟立つ物へと成り下がっていました。
「虐めてもらいたい?」
134:名無しさん@秘密の花園
07/01/23 23:40:39 OtjIvxqe
「お、叔母様・・・何を・・・」
フフ・・・と目の前で笑う刈穂叔母様は・・・それまでの叔母様とは全然違って・・・
そんな・・・この感じ・・・穂摘ちゃん・・・!?
「罪よぉ・・・蒔穂 あんた、誘い受けって言葉知ってる?」
ゆらりと近づいてくる叔母様の身体から立ち上る香りが、嫌ってなる位に「女」過ぎる!
「叔母様・・・叔母様、やめて」
「ふふ・・・また、誘われちゃった・・・」
そんな! 誘ってなんか・・・ない!
「この着物・・・お母さんのでしょ?」
襟首に指を滑らせながら刈穂叔母様は首筋に熱い声を吹きかける。
「ね・・・コレ・・・私がお姉ちゃんにプレゼントしたんだよ?」
「え?・・・」
叔母様が・・・お母さんに・・・?
「良く・・・」
更に近づいた叔母様の唇が私の頬に吸い付き、そして耳の方へ・・・
「・・・似合ってるよ・・・」
135:名無しさん@秘密の花園
07/01/23 23:41:57 OtjIvxqe
「んんぐっ! んむぅ・・・!!
何の前触れ無しに・・・唇を盗られた・・・
ひどい・・・私の唇・・・この唇は穂摘ちゃんのモノなのに!!
「おいし・・・」
叔母様は私の唇の隅々まで舌を這わすと、見せ付けるようにニッと笑い、そして私の足元に跪いていったんです。
叔母様の指がゆっくりと私の裾の両端を開いていく
次第にひんやりとしていく足の感覚に反比例して身体の芯が熱くなって・・・
「ホント・・・虐められたがりなのね」
ジェームズさんに羽交い絞めされている私の顔を下から覗き込んで叔母様はくすっと笑った。
「違う・・・」
「嘘・・・顔が喜んでる・・・」
「違う・・・違うんです・・・」
そう違うの
私は・・・私は穂摘ちゃんに・・・穂摘さんに・・・
虐められたい 虐められていたい
ゆっくり 優しく
叔母様じゃ駄目
136:名無しさん@秘密の花園
07/01/23 23:42:50 OtjIvxqe
チュ
剥き出しになった膝小僧に叔母様はキスをする。
「違うの?イヤなの?なら、今私を蹴り飛ばしなさいな・・・死に物狂いで抵抗しなさい」
そ、そんな・・・叔母様を蹴るだなんて・・・
「できないの?」
クスクス笑いながら、叔母様は私の脚に絡み付いてきたんです。
「なら、違わないわネ」
蜘蛛!? あぁ・・・この感触・・・
あ・・・やめて
その指・・・あ・・・ヤダっ キモチワルイ
あ・・・ソコ・・・
そんな・・・奥へ!!?
「やあああ・・・・」
「ほらほら・・・しっかり濡らしなさい?自分が痛い思いするだけよ!?」
137:名無しさん@秘密の花園
07/01/23 23:44:01 OtjIvxqe
「やめて・・・お願い・・・」
「刺激が足りない?O.K!ジェームズ・・・CastOff!」
無機質に私を羽交い絞めしていたジェームズさんの腕がやにわに波打ち、そのクマのような手が両襟を掴んで思い切り拡げてくる!
「ああ!!」
ギッ ビッッ
私の悲鳴と絹の悲鳴
「あぐぅ! や、やめてぇぇ ジェームズさん! この着物はっ!!」
この着物はやめて!
だってこの着物には多分・・・ お母さんと叔母様の・・・思い出があるはずだから
「着物は破かないで! ジェームズさんっお願い!!」
身体に走る痛みよりもこの着物を守らなければ・・・コレだけは守らなきゃ!
「お願い・・・! お願い!!」
138:名無しさん@秘密の花園
07/01/23 23:45:03 OtjIvxqe
空気が・・・動いた
「待って、ジェームズ」
叔母様はジェームズさんを制止すると倉の奥の方に眼をやり・・・そしてクスッと笑ったんです。
「あらら、バレちゃった!」
~え?~
倉の奥、その暗闇にやがてぼんやりとした白い影が・・・
それはこちらにゆっくりと近づいてきて、その影の輪郭が私の目にもはっきりと線を結んで・・・それは!
「あ・・・」
思わずこみ上げてしまいました。
来てくれた
来てくれた!
「穂摘ちゃん・・・」
139:名無しさん@秘密の花園
07/01/23 23:46:11 OtjIvxqe
紛れもない妹の姿・・・いつもの穂摘ちゃん!
あ・・・穂摘さん・・・
「叔母様・・・大人気ないですね・・・姪の玩具をくすねるなんて」
刈穂叔母様は大げさに肩をすくめると、ヤレヤレと首を振りました。
アメリカで暮らすとこういう仕草も派手なんだなぁ・・・
と、いけない!そんな事考えている場合じゃなかった。
「心が狭いわねぇ、穂摘!
長旅で疲れた叔母さんに、少しぐらいの思いやりを持てないの?」
「疲れているようには見えないわ・・・ソレで遊んでいいのは」
穂摘ちゃんは私を指差し、それから親指で自分を指差して
「私だけよ!」
カッコイイ・・・穂摘ちゃん、叔母様よりもカッコいいよ!
「フフ・・・ジェラシー?」
「・・・」
「私にお姉ちゃんを取られて悔しい?あ、それとも自分が構ってもらえなかったっていうヤキモチ?」
叔母様は両手を腰に添えて、穂摘ちゃんを見下ろしている。
「それならはっきりと『お願い』してくれればいいのに・・・いいわ、お姉ちゃんと一緒にいたぶってあげる。服を脱いで四つん這いでこちらに来なさい」
140:名無しさん@秘密の花園
07/01/23 23:47:06 OtjIvxqe
そんな!
「お婆ちゃんは言っていたわ・・・」
穂摘ちゃんは右手を天に上げて叔母様を睨みつけた。
「この世には結ばれるべくして結ばれる縁(えにし)がある・・・」
「何・・・?」
「その縁を己の欲で断ち切ろうとする輩は・・・鋼の刃に華を散らすってネ」
「ごめん・・・全然怖くないんだけど、そんなカッコ付けられても・・・」
「本当に・・・」
穂摘ちゃんの笑顔・・・何か怖い・・・
「本当にそう言っていたのよ。お婆ちゃんが・・・ネッ お婆ちゃん! 」
141:名無しさん@秘密の花園
07/01/23 23:48:08 OtjIvxqe
あっ と思う間でした。
穂摘ちゃんが弾かれたように横に飛んで・・・!
そこに居たのはお婆ちゃんで・・・!!
叔母様がビクッと震えて・・・
そして !!!
お婆ちゃんが私たちの方に飛び込んできたの! 手には朱塗りの杖を持って
「ジェームズ!逃げて!!」
叔母様が泣きそうな声で絶叫したけど・・・でもその声よりお婆ちゃんは速くて・・・
突然、私の身体からジェームズさんの腕が消えて・・・突き飛ばされて・・・!
仕込み杖を鞘走らせてジェームズさんの太ももを叩っ斬ったお婆ちゃんは、彼の大股の間を転がりぬけて後ろに回り、逆の足のふくらはぎも切り裂きました。
ジェームズさんも訳がわからなかった・・・自分が何をされているのかがわからなかったと思います。
だって悲鳴を上げたのは、床に倒れこんでしばらくした後だったもの・・・
「ほうれ・・・散ったじゃろう・・・」
静かに静かに染み入るように・・・
お婆ちゃんの声が聞こえた。
「血の華が」
142:15
07/01/23 23:52:54 OtjIvxqe
今夜はここまでです。一応前編という事にしておいてください。
全然スレの趣旨とずれた内容ですが、後半は趣旨通りの内容になりますので御容赦ください。
前回投下させてもらった話と比べて、蒔穂の性格と口調を変えてしまいました。ちょっとクドイ喋り方になってしまいました^^;
後編は・・・なるべく早く投下・・・できるかな・・・?
頑張ります^^;
143:名無しさん@秘密の花園
07/01/24 00:04:04 lh0IsV+A
>>142
プロになるきないの?
