デスノートのニアが女の子だと思い込み続けるスレ5at HNETA
デスノートのニアが女の子だと思い込み続けるスレ5 - 暇つぶし2ch369:唄が聞こえる
07/02/25 12:13:35 1CR+RcET0
今、確かにオレはニアの中で。
悲しく鳴り響く音を消しさるように埋めていく。
「あっ、ああああっ、はっ、はぁっ・・・・・」
ニアもまた求めるように体を揺らす。オレの存在で、心を保つ。
「好きですっ!好きですマットぉ・・・・・っ!!!!」

でも、確かにオレはニアの中に。
心の中に、オレはいる。

「あっ、あっ・・・・私・・・・私っ・・・・・・!!!!」
「ニア、言って。もう一度、言って・・・・・・・」
「あっ、マットっ・・・・マット・・・・・・・・」
「ニア、言って・・・・・!!!」
「好きなのぉっっ!!!好きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっ!!!!!!」

それでも十分だった。それが例え『真実』でなくても。

370:唄が聞こえる
07/02/25 12:14:32 1CR+RcET0
あの時少しでも彼女の寂しさを紛らわす事が出来たなら・・・・・
それで十分だった。
その言葉が例え真実でなくても。
オレを通して『彼』を見ていたとしても。


いつから歯車は狂い出したのだろう。
平穏が好きだったオレが嘘のように。
まるでゲームのような人生に身を投じ、最後はこんな有様だ。

『彼女』は『彼』を通じて感じてくれただろうか。
オレの存在を。
少しでも思い出してくれただろうか。
オレの詩を。

そして知るのだろうか。こんなオレの成れの果てを。

371:唄が聞こえる
07/02/25 12:15:19 1CR+RcET0
きっと君は何食わぬ顔でそれを知り、何食わぬ顔で忘れてしまうのだろう。
でもそれでいい。それでいいんだ。
無表情で冷酷で。誰よりもLを目指していた君はそうでなきゃいけない。

でも許して欲しい。
オレの弱さが、甘えがまだ求めてる。
君の詩を求めてる。

372:唄が聞こえる
07/02/25 12:16:55 1CR+RcET0
闇に染まりゆく中オレは唄った。

月の晩に見た君を。
優しさをくれた君を。
オレを好きだと言った君を。
・・・・・・オレが愛した君を。



「ねえ、言って。オレに聞かせて・・・・・・」


今、聞こえる。
君の詩が――――

終わり

373:えっちな18禁さん
07/02/25 12:20:25 1CR+RcET0
終わりです。

気付くの遅すぎなんですが、タイトル間違ってました。
『詩が聞こえる』でしたorz
一応、『詩が聞こえる』は『君の詩』の別作品ですので
マットとニアが両想いのままに留めておきたい方は無視して下さい。

最近エチの内容が薄いので、次はもう少し濃い内容のものを投下したいと
思います・・・・・

長々とすみませんでした。

374:えっちな18禁さん
07/02/25 16:01:34 G/bOfZIO0
>>詩が聞こえる神
乙です!
マット………何があったんだ………セツナス
愛って難しいよなあ、なんて柄にもなく考え込んでしまいました
次の作品も楽しみにしています!

375:えっちな18禁さん
07/02/25 16:11:21 G/bOfZIO0
感想続きです
ある本によると
恋というのは衝動、愛というのは行動することなんだそうです。
恋は本能で愛は意志。
慰める目的を持ってニアを抱いたなら、それは「意志」であって「愛」の一種
なんじゃないかな………と思いました
エッチネタ板で私は何を言ってるんだ(汗)すみません失礼します


376:えっちな18禁さん
07/02/25 22:15:04 2H5XS3mEO
神、乙です!
マット‥‥
ニアたんに思いを馳せながら散る姿が切なかったです
でもニアたんの好きという言葉は嘘じゃないと思う
マットがそう思い込んでただけで‥‥
と深読みしてみるw
次回作楽しみにしてます!

