21/05/22 22:52:52.56 PRBmjjs0.net
大阪府や兵庫県で4月以降、新型コロナウイルスのクラスター(感染集団)が発生した高齢者施設で、
入所者が入院できないまま死亡する例が目立っている。
神戸市長田区の介護老人保健施設「サニーヒル」(定員150人)では死亡した入所者31人の9割が施設内で亡くなった。
現場で一体何があったのか。
施設支援にあたった医師が読売新聞の取材に応じ、機能不全に陥っていた実態を証言した。
「マンパワー不足で、施設内の指揮系統が働いていなかった」
そう語るのは、国立病院機構本部DMAT(災害派遣医療チーム)の事務局次長、若井聡智医師(53)。
DMATは災害発生時に救命活動などを行う組織で、現在は新型コロナのクラスターが発生した施設に赴き、感染対策などで職員に助言を行っている。
サニーヒルでは最初の感染者が出た4月14日に約130人の入所者と約120人の職員がおり、
これまでに入所者は7割を超える101人、職員は約3割、37人の計138人が感染。
若井医師が施設に入ったのは4月27日で感染者は既に計100人を超えていた。
「かなりの職員が感染で休み、指揮する立場の幹部も現場に入らないといけない状況。
こちらが『この患者はどこにいますか?』と聞いてもすぐわからないこともあった。
こうした施設は大半が普段からギリギリの人数で、今回は外からの応援もなく職員が休まず頑張るしかなかった」
感染リスクの高い場所と低い場所を分ける「ゾーニング(区画分け)」でも、
感染リスクが高い「レッドゾーン」に職員が防護服なしで立ち入る場面もあったという。
「最初は、防護服の着方や着る場所が浸透していなかったようだ。
現場は忙しく、みんなで一度集まるといった情報共有の場を作りにくい課題があった」
(全文はソース元で)2021/05/22 13:32
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