11/10/31 08:35:18.84 0
★幻の「松花部隊」 資料を発見
満州事変から80年を迎えたことし、旧満州=現在の中国東北部で、終戦間際に関東軍が
民間人の保護に当たらせるために現地で召集した部隊に関する資料が新潟県で初めて
見つかり、専門家は「弱者が弱者を守った当時の状況を示す貴重な資料だ」と話しています。
見つかったのは、関東軍が編成した「松花部隊」と呼ばれる部隊に関する資料です。日本から
開拓団として送り込まれた移住者が民間人を保護するため、終戦間際に関東軍に召集され、
松花部隊が編成されたことは知られていますが、実態はほとんど分からず、幻の部隊と
呼ばれていました。
資料は、開拓団を送り出した新潟県と国が昭和20年代に部隊に所属した人から聞き取り調査
したもので、新潟県庁に保管されていました。この中では、召集がソ連が参戦した昭和20年
8月9日から始まったことや、開拓団を中心に学校の教員や役場の職員などおよそ3000人が
集められたこと、それに、戦闘を説明した図や、戦いに不慣れな部隊が次第に後退を強いられて
いった様子が詳しく記されています。
資料によりますと、「松花部隊」は、その後、武装解除され、ほとんどの人がシベリアに抑留された
ということです。旧満州の歴史に詳しい「国文学研究資料館」の加藤聖文助教は「関東軍の
『根こそぎ動員』の実態を裏付けるもので弱者が弱者を守った当時の状況を示す貴重な資料だ」と
話しています。
▽ソース:NHK 10月31日 6時14分
URLリンク(www3.nhk.or.jp)