17/11/19 08:30:53.47 Yhzm2+4d.net
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9月26日深夜のことだ。
前日の25日には、首相の安倍晋三が記者会見し、28日召集の臨時国会冒頭で
衆院を解散すると表明。小池も会見し、新党「希望の党」を立ち上げて、自ら代表
に就くと発表していた。
解散まで48時間を切るなか、新党との合流協議を急ぐ前原が上杉の携帯電話を
鳴らし、急きょ設定された秘密会談。前原は民進の100億円超の資金や党職員の
提供を申し出たが、小池は断った。そして、注文をつけた。
「全員(の合流)は困る。私は、憲法と安全保障は絶対に譲れません」
憲法改正と安保政策は、小池の保守政治家としての生命線だ。「護憲の方はご遠
慮願いたい」と言う小池に、前原は応じた。「それは当たり前。うちにも護憲なん
ているかどうか……」
小池は、民進の体質が新党に継承されることを懸念していた。民進は、これまで
も自民から旧社会党出身者まで抱える「寄り合い所帯」ぶりが、党の一体感を損
なってきた。護憲政党ではないが、いざ党内で議論を始めれば対立が表面化しかね
ない。
小池の思いを推し量った上杉が旧民主党の「排除の論理」を例に出した。鳩山由
紀夫と菅直人が1996年に民主党を結党した際、看板のかけ替えとの批判を受
けないために一部のメンバーの参加を拒んだ。上杉は「『三権の長』経験者を排除
するのはどうですか」と話したという。
政権交代可能な政治の一翼をめざしてきた野党第1党を分裂させた小池の「排
除」発言の原点は、この夜の密談にあった。