06/09/06 03:30:27
それからというもの、南郷はアカギのいない寂しさを埋めるように毎晩「アレ」を使って自分を慰めた。
その晩もいつものようにアレを自らの貪欲な穴に目盛を最大にして挿入し、喘ぎ、アカギの名を呼びながら善がっていた。
直接後ろに与えられる刺激を体で受け止める事に精一杯な南郷は、静かに戸を開け、背後に忍び寄ってくる影に気付けるはずもなかった。
「あっ、ア、アカギィ...!んっ、イッちゃう...!!」
中を激しく蹂躙するその動きに耐え切れず、ほどなくして南郷は背中を引き攣らせて自身から白濁した欲望を吐き出した。
駆けぬける快感に全身を震わせ余韻を味わっていると、背後に何かの気配を感じた。
(こんなボロ家に忍び込んでくる強盗なんていやしない...それにこの懐かしい匂い...まさか!)
南郷は意を決して後ろを振り向いた。
そこには、南郷が半年もの間ずっと待ち望んでいた「待ち人」がこちらを見やって佇んでいた。
「ア、アカギ!...!!」
そこでふと我に返る。先刻まで、淫らに腰を振りアカギの名を呼びながら喘ぎ叫んでいたあられもない姿。
いつからアカギは自分の痴態を見ていたのだろう。
そう思うと恥ずかしくて涙が出てきて、まともにアカギの顔を見ることが出来なかった。
「アカギ...嫌だ、見ないで...!」