377:えっちな18禁さん
07/02/26 07:12:55 l+2XCyzT0
Lの時計~荒野の一輪~
L×ニア
エロ要素なし


378:荒野の一輪9
07/02/26 07:13:52 l+2XCyzT0
目を覚ましてからもニアは一言も口を聞かなかった。もう寒くはないだろうに、
母猫を探す仔猫のように震えていた。私の仕草一つで、
飛び上がってしまいそうだった。
「ニア」
「――っ」
小さな唇を噛みしめる。
「いけないことをしたと思うなら、謝りなさい。思わないのなら
その必要はありません」
「はい………ごめんなさい」
言ってズボンをずらそうとする。私はそっと手で止めた。
「ニア。前の孤児院ではどうだったのか知りませんが、ここでは
体罰は行っていません」
「………いいんですか?」
「して欲しいならしますよ? さあ、定規はどこだったか」


379:荒野の一輪10
07/02/26 07:18:28 l+2XCyzT0
ニアはぷるぷると顔を横に振った。私は笑い、濡れた銀髪を
タオルでくしゃくしゃっと拭いてやる。
ホットミルクを手渡す。ぶかぶかのパジャマから、手を伸ばして受け取る。
「ありがとうございます………」
「勝手に寮を抜け出したことに関する罰は、ロジャーから受けてもらいます。
まあ、トイレ掃除一週間ってとこですか。
それはさておき、ニア。私が今何を考えていると思います?」
ギシッ。彼女の座る椅子の背に力を込める。
「怒ってますよね………」
「違います。私はあなたが心配です、ニア。あなたの理解力と分析力は
ずば抜けて高い。
このふたつに年齢は関係ありません。それが才能と呼ばれる物の特性です。
けれど、人のことはなかなか、その人自身にしか分からない物なのですよ。
こればかりは経験を積まないと。なのにあなたは、私以外の人と喋ろうともしない
今なんて私にもだんまりだ。さすがにお手上げです」


380:荒野の一輪12
07/02/26 07:19:13 l+2XCyzT0
「迷惑ですか」
「違います」
「あなたに………会いたかったんです」
「ニア?」
「帰ってきたと聞いたから。だけどもう扉は閉まっていて………
思い切って抜け出したら、どうしたらいいのか分からなくなりました………
びしょぬれだし、帰っても名乗り出ても、怒られると思って、
あの木の根本に座っていたんです」
「今でなくても、明日伺いますよ」
「………だって」
今すぐに会いたかった。そう告げている。
真っ直ぐに私を慕うまなざしが痛い。
――やはり。
この子は「L」には向いていない。いや違う。
私の跡を継ぐことは――この子の為にはならない。


381:荒野の一輪13
07/02/26 07:19:55 l+2XCyzT0
「ロジャー。まだ見つかりませんか」
「はい。やはりニアほどの能力がある者は。保護者のいる家庭にも
勧誘をかけてはいますが、よしんばワイミーズに入れたところで、
優秀な学友が増えるだけでしょうね」
あれから三年が経った。
ニアはやはり喋ろうとはしなかった。
ニアが精神的な問題を抱え込んでいるのは明らかだった。心を閉ざし、己の内面と
目の前の問題だけに向かう少女。
自分を見た時だけ、花のような笑顔を浮かべる。
違う。違うのだ。
それではあなたは壊れてしまう。


382:荒野の一輪14
07/02/26 07:20:52 l+2XCyzT0
「L」を継ぐのは――私の死後になるかも知れないというのに。


明るいニュースが聞かれるようになったのは、メロという少年が入所してからだ。
いつものようにニアに会いに行くと、扉の向こうから、明るい声がした。
「お前さあ、いい加減外出ろよ。カビ生えるぞ。まさかその頭、
白カビなんじゃないだろーな」
揶揄する声。少年特有の、構ってもらいたいだけの声。ニアの不機嫌そうな声が続く。
「………白カビ………。銀髪ですよ」
「白髪?」
「話になりません」
「まーたやってんの? もうメロってば、あんまりニア苛めちゃダメだよ」
「こいつうざいし」
「メロの方がうざいです」
「うん、メロの方がうざいよね」


