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■ 乳がん患者の検診、 半数が自覚症状後 ....アンケート調査
2007.10.4 22:15
乳がん患者の半数以上は、しこりなどの自覚症状があった後に検診を受けていることが、
医療関連会社「ジョンソン・エンド・ジョンソン」(東京)の実態調査で分かった。
専門家は「しこり発見後に検診を受けたのでは遅い。早期発見は治療の
選択肢の広がりや死亡率の減少につながる」と定期的な検診を呼び掛けている。
調査は7月下旬、国内最大規模の乳がん患者組織「あけぼの会」の
女性会員約4000人のうち、2650人を対象にアンケート形式で実施。
回答率は55.4%。
検診を受けた動機(複数回答)は、「しこりなどの異変を感じた」が56%で
最も多かった。次いで「市区町村から検診の案内をもらった」が18.1%。
胸の触診や自治体からの検診通知が、乳がん発見の手助けになることが改めて示された。
乳がんと診断される前に、乳がん検診を受けていたかを聞いたところ、
「1、2年に1度、定期的に受けていた」と答えた人は32%。
平成17年度の厚生労働省の調査では、乳房エックス線撮影(マンモグラフィー)や
視触診での受診率は17.6%にとどまっており、今回の調査結果では比較的、
検診への意識の高さがうかがえる。
しかし、乳がん事情に詳しい久留米第1病院の田中真紀外科部長は「欧米の受診率は
70~80%で、国内の意識はまだ低い」と指摘。 「乳房のしこりには良性が多いが、
早期発見が大切。定期的なマンモグラフィー検診が 有効」と話している。
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