それとも、既にプロなの?
いずれにしても、すごいです。
脱帽。
144:名無しさん@秘密の花園
07/01/26 20:42:47 0sTKR69N
刈穂さんとお母さんの過去話も読みたくなってしまいました。
145:名無しさん@秘密の花園
07/01/27 10:13:42 v3calosn
続き期待age
146:名無しさん@秘密の花園
07/02/05 14:53:14 ZrZC8Ebu
麹倉の姉妹 野良猫哀歌
あ、ども!藍澤 穂摘です。
お久しぶり
大騒ぎの末、真っ青になっている野良猫こと刈穂叔母様。自分の足で立ち上がる事もできないウドの大木野郎。戦闘モードが未だに解けない婆ちゃんとウチの使用人たちを追い出して・・・ようやくこの倉の中は私たち二人きりになりました。
「うっ・・・うぅ・・・穂摘ちゃ・・・穂摘さぁん・・・」
泣きじゃくりながら背中にまとわり付いてくるこのバカ・・・
肩に、背中にペタリと貼り付いてくるその身体は小刻みに震えている。
相当怖かったらしい。
いい気味だ。
「あんな女に気を許して、ノコノコとここについて来た罰よ!相変わらず危なっかしいネ」
身体を捻り、バカを振りほどこうとするがナヨナヨとこちらにもたれかかってくるばかりで一向に離れる気配がない。
「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
同じくナヨナヨした声が背中をコソコソと這い上がって耳に届く。
147:名無しさん@秘密の花園
07/02/05 14:54:04 ZrZC8Ebu
あ~、もう!
「離れなさいよ、蒔穂・・・」
「え・・・?」
「かなりウザいんだけど」
「穂摘・・・さん」
「離せって!」
突き飛ばすように振り払うと、姉は力なく壁に激突して体を沈ませた。
「あの女には近づくなって・・・前から言ってあったよね」
「え・・・でも叔母様だよ・・・」
バカっていうのはいつか治るものかしら?
「その叔母様にいいように犯されそうになったのは誰?」
端正な姉の顔が・・・悲しげに歪む。
ああ、そうね・・・
コイツは生まれついての誘い受けだ・・・
「だって・・・」
何、言い訳?
148:名無しさん@秘密の花園
07/02/05 14:55:06 ZrZC8Ebu
それとも・・・口答え?
「・・・」
「言いかけてやめるなって言うの」
「ゴメンなさい・・・」
「簡単に謝るなって言うんだよっ アンタ反射で謝ってんでしょ!」
「穂摘ちゃん・・・違うよ」
「あ?」
穂摘・・・ちゃん!?
無言で壁に背を預けている蒔穂に近づくと私は力任せにその頬を張った。
「ふっ!」
乾いた音と共にズルズルと姉の身体が床に崩れ落ちる。
「あ・・・」
見上げる瞳は涙に濡れ、その口元はへの字に歪み・・・でも・・・とても可愛い・・・
「・・・」
「穂摘さん・・・」
「・・・」
「え?・・・」
「・・・」
「お願い・・・何か言って・・・」
「・・・」
「ほ・・・穂摘さん・・・」
149:名無しさん@秘密の花園
07/02/05 14:56:40 ZrZC8Ebu
見る間に蒔穂の両の瞳からポロポロと涙が零れ落ちていくのが、この薄暗い世界の中でもはっきりとわかる。
「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・これからは穂摘さんの言うことをちゃんと聞くからっ!」
壁際から床を這い私の足首を掴む蒔穂。
そのクシャクシャの泣き顔から視線をちょっと上げると乱れた裾から細いふくらはぎが土床に無防備に投げ出され、わずかに顔を覗かせる襦袢の中へと続いていく。
「嫌わないで・・・! 見捨てないで! お願・・・い」
白く薄い布地の合わせが作り出す影がバカ姉の肌の白さに反比例してやけに濃く眼に映る。
思わずその影の中で柔らかく丸く孤を描いているのであろう蒔穂の腰を妄想してしまう。
なんだか着物を透視している感覚・・・私もかなりアブないかなw
「お願い・・・何か言って・・・叱ってよぅ 私、穂摘ちゃんの言いつけを守らなかったんだよ!叱って・・・怒ってよ 穂摘ちゃんまで私を無視しないで!!」
私、ただ黙ってるだけなんだけど、それでもこのパニクリよう・・・笑っちゃう。
え? 叱れ? もちろん・・・でも慌てない!
それにしても・・・バカはやっぱりバカだ 学習しないからバカなんだよネ
「ちゃん付けするなっ」
力任せに足首に食い込んでくる穂摘の指を乱暴に振り払い、その哀れな背中を思いっきり踏みつける。
「きゃうっ」
肺から搾り出された空気と共に細く短い悲鳴が床の土埃を舞い上がらせる。
「うぅ・・・」
グリグリと踏みにじる度に靴底越しに姉の身悶えるうねりが私の身体に伝わってくる・・・
150:名無しさん@秘密の花園
07/02/05 14:57:38 ZrZC8Ebu
足首に 太腿に そして・・・その奥・・・
姉の身体がくねると 私の・・・ソコも・・・
くねっちゃうっ!・・・なんてある訳ないでしょ
私で妄想したりイヤラシイ事しないでよね! おかずは蒔穂にしてよね
「穂・・・摘さ・・・ん」
こほこほと唸るように声が聞こえてきた。
見下ろせば、ジタバタともがく姉の身体はピンに刺さった虫のよう・・・
「フッ・・・」
笑っちゃう ホントに・・・
一方その頃!!
奥座敷では後ろでに縛られた刈穂が畳の上に身を投げ出されたいた。
哀れなジェームズはウチの若いのになじみの外科医の処へ連れて行かせてある。
あそこの病院は主にウチの婆さんがぶった斬った連中の治療費で儲かっておるようなモンじゃからそうそう警察には通報せん。
ん?誰か入ってきたぞ・・・
151:名無しさん@秘密の花園
07/02/05 14:59:10 ZrZC8Ebu
「あ・・・」
薄い朱を基調とした、それでも地味めな着物を羽織ったその女性は芋虫のような刈穂の脇に腰を下ろした。
「穂稀姉さん・・・」
「・・・叱られたいの、刈穂?」
「姉さん・・・姉さん・・・」
「私たち、もういい歳したオバさんじゃない。おかしすぎるわ、あなた」
刈穂の頬のすっと指を滑らすのは、穂稀じゃ! おお、蒔穂と穂摘の母親ですじゃ。
あの難儀な女が嫁いできてからウチはちぃっとおかしくなってきてしまったんじゃ!
「・・・私に嫌がらせするんじゃなくて・・・娘達に手を出すなんて・・・」
「あ・・・そう、そうよ!私を放っておけば今度は穂摘を襲っちゃうわよ!
あの生意気な娘・・・あの娘、処女よね!姉さんの目の前で奪ってあげようか!?
姉さんのを貰った時みたく! 知ってる?今じゃペニバンっていうのがあるのよ・・・男みたく穂摘を犯してあげる・・・あの娘の泣き顔・・・泣き声・・・見せてあげる! 聞かせて・・・」
乾いた音が刈穂の言葉を遮った。
立て続けに三度・・・
「ああ・・・」
コトと力なく畳に落ちた刈穂の頬は見る間に腫れ、唇の端が切れて顎を斜めに朱線が伸びていった。
「もっと・・・叱って・・・痛いことして・・・」
ルージュの上に血を被った唇から出た言葉は痛みや屈辱ではなく、恍惚に包まれていた。
152:名無しさん@秘密の花園
07/02/05 15:00:14 ZrZC8Ebu
「・・・」
「ぶって・・・踏んでよ・・・昔、私が姉さんにしてきたみたく・・・唾を吐いてよ・・・オシッコかけて・・・ね、汚してよ」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・何でよ!!!」
突然畳の上をのたうちまわりながら刈穂が絶叫した。
ちょっとビックリ・・・
「見てよ!! 私を見てよ! ちゃんとココにいるよ!ココにっ 姉さんの前にいるじゃない! 触れるよ・・・私・・・ 幽霊じゃないよ・・・触ってよ・・・ネェ・・・
優しくできないなら優しくしてくれなくてもいいからっ! 痛くしてもいいからぁ!!」
すっと穂稀が立ち上がった。聞こえてくる刈穂の声は先程のうっとりとした音色はなりを潜め、それはもう慟哭じゃった。
「どうして・・・いつも触るのは私だけ・・・あんなに毎晩虐めていたのに・・・最後まで・・・最後まで私に触れてくれなかった・・・」
「あなたに命令されて・・・"した"じゃない・・・」
「姉さんに"して"もらいたかったの! 操り人形じゃなくて、穂稀姉さんにしてもらいたかったの・・・」
「急に帰ってきて・・・何かと思ったら・・・そんな理由?あのジェームズさんて方、私への当てつけで連れてきたの?相変わらず自分しか見ていない・・・わからない?それがあなたが此処に居れなくなった理由ってことが・・・」
「姉さんを取られたくなかただけだ!」
153:名無しさん@秘密の花園
07/02/05 15:01:34 ZrZC8Ebu
「私たちが結婚して何年経っていると思っているの?相変わらずそんな事を言う・・・仕方のない娘・・・」
おおお、穂稀の手が後ろに廻って帯に! こ、これわっ!!?
