07/02/06 01:45:55
>>106
(可憐な動作で首を傾げた彼女はまだ二十歳よりも前だろう、大人の女と言うには幼い)
(少女にしては大人びた若い女性で、ますます不思議げにしながら続く言葉を待ち)
うん、一応客だ…怪しい者じゃない。ちゃんと入り口から入って、服も脱衣所に置いてある。
(湯に浸かるには珍しい自分の装いから驚かれたのだろうと察し、付け加えながら)
(自分はいきなり湯船に突っ込んだのに普通にしている彼女が面白くて、くっくっと笑う)
ん? ああ、悪い。怪我してないなら、見ないから。
(慌てて前を隠す仕草が可愛くて、言われる通りに彼女に背中を向ける)
湯女さん、ね…なるほど。
いやあ、ここでヘンタイー!とか叫ばれる状況じゃなくて良かった。
でも…だったら、キミは男湯に入って来たので間違いない?
(この温泉の事を聞いた宿主が、話している時どこか楽しげな企み顔だったのを思い出し)
(湯女がいるからかと納得し、一人頷きながらも確認に問い)
商売ならなおさら体が大事だと思うから、気を付けて。
お客さんにぶつかったら大変だしね。
(あまり抑揚のない、一定して落ち着いた声で口にしながら柔らかく笑う)