11/10/27 15:26:23.62 cRhedhuR0
TPPは農業だけの問題じゃないが諸外国の農業事情伝えないで大規模化、集約、企業化をすれば問題ないとか確信犯すぎる。
他の先進国は今の日本からみると明らかに過剰な補助金漬けですよ。
2003年~2006年の平均値。単位ドル
現金粗収益 政府支払い 農業所得 依存率
イリノイ州 204,069 25,898 73,131 35.4%
カンザス州 166,976 22,288 42,822 52.0%
アーカンソー州 394,012 65,398 99,131 66.1%
イリノイ州は全米2位のトウモロコシ生産州
カンザス州は小麦の全米第1位の生産州
アーカンソー州は米の全米第1位の生産州
農業所得=(現金粗収益+政府支払い)-(農業経営費+自給分)
依存率=政府支払い/農業所得×100%
このようにアメリカでは約半分は補助金。
フランスでは7割~8割。
jA共済総合研究所調査で日本は1割強程度。(農水省予算の半分は土木費用)
アメリカの米の価格決定システムを日本の米の価格を例えに見ると。
生産費を保証する目標価格18,000円/60kg (60kg=1俵)で国際価格4000円で輸出または国内販売すると、
生産者が商品金融公社に米1俵を質入れして12,000円借り入れることができます。(ローンレート)
この時ローンレートと国際価格との差額8,000円は返済免除。
その上、政府の固定支払いが2.000円。
それでも目標価格に達しない4.000円は政府が不足支払いします。
こうした輸出価格との格差14,000円は、3段階の手段で全額政府が保証しているという事。
大規模集約企業化のお手本、アメリカでさえ莫大な補助金がなければ経営自体なりたたないのが現実。
これは食糧を自国で賄うといった、国としての当たり前の概念でありヨーロッパも同様。