07/06/17 16:48:30
男が出ていった後、我に返って慌ててブラウスとジャケットを
着込むと、ノックと同時に弟子が入ってくる。
間一髪だったと胸をなで下ろすと、いつもの通りに背筋を伸ばし
「さっきは済まなかったね」
と笑顔でねぎらう。
「いえ!!!!!!お茶くみもオレの仕事ですからッ!!!!!!!」
と張り上げられる大声に不快感を感じたが、先ほどの件があったので
叱るのはためらわれた。
そのまま直立不動でいる弟子をさっさと追い払おうと口を開きかけた瞬間
弟子が首をかしげながら呟く。
「あれ?・・・・先生・・・今日、なんか違うような・・・」
ギョッとして思わず背を向けると、引き攣った声で退出を促した。
「朝までとは違うような・・・?」などと首を傾げながら
弟子が出ていったのを認めると、思わず胸に手を当てて溜息をつく。
「ん、胸?」
もう一度胸に手を当てて確認すると、慣れ親しんだ感触がない。
慌てて床中を這い蹲って探し回ったが、見当たらない。
パット入り補正ブラジャー。
「なぁぁぁるぅぅぅぅほぉぉぉぉどぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
ガラス窓に映った自分の平坦な胸を睨みつけながら
地獄の悪魔のような唸り声を上げる、女弁護士・牙琉霧子だった。
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初めて小説なんて書いたから、お目汚しすまんかった
人生初のチョイエロ投下がまさか霧子とは・・・どうなってんだオレ