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★ヨウ素剤服用指示に遅れ 災害対策本部、900人に助言届かず
福島第1原発事故で、原子力安全委員会が住民の甲状腺被ばくを低減する安定ヨウ素剤の
服用基準を3月13日に政府の原子力災害対策本部に示したが、同本部から自治体への
指示は3日後の同16日に遅れた可能性があることが26日、分かった。
この基準で服用が必要だった住民は少なくとも900人に上るが、政府は服用の有無に
ついて把握していない。3月12~15日に原子炉建屋の爆発などが相次いで起きており、
13日に自治体に指示していれば、被ばくを抑えられた可能性がある。
一方、対策本部の経済産業省原子力安全・保安院は、13日に安全委から基準は示されて
いないと反論している。
安全委によると、3月13日、原子力災害対策本部に対しヨウ素剤の服用指示を2、3回に
わたり促した。対策本部から安全委に同日、自治体への指示案がファクスで届き、服用
基準を書き加えて返送した。人体への放射性物質付着を検査し、1万cpm(1分当たりの
放射線測定値)以上の場合は服用すると記した。
保安院は「紙自体が確認できない」と受け取ったことを否定。実際の服用指示は、原発から
半径20キロ圏内の避難がほぼ終わった16日だった。
福島県によると、これまで検査した約23万人のうち、1万3千cpm以上は約900人。保安院は、
原発周辺自治体でのヨウ素剤配布や服用の実態をつかんでいない。
▽ソース:中国新聞 '11/10/26
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