07/10/28 23:14:02
（王女を一目見た時、憧憬のような思いが芽生え）
（王女が溢れんばかりの優しさと秘めた強さを併せ持つ事を知りその気持ちはいや増すばかりだった）
（王女がハーゴンに犬の姿を変えられ、その呪いを解くのにラーの鏡が必要で有ると知った時）
（全くの打算無しに毒沼を苦痛に耐えて渡り、祠に収められたラーの鏡を手に入れた瞬間、悪魔が囁いた）
（王女は既に王女では無い、自分のものにしてしまえと）
王女は、仔犬の姿になっても可愛らしい…。
（ムーンペタの町で見つけた王女にラーの鏡を示し、狭い自分の家に連れ帰り）
…マリア王女、今、元の姿に戻してあげます。
（仔犬の姿となった王女に背を向けてラーの鏡に細工をする姿をわざと見せ）
（ラーの鏡を王女にかざし、王女にかけられた呪いを解く）
…ゴクッ。
（激しい光が明滅しハーゴンのかけた呪いが解かれていく最中）
（元の姿に戻った王女に向かって言うべき事を頭の中で整理する）
［落ち着け、王女は魔術には精通しているが呪いには詳しくないはずだ］
（ラーの鏡に仕掛けた細工、一度だけ解かれた呪いが戻る呪い）
［一度切り…、保険と言うより、ハッタリだ…］
…。
（胸が張り裂けそうなほどの緊張を隠し、唇を舌なめずりして湿らせ）
（ベッドの下に用意した様々な責め具とベッドの上に置かれた人用の首輪をちらと見やり）
（王女に向かって言うべき言葉を言う準備の為に口を開き始める）
【改めてよろしくお願いします】