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西村真悟ホームページ・眞悟の時事通信
尖閣棚上げ打診に、マッカーシーを想い出した
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本日の朝刊に、「中国『尖閣棚上げ』打診」とあった。
この見出しを見たとき、奇妙なことに、マッカーシーを想い出したのだ。
はて、「棚上げ」打診とは。また同じ手を使うのかと思ったが、相手は、日本がそれに乗る可能性があるから
ぬけぬけと提案してきている。
事実、考えてみれば、鄧小平に尖閣を「棚」に上げてもらってホットしてから(昭和53年)、一貫して日本人を
尖閣に近づけないようにしてきたのが日本政府だ。その理由は、尖閣は「棚」に上がっており、中国を刺激しては
いけないということだった。
つまり、日本政府は、以後三十年以上、尖閣は棚に上がっているという前提で、中国の動向(軍備増強)を
見ぬふりをして「戦後の安楽」を貪っていたと言える(自国の領土を棚に上げてもらって安心する馬鹿が
日本政府以外どこにおるのか)。
この前提から、九月八日以来の事態を観れば、同日未明の中国船長逮捕は、日本が、政府ではなく
尖閣の現場でいよいよ尖閣を棚から下ろし始めたということになる。
では、菅内閣が、尖閣が棚に上がっていくのをホットしている時に、何故中国が「棚上げ」を再度打診してきたのか。
それは、明らかに念押しである。
そこで、何故中国は念押しを必要とするのか。
それは、日本国民の動向が、今までと違うからである。
明らかに、日本国民は、中国の本質を見抜き始めた。つまり、もう、日本人は「日中友好」に騙されない。目覚めた。
この日本国民の目覚めを街頭ではっきりと顕し、日本以外の全世界に報道されたのが、十月二日と十六日の、
頑張れ日本主催の街頭デモと集会であった。
この今までにない、日本国民の行動に接して(反応して)、
中国は、「棚上げ打診」という念押しの必要性を感じたと私は観る。