18/02/23 20:46:41.82 CAP_USER.net
台湾地震でのテレビ局募金
日本時間7日未明に台湾で地震が発生した直後、テレビ局の呼びかける募金は朝鮮に行く
--などとするデマがツイッターに投稿され、丸1日で約6万回リツイート(拡散)された。
投稿主は毎日新聞の取材にデマと認め、過去の同趣旨のネット情報を参考にしたと証言した。
デマが生まれ、爆発的に広がる過程を追った。
約束の場所に現れた投稿主の男性は、すらりと細身でグレーのトレーナー、ベージュのスラックス姿。
落ち着いて話す様子は、デマを流す行為と結びつかない。
投稿は、テレビ朝日系列「ドラえもん募金」とフジテレビ系列「サザエさん募金」を
<一部しか届かず残りは朝鮮へ>とし、日本ユニセフ協会は<スタッフの収益に大半が消費される>、
国内外の難民や被災地を支援するNPO法人ピースウィンズ・ジャパンは<北朝鮮系>などと記述した。
名指しされた団体は毎日新聞の取材に、いずれも投稿内容を否定している。
台湾の地震は、自宅でのんびりツイッターを見ていて知った。東日本大震災で義援金を送ってくれた
台湾に今こそお返しを--という思いを投稿し、10人ほどがリツイートしてくれた。男性の投稿を追う
フォロワー(読者)は300人ほどで、10人以上の拡散はめったにない。
次に「どう支援すべきか」と考え、問題の投稿文を作成した。「自分の備忘録のようなもので、
目立つ工夫もしなかった」。数秒で読み返し、パソコンのマウスをクリック。デマがネット上に生み落とされた。
投稿後に就寝。朝起きてツイッターに仰天した。「何だ、これ?」。数時間まどろむうちに1万回以上も
拡散されていた。リツイートを音で通知する機能は切り、爆発的拡散に気づかなかった。
この時点で投稿への反応は疑問と賛同が半分ずつ。<デマだ>との指摘の一方で
<そういう裏があったとは知らなかった>や<基本、テレビ局などのマスコミはだめですね>とうのみにする
反応も多い。
男性は「投稿を見て一人でも寄付しようと思ってくれたらいい」と放置し、拡散は進行。
男性に予想もつかない事態が待っていた。
ことば【リツイート】
ツイッターで他の利用者のツイート(投稿)を転載し、自分のフォロワー(読者)に伝える機能。
1カ月間に1度以上ツイッターを利用した人数は昨年10月時点で延べ4500万人を突破。
1日で6万回以上のリツイートはその日無数に上がる投稿の中でトップクラスに入り、
実際にはその数十倍~数百倍の人々が投稿を目にしている可能性がある。
ツイッターに投稿されたデマ。すでに削除されている=ウェブページ保存ツールから引用(画像の一部を加工しています)
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ソース 毎日新聞 02/23 20:33
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