25/05/07 16:21:20.09 UuTgToOW.net
1.4 行列 ー行階段行列と階数ー
行列:数を方形に並べたもの(連立線形方程式の係数の並び)
行:横の並び
列:縦の並び
行列とベクトルの積:
連立線形方程式の未知数の並びをベクトルx、係数を行列Aとしたときの、
各方程式が積Axに対応する
つまり連立線形方程式は、Ax=bを解く問題
行基本変形:以下の3つの操作
1)ある行の定数倍を他の行に加える
2)ある行に0でない数をかける
3)2つの行を交換する
行階段行列:以下の2条件を満たす行列
・零行でない行の一番左の0でない成分(主成分)が下の行ほど(1つ以上)右にある
・零行がある場合はまとめて下にある
掃き出し法:行基本変形を用いて、行階段行列を作る方法
行列の階数:行列を行階段行列に変形した場合の零行でない行の個数
簡約化された行階段行列:行階段行列で以下の性質を満たすもの
・一番左の0でない成分(主成分)が1
・主成分がある列の主成分以外の成分がすべて0
これまた行列を数の方形の並びとして定義し、一般の線形写像は出てこない
とはいえ、掃き出し法による行階段行列の段数によって、階数の概念は定義される
まあ、このくらいはついこないだまで高校生だった学生でも読めるな
さすが、導入に配慮してます