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震災以降では初の全県選挙となった県議選は、１３日に投開票が行われる。
２３選挙区５９議席のうち、無投票となった９議席を除く５０議席を巡り、
８１人の立候補者は、最終日の１２日まで激しい舌戦を繰り広げる。
村井県政を支える自民、政権与党の民主、初参戦したみんなの党などの
獲得議席数が注目される。被災地を中心に「自粛ムード」が広がる中、
投票率にも関心が集まりそうだ。女川、亘理、山元、丸森の４町議選も１３日投開票される。
民主は１３人を公認、２人を推薦。うち公認１人が無投票当選となった。
現有議席を確保し、新人を擁立した遠田などで議席の積み上げを狙う。石巻・牡鹿や
青葉など現職２人を擁立した選挙区で議席を維持できるかどうかがカギとなる。１２日には、
安住財務相がおひざ元の石巻市などに応援に入る予定だ。
自民は３３人を公認、３人を推薦した。うち公認７人が無投票当選。
公認・推薦候補で過半数の３０議席獲得を狙う。民主と一騎打ちになった遠田や、
自民に近い無所属議員が競合する泉、石巻・牡鹿での勝敗が議席数を左右することになりそうだ。
接戦区を中心に１１、１２日の両日、石破茂・前政調会長が遊説し、選挙戦最終盤のテコ入れをはかる。
公明は、強固な支持基盤を武器に仙台市内の公認４人の議席死守を目指す。
共産は、政党対決の太白などで現有議席の維持を図り、石巻・牡鹿などで積み増しを狙う。
社民は、前回僅差で敗れた太白で議席を奪えるかがポイント。みんなの党は、気仙沼・本吉や
宮城野など一定の支持基盤がある選挙区以外で、どこまで議席を伸ばせるか注目される。
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