「お養父様・・・」
ギョギョ!
「障子全開で覗かないで下さい」
「やや、しまった・・・」
「しまったのう・・・本当に・・・」
ヒッ・・・!こ、この声は・・・
「この糞爺が・・・これ以上みっともない様を晒すならぁ・・・」
振り向くと仕込みから僅かに覗かせた鋼を光らせながら、ウチの婆が・・・
うう・・・皆様方、もはやこれまでじゃ・・・ もし、心ある方がいらっしゃるならワシの無事を祈っていてくだされ・・・以上、中継は穂摘達の優しいお爺ちゃん、藍澤 鎌吉でした・・・
な、南無・・・
「ぅあうっ」
引きつった声が耳元で放たれる。
五月蝿くて鼓膜が痛む。罰として乳房に指を伸ばす。
「ヒッ」
154:名無しさん@秘密の花園
07/02/05 15:02:45 ZrZC8Ebu
敏感な胸のふくらみを抓られ、組み敷いた身体が跳ねる。・・・活きだけはイイ
構わずお仕置きを続ける。たった今思いついたんだけど・・・これ、結構好きだな。
カリ
「フッ・・・ぐ・・・」
カリッ
「あは・・・や・・・」
ガリッ!
「キャウッ」
何してるかって?
噛んでます。
恥ずかしながら、着物って良く知らないんで手間取っちゃったけど・・・
合わせをはだけ、長襦袢を押し広げる。一重太鼓で結んである帯はそのままで(だって結び方知らないし)裾を割り、肌着をめくる。
ああ、面倒くさい。なんでコイツ着物なんて着込んだんだ。
ようやくお目見えした素肌はしっとりと汗ばんでいて、この季節柄、当然のように冷たく乾いた空気に熱を放出している。明るいところで見てみたら湯気がたっていたのかも知れない。
正直言って、そそられましたw
着物を着た蒔穂って結構・・・それにこの着物はお母さんの曰く有りな代物っていうので・・・
こういう時は何の考えもなく走るのに限ります。
どうせ二人きりだし・・・
155:144
07/02/05 21:35:37 CbiijXSH
うわー。願いが叶ったー
Gjでございますー。
156:名無しさん@秘密の花園
07/02/07 16:23:50 0p3t+ITc
期待あげ
157:名無しさん@秘密の花園
07/02/07 20:43:33 fRgkik34
この文章好きだわ・・・・
158:名無しさん@秘密の花園
07/02/07 22:10:56 gJeYLdUf
首筋に歯を立てられ、姉は声もなく仰け反った。
更に顎に力を入れると
「あ・・・あ・・・」
と掠れた声を上げる。
唇を張り付かせたまま首を降り、肩口へ。
鎖骨に舌を這わせながら片手で喉元を軽く絞め、そして噛み付く。
「ひっぃ」
細かく噛みながら胸元へ。
否が応でも増してくる柔らかみ・・・乳房へと続く感触・・・
口いっぱいにほうばると姉の肉が従順に口の中に引き込まれてくる。
「ん・・・」
「ふ・・・ んむっ・・・」
蒔穂は人の言葉を忘れたかのように感じたままを喘ぎ呻いている。
チュポッと下品な音をたてながら蒔穂の乳房が私の唇を離れる。そのまま重ねあっていた身体を離し、改めて壁に頭を預けて力なく横たわっている姉を見下ろす。
「ふふ・・・」
力の抜けた脚を手に取り口を寄せる。
「あ・・・」
怯えた声がまた可愛い・・・っていや、その・・・
「ああっ」
太腿を思いっきり噛まれ、悲鳴を上げる蒔穂。
159:名無しさん@秘密の花園
07/02/07 22:12:38 gJeYLdUf
私を押しのけたいんでしょうけど、肩口まで引き下ろした着物が邪魔をして手が使えない。
脚を暴れさせて振り払う力も残っていない。
すごい・・・ 何かいつも以上にすごい
お人形さんだ。
口を離し、白い肌に牡丹の華のように一点赤くなったその痕がその証・・・
そう、この女は私の物だ。
私だけの玩具だ。ずっと前からそう決まっていた。そうに決まっている!
って・・・それは・・・そうなればいいナ・・・フフ 私もムチャいうよね・・・
「穂摘・・・さん・・・?」
でも、悔しい
「もっと・・・して・・・」
悔しい・・・悔しいっ
「私をかまって・・・」
こんなにかまってやってるじゃない! いつも見ていてあげているじゃない!?
こんなに虐めてあげてるじゃない・・・!
こんな異常な家の中で!
あの野良猫をお母さんだけが見捨て切れなかったのとは違う!
160:名無しさん@秘密の花園
07/02/07 22:13:50 gJeYLdUf
それなのに・・・なぜ? なぜ、刈穂についていったの!?
私を信用していなかったの?
