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東日本大震災の被災地で暮らす子どもたちを末永く支えていきたいという趣旨に共鳴し、
私も賛同者の一人に名を連ねているボランティア組織「プロジェクト結」に誘われて先日、4カ月ぶりに宮城県石巻市に行ってきた。
出かけた先は市立桃生中学校。私をはじめ民間航空の現役パイロットや写真家、信託銀行の監査役、メーカーの女性社員、
宝石デザイナーら計25人が、数人ずつのグループに分かれた1年生から3年生の生徒たちを相手に、自分の仕事について語り、
生徒たちの将来の夢や希望、そして不安を聞くという試みだ。
桃生中では数年前から地元の社会人を招いて、こうした催しを開いてきたそうだ。
ところが今年は大震災で開催が難しくなっているとの話を、石巻市を中心に活動している「結」のスタッフが聞きつけ、
全国に参加者を募って実現にこぎつけた。私と同じように「こうしたボランティアなら自分にもできるかも」と思って参加した人が多かったようだ。
「新聞記者っていうのはね」「テレビでコメントする仕事はね」といった私の話が、中学生にどれだけ参考になったかは分からない。
いや、かえって私に気をつかってくれたのだろう。「野田総理(佳彦首相)はどうですか?」なんて質問も出て、
こちらが楽しい時間を過ごさせてもらった。一緒に食べた給食もごちそうさま。優しい彼ら、彼女らがやりがいのある仕事に就ける、
希望を持てる社会を何としてでもつくっていかねば。
その前夜は「結」が活動の拠点にしている市内の水産加工会社「湊水産」の従業員用施設に宿泊させていただいた。(>>2-3へ続く)
毎日新聞 2011年11月9日 東京夕刊
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