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9日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・前8時)、で昨年4月の「池袋暴走死傷事故」で、運転する乗用車を暴走させて通行人の母子を死亡させ、9人に重軽傷を負わせた自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた旧通産省工業技術院元院長・飯塚幸三被告(89)の初公判が東京地裁(下津健司裁判長)で行われたことを報じた。
飯塚被告は「最愛のお2人を亡くされた悲しみ、ご心痛を思いますと言葉がございません」と謝罪したが、起訴内容については「アクセルペダルを踏み続けた記憶はありません。車に何らかの異常が発生し、暴走を止められなかった」と否認し、無罪を主張。弁護側も「過失運転は成立しない」とした。
事故で妻の真菜さん(当時31歳)、長女・莉子さん(同3歳)を亡くした松永拓也さん(34)、真菜さんの父・上原義教(よしのり)さん(61)が2人の遺影を持って裁判所に入り、被害者参加制度を用いて検察側の席に着いた。閉廷後、地裁内で会見した松永さんは被告の否認について「予想していたとはいえ、残念でなりません」と述べた。謝罪については「車の不具合を主張するなら謝ってほしくない。2人の死、遺族の無念と向き合っているようには思えなかった」と思いを明かし「執行猶予ではなく実刑で向き合う時間と場所が与えられるべき。軽い罪で終わる前例を作ってはいけない」と厳罰を求めた。上原さんは「大切な娘と孫を失った。被告のうわべだけの態度はあってはならないこと」と何度も涙を流していた。
初公判にコメンテーターで同局の玉川徹氏は「無罪主張、最初に聞いたときは高齢だから逃げ切ろうかなと思っているのかなと思ったんです」などと明かした。その上で「でもちょっと違うかな。この人は官僚だったことが大きいのかなと僕は思います」と指摘した。
さらに「そういう風な精神的な訓練をずっと受け続けるわけですから。官僚の無謬性(誤りのないこと)っていう言葉があるんです。官僚は間違えてはいけないってずっと思っているうちに、官僚は間違えないにいつの間にか変わるんです、組織として。個人としてどうかは僕はわからないんですけど、間違いを認めない限り間違えでない。いろんな政策を官僚はうつわけですけど、その政策の結果として世の中にあまりよくないことが起こっても、政策自体は間違えではなかった。よくないことが起こってかわいそうだなと思うけど我々官僚たち、その先輩たちがうってきた政策に間違いはない、ということは一貫してますから、ずっと」などと述べた。
その上で飯塚被告を「それがいつの間にかこの人の中に染みついてしたりする部分があるんだな。それで人生を過ごしてきているわけですから」と指摘していた。
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