「・・・お仕置きだネ、蒔穂」
「・・・・・・ハイ」
いい返事。
「脚を開きなさい。そう、膝を立てて・・・」
「え? それは・・・」
「私の言うことは聞かないの?野良猫の言うことは聞いたくせに」
「あ・・・」
横目で見る姉の顔は赤く火照りながら苦しそうな表情をしていた。
「もう一度躾けなおしてあげる。ワケのわからないのに簡単に手なづけられないように・・・自分が誰のものなのか、もう一度わからせてあげる。」
バカ姉は静かに瞳を閉じ、オズオズと脚を動かし始めた。
脚が開いてくにつれて着物が上がり、今まで護られてきた腿の奥がだんだん眼に入ってくる。
「膝立てて・・・」
M字ってやつですね。男って好きでしょ?コレ・・・
まだ蒔穂に残っていた恥じらいが動きを緩慢にさせていたけど、私は黙って待つことにした。
蒔穂にとって私が罵るよりも黙っているほうが堪えることを知っているからだ。
「ん・・・ ん・・・」
161:名無しさん@秘密の花園
07/02/07 22:15:27 gJeYLdUf
何も触れていないのに、中を覗き込んでもいないのに・・・自分で妹に脚を拡げちゃう行為に自分で濡れているのね・・・
「ふっ ・・・んぅ・・・」
ようやく両膝を立てた姉は、その脚の間から私を上目遣いで見上げる。
眼を合わせてやると、雷に打たれたかのように眼を背ける。
「私を見なさい」
「ぃゃ」
「私を見なさいよ、蒔穂。私も見てあげてるんだから・・・ネ、お姉ちゃん」
最後の『お姉ちゃん』を潜めて囁くように言ってあげるのがコツです。
わかりましたか?皆さん^^
「やっ! 見ないで・・・」
言うなり膝を閉じてしまう蒔穂。
「何やってんのよ!それじゃ見えないよ」
「だって・・・」
「私が開けって言ってるんだから開けばいいのよ!そうしたら見てあげる・・・」
「嫌・・・」
「嫌なの?それならいいわ。もう見てあげない」
まったく面倒くさい。でも、ま、お約束みたいなモンね
「嫌・・・」
ハァッとわざとらしく溜息をつきながら私はサラリと答える。
「もういいよ。そんなに嫌なら・・・ホラ、立って。着物、直してあげる。
後は好きにするのね」
162:名無しさん@秘密の花園
07/02/07 22:17:02 gJeYLdUf
「嫌・・・」
まったくこの女は泣き虫だ。もう涙声になってる。
「だから、嫌ならもうしないって・・・」
言っているそばから、私の視線をガードするためにくっついていた膝小僧が離れ始める。
「あれあれ?いいのかなぁ・・・見えちゃうゾ」
「・・・」
「お姉・・・下着穿いていないんでしょ?モロに見えちゃうんだけど」
「・・・・・・見て」
脚はさっきよりも大きく開いていく。
もうすっかり、倉の薄闇にも眼が慣れてきているので、姉の股間を覆っている茂みの輪郭までかろうじて見える。
皆さん、羨ましいでしょ?全開っすよ!全開w
「見て? 見てぇ?」
ぐすっと鼻を啜りながら姉は言いなおした。
「見てください・・・」
「何を?」
「・・・」
「お姉ちゃんは、何を、見せたくて、妹に、股を開いてるんですか!?」
「はぅ・・・」
可愛い声を洩らしながら姉は横を向いてしまう。
「答えなさい、蒔穂」
163:名無しさん@秘密の花園
07/02/07 22:18:21 gJeYLdUf
私に逆らう事ができない姉はジリジリと私を焦らした後、ようやく口を開いた。
「お・・・おマ○コ・・・私の一番大事な場所・・・見てください・・・」
それはその言葉どおりの格好でした。
きゅっと唇を噛み締めながら、両手の自由は奪われ、それでも自由になる下半身は私に向けて大きく花開いている。
「フン」
鼻で笑いながら私はしゃがみ込んだ。
う~ん、しゃがむと逆に暗くなって良く見ないなぁ。
どれどれ・・・
しゃがんだまま蒔穂ににじり寄ると、姉はビクッと身じろぎしたが、それでも脚は閉じなかった。
「友達がさぁ」
しゃべりながら私は片手を床に置き、更に身をかがませた。結果として余計に視界が狭まった^^; チクショウ・・・
「友だちが、蒔穂の事褒めるんだよネ
『美人で優しそうなお姉さん』
『私もあんなお姉さんが欲しかった』
って・・・笑っちゃうよネ 今の蒔穂の姿、写メで送ってやろうか」
「やめて・・・」
「あ、濡れた? 今濡れたでしょ?」
イヤイヤと蒔穂は腰を振った。閉じそうになった脚を何とか堪えて拡げている。
姉の両足を柱にしてテントのように張っている着物の幕の中へと手を伸ばす。
164:名無しさん@秘密の花園
07/02/07 22:20:49 gJeYLdUf
「熱い・・・」
本当に熱い。肌には触れていないのに・・・裾の、いや姉の腿の間は異様なほど熱かった。
更に手を伸ばすと人差し指の先は体毛が当たった。当然、そのまま進入。少し角度を下向きにしてゆっくりと指を進める。
そういえばウチらのダメ親父がama○onから変なDVDを通販してたっけ。
なんかヤラセ100%のドキュメンタリー?あ、ヤラセだからドラマ?
川口ナントカ探検隊とかって・・・超ウケたんだけど! あ、関係ないか
さて、私の人差し指隊長は今!神秘のベールに包まれた洞窟の入り口目指して密林を掻き分け・・・!
グチュ・・・
「ヒァッ!」
ほうら
何コレ? すっごい濡れてる!
「あ・・・?」
私が指を中に入れずに、そのまま脚の間から出てきたのを見て蒔穂が落胆の声を上げる。
「ほら、凄いネェ・・・お姉ちゃん。ほら・・・」
有無を言わせずその頬に指先についた蜜を塗ってやる。
「う・・・」
「しっかり濡れてたね・・・刈穂に遊ばれた時から濡らしてたの?」
165:名無しさん@秘密の花園
07/02/07 22:22:12 gJeYLdUf
「ちが・・・」
蒔穂は力いっぱい否定してきた。
「違うの・・・叔母様じゃ・・・ダメなの! 私・・・私・・・」
ハッハッと犬のように息を荒くしながら、蒔穂は不自由な上半身のまま私の視界にねじ込むように顔を近づけてきた。
「私・・・穂摘ちゃんじゃないと濡れないの! あなたの指じゃないと・・・私、イけない・・・の・・・ あ、穂摘さん・・・」
顔を真っ赤にしながらまくし立てた後、失言に気づいた姉は私にぶたれるものと、首をすくめこちらを見上げている。
そ、それにしても・・・
「蒔穂さんの指・・・欲しいの・・・」
くそう・・・可愛い事言いやがって・・・
予告なしに私は姉にデコピンを食らわせてやった。
キョトンとした姉の顔を楽しみながら
「今のはそれで勘弁してあげる・・・でも、指はまだお預け」
「そんな・・・」
お預けをくらった蒔穂の顔が悲しく歪む。
再び身体を密着させると蒔穂が瞳を閉じ、キスをねだってきた。
それを邪険に拒否し更に歪んだ顔を眺めながら私は右ひざを立てると姉の脚の間に太腿を押し込んでいった。
「はい・・・」
「え?」
「イきたいんでしょ?脚を貸してあげるからイきなさい」
166:15
07/02/07 22:29:04 gJeYLdUf
レスを下さった皆様、ありがとうございます。
まだ未完成ですが、投下できる分まで投下しました。
自分の当初の予想以上に長くなってしまいそうです^^;
『駄作は無駄に長し』という言葉がありますがそのとおりになってしまいそうで不安ですが・・・
続きはなるべく早く・・・頑張ります
167:名無しさん@秘密の花園
07/02/08 22:51:46 50o+WRjJ
今回もすごく良かったです
次も期待してます
168:名無しさん@秘密の花園
07/02/09 13:13:40 nzWLsWOW
期待age
169:名無しさん@秘密の花園
07/02/09 22:36:44 jPNbxFrd
更に期待age
170:名無しさん@秘密の花園
07/02/10 00:12:46 cu4vp1f0
激しく期待
171:名無しさん@秘密の花園
07/02/18 22:34:00 CYv/GgJQ
保守age
172:名無しさん@秘密の花園
07/02/18 22:43:13 uGBok3Nn
「・・・」
相変わらず両手が使えない蒔穂は一瞬複雑な顔をしたが、素直に壁に寄りかかった身体を下にずらし始めた。
「あの・・・指・・・」
「私に命令する気?今日のはヌルいけど、まだお仕置きは続いてんだよ」
「・・・」
そこで撃沈してしまった姉はオズオズと股間を私の足に押し付け、腰を上下に振り始めた。
始めは大人しく、そしてだんだんと淫らに激しく・・・
「ん・・・はっ・・・」
そして大きくなっていく声・・・
ズボンが姉の蜜でじっとりと濡れていくのがわかる・・・
その気色悪い感触を通り抜けて、こすり付けられてくる姉の陰毛、その下の大陰唇・・・
その淫らな唇は腰の動きと共に、上の唇と呼応して喘ぎを洩らす。
上は息を 下は蜜を
腰が上がると唇は閉じ、下がると唇はいやらしく開いた。
「はっ あ・・・固い・・・んん んっ んっ んっ・・・ ぅんぁあ」
こうしてみると正上位ってヤツで姉を犯しているように見える。
「ん・・・」
あ・・・私も・・・
173:名無しさん@秘密の花園
07/02/18 22:44:12 uGBok3Nn
押し付けられる熱が伝染したのかな・・・ちょっと・・・恥ずかしい位に・・・濡れちゃってる
って・・・あの、何度も言ってるけど! 私のそういうシーンは無いからね!!
