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[シネマトゥデイ映画ニュース] 30日、作家・見沢知廉(みさわちれん)の生涯に迫った
ドキュメンタリー映画『天皇ごっこ 見沢知廉・たった一人の革命』の公開を記念した
トークイベントが、新宿K's cinemaで行われ、ジャーナリストの田原総一朗と、大浦信行監督が出席。
田原は「(見沢には)ラディカルに生きたことの悲劇・滑稽さ・うらやましさがある」と激動の
人生を送った見沢を表現した。(中略)
そして「僕は若いころは左翼、反国家的だった。世界で最も豊かで恵まれているのはソ連だと
思っていた。でもドキュメンタリーの仕事でモスクワに行ったとき、当時のソ連の現実を見て
ショックを受けたんです。社会の格差はすごく、言論の自由はなかった。でもその事実を
(完全左翼化していたメディアで)言えなかった。そこから僕は、偉いやつはみんなやっつけて
やろうっていうアナーキストになったんです」と自身を振り返る。
さらに「元総理の海部(俊樹)、宮沢(喜一)、橋本(龍太郎)をサンデープロジェクトで
やり込めて失脚させた時、こんなことやってていいのかなって思って、今日までさまよっているんです。
だからラディカルに生きた見沢の生き方を悲劇的でもあるが、うらやましさを感じている」と心情を吐露する。
数々の財界人、著名人と交流のある田原の話は尽きず、脱線することもしばしば。「戦後の
日本の作家で、三島由紀夫は別格。最高の作家だった」と語り、三島のコンプレックスや割腹自殺への
動機などに田原なりの解釈を加える。また、大浦監督が顔の見えやすい左翼活動家の方が映画の題材に
しやすいと述べると「今の日本で典型的左翼はナベツネ(読売グループ本社代表取締役会長・渡邉恒雄)と
堤清二(元セゾングループ代表)ぐらいじゃないかな。彼らは面白いと思いますよ」と次回作の映画題材を提供。
さらに「以前はナベツネさんと仲が良かったんだけど、今はライブドアの堀江(貴文)の件があったので
疎遠になってるんだよね」と冗談っぽく語るなどトークはさえ渡った。(後略、詳細はソースで)
ソース:URLリンク(www.cinematoday.jp)