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ISD条項でカナダ連邦政府を米国化学企業の現地子会社が訴えた事案例
1997年カナダ連邦政府はメチルマンガン化合物(MMT)の流通を禁ずる新法を作りました
しかし後にカナダ政府はこの新法成立を一年後に
、MMT自体については流通を完全に禁止する必要のあるような危険な化学物質ではないことも明らかになり
この法律は違法ということでカナダ連邦政府は廃案としました
それに伴い連邦政府は米社に仲裁費用と遺失利益として和解金1300万ドルを支払いました
つまり もともとカナダ連邦政府の間違った法律が原因だったのです
「カナダ国内で禁止されている有害な化学物質を強制的に輸入させられ、
かつ法外な和解金をむしり取られた」という表現はミスリード。
この例は、むしろ逆に投資先国の失政からわが国の企業を守る上でISD条項が大変有効であるということを示しているわけです。