「もう・・・」
蒔穂も次第に上昇してくる熱に耐えられないように擦りつけてくる。
「あっ 痛っ ううっ ふっ ・・・ん ん あっ ああ・・・」
時折、感電したかの様に肩をビクッとすくませ、唇を噛み、その端から涎を垂らすにまかせている。
「くぅん んぅ・・・ はんっ・・・」
股間に負けない程熱く滾っている吐息に絡み、紡ぎだされるその声が高く裏返り、微妙に伸びてくる。もう絶頂寸前だ。
腰の動きも激しさが消え、小刻みに感じるポイントに執拗なまでの刺激を与えている。
「ねえ・・・イくの? 妹の脚でイっちゃう?」
聞きながら両手を姉の腰に沿え乱暴に揺さぶってやる。
「キャウ! ダメ・・・ダメダメェ はげし・・・っくぅぅ・・・」
残念だけど蒔穂・・・コレお仕置きなのよね・・・
「やめてっ ああっ つ・・・つよ・・・す・・・っあう! はん ひっ いく・・・あぐっぅ」
ニチャ ヌチャ
耳に粘つく音がこびり付いてくる。
私たちの周り、四方八方からこのいやらしい音が鳴り響いてくるよう・・・
174:名無しさん@秘密の花園
07/02/18 22:45:46 uGBok3Nn
これは、姉の音だ
「ねえ、凄い音・・・蒔穂・・・蒔穂の音だよ・・・」
「んあっ・・・ あっ! ひぃっ あっ ダメっ ダメッ・・・」
「聞いてる?」
私の問いかけが全く耳に入らず、蒔穂は自分で絶頂への扉を開けようとしていた。
「ふっ ふぁ・・・ いく ダメ あっ あっ ダメ イクいくぅ・・・ あっいく ああっ」
組み伏している姉の身体が小刻みに痙攣し始めた。
「あああっ だ・・・ もっ い・・・ぐっぅううぅううう!! いっっ・・・」
声にならない声が必死に私に訴えかける。
それに答える替わりに私は更に乱暴に姉の腰を揺さぶる。
これから絶頂を迎えようとする時に、自分の意に反し他人の手で乱暴に快感を刻みつけられていく・・・私も泣いちゃうかもしれない・・・
蒔穂の泣き顔が不意に自分の泣き顔に被った。
「・・・ほら、妹にイかされちゃいなさいよ! 蒔穂!!」
その錯覚を振り払うように私は姉に怒鳴りつけた。
それを待っていたかのように蒔穂の背が仰け反り、私の脚を噛み切るようなすごい力で股が締め付けられた。
噴出した姉の潮が派手に私のズボンに染みを作っていく。
「っっ・・・ぁ ・・・っ ・・・ぁ・・・」
その時声はあまりの快感の飲み込まれ、姉の口からは何とか搾り出された息が断続的にカビた空気に彩りを持たせたにすぎなかった。
175:名無しさん@秘密の花園
07/02/18 22:47:06 uGBok3Nn
・・・軽くイかせるつもりだったのに・・・一人でカーニバルだ・・・
こういうのって、かなり拍子抜けするんだけど・・・
「はっ・・・ あ・・・ あ 」
ヒクヒクと痙攣する頬を涙で濡らしながら姉は深く沈んでいった。
何か・・・私ひとりが取り残されてしまった感じ・・・
「・・・勝手に・・・」
頭ごなし怒鳴りつけてやろうとしたが、相手は半分トんでいる。
「ったく・・・」
呆れた女・・・でも・・・
迎え入れた極みを体中で満喫している姉のうっとりとまとろんだ貌を見下ろしながら、私は自分の中の火がまだ滾っているのを実感しています。
・・・って、ちょっとそれじゃ私がヘンタイみたいじゃない!?
「ふ・・・あ・・・あ・・・」
ぴたりと閉じられた障子と襖。
日本家屋の例に洩れず、それでも密閉空間とはならないごくありきたりの和室は、それでも今は密室であった。
女が女の肌を叩く音が聞こえる。
妹が姉に咽び媚び、そして誘い込む声が聞こえる。
176:名無しさん@秘密の花園
07/02/18 22:48:48 uGBok3Nn
それでもその部屋は閉鎖されている。
何故か?
その訳は二つ。
ひとつは中の女達の情念が他者の、ましてや男の侵入を見えない壁で拒んでいるから
ひとつは藍澤の事実上の支配者、藍澤 稲がその部屋に通ずる廊下に陣取っているからである。
座布団も敷かず板張りに直に膝をついたその姿は金剛のようであり、傍らに置いた朱塗りの杖がその主の手から離れているにも関わらず、蜿蜒たる殺気を迸らせている様はさながらカツシンやタケシが演じた座頭市そのものであった。
「あ・・・ひ ヒィ」
声帯が啼き、卑猥な音が立て続けに鳴る。
「ヒ・・・いや・・・そんな・・・」
「これは? ここは? ねぇこれ位は平気でしょう?」
「やめ・・・ああ 無理ぃ・・・そんな事までしないで」
刈穂の喘ぎは障子を湿らし、穂稀の吐息は畳を濡らす。
女達は濡れていた。
己の体から吹き出る体液が熟れた白い身体を濡らしていく・・・
それは汗であり涙であり、唾液であり蜜であった。
今頃部屋の中ではヌメヌメとテカッた脂の乗った女体が蛞蝓のように絡み合っているのであろう。
177:名無しさん@秘密の花園
07/02/18 22:51:09 uGBok3Nn
非常識だ。
この昼日中に醤油造「藍の屋」の当主である藍澤家を切り盛りするべき二人の女が、いや、たとえ成人前に初産を迎えたとはいえ二児の母と、海外に生活圏を定め、一般常識や道徳観などが備わって当然のキャリアウーマンが声を抑える事も忘れて責め、責められている。
「所詮、血には逆らえぬ、か・・・」
そのしなびた薄い唇は殆ど動かなかったくせに、稲の声は廊下の隅々まで重く響いた。
いや、揺らしたと書いたほうが表現として正しいか・・・
「淫虐の血・・・それを嫌い、それに逆らおうとする程深みにはまる・・・」
もともと藍澤家は女児の出生率が異常に高く、男子にはなかなか恵まれなかった家である。
しょっちゅう浮気してはこの稲に斬られている鎌吉も蒔穂と穂摘の父親も婿養子なのだ。
表立ってこの由緒ある「藍澤」の家と味を守り受け継いでいく男たちを実質的に支配しているのは代々の藍澤の女達なのである。
しかし幾人もの婿を迎え、どんなに血を薄めようとも確実に遺伝していくモノ
「女色」の気と性的暴力の傾向・・・
藍澤の姉妹たちはこの血に飲まれ、姉を、妹を陵辱し続け、そしてそれを甘受してきた。それゆえに・・・
「幸はまだ来ぬ・・・か・・・」
178:名無しさん@秘密の花園
07/02/18 22:52:58 uGBok3Nn
その性癖に苦しみぬく運命を背負うのも藍澤の姓を宿す女達の宿命であった。
穂稀と刈穂
蒔穂と穂摘
吐き気を催す甘く酸っぱい女の匂い。白い肌に焼き付けられる歪んだ愛の印。
それらは繰り返される。歴史は繰り返されていく。
視界にまだ"ソレ"が降ってこない内に稲の身体は跳ねた。
この稲にだけもたらされた天賦の才!
電光石火の速さで杖を掴み、その切っ先を振り切るまでに1秒はかからなかった。
それなのに・・・狙いは外れた。
無傷で稲の前にすとんと降り立ち、馬鹿にしたようにニャアと一声鳴いてみせたのは右京之介忠益だった。
蒔穂が拾ってきたこの雑種猫は現在の藍澤の家で唯一稲の一撃をかわしうる存在であった。
ということはこの家で唯一、稲の支配下に置かれていない"家族"であった。
「婆をおどかすなや・・・」
稲は苦笑して再び仕込みを杖に戻すと、腰を下ろした。
その膝に平気で忠益は頭を摺り寄せ、ゴロゴロと喉を鳴らしている。
179:名無しさん@秘密の花園
07/02/18 22:54:26 uGBok3Nn
たった今斬られようとしていたのに・・・いや、この猫にとっては今の刹那の攻防もただの遊びということなのか?
