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青森大学(青森市)が通学実態のない中国人留学生を多数受け入れていた問題で、末永洋一学長は8日、
「大量入学を主導したのは大学設置者である青森山田学園の木村隆文理事長」とする声明文を発表した。
末永学長は、木村理事長に対する「刑事告発も検討する」としており、青森山田学園の「お家騒動」は
激しくなるばかりだ。
青森大は、2008~10年度にかけて多数の中国人留学生を受け入れたが、うち140人を通学実態がないとして
除籍した。学力レベルの足りない学生もおり、仙台入国管理局から「修学目的の偽装留学の疑いがある」と
指摘されていた。
また文部科学省の外郭団体は05~09年度にかけ、通学実態のない青森大留学生延べ35人に奨学金
1761万円を支払った。外郭団体は、大学が故意に不正支給をさせたとしている。
8日、発表された声明文は、末永学長と同大の4学部長の連名。木村理事長の主導で07年から中国人留学生を
大量に入学させ、増えた大学の黒字を青森山田高校のスポーツ強化費などに使ったと指摘している。
留学生の入試の合否も、09年まで務めた前任の学長が独断で決めていたとした。
末永学長によると、学部が不合格とした留学生が「理事長の判断」で入学したこともあったという。
青森大の昨年度の黒字は5億円で、青森山田学園内では唯一の黒字部門。一方で、野球やサッカー、
卓球で全国有数の成績を残す青森山田高校は、有力選手を年間数千万円かけて育成することもあるといい、
赤字が続いていたという。
学園の赤字が切迫し、大学で実験に使用した薬品の代金が業者に支払われないなどのトラブルも相次いだという。
「私自身が学園本部に支出を掛け合ったこともある」と末永学長は話す。
青森大学は昨年度、90%以上の就職率を記録し、薬学部の国家試験合格率も高いという。末永学長は「教員の
努力で教育水準を高く保ってきたが、限界がある。学園の見栄のためのスポーツに、大学教育を犠牲にはできない」と、
声明をまとめた理由を語った。
末永学長は青森大の救済には「大学の会計を学園から切り分けるしかない」とし、木村理事長の退陣を求めている。(長野剛)
asahi.com
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