21/04/16 11:14:01.24 EXbze4Jt.net
>>41
>「時枝戦略は、現代数学の確率論及び確率過程論の外!」だよw(^^;
補足しておこう
1.1~P(P>=2)までの整数を、等確率で箱に入れるとして、各整数の出現確率p=1/Pであるから
十分大きな数N個の箱に数を入れたとき、決定番号n(<N)となる確率、
(即ち先頭からn番目の箱から最後のN番目まで一致する確率は)
p^(N-n+1) である。(注:N-n+1は、nからNまでの箱の数である。なお、任意のnに対して、常に上記のNが取れることを注意しておく)
2.明らかに、確率p=1/P<1 であるから、Nを十分大きくとれば、p^(N-n+1)→0 つまり、確率0に近づく
3.時枝では、箱が加算無限個だから、N→∞で、決定番号が任意の有限nになる確率は0!
4.従って、時枝記事では、例えば二つの列で、
決定番号が任意の有限n1、n2として、その大小の確率P(n1>n2)=1/2 などと論じているのは、
確率は0を前提とした議論なのだ
(あたかも、1枚の宝くじが当たったら、「家が建つ。車が買える」みたいなこと。宝くじの場合は、確率0ではないが、話としては類似だ。
二つの大小の確率P(n1>n2)=1/2 などと論じても無意味なのは、「宝くじが当たったら」と同じ)
5.なお、数学セミナーの時枝記事で、二つミスリードがある
一つは、選択公理から非可測集合を持ち出して、人を惑わす議論を展開したこと。確かに、選択公理から一見パラドックスな定理が出る。だが、今回の確率の話とは全く別だ
もう一つは、確率変数の無限族の独立の定義を理解不十分に批判したこと。無限族の独立の定義の「任意の有限部分」うんぬんは、下記”コンパクト性定理”と同じ記述法であり、
ここに、イチャモンを付けるのは変です(^^;
以上
つづく