「ひ・・・いや そんなに・・・しないで・・・」
「相変わらず・・・なんでも入っちゃうのね・・・いやらしい穴・・・」
「ヒグゥッ あ・・・あ゛・・・そ、だぁめぇ・・・それ入れちゃダメ・・・」
「でも・・・ほら、入ってく・・・どんどん入ってくよ・・・」
「ぐ・・・ん・・・んぅ・・・」
「すごい・・・ほら どんどん・・・どんどん・・・」
「いやぁぁああ!」
中の声は納まることを知らず、それどころか勢いを増すばかりだ。
稲は無関心だったが、右京之介忠益は興味津々のようだ。
恐れ多くも稲の膝の上に後ろ足で立ち、前足を乗せたその肩越しに食い入るように女の部屋を見つめている。
しかしそこまでだ。
それ以上立ち入ることは自由人を自負している猫にもできない。
それは他種の哺乳類たちが数万年経っても理解できないであろう、生産性の一切無い同性どうしの睦み合いが醸し出すねっとりとした情愛に踏み込む事を本能が許さないからだ。
つまり異常なのだ。この家で行われている事は・・・
180:名無しさん@秘密の花園
07/02/18 22:55:29 uGBok3Nn
グルル・・・猫は低く唸った。不快なのか?
「もうじき・・・収まる・・・ 今はな」
ポンポンと猫の背を優しく叩きながら、稲はまるで赤ん坊をあやすような口調で言った。
穂稀と刈穂と蒔穂と穂摘。この四人をあやした声だった。
今その四人はあの頃とは全く違う泣き方をしている。
もう稲は四人をあやし、泣き止ます事はできない。
ピクンと猫の耳がたった。
「ん? これ!」
その稲の声が響く中、猫は彼女には目もくれず一目散に走り去っていった。
倉のある中庭の方へ・・・
ふぅと溜息をつきながら稲は軽く眼を閉じた。
「呼ばれた、か・・・穂摘のやつ・・・」
その耳に聞こえる娘達の熱い声は益々昂ぶっていった。
181:15
07/02/18 22:57:33 uGBok3Nn
まだ投下できる分はこれだけなのですが、保守ageして下さった方がいらっしゃったので慌てて投下・・・
次で完結できればいいな
182:名無しさん@秘密の花園
07/02/18 23:36:32 e37EHn3I
(*´Д`)ハァハァ
183:名無しさん@秘密の花園
07/02/19 00:56:46 pGheRzwS
感謝age
184:名無しさん@秘密の花園
07/02/19 00:57:04 pQU6dCui
うわ~
ハァハァせずにはいられない
185:某店の店長
07/02/19 20:25:56 8/krv9Gq
凄い想像力だ・・・
うらやましい・・・
186:名無しさん@秘密の花園
07/02/19 22:30:04 7Uol6Ns3
>>181
お前はプロになれ
買ってオナってやるから
187:名無しさん@秘密の花園
07/02/19 23:59:28 kZDwqC3e
いいね。
小説でも漫画でもゲームでも、こういう話を読みたいよ。
188:名無しさん@秘密の花園
07/02/20 21:34:44 oN6qEVFD
続き期待!
189:名無しさん@秘密の花園
07/02/20 22:02:33 rK25E3bx
想像を絶する良作
190:名無しさん@秘密の花園
07/02/25 00:42:00 D7Nk1M4p
うぅ…早く続きが読みたいよぅ…
我慢できないよぅ…
191:名無しさん@秘密の花園
07/02/25 02:36:40 yRL24vvB
これはすごい…
192:名無しさん@秘密の花園
07/02/25 08:27:45 p2h7Cj0d
おもしろい!続き切望age
193:名無しさん@秘密の花園
07/02/25 21:27:01 cZgjZX54
「・・・」
やだな・・・
「・・・」
喉がひりついて声がでない・・・
「う・・・や・・・やめて・・・」
すごい
「ああっ」
綺麗
この倉にある物は大抵知っていたつもりだったんだけど・・・
これはイイな・・・
あ、ごめんなさい・・・
ええと・・・じゃあ、まず状況説明からw
皆さんは・・・そう、まず蒔穂が今どんな事をされているかを知りたいんですよネ?
なんて言ったらいいのかな・・・海老のポーズ?
194:名無しさん@秘密の花園
07/02/25 21:27:55 cZgjZX54
うん。そう・・・何かネ、何に使っていたのかわからないんだけど・・・
倉の片隅に漢字の"日"の形をすごく横に平べったい形にしたような木枠を見つけたんです。
それで、このバカ姉を引きずっていって・・・木枠の所で四つん這いにさせてですね。
んで、木枠側の右足を伸ばさせて、"日"の真ん中の横棒の部分に縄で縛り付けたんです。
両手は左下の角にまとめて括り付けて・・・ちょっと離れてみるとヨガだか美容体操でいう片膝をついて脚を浮かせて伸ばす海老みたいなポーズが完成したワケ!
それで、着物の裾を全部捲り上げてやると、真っ白なお尻が登場するのです!!
いやぁ・・・イイ!
自分、オジさんみたいだけど、このお尻はイイですよ・・・
膝をついている左側のお尻と、脚を伸ばしている方の右側のお尻・・・
当然、形が違ってくるんですけど・・・その、何?コントラストっていうの?
タマラナイです!
当然左右ほぼ対象のお尻なんですけど、左側のお尻はホントに丸く張っていてスベスベ!
右側のお尻はやんわり盛り上がっていて、柔らかくて・・・ポヨポヨ!!
思わず頬ずりしちゃいました!
195:名無しさん@秘密の花園
07/02/25 21:28:42 cZgjZX54
お尻もイイけど、脚の方から覗いてみると丸出し!
今度は光り加減もいい具合で、くっきり!はっきり!!見えますw
ヒクヒク動いてますよぉ♪
「やらし・・・」
私の感想に蒔穂は身をよじって恥ずかしがりました。
いつもなら私が直接『躾』てやるんですけど・・・今日はちょっと趣向を変えます。
「忠益!」
シンとした倉の中に私の声がこだましていきます。
「右京之介忠益!!」
ほどなくして
「ニャッ!」
短く鋭い声が響いたかと思うと、私の足元に茶色い塊が滑り込んできました。
「あ・・・何・・・?」
蒔穂は忠益の登場に隠しきれない不安を口にします。
196:名無しさん@秘密の花園
07/02/25 21:29:50 cZgjZX54
「良く来てくれたわ、右京之介忠益!」
「ニャニャ!(ったく・・・俺様を呼びつけた以上、手ブラじゃ帰らネェぞ)」
「ほぅら、御覧なさい・・・おいしそうでしょう?」
「ニャ~グルル(ほう、蒔穂じゃねぇか!確かに美味そうだ)」
「どう・・・?味見、してみない?」
「ナーゴ・・・ニャァ・・・(フン!蒔穂か・・・コイツは前から狙っていたんだ)」
「あなたにとっても、いい退屈しのぎになるわ・・・つまらない話じゃ・・・無いでしょ?」
「ニャニャ・・・ニャァ(姉を売るか?ったくどうしようも無い穣ちゃんだゼ・・・悪い娘だ)」
「さ、召し上がれ」
「ニャァ(お前の言いなりってのが癪に触るが・・・イイだろう。ちょうどお茶の時間だ)」
低い体勢でにじり寄ってくる愛猫を蒔穂は恐怖そのものの眼差しで眺めている。
「いや・・・嘘でしょ!?やめて・・・」
「グルル・・・(乾いちまってんだよ、蒔穂・・・)」
傍らの埃と塵でコーティングされた段ボール箱を蒔穂の脚の間に差し入れてやります。
膝をついた左の太腿をペロッと舐めあげ、姉に悲鳴を上げさせたこの猫は私の意図を正確に読み取り、優雅に段ボール箱へと飛び乗りました。
前から思っていたんだけど・・・コイツ、頭イイ・・・
「ニャーゴ(かわいそうに・・・泣いちまってんのか?熱くて堪らないんだろ?)」
「いやっ やめて!忠益!!」
「うるさいっ!」
蒔穂の声があまりに大きかったので、叱りつけてやる。
197:名無しさん@秘密の花園
07/02/25 21:30:51 cZgjZX54
先程の騒ぎ以来、家の中にまだ騒然とした雰囲気が残っている。時折、バタバタと中庭を走る若い衆の足音が聞こえるし。
あっ!若い衆といえば!! あいつら、勝手に家の女性陣の人気投票なんてやってて!
信じられない事に1位がこの蒔穂だったらしいんです!このメス犬が!?男って信じられない位バカ・・・コイツの『私、誰かに守ってもらえないと』オーラにマンマと呑み込まれおって・・・ちなみに私は・・・4位
何故!!!?
