11/10/25 02:38:57.14 AWKFwhAQO
●TPPの背景には、米国の「アジア市場に足がかりを作り、低迷する米国経済を立て直そう」
という思惑がある。
●TPPの成功は、オバマ政権にとって至上命題。アジア太平洋向けの新たな輸出が、米国雇用
を増加し、オバマ大統領の再選への起爆剤となる。
●米国が特に期待しているのは、日本マーケットの中のサービス産業(金融・通信・メディア等)部門。
米国のサービス産業は、GDP比78%で、民間雇用の80%を占める。
●国際ルールを無視する横暴な中国経済に対抗し、米国を中心とする貿易グループに身を寄せる
リムランド諸国との思惑が一致している。
●日本が参加した場合、TPP参加国内のGDPの比率は、その90%が米国と日本となる。
つまり、完全な日米の主導権争いとなる。
●TPPの24の作業部会の内、農業部門は1/24に過ぎない。日本の農作物は既に60%
を海外に依存しており、関税が高いのは「米」を代表とする一部の作物のみ。
農業団体が自由貿易促進の抵抗勢力となっているというのは、作られた虚像である。
●「韓国に乗り遅れるな」というスローガンは全く相互の産業構造を理解していない。
韓国はGDPの海外貿易依存率90%以上、日本は30%台。