19/11/23 23:00:54.14 CAP_USER9.net
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12月1日は世界エイズデー。かつては「死の病」といわれたが、治療薬が飛躍的に進歩し、HIV(エイズの原因となるウイルス)に感染しても投薬で発症を抑え、通常の生活が送れるようになった。一方、感染している人への偏見や差別は根強く残り、就職や人間関係で悩みを抱える人は多い。
関東地方に住むイサムさん(32)は3年前、家と仕事を同時に失った。勤務先のゲイバーのママに、HIVに感染していることを知られたからだ。「(隠していたことを)訴える」「同じ家で暮らせない」と言われ、居候先のママの家を身一つで飛び出した。
「このまま電車に飛び込んでしまおうか」
生まれ育った熊本には、帰る場所がない。約3カ月間、ネットカフェを泊まり歩いた。所持金が底を突き「このまま電車に飛び込んでしまおうか」と思い詰めていたときに支えてくれたのが、HIV陽性者らを支援するNPO法人「ぷれいす東京」だった。
イサムさんは、相談を重ねて生活保護を受給するようになり、心療内科でうつ病の治療も始めた。免疫機能障害として身体障害者手帳も取得。ようやく心身が安定してきたため、自立を目指して障害者枠での雇用を視野に就職活動中だ。
「支援を受けていなかったら、命を絶っていたかもしれない。24歳で感染が分かったときよりも、陽性だからと拒絶されたときの方が深く傷つき、立ち直るのに時間がかかった」と振り返る。