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毎日新聞 2021/8/21 10:00(最終更新 8/21 10:00) 406文字
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静岡県庁=島田信幸撮影
静岡県は通常時よりも安く販売しているように読み間違える不当な二重価格表示をしたとして、ホームセンター経営のカインズ(埼玉県本庄市)に景品表示法に基づく措置命令をした。3日付。違法な表示をしたと消費者に周知し、同様の表示をしないことを求めた。
県によると、県内の全25店舗で違反があった。対象商品はテレビ、収納ボックス、洗剤など55点。店舗やセール開始日ごとに集計すると、2020年8月21日~21年2月16日に1866点の値札の表示で違反を確認した。2万9800円のテレビの値札を「当店通常価格4万2800円」と表示していたが、セールを始める8週間前から2万9800円で販売していた。
消費者から県の消費生活センターに通報があった。県県民生活課の若月伸隆課長は「販売価格を安く見せかけるため、適正でない形で価格を比較している場合がある。表示内容をうのみにせず、よく確認してほしい」と呼びかけている。【山田英之】