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公益財団法人 国家基本問題研究所
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農協の圧力はねつけTPPに参加せよ
国基研理事・政治評論家 屋山太郎
環太平洋経済連携協定(TPP)に参加しないよう与野党の政治家に圧力をかけてい
るのは農協中央会だ。日本の貿易依存度(輸出入額を国内総生産=GDP=で割ったも
の)は 30%程度で、ドイツの 72%に比べて極端に低い。自由貿易協定(FTA)を結
んだ国だけをとると、日本の貿易依存度は 16%に下がる。日本とマレーシアはFTA
を結んでいるが、日本が農産品で譲らなかったため、マレーシアも高い自動車関税を残
した。両国ともTPPに加入するとなると、このFTAはちゃらになる。自動車と農産
品の関税をほぼゼロにしなければ、そもそもTPPは意味がないからだ。マレーシアが
TPP参加に踏み切ったのは、TPPをテコに国内の法制度、特にサービス分野の規制
緩和、ないし自由化を図りたいからだといわれている。日本の貿易依存度が低いのは、
いつも農業に足を引っ張られて工業製品への関税撤廃を勝ち取れないからだ。