2位が手伝いの美鈴ちゃんで・・・3位・・・ウチのお母さん、穂稀・・・
マニアックな奴が多いのね・・・ヘ・・・エヘヘ・・・
コンチクショゥゥウウウオウ!!
「おらあああっ!!!」
「ギャウッ」
魂と肉体の持てる全てを込めて放たれた穂摘ちゃんキックに頭を打ちぬかれて蒔穂が石壁に叩きつけられた猫みたいな声を上げる・・・
「黙ってな・・・蒔穂」
「ヒ・・・はい・・・」
私のスニーカー越しに見えるその瞳は、久しぶりに観る恐怖のソレ・・・
「ニャア(コントは終わったのかい?)」
生意気に段ボール箱の上にちょこんと座って私を呆れたように見上げる雑種猫・・・
198:名無しさん@秘密の花園
07/02/25 21:31:45 cZgjZX54
う・・・何?なんかムカつくんだけど・・・コイツの眼・・・
「ニャ・・・ニャァ・・・(ま、お前等がどうイチャつこうと構わねぇけどな・・・)」
猫はクールに小さな頭を軽く左右に振ると、おもむろに姉の股座に頭を突っ込ませたの!
うわ・・・これって・・・獣姦?
「い・・・ひゃっ!」
蒔穂がモゾッと身悶えする。
人間とは全く違う感触が内腿から股間へ侵入してくる・・・その感覚ってどんなだろう?
「ヤッ 忠益ぅ・・・本気・・・?」
その『本気』という声がとっても愛らしくて、おかしくて、蒔穂ってやっぱイイ
最高! んふふ~いいでしょう、皆さん ウチの蒔穂・・・あげないよ!
「ナーゴ・・・」
猫の上げる賛辞の声
ああ、見てるんだ・・・間近で・・・臭いとかもかいじゃってるんだ・・・
「ほら・・・蒔穂、見られてるよ・・・」
「ああ・・・いや・・・」
イヤイヤと首を振る度に頬にいやらしく自慢の黒髪がベッタリと張り付く。
さっき、お母さんから貰ったっていう翡翠の髪留めを抜いて、結い上げた髪を全部ほどいてやったからご自慢の漆黒のロングがだらしなく床に垂れている。
199:名無しさん@秘密の花園
07/02/25 21:32:42 cZgjZX54
身悶えると絹地のような髪が暗闇の中で漆黒にセクシーに波打つ。
そのたわみが蒔穂の性感のバロメーター・・・コイツがどれだけ感じているかを形にして見せてくれる。
「いや?嫌じゃないでしょう、蒔穂・・・いつもあんなに仲が良いじゃない・・・構わないでしょ」
その黒髪の流れ越しに真っ赤な耳朶に熱く囁いてやる・・・
「はうっ」
カッと見開いたその瞳は横目にも揺らめき、その涙の泉の中に情欲の炎が更に揺らいでいる。
すっと手を伸ばしその頬に手を添える。手の甲を掠める髪の感触がくすぐったい・・・
そのまま小指で顎の下を擽ってやる。
「っふぅ・・・」
きゅっと固く瞑った瞳をうっすら開き、流し目が私に注がれる。
その黒目は私に媚びている様
その黒目は私を恐れている様
その黒目は私を睨んでいる様
でも・・・
その横顔・・・ハァ・・・ゴメン、コレ私の!!
私のだからね!!
「穂摘・・・さん・・・」
200:名無しさん@秘密の花園
07/02/25 21:34:01 cZgjZX54
「今・・・"ちゃん"って呼ぼうとしたでしょ?」
「・・・」
「お仕置き、よ・・・月に変わって」
「ふぇ?」
ふふ・・・ふふふ・・・
そのほっぺにキス使用としたその時
「はぁうっ」
その頬は跳ねるように私の唇から逃げてしまった。
「うあっ やめ・・・っ ひんッ!」
「ま、蒔穂!?」
突然、発作を起こしたかのように激しく身をよじる蒔穂!
「あ・・・あぁ! たっ忠益っ・・・忠益ぅ!!」
な、何ぃ?
「ニャニャァ(ふっ ホストの分際でゲストを忘れるとは・・・礼儀しらずめ)」
こ、コイツ・・・
いつの間にか右京之介忠益の首が姉の最深部にまで差し込まれている。
影になって見えないけれど、その舌は・・・それより奥へ潜り込んで姉を鳴かせているんだろう!
猫の舌・・・
201:名無しさん@秘密の花園
07/02/25 21:35:12 cZgjZX54
あのざらつく独特の表面を持つ舌・・・
人の物よりすばやく、滑らかに動くであろうあの舌・・・
どんなんなんだろう・・・
「うあっ・・・はっ・・・ひっぃ・・・っくぅ」
縛り付けられた姉の身体が激しく暴れ、木枠がギシギシと悲鳴を上げる。
「や・・・すご・・・すごいっ 忠益・・・すごいよぉ」
う・・・
「だめ・・・忠益ぅ いけな・・・い あっ いけない子ぉ・・・ ひゃっ・・・」
姉の頭が緊縛に許されるかぎりに仰け反り、熱い声を上げる
「あっ はっ・・・ やめ・・・許してぇえ!」
うう・・・またムッカついてきた・・・
「グルル・・・グルル・・・(まいったな・・・また女を泣かせちまった・・・俺様は女達にはいつも笑っていてもらいたいんだが・・・)」
ふと気づけば、堪らない音が聞こえてくる。
水を舐める音・・・滴っている・・・蜜
時折、顔を離して鼻先についたソレを前足で拭い、再び顔を姉の股間に押し付けていく猫。
そして奏で始めるあの音・・・
聞いているだけで・・・私も・・・ あ・・・
「はぁ・・・あっ いい・・・いいのぉ」
202:名無しさん@秘密の花園
07/02/25 21:36:12 cZgjZX54
これが犬なら、ただがむしゃらにベロをマ○コに押し付けて一心不乱に舐めたおすんだろうけど(それはそれで凄そう・・・)でも、猫は違う。
なんて言うの?
遊び心がわかってる!
コイツ、明らかに楽しんでる・・・時折舌を止め、蒔穂を焦らしきってからまた舌を使い始める。舐める場所もソコだけじゃなくて、内腿だったり、勃起しているクリちゃんだったり・・・姉を楽しんでいる。ううん、本気でイかせようとしてる!
猫にクンニされるなんて・・・イかされちゃうなんて・・・
「無様・・・」
人としてそれは無様でしかない。
「あっ ああん・・・ やぁ・・・ソコ ちがっ さっきの・・・さっきのトコ舐めてぇ」
自分を狂わせているのが右京之介忠益の舌ということをコイツは忘れてしまっているのか!?自分が猫にオネダリしていることをわかっているのか!?
「見てられないわね、蒔穂・・・」
今度はその細い顎を鷲づかみにして力任せにこちらに向かせる。
その顔は猫に姦られる快楽の波に翻弄され、甘く呆けている。
口端から薄光にテカっているのは涎だ。
自分の息も上がっているのが恥ずかしくて、わざと低い声で姉を嬲ってやる。
「猫にやられているのよ?猫に向かってお尻を振っているのよ?
アンタ、雌犬だと思ってたんだけど・・・雌猫だったの?」
「は・・・はぅ・・・」
203:名無しさん@秘密の花園
07/02/26 00:30:38 TvnfgDrD
私の言葉を理解しているのかナ?
忠益の舌に溺れているバカ姉は顔は締まりがなく、唯一示す反応は猫が与えてくる刺激にのみ示している。
「あのね・・・ウチを猫屋敷にする気はさらさらないの!
忠益一匹で充分なんだから、新しくやってきたメスネコさんの居場所、無いなぁ」
「あっ や・・・やめて 穂摘ちゃん・・・ああっソコ そんな・・・あっ噛まないで!
