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岡山県備前市の備前焼作家が、国宝の日本刀を忠実に再現した作品を完成させ、近く、岡山市の神社に奉納されることになりました。
備前焼で再現されたのは、鎌倉時代に、今の岡山県瀬戸内市で作られた「山鳥毛」(さんちょうもう)と呼ばれる国宝の日本刀です。備前市の備前焼作家、森本直之さんが、およそ4か月かけて完成させました。
備前焼は本来、赤茶色をした土の素朴な風合いが特徴ですが、森本さんは刀の鋭さや光沢感を表現するため、通常よりきめの細かい粘土を用い、陶板で挟んで直接、火をあてずに焼き上げることで、鋼色に仕上げることができたということです。
また、「山鳥毛」の名前の由来となった羽毛のような刃文は、絵図を参考にして、表面を金属のへらで削ったうえで、白い土を塗り込んで再現しました。
森本さんは、瀬戸内市が「山鳥毛」を購入するために寄付を募るプロジェクトを進めていることから、これを応援しようと、備前焼での再現を考えたということで、作品はこのプロジェクトを後押ししている岡山市内の神社に、今月22日に奉納される予定です。
森本さんは「無事に完成してとてもうれしい。名刀が地元に里帰りができるよう祈っています」と話していました。
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