11/11/10 09:13:45.62 K4eVMec+0
友人が建築関係の職人をやってるんですが、その友人が勤める会社が倒産しまして
競合他社との価格競争に負けて利益が上がらなくなったというのがその理由らしいんですが
まあ職人ですからその後自分の腕を頼りに他社に移ったらしいんですが、そこで競合の会社の仕事を見て驚いたそうです
あからさまな手抜きのオンパレード
施工図面では50mmの材料を使わなきゃいけないところを30㎜のものを使って余った部分は廃材で水増し
壁面全面施工で前の会社なら角や端部分もキッチリ施工する所を「すぐ壁材を貼り付けするからまあ適当に」
使用材料の写真を撮るのも「撮影用の材料」を現場に持ち込んで実際使うのはその一部と廃材
そんなのが当たり前で「これならどんだけダンピングしても利益が上がるわ」って感じだそうです
皆さんの周りでも「ついこの前工事が始まったばかりなのにあっという間にマンションが出来上がった」みたいな事はありませんか?
当然技術の進歩により工期が画期的なまでに短縮されたという事もあるでしょう
でもその裏にはこういった如何わしい行為が蔓延っているのも事実だったりするんですよ
結局その友人は職人を廃業して建築資材の会社の営業をやっています。ちょっとでもまともな物を売ってまともな物を建てたいという気持ちかららしいです
そうやって建てられた物は恐らく5年や10年だとそんなに遜色は無いでしょう。それでいて既存の物よりも格安で手に入るでしょう
数年住んでみて「なんだ、格安だったけど何の遜色も無いじゃないか。今までがぼったくりすぎだったんだな」と思うかもしれません
確かに今までぼったくりだった会社もあるでしょう。でもホントにそれだけなんでしょうか?
10年20年なら問題ないのかもしれません。でも終の棲家として購入した住宅やマンション。ホントに一生持つんでしょうか?
あまりこれまでの安全神話を信用しすぎ無い方がいい時代になったのかもしれません
かく言う自分も一時建築業界に身を置いておりました。多少その臭いは感じております
こういう所を覗いている皆さんは一定の嗅覚を持っていると思いますが、本当に気をつけて下さい
信頼を逆手に取る連中は今後もっと現れてくると思います
個人的にはそれが淘汰されるだけの倫理観が日本人には備わっていると信じていますが
クソ長文スマソ