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2020年7月28日 18時56分スポーツ報知
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千葉県佐倉市の京成線沿いの斜面にすみ着いているヤギ
千葉県佐倉市の京成線沿いの斜面に、２か月ほどすみ着いて話題になっている子ヤギを目当てに、２８日も見物人が訪れた。
この日もヤギは斜面を元気いっぱいに動き回り、コンクリートの隙間から生えている草を食べていた。
近所に住む女性は、テレビでヤギのことを知った新潟の親戚から「ヤギの写真を送って」と頼まれた。斜面の高いところにおり、スマホを向けながら「遠いから、なかなか撮れない」と悪戦苦闘していた。
県外ナンバーの車でやって来て、路上駐車してヤギを見物する人たちもいた。「かわいい！」と夢中で撮影していたが、巡回中のパトカーに「交通の妨害になります。移動して下さい」と注意され、慌てて車を移動させていた。他にも、通りかかった車がヤギを見ようと減速し、運転席の窓から顔を出す“脇見運転”も見受けられた。
佐倉市はＨＰで「路上駐車してヤギを見たり、写真を撮るなど、交通の支障となる行為は控えていただくようお願いします」と呼び掛けている。
ヤギは同市内で飼われていた生後５か月のメスで、５月中旬から下旬に、高さ約１メートルのサクを跳び越えて脱走。数百メートル離れた近所の斜面にすみ着いている。
飼い主の６０代男性は、ヤギに「“崖の上”にいるから『ポニョ』」と命名。佐倉市を通じて専門家の助言を受けながら、安全に捕獲する方法などを検討しているという。