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携帯電話大手3社の2011年9月中間連結決算が2日、出そろった。3社とも、
スマートフォン販売が好調で、今期中は好業績を維持する見通しだ。
ただ、KDDI(au)とソフトバンクモバイルで併売となった米アップルの
「iPhone(アイフォーン)4S」をきっかけに顧客獲得の値引き競争が激化
するなど、各社とも課題を抱えている。
NTTドコモが2日に発表した9月中間の連結営業利益は、昨年度に端末修理の
補償制度の変更で約550億円の利益の押し上げ効果があった反動で減益となった
ものの、スマートフォンの拡大で通信料収入が増える「実質増益」だった。
山田隆持社長は2日の記者会見で、当初、600万台と予想していた今年度の
スマートフォンの販売台数を「850万台に上方修正する」と強気の姿勢を示し、
12年3月期の売上高と営業利益の予想を上方修正した。
年間のスマートフォン販売台数を400万台とみていたKDDIも「500万台
を確実に超える。アイフォーンが期待以上。(どこまで伸びるか)わからない」
(田中孝司社長)と自信を見せた。アイフォーンが好調なソフトバンクも、
端末1台あたりのデータ通信料が順調に増え、売上高と営業利益が過去最高を更新
した。営業利益は初めてKDDIを抜いた。
一方、ドコモは、KDDIとソフトバンクのアイフォーン4Sが発売された
10月14日以降、他社への利用者流出が通常の約1・2倍に拡大した。
▽読売新聞
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