20/08/23 06:56:59.19 CAP_USER.net
石油ショックのあおりを受けたウルトラマンレオ!
ウルトラマンレオがテレビ放映されたのは1974年のこと。おりしも前年に石油ショックが発生し、物価が高騰していました。それが何か関係あるのって?実はおおありなのです。
それまでのウルトラシリーズの戦いでは、派手な爆発や合成シーンなど制作費がかなりかかるものだったのですが、石油ショックのため制作費を抑えざるを得なかったのです。
そこで、レオは光線技を控えるべく肉弾戦メインという企画になりました。レオが拳法の達人、という設定はそんな背景があるのですね。へ~、でしょう?
さらに!レオの姿で活動できる時間が2分40秒と、従来比20秒短縮されていたのです。まるで企業なみの、あ、制作会社は企業ですが、涙ぐましい努力といえましょう。
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まぁそんな背景もあったわけですが、制作側はそれを逆手にとってレオに独特の作風を加えることに成功、従来のシリーズとは一味ちがったものにすることができました。
それは「人間ドラマ」の要素。レオが地球にくるまで、ウルトラセブンが再び地球防衛の任に当たっていたわけですが、強力な敵との戦いに敗れ、変身することができなくなってしまったモロボシダンが、レオとなるおゝとり(おおとり)ゲンを叱咤激励しながら、戦士として、そして人間としての成長をささえる、というものでした。ダンのほかにもゲンを囲む登場人物がていねいに描かれており、ドラマ性の高い作品になっのですね。
災い転じて福となったわけですね~。うんうん。
蛇足になってしまいますが、ウルトラ兄弟について少しだけ。「ウルトラ兄弟」と表現されますが、実の兄弟ではないんですよね。地球を守る使命のもとに結成された、いわば義兄弟。
ちなみにウルトラの父と母の実子はウルトラマンタロウです。まぁ、みなさんならご存知でしたかね!
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