11/11/03 20:06:04.34 UdFoUa+E0
>>770 >>ダメリカ潰れろ
1944年7月第二次世界大戦末期、連合国通貨金融会議(45ヵ国参加)が
アメリカ合衆国のニューハンプシャー州ブレトン・ウッズで開かれて、戦後世界の
国際経済政策が話し合われた。
この会議によって出来た戦後世界の経済体制をブレトン・ウッズ体制と言う。
大きい意味でそれは基軸通貨を米ドルとするアメリカ一極支配体制であり、
今まだそれは続いているが、もう完全に賞味期限が切れており、次なる体制へ
移行しなければならない状況に今世界はある。
ブレトン・ウッズ体制は当初38米ドルが金1オンスとする金本位制であった。
しかし、アメリカ大統領ニクソンは1971年8月15日、突如米ドルの金兌換を
停止し、それまでの固定相場制を変動相場制に移行すると発表した。(ドルショック)
この時点で、米ドルは基軸通貨としての地位を失ったはずなのだが、世界経済は
米ドルの基軸通貨としての地位をそのままにした。
このドルショックの後、金兌換の無いはずの米ドルが基軸通貨のままである事を
良いことに、アメリカ政府は財政赤字のため米国債を発行し続け、FRBは貿易
赤字の為に止めどもなく青い紙(米ドル)を印刷し続けた。
今世界には過去に発行した米国債と米ドルがあふれており、一説では100兆ドルを
超えたと言われている。
今年の7月、アメリカ議会では止めどもなくアメリカ政府が米国債を発行することを
禁止する法案が野党共和党のティーパーティー派(モンロー主義)によって提出された。
この法案が通ってしまうとアメリカ政府は国債を発行することが出来ず、過去に発行した
米国債の償還が不能となって国家デフォルトしてしまうと言われた。
どうにか7月の危機を乗り切ったようだが、根本問題であるアメリカの財政赤字と
貿易赤字問題は解決しておらず、遅かれ早かれアメリカが国家デフォルトになる危険性は
残されている。・・・つづく