07/01/15 14:58:59
俺が顔を近づけると、南郷さんは怯えたようにいつも目をぎゅっと瞑る。
恥ずかしいのか、それとも俺とキスなんかしたくないと思っているのか…
そのまま静かに顔を近づけて、唇が触れる寸前で動きを止める。
息を潜める。
すると南郷さんはどうしたのかと薄目を開けるんだ。
そして俺と目が合った瞬間に、焦らされていた事に気がついて赤面する。
その瞬間に俺は噛み付くように口付け、唇を割り開き、歯を舐め、
舌を吸い上げて歯を立てる。手をシャツの中に差し入れて胸を揉み、
乳首を強く摘まみ上げて擦る。舌を吸うのと乳首を摘まみ上げるのを同時にすると
南郷さんは一瞬達したようにビクビクと身体を震わせて、それが愉しい。
膝頭で股間を弄ると、重ねた唇の間から声が洩れ始める。南郷さんは
足を閉じようとしているのに、俺の身体を離さないように締め付けてるように
しか思えない。相変わらず南郷さんの口からは「嫌だ」「やめろ」以外の
言葉は出てこなくて俺をイラつかせるけど、それでもしがみついて来る
南郷さんの反応を見ていると少しだけ気がおさまった。
数時間後、疲れ切って寝ていた南郷さんの動く気配がした。
俺の顔を覗き込むと、寝ていると思ったのか、ふ…と息が漏れて
「…本当にお前は、変わった奴だな」
と呟く声が聞こえて、頭を撫でられる感触がした。
俺にはその言葉の意味は分からなかったけど、そのまま誘うように
訪れた眠気に身を任せるのは悪い気がしなかった。