07/11/05 23:09:55
>>600
見ての通りだ。たった一人のボロ城ってな。
(料理を置き終わり、肩を竦めて手を広げる)
そりゃそうだ、町はまるっきり逆方向だぞ?
さらに3つ程山を越える覚悟があるんなら、このままでもなんとか辿り着けるだろうがな。
布団……ねぇ。荷物に毛布なり何なりはあるのか?
生憎とココは人を泊めるために出来ちゃあいないんでな。ベッドはあれ一つしかねぇ。
(顎をしゃくって部屋の奥を指す。簡素でサイズの大きなベッド。
一人ならば楽々眠れるだろうが、男二人では少し狭いだろう)
その辺に適当に座るといい。にしても……随分と大変な道中だったみたいだな。
(汚れたアレンの姿を見て苦笑する。肉をナイフで切り分け、パンで挟むと大口を開けて齧り付き)
最初は夜盗の類かとも思ったが、その心配もなさそうだ。
……腹、減ってんだろ。食うか?
(数少ない会話ではあったが、この深夜の来訪者が警戒の必要も無いと判断する。
表情からは険しさが消え、肉をナイフに刺すとぶらぶらと振って誘って)