07/11/19 23:21:50
■ 人身売買の実態を 訴える....李楊監督に聞く (1/2ページ)
2007.11.19 18:23
中国で今も大きな問題となっている★女性の誘拐・人身売買の「実態」を
描いた映画「盲山」が23日から正式に中国で上映される。
メガホンをとったのは李楊監督。かつて「盲井」(2003年ベルリン国際
映画祭銀熊賞)でヤミ炭鉱問題を告発した社会派監督に、人口抑制政策の結果、
20年後に約★3700万人の“男余り”に直面するとされる中国における
女性人身売買問題について聞いた。
(北京 福島香織)
「中国では女性が無差別に誘拐され、農村に嫁として売られる。売られたあとは、
繰り返しレイプ、暴力を受け、逃げる気力も奪われる。近所の人も地元警察も、
みんなその事実を知っているのに彼女らを助けようとせず、実の親ですらレイプを
受けた娘の帰郷をメンツを気にして喜ばない。
中国人はなぜ、こんなに人の心、善良さを失ってしまったのか…」
李監督は前作の「盲井」が当局の怒りに触れ、3年間にわたり国内の上映・
制作禁止処分を受けていた。映画を撮れないその時間に、誘拐され
農村の嫁として売られ、その後救出された女性約30人以上のケースを
徹底的に取材。制作解禁となった06年、これら女性の実話をもとに
台本を書き上げ、自らかき集めた480万元(約7200万円)という
ローコスト、2カ月という短時間で映画を完成させた。
「売られた女性たちは多くが 農村出身だが、大学生もいた。麻薬依存症の恋人に
麻薬代のために売られた女性もいたし、わずか14歳で売られた娘もいた。
値段も5000元(約7万5000円)から1万元(約15万円)以上といろいろ。
仕事を紹介する、といってだまされたり。ひとりひとり状況は違う」
URLリンク(sankei.jp.msn.com)