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2020.8.10 00:26
知人女性に無断で堕胎術を施し、けがをさせたとして、岡山県警は9日、不同意堕胎致傷の疑いで岡山市北区の外科医、藤田俊彦容疑者(33)を逮捕した。容疑を認めているという。
逮捕容疑は今年5月17日午後1~5時、勤務先の岡山市内の病院で、知人の20代の女性に無断で堕胎術を施し、1週間のけがをさせたとしている。女性は当時妊娠2カ月だった。県警は藤田容疑者が女性に麻酔薬を与えたとみている。
県警捜査1課によると、女性から妊娠の相談を受けた藤田容疑者が「診察してあげる」と女性を病院に呼び出した。女性に堕胎の意思はなかったという。2日後の同月19日に同市内の主治医の産婦人科医を受診したところ、胎児の心音が聞こえないなどの不自然な状況があり、主治医が県警に通報した。
同課によると、女性は藤田容疑者について「許すことはできない」と話しているという。