11/11/05 17:45:39.87 VeMXhrBh0
>>369
■
自然核種であるカリウム40は成人(体重60kg)の体内には約4000Bq(67Bq/kg)が含まれていますが、それ以上増えも減りもしません。
セシウムの様な人工核種が問題なのは摂取量に応じて平衡量が増加する、つまり上限がないことです。
■
同じ5000ベクレルでも自然核種であるカリウムは代謝されて一定以上蓄積しないようになっている。
それと分布も全身に薄く分布するので、局所的に強い内部被曝にならない。
こういうカリウム代謝が出来る生物だけが生き残っている。適応していると言うこと。
セシウムの場合はカリウムとよく似た代謝経路と分布をとるがやはり少し違う。まず代謝がカリウムに比べると
完全ではなく、すこしづつではあるが蓄積がある。分布も良く似ているが、今わかっているだけでも
心臓、膀胱などには害があるそうだ。
児玉教授によればたった6ベクレル/lの尿が検出された人での膀胱手術で摘出された組織を
みると前がん状態が高率でみつかったそうだ。 カリウムに良く似た動きをするセシウムですら人間
は適応できない。数十年前に出てきた放射物質には適応できない。当たり前ですね。
自然界での放射性物質の存在の仕方も自然核種と人口核種とでは違う。
炭素14にしろ、カリウム40にしろ自然界での存在の仕方は風化に長年晒されてほとんど分子レベルで
存在している。それに対して人口核種は核実験や、今回のような原発事故での放出が主なので、
数μ以下の粉塵と言うレベルで存在し、体内に入る事も多い。これは分子レベルで存在する自然核種とは
違う密度で一箇所での高被曝を受ける事になる。これも自然核種から受ける内部被曝とは違う
人口核種からの内部被曝リスクになると思われる。