19/06/21 16:58:02.40 CAP_USER9.net
「東郷証券」のＦＸ取り引きをめぐる損失補填事件で、会社側が取り引きのリスクを十分説明しない強引な営業で多数の顧客とトラブルを抱え、1000万円を超える多額の損失を出した顧客を優先して損失を穴埋めしていた疑いがあることが、関係者への取材で分かりました。東京地検特捜部は、トラブルの発覚を避ける目的で損失補填を繰り返していたとみて、実態解明を進めています。
東京・港区にある「東郷証券」の実質的経営者で役員の林泰宏容疑者（58）らは、ＦＸ取り引きで損失を出した８人の顧客に合わせて6900万円分の損失補填を行ったとして20日、金融商品取引法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。
「東郷証券」は、ＦＸ取り引きのリスクを十分説明しない強引な営業を高齢者などに繰り返し、多数の顧客とトラブルを抱えていて、林役員らは、このうち1000万円を超える多額の損失を出して苦情を申し立ててきた顧客を優先して損失を穴埋めしていた疑いがあることが、関係者への取材で新たに分かりました。
こうした顧客には、外部委託費を水増しして捻出した裏金を現金で提供するなどして損失を穴埋めしていましたが、損失額が少ない顧客に対しては「損失は自己責任だ」と説得するなどしてトラブルを収めようとしていたということです。
特捜部は、林役員らがトラブルの発覚を避ける目的で損失補填を繰り返していたとみて実態解明を進めています。
関係者によりますと、林役員は調べに対し「損失補填を黙認していたが自分は主導していない」などと供述しているということです。
2019年6月21日 16時32分
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