そんな事 言わないでっ はあぁ~っっ くぅっ・・・んぅ・・・」
「よがるか喋るか・・・はっきりしなさい!」
片手で顎を押さえつけておいて、もう片方でその横っ面を張ってやる。
「ふぐ・・・ううぁ・・・あ・・・はぁん・・・」
「・・・そ、よがりたいのネ。私は邪魔ってワケだ・・・」
蒔穂の顎を解放してやると、私は指についた汗だか涙だかわからないネバつきをお母さんの着物で拭うと立ち上がった。
ジュ・・・
「んくっ」
・・・まいったな・・・私も相当やられてた感じ・・・
立ち上がった拍子にアソコと下着が擦れて・・・ヤバ
「ニャァア・・・(よう、そこにいろよ・・・コイツの次はお前にしてやるからよ)」
204:名無しさん@秘密の花園
07/02/26 00:31:31 TvnfgDrD
声がしたのでその方を見ると、このイヤらしい猫がクネクネと蠢く姉の尻から顔を離して私の方を見上げているのがわかった。
微光に反射して暗闇の中で異様に光るその対の金色の瞳が私を見据えている。
ゴク・・・
思わず唾飲んじゃった・・・オイオイ、私・・・
「ふ・・・」
明らかに誘っている猫の瞳を鼻で笑うと私はクルリと背を向けた。
「お邪魔虫は去るわよ、蒔穂・・・忠益 ごゆっくり・・・」
「ニャ・・・(いいのかよ。蒔穂、イかせちゃうぜ・・・お前の舌じゃ満足できなくなっちゃうぜ)」
猫の言葉なんて分かるワケないけど・・・なんだかコイツ、とっても生意気な事を言っているような気がした。
「じゃね」
後ろでにバイバイして立ち去ろうとした時、さすがに慌てたのかバカの声が追いかけてきた。
「ま、待って! 穂摘さん・・・あ・・・私、このまま・・・?」
振り向かなくてもその声を聞けば分かる。
その顔は身体の内側からの熱にうだされながらも、不安で凝り固まっているんでしょうね
イイ気味
「心配しなくても大丈夫よ、お姉ちゃん。そのまましておくのはアンタだけじゃない・・・
忠益もそのままにしておいてあげるから・・・」
205:名無しさん@秘密の花園
07/02/26 00:32:37 TvnfgDrD
「そんな! やめて・・・これ以上されたら・・・狂っちゃう!」
「コレ、お仕置きなんだけど・・・楽しまれてもなァ」
「お願い・・・」
その声はマジ泣き寸前だった。
「イかせてもらえば?仲良しさんに!」
「や、ゴメンナサイ・・・穂摘さん!ごめんなさいっ!!」
ふぅ、ヤレヤレ・・・
「実の無い『ゴメンナサイ』は聞こえないなぁ・・・」
私はそう言い残すと、蒔穂と右京之介忠益を残して倉の出入り口へ歩きだした。
「穂摘ちゃぁん!!」
姉の呼ぶ声が背中を叩くが、私はそれを無視しました。
二人から離れ。引き戸に近づくにつれて倉の中で響き渡る蒔穂の声はやがて歪み始めました。
再び喘ぎが混じりだし、そして私が引き戸を開けた時・・・それは聞くに堪えない甘ったるい喘ぎで埋め尽くされていました・・・。
「居明かして君をば待たむぬばたまのわが黒髪に霜はふるとも」
稲がふと口にしたその歌は、古くは万葉集の第二巻に収められている。
その意は『一晩寝ないであなたをお待ちしよう。この黒髪に夜の霜が降りようとも』
千四百年前、一人の女性が焦がれる程の想いを詠んだ歌だ。
「居明かして君をば待たむ ぬばたまの・・・」
206:名無しさん@秘密の花園
07/02/26 00:33:52 TvnfgDrD
相変わらず、口は殆ど動いていないというのにその朗々たる声は家中に染み入るようであった。
「・・・刈穂は・・・このような考えは持ち合わせぬ・・・ワビもサビもない娘じゃ・・・」
その薄く開いた瞼の置くの眼光は肌寒い外気を剃刀のように切り裂く。
「むしろ・・・今までよう耐えた・・・」
風が廊下を拭きぬける。
稲の着物がはためき、結い上げた真っ白い髪の先が僅かに揺れる。
「なら・・・何故戻ってきた?姪たちにちょっかいを出して、穂稀に仕置きされたいからか?なら・・・何故嫁ぐ気もない男を連れ込んだ?」
その刈穂と穂稀がこもっている姉妹愛欲の揺りかごは先程の淫靡の嵐のような声が嘘のように静まり返っている。
「あの男・・・ワシの踏み込みに遅れを取りながら間合いを詰めきる前に蒔穂を放しおった・・・蒔穂を助けた・・・かと思うたが・・・違う、な・・・カウンター狙い・・・か・・・」
すぅっと息を吸い込む藍澤 稲。
「狙いが・・・わかった・・・楽しませてくれる・・・」
そう言いながらも、稲の表情は冷静そのものであった。
音もなく立ち上がると藍澤の支配者は、これも音もなく廊下を移動し本家の台所に首を突っ込んだ。
「美鈴や・・・」
それまでとは打って変わった、優しい声と柔らかな表情でお手伝いの少女を呼んだ。
「はい、大奥様!」
快活な声が土間作りの台所に響き、愛らしい少女が駆け寄ってきた。
「何ですか?」
207:名無しさん@秘密の花園
07/02/26 00:35:14 TvnfgDrD
「スマンの?相変わらず騒々しい家で・・・さっきの騒ぎで薬を飲むのを忘れておった。水をおくれ」
「はい! お薬・・・ですか?」
「そうじゃよ」
そう答える稲の顔には一切の険がなく、平穏そのものであった。
すぐ隣で気配がしたのでぎょっとして振り向くと、そこには右京之介忠益がいつの間に寝そべっていた。
「・・・終わった?」
バカみたい・・・猫に質問するなんて
「ニャ(ああ)」
コイツ・・・
「蒔穂は?」
「ナーーゴ(気を失うまで舐めてやったゼ。やっぱイイ女だナ、アイツ)」
何だか返事をするコイツがとっても得意気だ。
「・・・」
・・・バッカみたい、猫相手にムカつくなんて・・・
今日の私、調子でないな・・・これって、野良猫刈穂が帰ってきたからなんだわ!
絶対そう!!
倉の引き戸の前の石段から腰を上げると、そうそうに忠益を追い払う。
「ニャ・・・ニャア(邪険にすんなよ・・・相変わらずヒデェ女だな・・・)」
不満げな顔を見せた猫だったが、自分の用は済んだ事はわきまえたらしい。
208:名無しさん@秘密の花園
07/02/26 00:36:05 TvnfgDrD
さっとこの場から駆け出して行ってしまいました。
う~ん・・・頭のいい猫って・・・気味悪っ!改めて考えてみるとアイツも異常よね・・・
重い引き戸を開けて再び倉の中へ・・・
そして姉の元へ。
「蒔穂・・・」
ソレを見た瞬間、思わず声を出してしまいました。
私が倉を空けたのはほんの5分くらい・・・
その短い時間でどうすればこんなになっちゃうの?
5分間どういう舐められ方をされていたの!?
蒔穂はまるで死んだ魚のようにぐったりとして、その髪は顔どころか背中にも、そして木枠にも絡みついていました。
まったく動かない身体の中でお尻だけが、時々猫の舌を思い出したかのようにブルルっと痙攣しています。
生気を全て舐め取られたかの様な蒔穂の姿に、私焦っちゃって・・・
駆け寄ったんです。
ベチャ
その時、スニーカーが水溜りを踏んで・・・倉の中に水溜り?
それにこのツンとする臭い・・・
「お漏らししたのね・・・」
209:名無しさん@秘密の花園
07/02/26 00:36:49 TvnfgDrD
私の声に重そうに蒔穂は頭をもたげました。
「猫にお漏らしさせられたのね・・・人間のクセに・・・猫にイかされちゃったんだぁ」
動きを見せた蒔穂にちょっと安心して、お仕置きモード再起動ですw
「・・・ゃ・・・」
「んん?」
「・・・・・・・・・見ないで・・・」
「!」
何・・・?
その言葉、何?
何かに胸を貫かれたみたい!?
「・・・・・・私・・・見ないで・・・今の私を・・・」
ゾクゾクゾクッ
今度は毛虫だか蜘蛛だかが背中をもそもそと這いずるような感覚が私を襲いました。
「・・・見ないでって・・・今の私って・・・」
気が付いたら私、姉の尿溜まりに片膝付ついちゃってました。
髪を掴むと引き上げられるだけ上げてやります。
「ああ・・・」