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北朝鮮による拉致被害者の有本恵子さんの安否をめぐるジャーナリスト田原総一朗氏(77)の
発言で、両親が「虚偽の発言で感情を害された」として1千万円の慰謝料を求めた訴訟の判決が
4日午後、神戸地裁であった。
長井浩一裁判長は「合理的根拠がない発言であり、娘が生きて帰ってきてほしいと願う家族の
心情を否定した」と指摘し、両親に計100万円を支払うよう命じた。
判決後、田原氏は所属事務所を通じ、改めて有本さんの両親に謝罪したうえで「(判決には)納得できない」
として控訴する方針を明らかにした。
判決によると、田原氏は2009年4月のテレビ朝日の討論番組「朝まで生テレビ!」で、
拉致被害者について「外務省も生きていないことは分かっているわけ」と発言。
翌5月の同じ番組で謝罪したが、有本さんの父明弘さん(83)と母嘉代子さん(85)=神戸市=
が09年7月に提訴した。
発言は外務省幹部への取材結果を踏まえた見解・意見の表明とする田原氏は今年6月に出廷。
取材の際、幹部に「北朝鮮は有本さんらが死亡しているとの前提でしか交渉に応じない」と
言ったところ、幹部が反論しなかったことから(生存を)諦めていると受け取ったと述べ、
発言は虚偽ではなく憲法で保障された表現の自由の範囲内との見解を示していた。
[朝日新聞]2011年11月4日14時57分
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