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★牛肉輸入規制緩和へ 日米外相会談、米は撤廃要求
【ホノルル=中山真】玄葉光一郎外相は10日午後(日本時間11日午前)、ホノルル市内のホテルで
クリントン米国務長官と会談した。米国産牛肉の輸入規制問題をめぐり、
玄葉氏は「月齢20カ月以下」に限っている現行の規制を緩和する方向で国内手続きを始めたことを説明。
クリントン氏は科学的知見と国際基準に基づき、規制撤廃を求める米側の従来の立場を改めて伝えた。
玄葉氏は牛肉の輸入規制問題について「長年の懸案だったが、国内でBSE(牛海綿状脳症)対策の
再評価を行うこととし、内閣府の食品安全委員会の諮問などの手続きを開始したところだ」と説明した。
米側は9月の日米首脳会談で早期の規制見直しを求めていた。
日本側は現行規制を「30カ月以下」とする方向だが、米側がさらなる緩和を求める可能性もある。
普天間基地移設問題については、玄葉氏が日米が合意している移設先の名護市辺野古のアセスメント結果をまとめる
「環境影響評価書」を年内に沖縄県に提出する方針や、自身が沖縄を訪問して地元の理解を得る努力をしていることなどを説明。
クリントン氏は「うれしく思う」と評価した。
環太平洋経済連携協定(TPP)に関しては、玄葉氏が「今、国内でギリギリの調整が行われている。
きょうも国会で集中審議を開いている」と現状を説明し、野田佳彦首相がまもなく最終判断すると伝えた。
クリントン長官は「日本が関心を持って議論していることを歓迎する」と述べた。
両外相は玄葉氏の年内のワシントン訪問に向けて調整を急ぐことで一致。
今月下旬にバリで開く東アジア首脳会議の成功に向けた連携も確認した。
北朝鮮情勢については、クリントン長官は先のジュネーブで開いた米朝協議で拉致問題を取りあげたことを説明し、
玄葉氏は謝意を伝えた。日米韓の連携していく方針も改めて確認した。
日経新聞 URLリンク(www.nikkei.com)