383:荒野の一輪15
07/02/26 07:21:29 l+2XCyzT0
「えっ何の投票? 」
「マットは私たちの味方よね。はいこれで三票! 多数決でメロの負けぇ!」
「マット、それでもダチか!」
「えっ!? ちょ、ちょっと待ってオレ何も………」
くすりと笑う。こんな自然な彼女を初めて見る。
――ニアは大丈夫だ、きっと。このまま進んでいけば。


だが、運命は容赦がなかった。


キラ事件発生。
犯罪者の突然死が半年で100人を越す未曾有の大事件は、私に緊急の用件を
与えた。


384:荒野の一輪16
07/02/26 07:22:05 l+2XCyzT0
死ぬかも知れない。今度ばかりは。
早急に決めねばなるまい。後継者はニアか、メロか。恐らくニアになるだろう。
しかし今のままでは。
時間が足りない。あまりにも。


「L、ちょっといいですか?」
少女が頬を染めて見上げてくる。信じ切った瞳。可愛いニア。
あと何年も経っていたら。あなたは私を懐かしく思い出せたのかも知れない。
メロとともに捜査をしていてくれたのかも。あるいは、メロがあなたの隣に。
――ニア。
あなたはこれから、最も信じた人に裏切られます。
叩いた方も痛いなんて言わない。叩くのは意志、叩かれるのは意志じゃない。


385:荒野の一輪17
07/02/26 07:22:44 l+2XCyzT0
――だからどうか、私を嫌って下さい。キラ事件解決後も生き伸びるために。
あなたがあなたで無くなってしまわぬように。「L」の名に呑み込まれぬように。


知っていますか? メロ、そしてニア。
薔薇の蕾のように、ゆっくり花開いていく才能。
黄色い薔薇の花言葉は嫉妬。
白い薔薇の花言葉は――私はあなたにふさわしい。
荒野に咲く一輪の薔薇。
言葉遊びに過ぎないけれど、彼女が、L。運命の花言葉。
                              <了>   

386:えっちな18禁さん
07/02/26 07:24:10 l+2XCyzT0
「Lの時計」(LMM×N)
第一章少女期の終わり(21禁・L×ニア・陵辱自慰) 
第二章優しい嘘(21禁・マット×ニア・策略和姦)
第三章決壊(21禁・メロ×ニア・口淫陵辱)
第四章錯綜(21禁・Lvsニア・対決和姦)
第五章堕ちた天使(21禁・L×ニア・口淫陵辱)
第六章友達(18禁・マット×ニア・慰撫和姦)
第七章Lの時計(12禁・L×ニア・キス)
~荒野の一輪~(L×ニア)


387:えっちな18禁さん
07/02/26 07:32:50 l+2XCyzT0
これで終わりです
半月もの期間、お付き合い下さりありがとうございました。
今回エロエロだったので
次はエロ少なめになります
その時は、またお付き合い下さると幸いです

388:えっちな18禁さん
07/02/26 16:48:43 1LH8aDuY0
ニアの成長とLの父性にも近い愛情。深いです。
精神的に未熟なニアの成長を願いながら、共にLも成長していたのかなーと思いました。
それにしてもニアたんは一途な子や・・・かわええ
最後は萌えというより感動しました。また作品読みたいです。お待ちしてます。


389:えっちな18禁さん
07/02/26 19:26:07 ZreNQUXv0
荒野の一輪神乙でした
白い薔薇って、七巻表紙のLの花でそして画集のマジ顔でも登場する、
Lを象徴する花ですよね…いいなあ…

しかし・・・・・・コナン=ドイルでエビドリア吹いたwww
継ぐ気かニアたん!!ほんとにいいのか!!!
書くのかシャーロック=ホームズをw


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