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イノシシやシカなど野生動物の放射性物質汚染が広がる中、ハンターたちが揺れている。
有害鳥獣の捕獲は農作物被害を食い止める目的があり、自治体も補助金を出すなど力を入れている。
それだけに、猟を控える動きが加速すれば、今後、イノシシなどによる農作物被害が拡大することも懸念
される。
朝焼けがまぶしい午前6時50分、1台の四輪駆動車が山へ向かった。宇都宮市の上河内地区猟友会の
篠原甫さん(75)が、イノシシを捕るわなを見回っているのだ。舗装されていない山道を走り、あとは獣道を
分け入って歩く。30個ほどのわなを確認し終えると正午過ぎになっていた。車の走行距離は約30キロ。
「このガソリン代も全部自腹だ…」。篠原さんはため息交じりにそう漏らした。
篠原さんは狩猟歴50年を超えるベテランハンター。イノシシ猟は5、6年前から始めた。イノシシ被害に
悩む農家などの依頼を受けて、わなを仕掛ける。以前、自宅の庭にイノシシが出たという女性は「見回りに
来てくれるだけで安心できる」と話した。
だが、篠原さんはイノシシ猟を続けることを躊躇(ちゅうちょ)している。イノシシ用のわなは1個7500円。
市と農協から出る補助金は1頭ごとに6千円。捕獲できても1500円の赤字だ。車のガソリン代も考えると、
猟をすればするほど自己負担額がかさむことになる。この猟友会には昨年、イノシシ用のわなの免許を持つ
会員が10人以上いた。今年は6人に減ってしまった。
※続きます。
産経msnニュース 2011.11.3 14:37
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
▽有害鳥獣駆除のため、イノシシ3頭を捕獲した篠原甫さん(画像)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)