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富山県議会自民党の武田慎一県議(54)は24日、2011年度から19年4月分までの約8年間の政務活動費に、家族2人の携帯電話の使用料を含めて請求して受給したと発表した。
記者会見した武田氏によると、自身の使用分に加え、娘の11年4月~19年4月と父親の17年9月~19年4月分の使用料も含んでいたという。クレジットカードで決済し、携帯電話会社からの明細を確認しなかったため、誤って請求していたと説明。議会事務局に匿名のメールで指摘があり、調査して明らかになった。武田氏は「責任を非常に感じているが、故意ではない。これからも活動にまい進し、県民の負託に応える」と述べ、辞職を否定した。
武田氏が政活費に計上した使用料のうち、議会事務局に資料が残る14年4月~19年4月分の計84万1433円は県に返還するとしている。
また、自民会派に残っていた資料で11~13年度に使用料計52万9492円を受給していたことも確認。武田氏は12月から20年3月まで4カ月分の政活費を使わないことで対応するとしている。
自民会派は23日付で武田氏を厳重注意処分とし、他の所属議員に再点検を求めた。
県内では16年に県議会で政活費の不正受給が発覚し、富山市議会でも相次いで発覚。県議会ではこれまで11議員が計約1365万円を返還した。【高良駿輔】
12/24(火) 20:55
毎日新聞
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