18/08/23 12:38:13.71 CAP_USER9.net
「スマートフォンの画面を操作するだけで110番通報できるアプリ」が全国で導入されると報じられ、話題になっている。
■チャット形式の110番アプリを全国導入へ
警察庁が「スマホの画面を操作するだけで、話さなくても110番通報できるアプリ」を全国の警察で導入すると、複数のメディアが報じている。
中国新聞やNHKによると、「事件か事故か」「けが人はいるか」といった質問に答えて送信すると、通報者の所在地がGPSで割り出され、管轄する警察本部にデータが送信される。
通信指令とLINEのようなチャット形式でやり取りし、警察官を現場に向かわせる仕組みだそう。
現場や被害状況を写真で送ることも可能で、GPS機能で通報場所を即座に把握することもできる。
2019年度中の運用開始を目指しているという。
発話の必要がないので、言語機能や聴覚に障害がある人が110番通報がしやすくなる利点がある。
また、ドメスティックバイオレンス（DV）や軟禁、ストーカーなど、加害者が近くにいて声を出しにくい状況での活用も想定されているという。
■各地域で独自アプリを統一へ
スマホを使って会話せず通報できる仕組みは、すでに一部で導入されている。
神奈川県大和市の「ヤマトSOS支援アプリ」では、ブザーを鳴らすと同時に、あらかじめ設定したメールアドレス宛に現在地情報を含んだメールを送信することが可能。
警視庁も、携帯電話から文字による110番通報ができる「警視庁110番サイト」を開設している。
すでにさまざまなアプリ等があるが、利便性を考えて統一するそうだ。
■ネット上には期待と心配の声
報道を受けて、ネット上には「これは良い取り組み」「痴漢対策にも使えそう」「はやく導入してほしい」など、賛成する声が寄せられている。
「誤通報」を心配する声も複数見られた。
■話さなくてよい「119番アプリ」も
ネット上には「110番だけでなく、119番でもやってほしい」という声が複数あった。
話さなくても119番通報できるアプリは、すでに複数の地域で導入されている。
総務省の資料によると、2016年4月時点で、約2割の消防本部がスマホ画面へのタッチや文字入力で119番通報できるシステムを導入しているという。
このうち、「NET119緊急通報システム」は聴覚障害などの理由で音声での通報が困難な人が対象で、あらかじめ利用申請した上でGPS機能をオンにして通報すれば、GPSの位置情報に基づいて通報が振り分けられ、管轄の消防本部に送信される。
開発した株式会社ドーンの公式サイトによると、同システムは2018年3月時点で全国119の消防本部が導入しているという。
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