06/05/07 16:15:31 8tZnJWIk0
俺がシュンヤの美しい腹筋に見とれていると、
突然後頭部に雷が落ちたような強烈な衝撃が走り
次の瞬間俺は勢い良く顔から床に叩きつけられた。
「・・・・・???」
後頭部に感じるうずくような鈍い痛みと顔を伝う生暖かい血の感触。
一体何が起こったのか訳が分からなかった。
薄れ行く意識の中目の前に佇む4本の足を見上げると、
そこにはニヤニヤと薄気味悪い笑みを浮かべながら
俺を見て何か話しているシュンヤとコウダイの顔が照明の逆光で薄暗く浮かんでいた。
全身の鈍い痛みと共に目覚めると、外はもう明るくなっていた。
次の瞬間、俺は部屋中がまるで俺が寝ている間に
空襲でもあったのかと思うほど滅茶苦茶に荒らされていることに気づいた。
目の前に広がる全く予想外の光景にしばらく呆然としていたが、
ハッと我に返ると俺は急いで箪笥の引き出しの中を確認した。
無い。
俺がそこに見つけたかったものは全て綺麗に無くなっていた。
通帳も現金も印鑑も。
そこに残されていたのは一枚のカードだった。
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お・わ・り